ということで毎度の如く見切り発車で書き始めてしまいました。
これは魔王討伐した勇者カズマが、もう一度魔王城を目指す後日譚を描くファンタジー。
――あの素晴らしき世界に帰るため――
「『エクスプロージョン』――――ッッ!」
今のは……夢、か?
俺の記憶は爆裂魔法を詠唱し、魔法を解き放ったその瞬間で途切れていた。
夢のように断片的で、曖昧で、フワフワして、なんだか心許ない記憶。
しかし徐々に記憶が復元されていく。
変な夢を見ているような、そんな不思議な感覚だった。
俺らしくもなく、魔王と一騎打ちをする夢だ。
必死になって土壇場で爆裂魔法まで習得して、それでダンジョンを崩して魔王の墓にしてやった……そんな妙に鮮明でリアルな夢。
しかし不可思議な感覚も誰かの呼び声で終わる。
「……カ……さん……サト……ズマさん……サトウカズマさん……ようやくお気づきになりましたか? 勇者、佐藤和真さん」
俺はいつの間にか気を失っていたらしく、横になっていることに気づく。
女神様のような鈴の音が俺を呼んでおり、気怠い瞼をゆっくりと開ける。
するとそこにはエリス様が俺の顔をのぞき込むようにしていた。
状況が未だ理解できない俺は。
「エリス……様? 俺、どうなって……」
「どうやら記憶が朧気みたいですね。ご自身の死因について、断片的でもいいので思い出せませんか?」
「うーん……なんつーか、笑わないで聞いてくださいよ? 俺、魔王を爆裂魔法で倒して……っていや、今のやっぱなしなし! 仲間のために自分の命を犠牲にしてだなんて、俺は主人公かって!」
「そうですね。あのカズマさんはちょっぴりかっこよかったですよ?」
「どんな死に方したか教えてもらおうと思ったけど、やっぱ情けない感じで死んでそうなんで聞くのやめときま――って今なんて?」
「カズマさん、貴方は勇敢にもダンジョンで魔王と一騎打ちに挑み、相打ちという形で魔王を討伐したんです」
そこじゃない!
俺の耳は確かに「カズマさん、とってもかっこいい! 結婚して!」って聞こえたぞ!
もちろんその問いに対する応えは決まっているが、ここでがっついて幻滅されるのは勘弁だ。
空気を読める男は話の流れを乱さない。
「魔王討伐……俺が? マジで言ってます?」
「マジです。未だかつてないほどの偉業で、未だに信じられませんが、カズマさんは魔王を討伐したのです」
俺が魔王討伐した……
夢のようなふわふわした感覚だが、がむしゃらに魔王と戦ったときの記憶がある。
夢とは思えないほど鮮明に。
しかし夢より夢らしい――それこそ馬鹿馬鹿しくて鼻でフッって笑ってしまっちまう、面白おかしいお伽噺みたいだ。
本当に笑っちまう。
だってよ、この夢だって思ってた記憶が現実なら、今回だって家出したアクアを追いかけたついでに、何故か魔王討伐だぜ?
