あの素晴らしい世界に帰るため   作:桃玉

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紅魔の里への旅路はダイジェスト方式でお届けします。


6.ここで解き放つ魔法~今日ゆらす~

仮面の人こと、カズマです。

実はゆんゆんが安楽少女に引っかからないようにこっそり別の馬車に乗車してこっそり後をつけてました。

だって紅魔の里に向かう道中って結構ヤバイモンスターがいっぱいいるんだぞ、お父さん心配!

……スト-カーじゃないけどなんとなく謝っておきます、すいません。

 

で、案の定燃やされていた安楽少女だったものを見てゆんゆんがお花をお供えして「これで一人じゃないからね、ゆっくりお休みなさい」なんて言ってしょんぼりしてた。

うん、正直俺のやることながら酷かった。

俺みたいに剣で切りつけて埋めてやればいいのに、火を放った後燃やしきれると思ってか放置してたんだろう。

体の一部が残ってて残酷極まりなかった、植物に含まれる水分なめんな!

 

そんな感じでようやく紅魔の里に近づいてきた頃、あれだ、三人はトラウマと戦っていた。

何十匹といるオークの群れに追われているかわいそうなカズマくんが必死に泣き叫びながら魔法を連発して……

魔力切れで動けなくなった時にかろうじて生き残っていた数匹に取り囲まれ剥かれていた。

 

爆裂魔法を放てば仲間を巻き添えにしてしまうと思ってか、めぐみんは何もできずにアワアワしてた一方、ダクネスはというと……

「……はぁ。もういっそのこと、メスでもオークはオークだ。甘んじて受け入れてくっころして……」

「雌同士じゃあ遺伝子は残せないの知ってるかしら脳みそまで筋肉に侵食されたアバズレ女! こんないい男を隣に侍らせていいご身分なのにやることやらないなんて生物としてどうかしてるわ!」

「の、脳筋じゃにゃい! ぶっころしてやる!」

……という感じでオークに煽られて突撃していた。

こうして、ダクネスの関節技によってなんとかこっちの俺の貞操は守られたのだった。

もうダクネスは剣なんて持たずに拳で語り合えばいいと思う。

 

 

そして――

 

「めぐみんは、学校生活時代は魔法学でも魔力量においても、常に一番の成績で……。里の人たちもこぞって、天才だ天才だって期待して……。そんなめぐみんが、爆裂魔法しか使えない欠陥魔法使いに成り下がっただなんて知られたらと思うと……」

「おい、欠陥魔法使い呼ばわりはよしてもらおうか。一応魔法の威力だけなら間違いなく紅魔族随一のはず。嘘偽りなく我が人生のほぼすべてを捧げている爆裂魔法の悪口はやめてもらおう!」

「爆裂魔法の使いどころなんてどこにあるのよ! ダンジョンでは威力が高すぎて崩落の恐れがあるから使えない、射程は一番長いけれど威力が高すぎて接近されたら自分も仲間も巻き込むせいで使えない、よほど高レベルの魔法使いですら一撃放てば二度目は使えない、非効率的な魔力消費量! 唯一の長所にしたって、どう考えたってオーバーキルでしょ! 爆裂魔法なんて誰もとらない、スキルポイントだけを馬鹿食いするネタ魔法じゃない!」

「言ってくれるじゃあないですか、言ってはいけないことを!」

「里の人達には爆裂魔法しか使えないことを内緒にしているのに、言い返せるものなら言い返してみなさいよ!」

「この私の名を馬鹿にするよりも、最も言ってはいけないことを言ってしまいましたね! よろしい戦争です!」

「な、なによ、やる気!? 勝負なら受けて立つわよ、もうめぐみんには負けないんだから!」

 

そんなやりとりを潜伏スキルを使ってこっそりと確認しながら紅魔の里へ到着したのだった。

里に入ればあとはシルビアを倒すだけだ。

『魔王軍警報、魔王軍警報。手の空いている者は里入り口グリフォン像の前に集合。敵の数はおよそ千匹程度だと見られます』というアナウンスももはや日常に流れてくるBGM。

