ブルーアーカイブ ―青でも透明でもなく銀色の世界観―   作:海軍アザラシ隊

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キヴォトスと天パと先生と

 

「あの〜すいません、王様に会いたいんですけど知りませんか」

 

「──王様? 何言ってんだいアンタ?」

 

 時は昼過ぎ、夕方とも言えない14時頃。明確にはどの区分に入るのかはまちまちな時間帯で、死んだ魚の目をした男が道行く人々に素っ頓狂な質問をしていた。

 

 前回の話の中で、とりあえず分からないなら人に聞くのが一番早いと結論付けられたので、スナックお登勢を出た万事屋一行は人通りの多い道に出ると片っ端から話を掛けていた。

 

 だが大抵はこうして話の意図が読めない通行人達は不思議そうな、または不審的な男を躱して何処かへ言ってしまう。質問が質問なだけに理解出来る人も居ないだろうが。

 

「銀さ〜ん」

 

「おう新八、なんか手掛り見つかったか」

 

 遠巻きからよく聞く声を耳にして、銀時が振り返ると大手を振ってアピールし、小走りで向かってくる新八。

 

「それがですね聞くには聞いたんですけど、正直あんまり言ってることが分からなくて……」

 

「んだよ、使えねえな」

 

「……ぐっ、なら銀さんの方は何かわかったんですか」

 

「いや、何にも。やっぱ村人に話しかけても同じ事しか言われねぇわ。王様の事聞いても知らぬ存ぜぬ、で同じことしか言われねぇ」

 

「それ前回の話でしょ!? いつまでド○クエ引き摺ってんですか! そりゃいくら話しかけても質問の意味がわからないわ!」

 

「やっぱよォ、その辺の人に聞くよりあのデッケェ建物行くのが手っ取り早いんじゃねぇか。城の門番に話しかけんのが1番じゃね?」

 

「それはそうかもしれませんけど、いきなり行って、はい、そうですか、ですんなり通してくれるとは思えませんが……」

 

「そん時はそん時だよ。つか、神楽はどうした。オメーら一緒に聞き込み言ったんじゃなかったのか」

 

「いやーそれがですね、神楽ちゃん、定春連れて途中でどっか行っちゃったみたいで。デカイ建物がどうとか、魔王がどうとか言ってましたけど」

 

「……アイツと同じ思考っていうのがなんか嫌だわ」

 

 新八と離れて独自調査に行った神楽だったが、奇しくも銀時と同じく考えの元に行動し、恐らくこの地区で1番大きな建物に単身聞き込みに行ったのだろう。

 

「子供は身近な大人を見て育つって言いますから、きっと考えも銀さんに染まってるんじゃないですか」

 

「ざけんな、あんなチャランポランと同じにするんじゃねぇ。銀さんはもっと知的で聡明で賢明だわ。ほれ、早く後ろ乗りな、じゃなきゃ置いてくぞ」

 

「……多分そういう所が似たんですよ」

 

 路駐してあった原付、銀時の銀の字がトレードマークとして書かれたそれに銀時が股がっては後ろに乗るようヘルメットをなげつけ催促をする。

 

 それを受け取った新八はクスリと笑うと深く被り、原付の後ろに腰を下ろす。

 

「で、結局あの建物行くんですか」

 

「神楽があそこに行ったんだろ。じゃあ俺らも行くしかあるめーよ。バラバラで探した方が情報収集も早ぇけど、集合場所決めてねえんだから、集まんのに時間かかるだろうが」

 

 エンジンをふかし、歩道側の道路を突っ走る原付。都市部であるにもかかわらず然程車が走ってないあたりが妙に腑に落ちない。

 

 歩行者を後目にタイヤを転がすこと数刻、目的地に到達するとそこには遠目でも大きかったビルが目の前に来ると最早フレームアウトしそうなほどにデカイ。下から見上げたら首が常に疲れる事間違いないほど巨大だった。

 

「遠目で見ても大きいのに近くに来ると更に大きいですね……」

 

「スゲーな何階くらいあんだこれ。エレベーター止まったら階段じゃ降りられねぇよ」

 

「いや突っ込むとこそこじゃないですよ」

 

 路肩に原付を止めて目の前のビルを眺めていると、時を同じくして後方から巨大な犬が道にあるものなぎ倒しながら向かってくる。

 

