高専交戦-モブだった俺が高専界隈最強になるまで-   作:留年生リズ

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かぎかっこの前に名前を表示させようか迷ってるマン


第五話「始業日の受難(2)」

『失礼します』

俺と佐々木が中に入ると、すでに昨日の先輩ふたりが立っていた。

「私が何のためにお前たち四人を呼び出したか、わかっているな?」

「はい、昨日のことですよね?」

「そうだ。

模部と佐々木は知らないだろうが、ここにいる吉田と斉藤は、去年私が担任を受け持った奴らで、2年の中ではバトル最強ペアと言われている」

なんだそりゃ。バトルに最強もクソもあったもんじゃないだろ。

『先輩が俺たちに負けた話はどこから?』

「元々、アイツらの悪ふざけで学校に行かされたんだ。新入生に分からせてやれって。それさえなけりゃ俺はあの日一日中エペ三昧だったのに……クソっ!」

「吉田があいつらに言ったんだよ。早く帰りたいからさっさと勝ってくるって。だのに……」

『心中お察しできない……』

「こうなった責任はお前たちにある。分かっているな?」

「はい。俺たちで鎮静化します」

「あの、先生、さっきから外が騒がしいんですけど……」

確かに騒がしいな。そう思って外を見たら、部屋の外から大勢の人間が中を覗いていた。多分2年生だろう。

「あいつら、こんなところまで……」

「ここは俺たちに任せてください。おい!見せもんじゃねえぞ!帰れ!」

フィールドが展開されていく。まさか、ここでやる気!?

「おい、ここでやるなと何度も言っただろう!ったく、聞き分けのなっていない奴らだ!フィールドオン!」

先生がなにかの機会を作動させながら部屋を後にした。え、まさか先生も加わるつもり!?

「吉田!お前、新入生に負けて恥ずかしくないのか!」

「俺だって恥ずかしいよ!」

「へあっ!」

「うわぁ!」

先生は柔道と同じような動きで襲いかかってきた先輩を無力化している。

一切の無駄がない。俺たちはただ見ているしか出来なかった。

その時、急にフィールドが消え、斉藤先輩が右アッパーをくらった。

誰が何をしたんだ!?

「やけに騒がしいと思えば、何をやっているんだね!」

学生主事だ!怒るとおっかなさそうだな…

「先生!全部俺たちの責任です!」

「「すみませんでした!」」

吉田先輩と斉藤先輩は即座に謝罪していたが、他の人たちは謝るそぶりを見せない。

こんなことを言う資格はないかもしれないが、謝る義務は発生しているんじゃないのか。

「おい、小林も謝罪しろよ!」

「すみませんでした…」

小林と呼ばれた人が渋々謝り、他の人たちもそれに続くように頭を下げていた。小林という人はさっき斉藤先輩に右アッパーをくらわせた人だ。

「ここにいるものは全員、今日中に反省文3枚を書いて私のもとへ提出するように」

それだけいって学生主事の人は去っていった。俺はなんだか先輩たちに申し訳ないと思った。

 




フィールドを発生させたり勝手に消したりするにはある装置がいるのですがそれについては全く設定を考えていないのでおいおい紹介します。
学生主事が使っていたフィールドを消す装置は、お偉いさんしか持っていないやつです。
右アッパー小林は情報科の2年生です。  
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