※他の方の作品の内容と似ているとのご指摘があったので、その部分を書き直して再投稿しました。
「ぐあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ブルーアイランド内に存在する公園にテイルレッドの絶叫が響き渡っていた。
「フッ…これ、走ってはいけません。まだ身体を拭き終わっていないのですから、湯冷めをしてしまいますよ」
テイルレッドと対峙しているエレメリアン。フォクスギルディが
「想像の中で俺に何してんだ、てめええええええええええええええ!!」
無表情でされるがままのもう一人のテイルレッド。その光景に悶え苦しむテイルレッド。フォクスギルディの精神攻撃は着実に心にダメージを与えていた。
「ああ、お待ちなさい!」
なおもフォクスギルディは、もう一人のテイルレッドに語りかける。
「せっかくお風呂に入ったのに、アイスキャンデーでそんなにべたべたにしてしまって、いけない子ですね、ふふ」
「ぬごあ――――――――――――ッ!!}
無駄にイケメン声で、とてつもないことを口走っているフォクスギルディに、頭を抱えて転がるテイルレッド。
まるで人形遊びをしているかのようなフォクスギルディ。自分が敵とイケナイ遊びをしている様を見せつけられ、テイルレッドは着実に弱っていっていた。
「は、はっ…」
精神を蝕まれたテイルレッドが床に膝を突く。呼吸は荒く、今にも倒れてしまいそうであった。
「こ、ここまでなのか…」
自分の力ではどうすることもできない現実に諦めかけた時、空から飛来してきた閃光がフォクスギルディを弾き飛ばした。
「ぬごわああああああああ!?」
突然の攻撃に対処できなかったのか、受身も取れずに地面を転がっていくフォクスギルディ。
「え?」
予想外の展開に唖然としていると、空から何者かが降りてきた。
『おい。大丈夫か君?』
スピーカ越しに声が響いた。降りてきたのは、鋼鉄の鎧を纏った戦士であった。
遊撃隊のメンバーと合流し現地に向かう俺。ちなみに遊撃隊編入に伴い、折紙のCR-ユニットには粒子変換機能が追加された。なので前回と違いすぐに現場に迎えるようになった。後、風鳴は飛べないのでバイクで地上から向かってもらっている。
「これは、どういう状況なんだ?」
現場に到着すると、奇妙としか言いようのない光景が広がっていた。
テイルレッドとエレメリアンが対峙している。ここまではいいとして、問題はテイルレッドが二人いるということである。
一人はエレメリアンと何やら戯れており、もう一人はそれを見て悶絶していた。
『テイルレッドが二人?』
『それに、あのエレメリアン。気色悪いですわ…』
確かにあのエレメリアン。大人の男が人形遊びしているみたいに見えて、普通なら引かれるわな。
「隙だらけだし、遠慮なくやらせてもらおう。撃てオルコット」
『ええ。あんな変態さっさと片付けてやりますわ!』
オルコットがライフルを構えると、狙いをつけて発泡した。
放たれたレーザーは見事にエレメリアンに直撃し弾き飛んでいく。
エレメリアンが地面を転がっている間に、テイルレッド側へと降りると同時に風鳴も到着した。
「おい。大丈夫か君?」
『あ、はい』
へたり込んでいるテイルレッドに話しかけると、どこか安堵した顔をして俺を見上げた。余程怖い目にあったのだろう。まあ、あんな変態プレイを見せられれば無理もなかろう。
『ぐふっ。不意打ちとは、やってくれるではありませんか…』
ふらふらと立ち上がるエレメリアン。ダメージは入っているが、その戦意はいささかも衰えていない様だ。
「隙だらけだったんでな。卑怯だと罵ってくれて構わんよ」
『…いえ、一度想いを走らせると周りが見えなくなってしまうのは、私の悪い癖。今後の教訓としましょう』
怒りで我を忘れてくれるかと期待したが、一筋縄ではいかんか。
『この世界の戦士達ですか…。私の名はフォクスギルディ。
そう言ってジェントルマンの様に恭しく頭を下げるエレメリアン――フォクスギルディ。
『あなた達の相手をするとなると、多勢に無勢。ならば、来なさいアルティロイド!』
『モケー!』
エレメリアンのかけ声に合わせて、どこからともなく黒づくめ姿の集団が現れると、こちらへと迫って来た。
「いいぜ。その悪趣味な人形ごと潰してやるよ。遊撃隊戦闘開始!」
それぞれに答えると武器を構え、敵を迎え撃つ。
「邪魔だ、どけェ!!」
『モケー!?』
襲いかかるアルティロイドを、ショットガンやサーベルで薙ぎ倒しながら、フォクスギルディへと向かっていく。狙うは大将首よ!