「あれ、銀ちゃん達もここに来てたアルか」

 

「ここ来てたっつーか、集合場所も決めてねぇのにどっか行っちまったオメーを拾いに来たんだよ!」

 

「八ッ!」

 

「八ッ! じゃねぇよ。考え無しに行動しやがって」

 

「でも残念だったアルな」

 

 腰に手を当て、ヤレヤレと体で表す神楽。口で言えばいいのにわざわざ体を使ってオーバーに表現するのが逆に少しイラッとする。

 

「銀ちゃん達が来るちょっと前くらいにもう私が話しに行ったアル」

 

「で?」

 

「なんでも今は一番偉い生徒会長が不在らしくて取り付く島もないネ」

 

「んだよ、王様の次は生徒会長かよ。もう少し世界観合わせろよな。てかなんで行政の長が生徒会長なんだよ。確かに新社会人はまだ学生気分が抜けてなくて叱られて、挙句の果てに入社1年目で退職するケースが多いけれども、それはあくまで心構えの問題であって、"学生気分の市長"と"学生の市長"じゃ全然違ぇよ」

 

「でもこれでまた振り出しに戻っちゃいましたね。これからどうしますか?」

 

「というか、何気なく行動してたけどいきなり"王様に合わせてくれ"って言う方が無理があったんじゃねえか? 見ず知らずの人間が大統領に合わせてくれ、って言うのと同じだぞ。そう考えるとやっぱすげぇわ勇者。門番ガン無視で王様の元に直行した挙句、王様から金銭せびってくんだもん。勇者っていうかほぼ強盗だよ。俺らプレイヤーも知らず知らずのうちに犯罪の片棒担がされてたってわけだ」

 

「どうでもいいんでなんか考えてください」

 

 意味の無いつぶやきを長々と鼻をほじりながら呟いていても、ただ無駄な時間が過ぎていく。1度も見つけた目的も最早なんの理由もなくなり、振り出しに戻った様に見えた。

 

「いや、悲観するのもまだ早いアル」

 

「神楽ちゃん、なんか当てでもあるの?」

 

「なんでも生徒会長が居ない今、代理人が仕事をしてるらしいネ。そっちに当たればなにか聞けるかも」

 

「珍しく役に立つじゃねぇか神楽。で、その代理人はここにいんのか?」

 

「んーん、こっから大体2~30km離れたとこにあるビルだって。地図も貰ったアル」

 

「また移動すんのかよ。もういいだろ、いっそ全部忘れて帰ろうぜ。そのうちどっかのタイミングで"設定集"とか出てくんだろ。いーよ、作者に任せれば。俺ァ、RPGは一気に世界観説明されるより自分でコツコツ調べていく派なの」

 

「何言ってんですか、どうせここまで来たなら行きましょうよ。幸い、帰り道と同じ方向なんですから」

 

「そうアル、今のうちに説明しとけば後から長ったらしい設定集の世界観を読む手間が省けて読者の手も煩わせないネ」

 

「……分かったよ! 行きゃいんだろ行きゃ! そのかわり、次何も無いなら絶対ぇ帰るからな!」

 

 ぶっきらぼうに返事をすると銀時はヘルメットを再び被り、原付のエンジンを入れる。同様に新八もヘルメットを被り、神楽は定春の背に乗るとおもむろに貰った地図を開く。

 

 地図の中は広範囲にわたって精巧に描かれた一般的な地図。可能な限り街全体を書き込まれた所を見ると基本的な地形図であり、神楽を対応してくれた誰かが丁寧に現在地と目的地までの道筋を赤ペンで示してくれたようだった。

 

「おい神楽ァ! オメーが地図持ってんだから道案内してくれや」

 

「分かったネ! 定春、GO!」

 

「ワン!」

 

 原付のエンジン音にかき消されないように少し大きめな声が神楽の耳に入ると、乗っている愛犬の視界に入るよう頭上から腕を伸ばして指を指し、その方向へと巨体が走り出した。

 

「新八、ちゃんと掴まってろよ」

 

「はい」

 

 犬と原付のスピードが違うのは当たり前、故に少し離れてから銀時はバンドルを握る手に力を入れる。とはいえ交通状態や右左折時の横断歩道等を考えるとギリギリ追いつけない程度のスピードでこちらも出立した。

 

 

 

 

