秋田新幹線「こまち」東京-秋田殺人連鎖   作:新庄雄太郎

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1人旅の女とフルムーンの夫婦は何処へ。


第9章 女と夫婦の足取り

「ええ、彼女は確かに角館へ行った後に青森へ行ったのは事実です。」

 

 

「そうか。」

 

 

「彼女が乗った、新幹線「こまち1号」は東京を発車するのは午前8時に発車する。そして、角館へ到着するのは11時11分、そして角館へ観光し、桜を見物した。」

 

 

「なるほど、すると彼女は高山と一緒に観光していた。」

 

 

「という事は、その夫婦もですか。」

 

 

と、松本は言う。

 

 

「ああ、恐らく夫婦は角館へ行って、次の日に秋田から特急に乗って青森へ向かった。」

 

 

「ほう、なるほどね。」

 

 

「うん、僕も一度は青森まで旅したことがあるよ。」

 

 

「えっ、それ本当なのか。」

 

 

「ええ、休暇の時にローカル線に乗って乗り継ぎ旅をしていたんですよ。」

 

 

「それは、何線かわかるか。」

 

 

と、高杉は高山に言う。

 

 

「ええ、確か五能線ですよ。」

 

 

「ほう、五能線か。」

 

 

「ええ、結構すごかったんですよ。」

 

 

「そうか。」

 

 

「うん、僕は名所めぐりしたんですよ。」

 

 

「ほう、なるほどね。」

 

 

「そして、犯人はこれを利用したんじゃないでしょうか。」

 

 

「えっ。」

 

 

「わかったんですよ、犯人が使った列車トリックが。」

 

 

「えっ、分かったのか。」

 

 

「はい。」

 

 

早速、時刻表を持ってきた。

 

 

「犯人は、これを利用したんですよ。」

 

 

「えっ。」

 

 

「高山、どう言う事か説明してください。」

 

 

「はい、犯人はこの方法で利用したんですよ。」

 

 

と、早速、時刻表で調べてみると。

 

 

秋田新幹線「こまち1号」

 

東京発午前8時00分 乗車

 

田沢湖着午前10時57分 下車

 

秋田新幹線「こまち45号」

 

田沢湖発午後15時14分 乗車

 

秋田着午後16時19分 下車

 

特急「かもしか3号」

 

秋田発午後16時55分 乗車

 

青森着午後19時35分 下車

 

 

「そうか、犯人はそれを利用したのか。」

 

 

「ええ、恐らくな。」

 

 

「じゃあ、行方不明の夫婦は何処にいるかわかったの?。」

 

 

「ああ、ふたりは青森県の弘前にいる。」

 

 

「そうか、宝飾店で起きた殺人で目撃されたから逃げ回っていたのか。」

 

 

「その通りだよ、恐らく顔を見られたから、2人はフルムーンを利用して逃げ回っていたんだよ。」

 

 

「そうか、狙われると思ってフルムーンでみちのく逃避行していたんだよ。」

 

 

「ええ。」

 

 

数分後、みちのくへ逃避行していた夫婦は青森県のつなぎ大橋付近で発見され、青森県警に保護された。

 

名前は桜田こたけと桜田橋蔵の夫婦だ。

 

 

「これで、事件は解決ですね。」

 

 

「ああ、そうだな。」

 

 

「いや、まだ解決していないよ。」

 

 

「えっ。」

 

 

「行方不明者が保護しても、事件は解決していないんだよ。」

 

 

「あ、そうか。」




犯人は、どうやって新幹線「こまち」に乗って秋田と青森へ行ったのだろうか。
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