「セイヤァ!!」
『ハッ!』
フォクスギルディに接近すると、ショットガンで牽制しながらサーベルを振り下ろすが、両手で束ねられたリボンに防がれる。
『ハァッ!』
「うぉ!?」
フォクスギルディが勢いよく両手を広げると、サーベルを受け止めていたリボンが張って、その反動で弾き飛ばされる。
『今度はこちらからいきますよ!』
体勢を立て直している間に、フォクスギルディは両手に持っていたリボンを鞭の様に振るってきた。
『舐めんなぁ!』
襲いかかるリボンを身体を巧みに逸らしながら、フォクスギルディに再び接近していく。
『させません!』
「ぬんッ!』
左右から振るわれたリボンをその場で一回転し、左腕のサークル・ザンバーで両断した。
『なんと!?』
「もらったぁ!!」
そして無防備となったフォクスギルディ目掛けて、ザンバーを横薙ぎに構える。
フォクスギルディは慌てて、テイルレッド人形を抱えて退がろうとするが、もう遅い!既に必殺の間合いだ!
『待ってくれ!!!』
「おおぅ!?」
左腕を振るおうとした瞬間。テイルレッドがフォクスギルディを庇う様に立ちはだかったので、咄嗟に踏み止まる。
「何だ!?」
『頼む!あの人形だけは壊さないでくれ!!』
「はぁ!?」
予想外の頼みに素っ頓狂な声を挙げてしまった。なんだ?どういうことだ!?
「なぜだ?あの人形に何かあるのか?」
『あの人形がツインテールだからだ!俺はツインテールを守ると決めたんだ。だからあのツインテールも守りたいんだ!!』
「ツインテールを?それが君の戦う理由なのか?」
『ああ、俺はツインテールが大好きだ。それを奪うアルティメギルを許せない。だから戦っているんだ!』
ツインテールを守る。それがこの子の信念なのか。誰に言われたのではなく自分の意思でこの子は戦っているのか。
「あの人形は敵が生み出した物であってもか?」
『敵も味方もない!俺は全てのツインテールを守りたいんだ!』
全てのを、か。なる程、なぜテイルレッドはあの人形を壊さないのかと思っていたが。そう言う理由があったからか。例え敵が関わっていても必要なら手を差し伸べる気なのか、とんだ大馬鹿ではあるな。
「それは茨の道になるぞ。この先、これ以上に辛い目に遭うことだって十分にあり得る。それでも進むのか?」
『俺は逃げない!全てのツインテールと向き合ってみせる!!』
闘志の宿った目で俺を見ながら、力強く答えるテイルレッド。その姿はどことなく総二と被って見えた。
小さな身体で勇気を振り絞るテイルレッドに微笑みながら、頭部の装甲を外す。馬鹿は馬鹿でも、突き抜けた馬鹿は好きだな。
「…いいだろう。ならばどこまで行けるのか、見せてもらおう。俺は天道勇だ好きに呼んでくれ。援護する思う存分にやってみろ」
『はい!勇さん!』
自己紹介をして、頭部を装着するとフォクスギルディへと向き直り――
『こらこら裸で走り回ってはいけませんよ。せめてタオルを巻きなさい』
『いや、服を着せろよおおおおおおおおおおおおおおお!!!』
テイルレッドの絶叫が響き渡った。
確かにこれはやられるとキツイな…。されてない俺でさえダメージが入っているんだから、当の本人であるテイルレッドは相当なものに違いない。
