高専交戦-モブだった俺が高専界隈最強になるまで- 作:留年生リズ
なんやかんやあったが、教室にたどり着くことができた。
うちの学校は1年の時だけ学科混合らしい。なんでも学生同士の親睦を深めるためだそうだ。
俺の席はどこだ…….え
人人人人人人人人人人
< 例の美人が同じクラス >
YYYYYYYYYYYYYYY
かなりクラスがざわついている。そりゃそうだ、例の美人が同じクラスにいるのだから。
幸い隣の席ではなさそうだ。隣の席だったら他の男子に後ろから滅多刺しにされるところだった。
席に着く。机の上にはいくつか書類が置いてあった。俺はすぐさまバトル制度関係の書類を探した。
「あった !」
思わず声が出た。後ろの席の女子が怪訝そうな顔でこちらを見た。
「バトル制度のこと?」
『ああ、ははは、そうだね。噂には聞いたことがあるけど、まさか本当に存在したとは』
「いや私初耳なんだけど。アンタも初耳って顔してたよねえ?」
『なぜそれを !?』
「気づかなかった?入学式の時、隣に座ってたんだけど」
「いや全然….。バトル制度のことが気になりすぎて隣にいたやつのこととか何も考えられなかったし」
「全員、席についたな?」
おっと、先生が来たようだ。このクラスの担任かな?
*
クラスホームルームも終わった。クラス担任は佐藤と名乗っていた。1年と3年の数学を教えるらしい。佐藤先生はバトル制度について、配布した資料をよく読むこと、まあ、頑張れとしか言わなかった。引っかかるところはあるが、今日のミッションはこれでコンプリートかな。
「言ってなかったね。アタシ、アンタと同じ機械科だから」
『え、そうなの!?』
「山口リイサ。よろしく」
『よ、よろしく….』
え、これは話せる人一人目獲得では!?よかった、詰みにならないで済んだ….
「タロウ?教科書買いに行くわよ!」
『待ってよお母さん!』
どうやらお母さんはさっさと必要なものを買って帰りたいらしい。元々人の多い場所が苦手なのだ、仕方ないが付き合ってやろう。
そう思って教室を出たその時。
ガシャーン!!
「おい、どこ見てんだよ!!」
「ひいっすみませんすみません!!!」
「すみませんで済んだら警察なんていらないんだよ!!なんだ、それともお前バトルの手練れなんか!?」
「そんなわけ!!」
誰かが先輩に絡まれている!?しかも絡まれてる方、同じ中学だった佐々木じゃねーか!
「一年生だよなあ?いい機会だ、バトルでこの学校とはなんたるかを教えてやる!」
「そんな、いきなりデュオバトルなんて!」
「どっちみちバトルからは逃れられない!せいぜいコンビ相手を見つけるんだなあ!」
なんていう先輩だ。他の人たちがすっかり萎縮してしまっている。その場に居合わせていた佐藤先生はというと、やれやれと言った様子で目元を手で覆っている。
くそ!!俺はどうしても佐々木を放っておけない!!
『だったら俺がなってやるよ、コンビとやらに!』
「模部くん!?」
「へっ、いい度胸だな。だったら場所を変えて、バトルだ!」
次からバトル要素でます。
山口さんはタロウと同じ機械科です。
佐藤先生はいきなりタメ口で席に着いたかとか言ってきましたが、学生に敬語とかめんどくさいと思ってるだけで、現実の高専の先生はちゃんと敬語で話してくれます。