魔王軍が攻撃を仕掛けている中、俺は酒場『サキュバス・ランジェリー』でグラスに口をつけながらレールガン(仮名)に魔力を注いでいた。

 

「……ねえかっこいい仮面のお兄さん。こんな非常事態によく落ち着いてグラスをあおってられるね? 外の人なのに驚くほどに肝が据わってるのなんで?」

「そりゃ、魔王軍幹部を2体相手取り、機動要塞デストロイヤーですら滅ぼした俺にかかればこの程度なんてことはない。それよりおかわりだ、キンッキンに冷えたやつを」

「それはすごい! でもね、そろそろお冷や以外にも何か頼んでくれないかな。ほら、この一升瓶を開けてぱーっと! 飲みきれなかったらボトルキープしておいてもいいから……」

「ねりまきといったな。俺はいつ戦いになってもいいように酒は飲まない主義なんだ」

「じゃあなんで酒屋に来たのよ!」

 

いかがわしい名前をしているのが悪いと俺は思うんだ。

まあこの酒屋がどんな店かは知っていたけど。

そんなことより俺はコイツに魔力を注ぐという仕事に集中しなきゃならないんだ、邪魔しないでほしい。

 

「ねえ、本当に商売にならないからなんか頼んでよ!」

「そうだな……代わりといっちゃ何だが、面白い未来を教えてあげよう」

「えっ、アナタ占い師かその類いなの? ま、まあ私は占いなんてまやかしは信じないけど、み、みんなが占い好きだから少しくらい話題提供するために……」

 

口では強がってても体は正直だな。

そわそわ、もじもじと手を動かしながら、その目は紅く染まっていた。

目は口ほどにものを言うとはこのことだろう。

俺は話題提供のための話を兼ねて、自分の目的を達するために言葉を発した。

 

「……実はめぐみんとゆんゆんのことなんだが」

「あー、あの二人の結婚はいつなの? 私の予想だとあと結構かかると思うよー? だって二人とも素直じゃないから」

「めぐみんはパーティーの男と付き合うぞ。そもそも魔王軍に抗うって意味でも美少女二人がいちゃつくのは結構だがカップルが成立すれば人類の損失だと思うんだ。まあそんなことより」

「そんなことじゃないよ!? えっ!? まさかのネトラレってやつなの!? あるえの得意分野が現実で起こるの!? あれは創作の中だからいいんであって……!」

「ちょ、興奮してるところ悪いが距離ちかっ……てか首絞まる! 『ドレインタッチ』!」

「ほわあああああっっ!? 力がぁ……!」

 

俺は正当防衛をしただけだ。

そう、これはただの正当防衛であって、断じてわざと煽って暴力されそうになったときに魔力を頂戴して、その魔力をレールガンに注ぎ込んでるわけじゃない。

裁判に負けないようにあくまで自分は被害者であることを強調してるわけじゃないのであしからず。

でも勝手につっかかってきてくれる紅魔族の存在はありがたい。

この調子で次の獲物を探そう。

 

「水と魔力ごちそうさん。なかなか楽しめたぜ」

と言い残して酒場から出て、次の目的地を探しに俺の足は動き出した。

……のだが、外は静かになった酒場とは違い荒れ狂っている紅魔族によって騒がしかった。

 

「『ライトニング・ストライク』!」

「『エナジー・イグニッション』!」

「『フリーズガスト』!」

 

魔王軍に対して情け容赦なく上級魔法の雨あられを降らせている紅魔族。

もはや、それは戦闘といえるものではなく、一方的な蹂躙だった。

魔王軍の敵兵に雷が直撃してる向こう、凍てつく魔法が空気ごと凍らせている向こう、煮えたぎるマグマが吹き出すように敵を飲み込んでいる向こう。

 

「すっげー……。なんかここまですごいとちょっと引くわー……」

そんな声がかき消される阿鼻叫喚の地獄絵図をみて、どっちが悪者かわからなくなった。

()()っていうくらいだしワンチャン魔王軍よりも悪かもしれない。

 