『おや?話し合いは終わったので?』
「ああ。わざわざ終わるのを待っていたのか?」
『ええ。生のテイルレッドを観察することで、より私の想像力は磨かれるのです!』
『ひいいいいいィィィィィィ!?!?』
無駄にイケメンボイスで、うっとりと語るフォクスギルディに、怯えたテイルレッドが俺の背後に隠れて震える。
「大丈夫か?退がっても構わんぞ?」
『だ、大丈夫!が、頑張る!』
己を奮い立たせたテイルレッドが、俺の背後から離れて前に出ると、髪を結んでいるリボン状のパーツから剣を取り出すと構えた。
俺はショットガンを投棄し両手にサーベルを持つとテイルレッドと並ぶ。ショットガンだと人形を傷つけてしまうからである。
『…いいでしょう。ならば来なさい!全身全霊を持ってお相手しましょう!』
その声を合図としてテイルレッドが駆け出した。
『やぁ!!』
テイルレッドが剣を振るって攻撃するも、まるでダンスを踊っているかの様に軽々と避けていくフォクスギルディ。
『ふふ、なんと素晴らしい。荒々しくも優雅に舞うツインテール。私の想像力が高まりますよ』
『くっこの!』
果敢に攻めるテイルレッドだが、人形に配慮して攻撃しているため、繊細さを欠いた攻撃ではフォクスギルディを捉えられないでいた。
『さあ、高まった私の妄想力をお見せしましょう!!!』
後ろへ大きく飛び退きテイルレッドから距離を取ると、大事そうに抱えていた人形の手を取るフォクスギルディ。
『いざ!愛と哀しみのワルツ…』
「させん!」
『ぬぅ!?』
隙のできたフォクスギルディに斬りかかると、人形を守る様に抱えたため、背中を斬りつける形になった。
『ぐぁ!?』
「はあぁ!」
『オオオ、愛と哀しみのワルツゥゥゥゥゥゥゥ!!!』
「がぁぁ!?」
ペアスケーティングの様に回りながら、連続の蹴りを入れ吹き飛ばされる。
一見ふざけている様に見えるが、かなりの衝撃に受身が取れず、地面に倒れ付してしまう。
ぐ、ダメージが大き過ぎて動けねぇ!
『フフッ。これで彼は動けない。さあ、テイルレッド再び私の世界にご招待しましょう!!』
『や、やめろ――』
『おや、テイルレッド。一人で眠れないのですか?仕方ありませんねぇ。おいで一緒に寝てあげましょう』
『ぐああああああああああああ!!!』
フォクスギルディが妄想を始めると、苦しみ出すテイルレッド。なんて妄想力だ。俺にまで幻覚が見えやがる!
『ぐぅ…』
遂に限界を迎えてしまったのか、テイルレッドが膝を突いてしまった。それを見たフォクスギルディが勝利を確信した笑みを浮かべた。
『ふふふ。どうやら私の勝ちの様ですね。それではテイルレッド。あなたの属性力を頂きますよ!!』
フォクスギルディが、ゆったりとした足取りでテイルレッドへ向かっていく。最早テイルレッドにはそれに抗う力が無いみたいだ。
助けに行きたいが、まだダメージが抜けきらねぇ!それでも歯を食いしばって、身体を起き上がらせていく。
機体の各部に、異常を伝えるエラーが表示されるが無視する。すまん相棒。もう少しだけ耐えてくれ!
俺の思いが伝わったのか、エラー表示が消え、出力が上がっていく。ありがとう。往くぜぇ!!