 クソでかい建物を1度見たからか目の前のビルが小さく見える。いや、スナックお登勢の家屋に比べれば十分に大きいビルなのだが、最初にインパクトの強いものを見ると後のものが大した物じゃない様に感じるドアインザフェイスと同じ原理である。

 

「なんかフツー」

 

「普通ってなんですか普通って。これでも充分大きいですよ」

 

「ていうかここ、さっき来たコンビニアル」

 

 

 少し前(前話)に万事屋一同で立ち寄ったコンビニ前でまたもや立ち尽くす一同。六角柱状のビル内部に併設されたコンビニを外から眺めていた。中には同じ店員が暇そうにレジ前で宙を見つめいるのがわかる。

 

「結局1回来た所に戻って来ただけじゃねぇか。無駄骨折ってここに着くなら苦労した意味ねぇっつーの」

 

「でもまあ、外出た甲斐あって街並みも道筋も分かった事だし、物は考えようですよ」

 

「これで代理人とやらがいなかったらそれこそ草臥れ儲けアル」

 

「それ意味分かってる? 兎に角、中に入って誰かに聞いてみましょう」

 

 

 意気揚々とエントランスへの自動ドアを潜る新八の後をもう何処か面倒くさくなってきた銀時と神楽が追う。流石に超大型犬が建物に入る訳にも行かず、外で利口に座って待っている。

 

 中に入るとコンビニの他に図書室やら教室やら、主に事務的、教育的価値のある設備が施工されている様で、まさに事務ビルといった内装。

 

 1度入ったことのある建物だったがコンビニを除いたものを興味本位で眺めていると、不意にコンビニ側から声が掛けられた。

 

「……あの、何か御用ですか」

 

 振り返ればそこに出で立つは白髪の長髪と頭上の円盤が目を引く見目麗しい女学生。コンビニ袋を手提げ、肩に掛かった学生カバンが彼女が学生であることを裏付けている。

 

 銀魂にも美少女や美人といった麗人がいるにはいるが何奴も此奴も癖の強いやつしかいない為、ぶっちゃけ残念美人がほとんどだった。ギャグ漫画と青春じゃ世界観も登場人物もベクトルが違う事が身に染みる。

 

「あー、すいません。俺達別に怪しい者じゃなくて、なんかあそこのでかいビルで聴き込み(?)したら、生徒会長がいないから代理人? にあった方がいい、って言われてきたんですけどー」

 

「代理人……、先生の事ですか?」

 

「先生? 先生ってあのteacherの方の?」

 

「ええ、そちらの先生です。つかぬ事を伺いますが、アポは取られてますか?」

 

「アポ? ……ああ、アポね。はいこれ」

 

 そう言って袖口から銀時が取りだしたのは真っ赤に熟れたみずみずしい果実、リンゴ。いつの間にそんなモンを買ってた、とかそんなモン生身で袖口に入れとくな、とか突っ込む所は多いがどう考えてもそれじゃない空気が場を包む。

 

「……申し訳ありませんが見知らぬ人を不用意に近づける訳にも行きませんので、また後日お越し下さい」

 

「ちょ、待ってよ。せめて話くらい……」

 

「そう言われましても、現在先生は外出中ですので今はお引き取り願う他ありません」

 

「え、居ないの?」

 

「はい」

 

「あ……そう、じゃあまた来ます……。なんかすいませんね、いきなり押しかけて」

 

「いえ、こちらこそ対応出来ず申し訳ありませんでした」

 

「……じゃ、僕らこれで」

 

 なんとも言えない空気のまま、この場に居続けるのも苦であるかの如く、3人はそそくさと外へ出る。

 

 そんな彼らの様子を不思議そうに彼女は見届けると踵を返してエレベーター方面へと向かった。

 

 

 

 ────────────────────────

 

「はい、後書きでーす。

 

 今回は前回よりも短めに仕上げました。前回は8000文字くらい書いたのには理由がありまして、実は試験的なものだったんですね。

 

 昔、作者が創作の一環で読んでた伝書というか指南書というか、とにかく本を書くに当たっての流れ的なのをまとめた教科書に載ってたのを思い出して実践してみようと思った結果、あんな長ったらしい癖に中身スカスカな文章になったんですね。

 

 作者、大学は国文学科という本を研究する所の出なんですけど、留年してないとはいえ遊び呆けて本より別の科目で単位取ってたくらいだから、まともの創作は出来ないんで実践しても出来てるかも分かってません。