「あんた達! アタシが壁になってあげるから後に続きなさい! 上級魔法は次を放つまでに時間がかかるわ、その隙に!」

 

魔王軍の先頭の躍り出てそう指揮を執っているのは赤いドレスをまとった美女――シルビアだ。

なんだか状況説明なしにこの台詞を聞いたら、強敵を相手にする騎士団長が活路を見いだして敵に攻撃を仕掛けるという正義の味方っぽい台詞な件。

 

それはともかく、本当ならこの場面で仕留めておきたいところだ。

魔術師殺しと融合されたら面倒なことになるしな。

加えてイレギュラーが多いこの世界、万全な状態を相手に作らせずに仕留めきるのがベストだろう。

……命拾いしたな、今日のところは見逃してやる。

 

 

 

 

翌日

俺は地下施設にやってきた。

一日中紅魔族からドレインタッチし続けたおかげでレールガン(仮名)は魔力万端だ。

もう一回使うとなるともう一回魔力を集めなきゃいけないからな、確実にシルビアを倒すためにいい場所を探してここまできたわけだが……

 

「1万人目の人が抜ける4年前に作られた聖剣だったり、猫耳のスク水女の子が奉られている神社があったり。本当にこの里は何なんだよ……」

「楽しめているようでよかったですよ。次は、世界を滅ぼしかねない兵器が封印されている地下施設です!」

「ねえ俺の話聞いてる? というか今の会話のどこに楽しめてる要素があった?」

「一体いつ頃からここにあるのかもわかっていない施設なのですが……。あそこにある謎施設と共に作られたとも言われていて……」

「おい無視するなよ泣くぞ? 泣いちゃうから……って謎施設ってなんだ? あれって一体何に使う施設なんだ?」

「謎施設は謎施設です。用途も目的も作られた時期もすべてが謎に包まれているロマンの塊なのです。中を探索してもさっぱりわからないのでみんな謎施設と呼んでなんとなく残しています」

 

そこにはめぐみんとデートしてる俺がいた。

核シェルターの入り口みたいな、地下に続く道。

コンクリートの建物みたいな、巨大な施設。

デートというにはいささか味気ない場所だが意識している男女が二人でいればそれはデートに他ならない。

 

……どうしてだろう、この光景を見てると物足りない気持ちがこみ上げてくる。

なんかいい感じの二人を見ているせいで、なんかモヤモヤしてるわけじゃない。

別に二人でリア充してることにうらやましいなんて微塵も思っていない。

 

これは……あのときはアクアが一緒だったからか?

何というかアクアがいないと静かすぎて気分が落ち込むというか……ああ、もうこの思考終わり!!

俺は気持ちの切り替えだけは人一倍で通ってるカズマさんなんだ!

そう思って二人の会話に割って入る。

 

「誰かと思えば、まさか今夜お楽しみになる予定の二人ではないか」

「えっ、そうなの? 俺って今日卒業式なの? どうなんだめぐみん!」

「知りませんよ! まさか今夜もゆいゆいが私の部屋に性獣を放り込んで監禁するのですか!? それで私は初めてを……!?」

「おい、いくら昨日のことがあるからってさすがに俺のことをなんだと思ってるんだ」

「お風呂に一緒に入ったくせに私から手を握ったくらいで心臓をバクバクと鳴らす初な人ですかね? それよりも仮面の人はどうしてこちらに? というか私たちが行く先々で遭遇するのは運命という楔以上の恐怖を感じるのですが……」

「いや、俺はお前たちが危なくなったときに現れるシステムだからな? どうして行く先々で魔王軍幹部と戦うことになるんだよ」

「「ええっ!?」」

 