「まだ、俺がいるんだよおおおおおおおおお!!!」
『ぐふおぁ!?!?!?』
フォクスギルディ目掛けて突撃すると、予想外の展開に対処できず、無防備な背中に蹴りを叩きつける。
もろにダメージを受けたフォクスギルディが、俺の反対側にいたテイルレッドの方へと吹っ飛んでいく。
「かませ、テイルレッドッ!!!」
『うわああああああああああああああ!!!』
剣を手放していたテイルレッドは咄嗟に立ち上がると、握り締めた拳を振り抜いた。
『ゴブぅ!?』
放たれた拳はフォクスギルディの頬を見事に捉えた。殴られたフォクスギルディは再び吹き飛ばされると、地面に叩きつけられた。
その反動で、腕にずっと抱きかかえていたテイルレッド人形が地面に転がった。
それを拾い上げると、戦闘中気になっていたことが確信に変わった。
「やはりな…」
『どうしたんですか勇さん?』
「これを見てみな」
『これって!』
側に歩み寄って来たテイルレッドに、人形を見せると彼女も気がついた様だ。
『この人形、傷がついてない!』
そうあれだけ激しい戦闘であったにも関わらず、テイルレッド人形には傷一つ無いのである。
『フォクスギルディ。お前…』
『何を驚いているのですか?大切なものを守る。あなた達と同じですよ』
ふらつきながらも起き上がるフォクスギルディ。奴も限界である筈なのにその闘志は些かも衰えいない。いや、寧ろ高まっている!
『人形を傷つけてまで得た勝利に、なんの価値がありますか!愛する人形と共に勝利を掴む!それが私の信念です!!』
そう叫んだフォクスギルディの顔は笑っていた。誰に恥じることなく、例え蔑まれ様とも己の生き方を貫く。その姿は美しいとしか言えなかった。
「やはりな。お前達のことが、なんとなく分かった気がするよ」
『ほう?どう分かったのですか?』
「最初に現れたリザドギルディって奴は映像でしか見ていないし、この前のタトルギルディもはっきりと見たわけじゃないが。お前と同じ様に、自分の生き方に後悔はしていない様に見えた。お前達は確かに変態だろう。それでも、どこまでも自分を貫くその姿は間違いなく
俺がそう言うと面食らった様子のフォクスギルディ。だが、すぐに満足そうな顔をして笑いだした。
『ハハハハハハハハッ!!人間に我々エレメリアンのことを理解できる者がいるとは!天道勇と言いましたね。あなたも、まごうことなき戦士だ。あなたと戦えたことは私の誇りですよ!!』
そう言うと両手にリボンを持って構えるフォクスギルディ。その顔は晴れ晴れとしていた。
『さあ、まだ終わりではありませんよ!その人形を取り返し、あなた達に勝ってみせましょう!!!』
『そうだな…。でも、俺達も負けない!』
「おうよ!」
テイルレッドが拾い上げていた剣を構えながら叫ぶ。最早彼女の中で、フォクスギルディへの嫌悪感は無くなったのだろう。その顔は楽しそうでなった。
俺もまるでキリトや一夏達と、馬鹿やっている時の様な高揚感があった。敵と味方を超えた友情が、俺達の間に芽生えているのかもしれない。それでも、俺達は戦わねばならない。エレメリアンが属性力を奪い続けなければ生きられない以上。それは避けられないのだ。
『さあ、参りますよ――』
『そこまでよ、変態!』
突然響いた第三者の声に、思わず揃って前のめりに倒れそうになってしまった。
『何者ですか!?せっかくのクライマックスを台無しにするのはぁ!!!』
キレ気味に叫ぶフォクスギルディに、乱入者はハッキリと答えた。
『あたしは――テイルブルーよ!』
いやいやいや。ここで追加戦士の登場ってどうよ!?これが映画なら間違いなくブーイングの嵐になると思うよ!?もっと早く来いよ!!