 

 別に、ただ何も考えずに書いてたら長くなったとか、最近入ってきた新入社員の指導で疲れてるからとか、そういう理由じゃないんで。マジで。人が1度で集中して読めるのは大体4~6000文字って言うのを試しただけなんですよね。

 

 

 っつー事で、今回ここまで。また次回よろしくな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃねぇだろォォォォォ!!!!!!」

 

「ぶべらっ!!!」

 

 

 自動ドアが開いて早々に新八のツッコミが銀時を襲う。強烈なストレートが右頬にクリーンヒットし、豪快に吹き飛んだ銀時はすぐ近くの生垣に頭から突っ込んで動かなくなった。

 

 

「何勝手に終わらせてんだァ! 3週にも渡って未だにプロローグから抜け出せない始末! これじゃ読者も満足しねぇよ! いつまで経っても話が進まねぇよ!」

 

「でも銀ちゃんがさっき"何も無いなら帰る"って言ってたアル」

 

「帰るって家に帰るって意味だろォ!? 中途半端に打ち切って、次回に持ち越しって意味じゃねぇよ!」

 

 

 生垣で伸びてる銀時の懐からさっき出たリンゴを奪おうと傍に寄り、見えない空間を手の感覚だけで取り出そうとする神楽。

 

 なにか見つけたのか引っ張り出すとこれまたみずみずしい果実、ナシ。ナシに続けてリンゴも取り出すと両手に仁果類を持ち咀嚼する。

 

 ボケの二段構えで用意していたのが余計に新八の癇に障った。

 

 

「どうすんだよ、このまま何もせず家帰ったら次回以降にどう繋げる気だよ!」

 

「んでも、このまま終わるのも銀魂っちゃ銀魂らしいネ」

 

「らしいも何も、このまま行ったらただの銀魂だよ、クロスの意味ないじゃないか」

 

 殴られたはずの頬を抑え、生垣から体を出す銀時。頭には複数の枝や葉が付着しており、中には頭に刺さってるのではないかと思える程に深く突き刺さった枝がある。

 

「大丈夫だよ、何だかんだで作者が説明するから。俺達の役目は一旦終了。また次回の銀さん達に任せようぜ」

 

「任せるも何も結局僕ら! 書くのは作者!」

 

 

 どの道ダラダラ続けたところで何も起きず、かと言って意を決して外に出てもあっちこっちに行っただけで大した収穫も無い。

 

 次回以降どうしよっか、世界観統一どころか交える事さえ儘ならないこの状況下での切迫感。

 

 

 

 

 

 その刹那、そんな彼らのことなど露知らず、1発の爆発音が遠くの道路から鳴り響く。瞬間、1発の砲弾が公然で騒ぐ彼らのすぐ近くのビルに飛来し、爆風に巻き込まれた男共がまたもや生垣にダイブした。

 

「おーい、大丈夫アルか、2人とも」

 

「大丈夫かじゃねぇよ! 何ちゃっかり自分だけは避難してんだ!」

 

「ちょっとぉ! なんですか今の!」

 

 新八の驚嘆と共に振り返った先には、大筒を備えた軽トラが1台。その周囲を護るように取り囲むヘルメットを被った学生服の集団が銃片手に向かってきていた。

 

 

「シャーレの先生よぉ! いつかの借りを返しに来たぜ!」

 

 

 1人だけ色違いのヘルメットを被り、軽トラの荷台から拡張器で声を張り上げるおそらく生徒。声的には若い女の子の様だが、ヘルメットなどありはしない思わせる声量に、町人達もパニックになって逃げ惑い始める。

 

 

「銀さん、なんですかアレ! 子供が銃持ってこっち来るんですけど!」

 

「俺が知るわけねぇだろ!」

 

「見るからにガキっぽいけど、攘夷志士じゃなさそうアルな」

 

 生垣から抜け出し、近くの車(廃車確)や落ちた看板裏等に隠れて状況を確認する万事屋。武装集団と言えば思い当たる節があるが、彼らは国を憂う侍であっても女子供に武器を持たせるようなことはしていない。それを知った上での目の前の集団が自分達の知らない勢力である事を認識する。

 

「それにさっきシャーレの先生って言いませんでした? もしかし僕らただ巻き込まれただけじゃ……」

 