マジ意味不明だって。
「思い出せましたか?」
「ああ、まあ、俺がやったなんて信じられないけどな」
「思い出せたのですね? よかった、あんな悲惨な、死体すら残らない死に方だったので記憶が脳みそごと蒸発……じゃなくてこぼれ落ち……ええっと、頭がパーになっていなくてよかったです」
「うおぉい、現世の俺は一体どんな無残な姿になってんだ!?」
「…………聞きたいですか?」
「……遠慮しておきます」
エリス様からそっと差し出されたエチケット袋を見て、そして、俺は考えることをやめた。
無言の時間が続く。
いつもならこの辺りでアクアが蘇生魔法の準備が整ったから戻ってこいって呼び出されるはずなんだけどな。
今日は嫌にそれまでに時間がかかる。
そんな中、エリス様がこう話を切り出した。
「カズマさん。あの、ですね、言いにくい話があります」
「なら言わなくてもいいですよ。ぼちぼちアクアがリザレクションしてくれますし、また今度にでも……」
「それが、その、できないんですよ……蘇生」
唖然として、再び長い無言がやってくる。
「できない」の言葉の意味を考え、嫌な予感が心臓の鼓動を速める。
しかし先ほどより早くエリス様が話を切り出した。
「カズマさん、一般的な蘇生魔法には復活させるための素体……つまり体が必要なことは知っていますよね」
「うん、そうだな」
「そしてアクア先輩の蘇生魔法であっても、肉体の一部が必要です、ので……」
「あー……そっか……。俺の体が残ってたとしても、崩れたダンジョンの奥底だしな」
エリス様の悲壮に満ちた顔。
そんな顔しなくていいのに……なんて言おうとしたが、なんとなくやるせなさというか、いざ帰れなくなるってなると無力感がある。
……ああ、俺はこの碌でもない世界が好きだったんだな。
冬将軍に殺され、魔王軍幹部に殺され……高い幸運値が取り柄なのに片手じゃ数え切れないほどの不幸ばかりだった。
どうしようもない理不尽に満ちあふれた世界なのに、どうしてだろう。
生き返れないのがこんなにもツラいことだなんて思いもしなかった。
アクア、めぐみん、ダクネス……あいつらの思い出が、余計そんな思いを抱かせる。
ふと目を離すと借金取りを引き連れて帰ってくる疫病女神、爆裂魔法のこととなると周りの迷惑を考えずに爆裂する狂魔法使い、攻撃が全く当たらない上にモンスターの群れに突っ込んでいく性騎士……
どうしよう、何か帰らなくてもいい気がしてきた。
俺らしくもなく感傷に耽ってしまったが、ここで一つアクアの言葉を思い出す。
「……そう言えば転生するときにアクアが『魔王を倒したら、どんな願いでも一つだけ叶える』言ってたんですけど。今の今まですっかり忘れてたけど、それを使えば……」
「あ、それ、アクア先輩の出任せです」
「……俺、魔王討伐シタ。駄女神、天界ニ帰ッテクル。俺、アイツ、殴る」
「ああっカズマさんカタコトになるのはやめてください! ここ天界ですし、ガチ泣きしてる先輩に酷いことしないでください!」
「止めないでくださいエリス様! あの邪神より邪神してる詐欺師に説教してやらないと!」
「それ、説教するときの構えじゃないですよね!?」
俺は思わず拳を高らかにあげて、座っていた椅子から立ち上がる。
一応言っておくがアイツは一回痛い目を見ないと学ばない。
というか痛い目を見ても学ばないことがしょっちゅうある。
だからこの構えは対アクア専用の説教の構えで間違えない。
しかし、エリス様が泣きそうな顔でやめてくださいと懇願するのでぶん殴るのはアクアと二人きりになったときにしておこう。
そう心の中で誓った。
「えっと、じゃあ俺、マジで生き返れないの? 困るんだが、一回アイツに愛のこもった鉄槌を落とさないと成仏できねえよ」
「えっと、い、一応ですがカズマさんが帰る方法はあったんです」
「うん? 『あった』って一体どういうこった?」
「本来、私が貴方にかける言葉はこうでした。『佐藤和真さん。魔王を倒して死んだ貴方には通常の死後の選択肢とは、別のものを用意するようにとの言伝を承ってます。一つ目は、天国でのんびりと暮らすというものです。ご存じかと思いますが、まあ、平和なところです』」
エリス様が提示した一つ目の選択肢。
天国っていうのはアクアから聞いた感じだと、肉体がないせいでセクハラもエッチも何もない、日向ぼっこして世間話するしかない、それが天国。
……そう考えるとサキュバスのお姉さんたちがいるこの世界の方が好きだ。
「『二つ目は体を得て日本へ帰る。この際には、一生をかけても使い切れないだけのお金を差し上げます。そして、あなたの理想とする配偶者と』……まあ、このあたりは面倒くさいんで省略しちゃいますね」
「いや待って! その理想の配偶者うんちゃらの話をもっと詳しく!」
いや、興味本位なんだけどな?