『…往きますよテイルレッド、天道勇!』
「お、おう。俺達の戦いはこれからだ」
どうやら乱入者――テイルブルーのことは、無視する方向にしたいらしいフォクスギルディ。俺も同意見なのでその流れに乗ろう。
『ちょ、ちょっと待ってくれ!タイム!!』
『む?分かりました待ちましょう』
随分慌てた様子のテイルレッドがタイムを希望した。それをフォクスギルディが認めると、足早にテイルブルーの元へ向かうレッド。どうやら知り合いらしいが、このタイミングでの登場はイレギュラーらしい。
『あのテイルブルーとやら。テイルレッドの知り合いの様ですが…』
「増援、か?にしてはタイミング最悪なんだが』
レッドを待っている間、フォクスギルディとヒソヒソと話し合う。え?敵とのんびり話すなよって?いや、なんかいいんじゃないもう。戦う気がしなくなっちまったよ。
周りで戦っていた折紙達やアルティロイドらも、静かにレッドとブルーの動向を見守っていた。
『全くです。それになんですかあのスーツは?どう見ても合っていませんよ』
フォクスギルディの言う通り、ブルーのスーツはやけに胸元が強調されていたが、当の本人が驚く程に真っ平らであった。明らかに設計ミスだろあれ。
『大丈夫よ任せなさい。戦いならあたしの方が得意なんだから!』
『そうじゃなくて!頼む待ってくれブルー!!』
レッドの思いが伝わっていない感じのブルーが、意気込んで一歩前へ出て来た。
『さあ、エレメリアンあたしが相手よ!!』
ブルーの発言にええっ!?と周囲が騒然となった。いや、どう見ても場違いだから帰れよ!とブルー以外の全員の思いが、一つになっているのではないだろうか?あの折紙ですら唖然とした顔してるもん!すげーレアだよ!
『ま、待ちなさい!』
『問答無用!オーラピラー!!』
ブルーの左腕に装着された手甲のパーツから、空へと放たれた緑色の閃光が、フォクスギルディへと降り注いだ。
『ぐあああああああああ!!!』
光によって拘束されたフォクスギルディ。最早瀕死の彼に逃れる術は無かった…。
ブルーがレッドと同じ様に、髪留めのリボン状のパーツから三叉の槍を取り出した。
槍が展開してエネルギーを迸らせると、投合するかの様に振りかぶる。
『エグゼキュートウェイブ!!』
投げつけられた槍がフォクスギルディを貫いた。
『ぐ、ぐふっ…!み…見事です…テイルレッド…天道勇…』
ブルーにやられたことを余程認めたくないのか、俺とレッドに倒されたことにしたいらしい。
『あ…あなた達…と…戦えて…よかった…』
遂に力尽きたフォクスギルディが爆発して散っていった。
「フォクスギルディィィィィィィィィ!!!」
膝を突いてうなだれる俺を尻目に、ブルーはいつの間にか駆けつけていた報道陣に何やら言うと、レッドを連れて去っていってしまった。
「フォクスギルディ…」
放心状態でその場から動けずにいると、空から何かが木の葉の様に、ユラユラと目の前に落ちてきたので手に取る。
「これは、フォクスギルディのリボン…」
『勇…』
折紙が遠慮がちに話しかけてくる。風鳴もオルコットも、なんて声をかければいいのか戸惑っている様だ。
結果的にテイルブルーに助けられたことになるので、怒ることも恨むこともできない。このやるせなさを、どうしたらいいのだろうか?
『モ、モケ~』
アルティロイド達もどうしたらいいのか分からず、オロオロとしていた。そんなアルティロイド達の元に歩み寄る。
「お前達の指揮官に伝えてくれ。彼は…フォクスギルディは、自分の信念に沿って勇敢に戦い散っていった。彼と戦えたことは俺の誇りであり、生涯忘れることはないとな」
『モ、モケ~!』
涙を流しながら、敬礼して去っていくアルティロイド達。これで、フォクスギルディの名誉が守られることを願おう。
「状況終了。これより帰投します…」
『ああ、ご苦労だった。戻ったらゆっくり休んでくれ…』
風鳴司令の労いの言葉すら、今の俺の心には虚しく響くだけであった…。
オリジナルな展開にしようとしたら、ブルーさんがめっさ悪者みたいになってしまった…。
言っておきますと、私はブルーさんこと愛香さんのことが、決して嫌いではありませんのであしからず。ファンの方や不快に感じられた方は、誠に申し訳ありません。