「一か八かだ……。新八、お前ちょっと横通らせてもらえるか聞いてみろよ」

 

「なんで僕!? 銀さんが聞いてくださいよ!」

 

「馬鹿野郎お前! もし違ったらどうすんだよ! 勘違い甚だしい痛いヤツだろ! 大の大人が痛いより、オメーくらいの年頃の奴が痛い方が痛さも半減するだろ! だって元から痛いんだから! その年の大半のやつは"学校行ったら悪人が攻めてきて、それ俺が何とかする"みたいな妄想ばっかしてんだから!」

 

「誰がするかァ! やっても中学3年生くらいまでだわ!」

 

 揃いも揃ってどちらが行くか行かないかで揉めている。これが本当に侍魂を持った男達のあるべき姿なのだろうか。

 

 

「ケッ、これだから男共は役に立たないアル。侍以前に股間の刀も鈍ネ。刀どころか玉ついてるかも怪しいアル」

 

「刀も玉もねぇオメーだけには言われたくねえよ!」

 

「仕方ない。すいませーん、私達関係ないから帰っていいアルかー!」

 

「バカお前、勝手に……!」

 

 看板裏に隠れていた神楽は痺れを切らし、立ち上がると大手を振ってアピールする。遠巻きに見えたヘルメット集団もさすがに手を振られては気づく。

 

 何やら相談しているのか仲間内でひっそり話しているようだが、距離が空いている為、小声で話されては銀時達まで聴こえない。

 

「なんか相談してますよ……」

 

「もしかしたら民間人は逃がしてくれんじゃねぇか?」

 

 そんな期待も裏腹に、ヘルメット集団は頷き合うと一斉に銃口をこちらに向けてきた。

 

「えっ?」

 

 そして途切れない発砲音と無数の弾丸がこちら目掛けて飛び交ってくる。間一髪、神楽はその場でしゃがみ看板を遮蔽物にし、車の隙間や横から覗き見ていた銀時と新八も頭を引っ込めた。

 

「ギャァァァァア!!」

 

「オイィィィ! アイツら撃ってきやがったぞ! どうなってんだァァ!」

 

 銃弾による弾痕が車や壁、地面をエグり、その場にあるもの全てを傷つけている。

 

 しばらくすると銃声が止み、同じ声が木霊する。

 

「そこの一般人! 見る所大人の様だが、先生の知り合いか!?」

 

「俺達ァ何にも関係ねぇただの通行人だ!」

 

「そうか! だが悪いけど、武器も持ってない大人はいいカモだ! 大人しく人質になってくれ!」

 

 リーダー格らしき娘の号令と共に止まっていた軽トラが人が追いつけるスピードでこちらに向かってくる。どうやら本格的に進行するようだ。

 

 とはいえ、退くも逃げるも銃弾のスピードじゃ追いつかれて風穴開くのが読めている。

 

「どうしましょう銀さん!」

 

「どうするっつったて……! 神楽、オメーの傘で何となんねぇか!」

 

「何年も使ってなかったから弾切れネ」

 

「くそっ、こうなりゃ仕方ねぇ。プランDで行くぞ」

 

「プランD、そんなのあるんですか!?」

 

「説明しよう。プランDとはまず初めに作戦メンバー全員を集合させる」

 

「それで?」

 

「次に、一二の三とカウントダウンを始める」

 

「……次は?」

 

「そして最後に、三の号令でみんなバラバラの方に走る。これがプランDだ」

 

「要するにただの囮じゃねぇかァァ!」

 

「バラバラに散る事によって生存確率を上げる。これぞ生き残るための作戦だ」

 

「どこが作戦だ! 少なくとも一人の命が散るだろうが!」

 

「つべこべ言ってねぇで行け囮!」

 

「それじゃ作戦もクソもないだろうが!」

 

 遮蔽物越しのバカ騒ぎでさえ、今の状況ではコントにしか見えない。

 

 敵もいよいよ間近まで迫ってきた矢先、手のひらサイズの筒が万事屋とヘルメット集団の間を遮るように投げ転がる。

 

 その場の全員が転がる筒に目を向けた瞬間、視界を奪うほどの閃光と劈くほどの響音が辺りを沈めた。

 

 遮蔽物越しに争っていた銀時と新八はさほどダメージを受けなかったが、敵上確認の為に頻繁に顔を出していた神楽がモロに光を目に受けた。

 

「ぐぁぁぁぁ! 目がァァァ! 目がァァァァァ!!! 