だって異世界の俺の財産は魔王討伐の報酬でとんでもない額になるだろうし、あの屋敷で四人で過ごす生活が気に入ってるんだ。
そういうわけで俺は日本に帰る気なんてさらさらないが、ちょっと詳しく!
「『そして三つ目。体を得て、この世界に、手のかかる仲間に苦労して、借金を背負ったり逮捕されたり、そんな酷い目に遭ったこの世界に、もう一度降り立つか』」
「……正直、日本に帰りたくなってきたな」
「とかなんとか言いつつ、カズマさんは三人との生活に満更でもないでしょう?」
「どうでしょうかね」
「カズマさんはツンデレですね。……とまあ、こんな感じだったんですけど、今現在、その……」
「そう言えない何かがあるのか?」
不思議に思いそっちを見ると、どうしてだろう、エリス様の顔は俯いていて視線が全く合わない。
悔しさと苦しさを紛らわすみたいに、ぎゅっと力を込め握られた手の内。
後ろめたさと自責の念に駆られているような暗い息遣い。
嫌な感じが喉奥に引っかかりながらも、エリス様が言葉を紡いだ。
「すみません。……カズマさんが死んだらアクア先輩が蘇生して、私が天界の規則をねじ曲げて……。ただ一つや二つだったら何とかなったんですが……上位神の意向で」
「蘇生されすぎた俺は、もうあっちの世界に生き返ることはできない、ってことですか?」
「はい……」
「ないなら仕方ない、うん、仕方ないな」
「か、カズマさん?」
「そんな状況なら俺もあっちの世界に戻るのを諦めざるを得ない。だから俺は仕方なしに、そう、仕方なしに! エリス様が提示してくれた二つ目の選択し、体を得て日本へ帰るって言うのを選んで……」
「は、早まらないで! そもそも今の話の流れ的に日本への転生も無理なんですが!?」
「ええー、新しい日本生活も駄目なのか……。天国に行くくらいだったら地獄に行ってやる! 知り合いの地獄の貴族どもの食客になって毎日欲望のままにぐーたら贅沢三昧してやる!」
「待って待って自暴自棄にならないでください! あるんです! 体を得て生き返る方法があるんで聞いてください!」
バニルとかその辺の知り合いの悪魔見つけて、その屋敷に寄生させてもらおうか思案してると本気で止めてくるエリス様。
もちろん冗談に決まってるのにエリス様は信じやすいなぁ。
にしても生き返る方法、ねぇ……
「ならどうやったら生き返れるんですか? 少なくとも天国に行くなんていやですから、日向ぼっことか世間話するしかない、セクハラも何もできない地獄に行くなんて御免被ります」
「て、天使が住まう天国を悪魔が住まう地獄呼ばわりしないでください怒りますよ!? 私が上位神に交渉してなんとか取り付けたのにそんなこと言うんだったらやっぱり天国へ昇天してもらうしか……ってちょっと待ってくだ、肩を掴んで揺らさないで!」
「あ、悪い悪い。PADがとんでっちゃうんすよね、アクアが言ってました」
「せ、先輩ったら何嘘こいてるんですか!? 違いますよ? 違いますからね!?」
「俺はPADでもいいですよ?」
「ち、ちがー、本当に違うから先輩の話は真に受けないでください!」
俺の視線は思わず揺れ動くPADの方に動く。
顔を赤くし、腕を組むようにして揺れを抑える女神様を見て眼福できるくらいの余裕がでてきた。
恥ずかしそうに、それでいて呆れたように俺を見つめてくるエリス様が咳払いをして。