俺の出現システムについて驚いたのか、それともこれから魔王軍幹部と戦うことになるという運命に驚いたのか、どちらかはわからないが二人が声を上げる。

正直、今回は俺がいなくてもなんとかなりそうな案件だったが、シルビアを確実に仕留めるために、誰も犠牲を出さないようにするために協力することにした。

……一応、レールガンの魔力は爆裂魔法一発じゃ十分じゃないからある程度の手助けは必要だと思ったしな。

というわけで俺は物干し竿代わりに使用されていた破壊兵器を見せる。

 

「こいつを見たことがないとは言わせない」

「……デストロイヤーのときに使ったえげつない武器だよな?」

「そう、世界を滅ぼしかねない兵器に対抗できるように作られた兵器。魔法を圧縮して打ち出す武器で、まあ、どれだけ魔法に耐性があろうと一発食らえばお陀仏だ」

「世界を滅ぼしかねない兵器……それに加えてそれに対抗する兵器、ねぇ。ずいぶんと物騒なもんもあるんだな。まあ、紅魔族っていったら魔法のエキスパートな集団な訳だし、そうそう封印が解けることもないだろうからこれ以上の保管場所もないか。今回はさすがにその兵器の出番はないだろ?」

「でも『邪神の封印された墓』と『名も無き女神が封印された土地』は封印解けたんだろ? どこかの誰かさんとどこかの誰かさんの妹さんのせいで」

「え、ええ、ええ。そうですともどこかに住んでる姉妹によって古き神々は解放されてしまいました」

「お前んとこの封印ざるじゃねーか!」

「ま、まあ、解けてしまったものは仕方がありませんし! それに実害はないのでいいではないですかあははは!」

 

どこかの誰かさんとどこかの誰かさんの妹って言っただけでその二人が姉妹だとかは言ってないんだけどな?

額に汗をじわりと滲ませているめぐみんを見てニヤニヤしていると。

 

「おい、世界を滅ぼしかねない兵器とやらは大丈夫なんだろうな! 解けないよな!?」

「大丈夫ですよ、あの施設の封印は今や誰にも読めない古代文字で書かれた謎かけ、リドルを解読し、その答えを入力しなければ解けないはず……です」

「まあその封印を今から解きにいくんだけどな」

「そうかそうか解けないのなら問題な……おい、今なんて?」

「ああ、気にしなくていいから、魔王軍幹部が狙ってる古代兵器を奪われる前に我が物にするだけだからお構いなくー」

「構うわ! お前、前々から頭おかしいやつだと思ってたが、ここまでおかしいとは思ってなかった! 魔王軍が狙ってたとしても自ら封印を解除する馬鹿がどこにいるんだよ!」

「冗談だ。単純にどこに保管されてるか位置を確認して、シルビアがこの地下に入った瞬間、魔術師殺しと魔王軍幹部を同時撃破できないかなーなんて思っただけだ」

「ふっ、さすがは謎の実力者、古代文字、古代兵器の存在を仄めかすどころか存在を断言し、かつ、魔王軍幹部と同時撃破するという実に鮮やかな作戦……紅魔族全てを虜にしてしまうことでしょう」

「……頭おかしいと思うのは俺だけか?」

 

その封印を解除してシルビアを強化したやつが何言ってるんだ?

なんて言い返したかったが話がめんどくさいしやめておくことにする。

俺はそのままずんずんと地下の入り口の方へと進む。

それについてくる二人。

一人は単純に好奇心と中二病だからだろうが、もう一人は俺のことを止めようとして説得を試みようとしてる。

やれ「危ないことはしないように」だの「封印されてるんだから解かない方がいいって」みたいに。

でも俺はそんなこと気にせず扉の前に立ち……

 

「上上下下左右左右BAほほいほいっと。よし開いたぞー」

「誰にも解けない古代文字だって言ってるんだぞ! 読めるわけないのになんで開いたよ!? って今聞き覚えのあるコマンド入力が聞こえた気がするんだが!?」

「読み方は……あー、あれだ、教わったんだよ、昔。ニホンゴとかいう魔道技術大国ノイズの機密情報を読解されないように作られたと言われている何種類もの言語を組み合わせて作ったと言われている難解な言語だが……」