 

 その場で目を抑えながら転がる神楽と今の反響音のせいで耳を抑える路地裏の定春。

 

 咄嗟のことで何が起こったか分かってない彼らの元に、さっき会った白髪の女学生が銃を乱射して寄ってきた。

 

「貴方達、怪我はありませんか!」

 

「オメーはさっきの……」

 

「今私の友人達と先生がこちらに向かってきてますので、あなた達は今のうち避難を!」

 

 なんとも勇ましく敵に銃を発砲するが、女学生が銃を撃つなんとも言えないシュールな光景に呆気にとられているが、何度目かの発砲音が銀時達を正気に戻す。

 

「バカ言え、野郎を置いてくならまだしも、女置いて侍が逃げられるかよ……」

 

「……そういう割には顔が引き攣ってる様に見えますが」

 

「これァアレだよ、武者震いだよ。それにな、男には引くに引けねぇ時があんだよ。自分(テメー)の護りてぇもん護らなきゃいけねぇ時と自分(テメー)護ろうとしてくれる奴に逃げろと言われた時だ」

 

「僕ら侍は馬鹿なんで。逃げろと言われて逃げるくらいなら、一緒に戦って生きるほうを選ぶんですよ」

 

「……仰る意味が分かりませんが、あなた達と私とでは身体の作りが違います。私達キヴォトス人は銃弾数発じゃ怪我にもならない。でも見た限り、あなた達外から来た人はそうじゃない。1発の弾丸が命取りになる。だからこそ此処でのルールに従うべきです」

 

 

 こうしたやり取りの間にも敵は持ち直し、陣形崩さず集中砲火で突き進む。かくいう此方の戦力は助けに来た彼女1人が打ち出す弾丸と木刀、そして蹲って目を擦る怪力娘。

 

 

「助けに来たヤツ見捨てて逃げられる程、腐っちゃいねぇってこった。そもそもよ、仲間が来るなら待ちゃいいのに、わざわざ見ず知らず(モン)助ける為に単身突っ込むお人好しをほっとくわけにもいかねぇだろ。こっちはこっちで何とか逃げる算段考えてたらアンタが来たんだ。アンタが来なくても何とかしてたさ」

 

 正直、彼女は思ってもみなかった。ヘイローが無く、見た目も成人男性の彼自身が先生と同じ事からも、外から来た人だという先入観が、彼女の正義感を突き動かした。

 

 だからこそ目の前の男が"お前を置いて逃げられない"というセリフを吐く事の意味が理解できないでいた。

 

 

「私は……自警団として、市民の安全を護る義務がありますので」

 

「じゃあ俺は大人(・・)として、バカ共助けに1人やってきたバカ護って、非行少女達に拳骨の1つでも入れてやらァ。それが大人の役目ってやつだよ」

 

 さっきのコントの空気から、彼女が来たことによって一変し、決意の固まった1人の侍が収めた木刀を帯から引き抜く。その目はどこまでも真っ直ぐに、そして何かを愉しむかの様な眼をしていた。

 

「新八、オメー竹刀持ってきてねぇだろ。危ねぇからここで嬢ちゃんと神楽見てろ」

 

「分かりました」

 

「ちょっと、本気で行くつもりですか!?」

 

 

 飛び交う銃弾を気にせず、隙間から敵までの距離を確認し、辿り着くまでのルートを計算している銀時を心配する学生。

 

 

「あたりめぇだろ、侍は一回決めた事は曲げねぇ。それよりもさっきのやつくれ。あれお前のやつだろ。あのピカッと光るヤツ」

 

「えっ、あっ、はい」

 

 そう言って渡された閃光弾1つを大雑把に掴み取ると懐にしまった。

 

「いいか、俺がコイツを光らせたらその鉄砲で援護してくれ」

 

「はい」

 

「新八、オメーは何とかして神楽になんでもいいから投げさせろ」

 

「何とかしてみます」

 

「じゃ、行くぞ」

 

 一人を除き、各々が真剣な面持ちで頷く。すかさず銀時は車から飛び出すと別の遮蔽物になりそうなものを掻い潜って走っていく。

 

 

「神楽ちゃん大丈夫?」

 

「これが大丈夫に見えるかァ! やったヤツめためたのギタギタにしてやるネ!」

 