「もう……セクハラする元気があるなら大丈夫そうですね。それでは、コホン、再び生き返るには、カズマさんに今まで死んだことを帳消ししてもらう必要があります」
「なるほど……つまりどう言うことだってばよ?」
「簡単に説明するとですね、カズマさんが魔王討伐せず人類が滅ぶことになる平行世界まで飛んでもらいます。そしてその世界線のカズマさんの死を阻止してもらいます、魔王討伐に至るそのときまで」
「なるほど、タイムリープ的なあれか。俺が死んだことをなかったことにする、みたいな」
「まあそのような認識で問題ないと思います。カズマさんが死んだのは大体10回ですのでそれを阻止しつつ魔王討伐まで頑張ってもらえればなと」
「そうかそうか、つまり俺は今日含めて大体10回死んでるのか……もしかして俺って死にすぎ!?」
「だからこんなことになってるんですよ?」
「いつも助かってます。ありがとうございます」
「いいえ、どういたしまして」
しっかし、そんな俺を死なないようにサポートするのか……大変そうだなぁ。
だけど、今まで何で死んだかはしっかり覚えている。
そして原因もしっかり。
そう考えてみたら二度目の異世界はイージーゲームな気がしてきた。
思いのほか何とかなりそうだということにほくそ笑んでいると、話をしていたエリス様が。
「ちなみにですが、何か失敗したら強制的にここに戻されてリセットされる仕様になってるのですが……一度も失敗しないで、なんてかなり厳しいと思いますけど、それでも……」
「俺は死にませんよ。……ってか厳しいのか? 俺の感覚簡単そうなんだが?」
「……カズマさん。ではさっそく転移の準備をしましょう」
「なあ、厳しいのか? ……なあ。 なあってば!」
俺の不安をよそに、俺を無視したエリス様が転移の魔法陣を地面に、そしてその上の空間に重ねるように描き始める。
不安を打ち消そうと俺は「これが成功すればまたあの場所に帰る」「幸運値が高い俺ならきっとやってやれる」という新たな冒険への期待と緊張で胸を満たす。
だが、ふと思う。
「あの、俺がその、過去に飛んだせいでバタフライエフェクトとか、歴史が改ざんされて世界が崩壊……みたいなことは大丈夫なんですか? 大体の物語で過去を変えると未来が変わるって感じなんですがそれは……」
「カズマさん、世界というのはそこまで脆くはありませんよ? 運命の強制力と言いますか、因果律と言いますか、世界が辿る正規の道筋に戻るようにうまくできているものなんです。ですのでカズマさんが今まで辿ってきた人生と似たような筋道でありつつも、死を回避できればそこまで大きく世界は乱れません」
「小難しいがつまり……」
「ええ、そこまで心配しなくても大丈夫です」
「それならいいんだが……」
俺がすべきことは平行世界の俺が死なないように見守りつつ、魔王討伐までの筋道を通ることらしい。
ただ、世界についての説明を聞いてまた一つ疑問が浮かぶ。
「思ったんだが、世界が運命とかに縛られてるんだったら俺が介入したところで、その世界の魔王討伐できずに人類滅亡エンドが待ってるんじゃ?」
「そこで貴方に行ってもらうんです。異分子であるカズマさんが特異点的存在になることで新たな選択肢を世界へ提示してですね……」
「つまり主人公補正ってやつですね、わかりました!」
「何言っているかわかりませんが、たぶんそういうことです」
特異点がうんちゃらって話はわからなかったが、大体主人公がはちゃめちゃしていい感じになるってことだろ?
