高専交戦-モブだった俺が高専界隈最強になるまで-   作:留年生リズ

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第二十話「初戦の相手はまさかの......!?」

「準備はいい?」

『いつでも行けます!』

「......いつも通りやるだけよ」

 

そう言って馬場先輩は行ってしまった。バトルジャンキーの登場で闘技場は沸き立っている。

今はソロ戦の前、オリンピックでよく見る選手入場をやっている。

 

[最後はこいつだ!彗星の如く現れたダイヤの原石!!

 

模部タロウ!!!!]

 

会場が一層沸き立った。人気者になったみたいだ。いやすでに注目は浴びているが。

 

「1年が一番沸いてるじゃねえか」

「当たり前じゃないですか。かの有名な彼ですよ」

 

馬場先輩と知らない先輩がヒソヒソと話している。あれが吉田先輩の言ってた強い5年?

見えない圧をかけられながら俺は馬場先輩の隣に立った。

 

 

クラスマッチ公式バトルは12人参加、トーナメント形式で行われる。

俺の初戦の相手は誰だろう、そう思って、トーナメント表を見に行ったら......

 

『え!?』

「この人、パワーが段違いだって風の噂で聞いたことがある。......タロウ君?」

 

5年生だと!?斉藤先輩が言ってた、あのすごい固有特性持ちじゃないだろうな!?

まじか......すぐぶっ飛ばされる未来しか見えない......

すぐ次に迫ってるらしいので俺は佐々木に引っ張られながら待機スペースへ向かった。

 

「タロウ君なら大丈夫だよ!馬場先輩もあの人なら勝てるって言ってたし!」

『馬場先輩の話だろ.....?俺が勝てるわけないって......』

「あ、ほら、タロウ君呼ばれたよ!胸はって!」

『お、おお......』

 

[相手はこいつだ!!丸々高専期待の一年!!

 

模部タロウ!!!!]

 

ついに初戦が始まる。

 

 

盛大なカウントダウンと共に、試合が始まった。と同時に、相手から右ストレートが繰り出された。

......右アッパー?

 

「うるぁああああっ!!!!」

 

これはくらったら大ダメージだろうが、かわしていく。拳は案外デカかった。

右からのパンチを交わすのは小林先輩との特訓で慣れている。

 

[なんとぉ!松林寺ケンの右ストレートが交わされたぁ!?!?]

「やるな、一年......」

『俺に当てたきゃ、左でも使うんだな!』

 

煽りが効いたようだ。相手......松林寺先輩は左ストレートを繰り出そうとする。そうはさせない!

俺は素早く先輩の懐に潜り込み、右アッパーをお見舞いしてやった。

 

「うぐっ!?」

『これでも食らえ!』

[前回王者松林寺ケン、絶体絶命のピンチだ〜〜!!]

 

俺は先輩の腹に一発かましてやった。こうかはばつぐんだったらしく、数刻よろけながら倒れていった。

 

[1!2!3!4!5!6!7!8!9!10!!

 

前回王者に勝ったのは......模部タロウだ〜〜!!!!]

 

やった!初戦突破だ!!

場内に歓声が響きわたる。そうか。バトルってこんなに楽しかったんだ!

次の試合の準備があるとかで、速やかにフィールドを出てくださいと言われたので待機スペースへ向かった。

 

「すごかったよタロウ君!!」

『ありがとう佐々木。でもハラハラしたぜ。こんなのがあと数試合はあるんだろ?』

「気は抜けないわよ。いい試合だったわ、お互い頑張りましょう」

 

よーし、次の試合も頑張るぞ!俺は気を引き締めた。

 

 

 




馬場先輩は1年かけて固有特性を習得したので、クラスマッチ戦には出てません。
タロウが強すぎるので秒で終わってしまいましたが、各試合5分で回ってます。
松林寺先輩は機会があったらまた出します。噂の5年ではありません。
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