エメトセルク先生と透き通った青春   作:無名の古代人

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第1章と第2章の橋として、書きました。
オリジナル設定もありますが、どうかご容赦を。


幕間 星渡りの旅人

それぞれの星における結果を、以下、

識別番号順にお伝えします。

 

1番目(エーナ)……文明形成の痕跡あり。

住居と思しき建造物はあるものの、現存する生命はなし。

 

2番目(ディオ)……大破した建造物の残骸が点在。

地表は氷に覆われ、生命は検知できず。

 

3番目(トゥリア)……都市と呼べる住居集合体が現存。

知的「生命」は存在しないが、かつてそうであったとする思念体が残留している。

 

4番目(テーセラ)……こちらも住居と思しき建造物あり、現存生命はなし。

疫病ないし汚染が死滅の原因と推定される……。

 

8番目(オクト)……全土で大規模な戦闘中。

住民との接触を果たすが、彼らは間もなく破壊兵器により全滅。

 

9番目(エンネア)……一面の砂漠、植物に類する生命も発見できず。

砂の中に、比較的アーテリスの人に近い形状の骨が多数存在。知的生命であったかは判断不能……。

 

15番目(デカペンテ)……特定の個体を神子と呼称し、文化の中核としていた。しかし、その神子の暴動によって全滅。私にそれを語った神子本人も、問いを提示したところ、回答と称して自害……知的生命消失。

 

報告漏れを確認。

識別番号不明……高度な文明を確認。自然を模った形で顕現する「名もなき神」を崇拝する一派を確認するも、文明ごと淘汰。この星については、報告寸前の調査であったため詳細を確認できず。

 

 

私は、わたしとワタシ、私たちは……

ヘルメスが望んでいたような、優しい答えを見つけられなかった……。

私が見たのは、絶望だけ……

 

だけど、あの人は私に見せてくれた。

命の意味、生きる理由はたったひとつの答えがあるわけじゃないって。

 

だから、多くの姉妹が消えちゃったけど。

残った私たちは、届けなくちゃ。

悲しみに荒れた大地に……いつかまた、命が巡って芽吹くよう……。

あなたの命には、生きることには意味があるんだって。

 

だから、ここで出会うあなたへ。

私はあなたの音を聞き、想いを感じ、考えを知りたいのです。

 

そしてもし、あなたが絶望に打ちひしがれているならば……

あなたが希望の翼に乗って、天高くへ舞い上がれるように……

私はあなたへ伝えます。

 

遠くの場所で、一人になっても信じて進んだ、ある人の話を。

その人を信じ、共に戦った人たちの話を。

アーテリスにいた、たくさんの人のあふれるくらい、強い想いを。

 

だからどうか。

この透き通った青い世界(キヴォトス)に響かせる唄を聞いて、あなたもまた謳ってくれませんか。

 

絶望を払う、希望の唄を。

 




この小説を書くと決めた時点で、どうしても出したいキャラでした。
彼女の存在がきっと。
より良きハッピーエンドへと続く道標となる、と信じています。

今後の展開について(絆エピソードや番外編は書きます。アビドス編後の流れについて聞きたいです)花のパヴァーヌ(花)、エデン条約(エ)、カルバノグの兎(兎)

  • 原作通り(パ1→エ→パ2→兎→パ2)
  • 変則(エ→パ1,2→兎)
  • その他(コメントでお願いします)
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