異世界ものに憧れてたカズマ少年はお約束を知ってるからな、そうに違いない。
余裕ぶちかましていると、何か不穏な言葉が耳に入ってきた。
「あっ、でもカズマさんが二人いることを知られたら異分子として存在そのものが抹消されちゃうので気をつけてくださいね? あとは……」
「何それ怖い!? さっき厳しいっつった原因か!? さらっと言っていいレベルの話じゃないだろ!」
「まあまあ、そう言うと思いましてこちらに用意があります」
「用意周到!?」
「まず盗賊団の時に使っていた仮面と、それから私の認識阻害の効果がついたスカーフを持ってきましたので、大事に使ってくださいね?」
「スゥー……ハァー……ふぁい、ありがふぉうございまふ」
「認識阻害の効果は近づかれすぎたり、本人だってわかるような行動をとると無意味になるので気をつけてくださいね? できればずっとつけていた方がいいのですが……ってあんまり顔を埋めないでほしいでください! なんか恥ずかしいです!」
フローラルな匂いを吸い込み気を落ち着ける。
そんな俺を見てエリス様が「やっぱり返してぇっ!」って言うのもお構いなしに精神安定剤を摂取しつつ、その落ち着いてきた気持ちでさっきの存在抹消の話について考える。
……つまりドッペルゲンガー的なことだな。
世界に同じ存在が二つ以上存在してはいけないから、二人以上いるって知られた瞬間、異分子な俺が世界そのものから抹消される……
ってハード過ぎやしないか!?
あの世界にはすべてを見通す悪魔がいるし、これないと即死だろ……
早速先が思いやられそうな話にため息をして、息を吐ききり、思いっきり息を吸う。
「スゥー……クンカクンカ……」
「ちょ、本当にやめてください! それ以上やったらアレですよ! 神罰下しますよ!」
「すみません、反省してます」
「はぁ……もう、緊張感ないんですから」
「まあ俺たちらしくっていいじゃないっすか」
「まあ、そうですが……」
「何ですか、その不満そうな顔は」
「別に何でもないです。いくら何でもセクハラでその場の空気を変えようとするのはないと、そう思っただけで……」
そんな話をしているとエリス様が描いていた魔法陣が淡く青白い光を放ち始める。
体が浮遊する感覚とともに転移が始まったことを理解する。
「転移の魔法陣も描き終わりましたし、そろそろ時間です。向こうの世界のカズマさんと鉢合わせないように、その時間の30分ほど前に時間を設定しました」
「流石エリス様。どこの誰とは言わないが、駄女神様だったらそんなこと考えなしに転移させて即死させるに決まってる」
有能な女神様を見て思わず拝みたくなる。
スカーフやら転移時間やら気を遣っていただき、本当に、本当にありがとうございます!
透けていく俺の体を見てエリス様が両手を組みながら。
「いつも言っておりますが、カズマさんとここで会うことはしばらくないことを願っています」
「俺だって死にたくて死んでるわけじゃないんですけどね。まあ、アクアもいないし、気をつけるよ」
「いってらっしゃい、勇者サトウカズマさん。またこの世界に帰ってくるそのときまで。…………
「ただいまを言うのはもう一回魔王討伐するまでとっておきますね。……じゃあ、行ってきます、エリス様」
そう言うと、俺は浮遊感に襲われる。
同時に目の前の景色が一変し、懐かしい地面の感触が足の裏にある。
始まった、二週目が。
ただあの三人に「ただいま」って言うためだけの冒険が。
そして――
「ただいま」
30分後のことだった。
元はカズマに何回も死に戻ってもらうガチシリアス(Reゼロ)でした。
意味もわからず時間逆行し、仲間が面白いくらいに死んでいく様子を目の当たりにする心折れそうな曇らせ展開を書く予定だったのですが……
カズマより先に作者メンタルが耐えきれなくなったので何とかしてギャグで包み込みつつ展開していく「二週目カズマが陰の実力者になる」みたいな作品です。
少なくても週一投稿したいなぁ。
でも話のネタが、死の回避方法が定まってないんでどうなるか。
案がほしい(白目)
……あっ。
ちなみに、カズマが飛ばされた「魔王が倒されず人類が滅びた世界」というのは「カズマがきちんとトラクターに耕された世界線」です。