 夜兎としての超人的な能力が幸をそうしたのか目はまだ充血しているがぼんやりと見えているようで、こんなことしたやつを眼圧だけで射殺しそうなくらいだ。そんな様子に学生は少しゾッとした。

 

「連中め、神楽ちゃんになんて仕打ちをするんだ!」

 

 くっさい芝居だが怒り心頭の神楽に判別する能力は無く、新八の言った言葉を鵜呑みにしたのか怒りの矛先が集団に向けられた。

 

「あんのボケ共がァ! かぶき町の女王が誰なのか思い知らせてやるアル!」

 

「いや、もうかぶき町じゃないんだけど」

 

 真っ赤に染った目から滲み出た涙が彼女のダメージを物語っている。だか彼女の怒りは目の痛みを忘れさせ、いまや報復相手にどう報復するかで頭が占められている。

 

 ふと滲んだ目に映るのは新八の声がする方、その方向に向いた時にぼやけて見える廃車。考えるまでもなくその車を持ち上げると、新八は慣れているが学生の空いた口が塞がらない。

 

「ヌォォォォォ!! くたばるがいいネェェェ!!」

 

 一般人どころかキヴォトス人でさえ生身では車体を持ち上げられないというのに、華奢な体から湧き出すパワーが軽車両を軽々と持ち上げ、そして遠くの方に放り投げられる。

 

 綺麗な放物線を描いて飛来する軽車両に驚いたのは相手も同じ。流石に車が飛んでくるのは予想外だったのか、陣形は乱れ、1部生徒は軽トラから離れた。

 

 車はいつしか手前で落ちるも勢い止まらず、車体を削りながら軽トラへと進んでいく。流石にこのままぶつかれば用意した大砲もお釈迦になりかねない。それに気づいたリーダー格が狙いを定め、近づいてくる廃車に向かって砲撃。

 

 けたたましい爆音が車体を粉々にしたのを確認し、一同安堵するが煙の中から不意に飛び出してきた閃光弾に気が付かず、2度目の光を目に浴びる。

 

 

 一瞬の目眩し、されど数秒の隙。その隙を見逃さず、黒煙の中から飛び出すは銀色なびかせた1人の侍。

 

 持っていた木刀でヘルメットだけを狙って攻撃する。敵とは言えど相手は女子供、守られた頭を狙うことで脳震盪を起こさせ無力化する事を計っていた。

 

 陣形の先頭にいた2人を瞬く間に薙ぎ払い、中心にいた3人を相手に剣を振るう。右側に回りこみ、射線を重ねることで自分へと狙いを定めにくくする。先に右の学生のメットを面打ち、後ろに倒れた敵の頭を踏みつけ飛び上がり、真ん中の敵のメットに重力を乗せた一撃をみまう。3人目が体制を整える前に2人目を肩で突き飛ばし、3人目にぶつけ、ヨロけたうちに攻撃する。

 

 軽トラから離れていた敵が銃口をこちらに向ける前に懐に飛び込むと、木刀で銃を下から切り上げ吹き飛ばす。そのまま切り返すようにメットへ打撃を与える。

 

 倒した敵から目を離し、振り返った先にはもう1人。離れているたのはまだいたようで、完全に立ち直ったのか眼前の敵が目の色変えて引き金に指をかけていた。

 

 銃口から放たれるマズルフラッシュが瞬く前に、やつに近づくには距離がありすぎる。しかし横から鳴り響く銃声が敵を捉え、ヘルメットに銃痕を残してその場に敵が崩れ落ちた。

 

 見なくてもわかる。指示通りに援護された銃弾が銀時を守った。そのまま敵後方にいた軽トラに真っ直ぐ走る銀時を軽トラに乗ったリーダー格は慌てた様子で足元において置いた自分の予備武器に手を伸ばそうとする。

 

 だが、彼女の手が武器に触れる前にヘルメットの視界の端で見えた切っ先が彼女の動きを止めさせた。

 

 数人の部隊とはいえ、1人でこの人数を相手にし、短時間で戦況を覆した男の顔を見上げる様に見つめていた。

 

 

「アンタ……何者だ」

 

 ルーフに乗って片足を大砲に足掛けたままのその男の顔を、ヘルメットのバイザー越しの瞳が見つめていた。

 

 

「ただのバカな大人だよ」

 