「読めるのですか!? あの私ですら読解に苦しんだ謎言語を読めるのですか!?」

「まあな。デストロイヤーの中にあった文字もこれだったしな。それとミツラギショウヤとかいう冒険者に謎解きのヒントを教えてもらったんだ。なんだかすんなり入ったな、拍子抜けだ」

 

まあ半分嘘だが。

めぐみんは開かずの扉が開いたことに興奮を隠しきれない様子だったが、カズマくんはというと「また日本から来た転生者の仕業かよ……同郷の人がすいません……」って呟いてた。

そんなかわいそうなもう一人の俺の心境など知るよしもなくめぐみんは目を輝かせ。

 

「カズマカズマ!」

「カズマだよ?」

「仮面の人と一緒に中に行きましょうそうしましょう! 古代文字に古代兵器、それを監視するガーディアンもいるかもしれません! これを聞いて紅魔族が抗えるだろうか否! さあ共に参りましょう!」

「……本当は中にいるゴーレムが出てきたら自衛する手段がないからついてきてほしいだけだろ」

「何を言ってるかわかりませんね。カズマも私と同じ感性の名前を持つ者ならばわかるでしょう未知という名の沼に嵌まって抜け出せなくなる感覚を! このまま共に沼に浸かろうではないか」

「ちょ! ひっぱんな! 俺の方がレベル上だろ、どうして俺より力強いんだよ!?」

 

何というか、古代文字って言えば紅魔族の琴線に刺さるよな。

中二病ってこういうのがすきなんでしょ?

というわけで俺一人じゃ到底運べないので二人にも手伝ってもらって、魔術師殺しを別の場所に移動……しようと思ってたんだ。

二人中一人は目を爛々と輝かせ興奮している様子で、そんなことをしてるどころの騒ぎじゃなかった。

 

「ふぉおおおっ! かっこいい! 蛇型ですよ! メタリックかつ狡猾さを醸し出すフォルムです! ガーディアンがいなかったのであまり期待していませんでしたがこれはなかなか!」

「本当は今後の憂いをなくすためにも爆裂魔法やらで破壊したいんだが」

「破壊なんて、あんなにもかっこいいのにとんでもない! あれをどうにか捕獲して持って帰ることはできませんか! 破壊するのなら私のものにしてもいいですかねいいですよね了解しましたこれは今から私のものです異論は認めません認めませんとも!」

「何言ってんのお前! 封印解いちまった以上しっかり破壊しないと奪われる可能性もあるんだぞ!」

「そんなこと言わずに! 今は封印という名の冬眠中ですが、きっと私の魔力を注げば元気を取り戻しますって」

「それこそ問題だろ! 元気になったら世界を滅ぼしうる兵器なんだぞ!」

「大丈夫です、しっかり毎日餌やりもしますし手入れもちゃんとします! 散歩も躾も欠かしませんからぁ!」

「飼うってか、あのデカいのを飼うってか! お前の頭はどうなってんだーっ!」

 

……正直、めぐみんにでも破壊してもらう方が安心なんだがなぁ。

アクアがいない以上牛乳パックであのクオリティーの変形合体デンドロメイデンを作れる職人はいない。

人目につかないからっていって爆裂魔法で破壊してもらうのは断念するしかなさそうだ。

でも地下の入り口からまっすぐ直線上のところに鎮座しているのはありがたい。

シルビアが中に入った時、扉が開けられなくて引き返す時、魔術師殺しと融合しようとして油断しきった瞬間、いつでも狙えるぜ!

これで勝ったな、ふは、ふははははははっ!

 

「……カズマカズマ、仮面の人が暗黒微笑してます。世界の裏側を知る黒幕の容貌ですよ!」

「奇遇だな、俺もこいつほど悪い顔が似合うやつはいない気がする」

 

俺と遺伝子レベルで同じ顔してるやつが何言ってんだろう。




実は「ゆんゆん安楽少女と……」ルートもありましたが、アクアがいなくても同じ行動のところは同じなのでセーフでした。
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