 戦ってる時とは全く別、締まりの無い顔でそう呟かれた言葉を最後に彼女は意識を手放した。

 

 

 

 

 一方、ビル前で攻防していた者達は事の顛末を見届ける。神楽はまだ目がぼやけているのか擦り、それを咎めるように新八が傍で屈む。学生と言えば持っていた武器のマガジンを抜き、チェンバーを引いた後に安全装置をかけて武装解除する。

 

 そうして目の前で沈静化した敵勢力と、今まさに木刀で半壊にされている大砲を見ながら、無意識のうちに吐息を吐くように細く呟いた。

 

「……あの人は何者なんですか」

 

 そんな声を聞き逃さなかったのか新八は微笑を浮かべて答える。

 

 

「ただの"宇宙一バカな侍"ですよ」

 

 

 ────────────────────

 

「話はスズミから聞きました。皆さんを巻き込んで大変申し訳ありませんでした」

 

「いえ、乗り掛かった船ですし、こちらそちらへ用があって来ただけなんで、気にしないでください」

 

 

 時を置き、今はビル内の併設されたカフェテリアで銀時と新八、閃光から復活した神楽がソファに腰をかけていた。

 

 その対面、きっちりとしたスーツに首から下がる社員証のような物、ちょっとしたくせっ毛に、優しい面構え、物腰柔らかな雰囲気を醸し出す好青年が座っている。

 

「本当にすみません。何かお話があって来られたと言うのに、対応出来なくて」

 

「いいんですよ、こちらお忙しい中押しかけちゃったようで申し訳なく思ってます」

 

「いえ、こちらの方こそ」

 

「こちらこそ」

 

「いえいえ」

 

「いえいえ 」

 

「押し問答はいいから進めてくんない? 一向に進まないんだけど」

 

 腰の低い同士が譲り合うと一向に話が進まない。これが日本人の性なのだから仕方がない。とはいえ当の本人がチョコレートパフェを食いながら進めようとするのだからタチが悪い。

 

「それで本題なんですが、皆さんは見た限り僕と同じく外から来た人間ですよね」

 

「はい、外から来たと言うより別世界から来たというのか……。とにかく気づいた時にはここにいたって感じです」

 

「そうですか……。じゃあ聞きたいのは元の世界への戻り方とか、この世界の事とか、その辺ですか?」

 

「偉く察しがいいじゃねぇか」

 

「ハハハ……、生憎と最近皆様のように別世界から来られた方々が居ましたので何となく察しが着いたといいますか」

 

「んじゃ、掻い摘んで説明してくれ。こっちはもう尺も気力も無いんでね」

 

「ちょっと銀さん、失礼ですよ!」

 

「いえ、いいんです。そうですね……じゃあまず初めは此処がどんな場所か説明を……」

 

「そういうのいいからさ、あるじゃん、小説特有のアレ」

 

「アレ?」

 

「アレってまさか……」

 

「そ、全てを簡略化し何となーく説明した風に仕上げ、結局は作者と読者の情報収集に丸投げする魔法の言葉」

 

 

かくかくしかじか(それっぽい説明)が」

 

 

 中略

 

 そして残ったのは空になった大皿とパフェの器、静まり返った場の空気。

 

 

「要するにここキヴォトスは学園自治区で構成されてて……」

 

「あなたは各自治区の問題などを解決する超法規的機関の一員で……」

 

「身体が頑丈だからこそ武力衝突も厭わないような世界に流れ着いた、ってとこアルな」

 

 

「ご理解頂ける方が難しいと思いますが何卒……」

 

 自分が素っ頓狂な事を言っているのは自負している。銃社会で暴力沙汰の絶えない、銃撃戦が日常化している方がよっぽど可笑しい。そんな世界だからこそ彼らに理解してもらわなければ、彼ら自身の安全のためにもならない。

 

 包み隠さず知ってる限りのことを伝え、できる限り分かりやすく伝えたつもりだ。いきなり受け入れろとは言えないが、なんとかして理解してもらおうという彼なりの気遣いを感じた。

 

 先生の真剣な面持ちの中、彼の想像と裏腹に万事屋が一気に脱力したことが彼の意表をついた。

 

「なんだよ、大した事ねぇじゃん。心配して損したぜ」

 

「え?」

 

「ですね、僕はてっきり大怪獣が定期的に攻めてくるとか、世界は魔族によって攻撃されてて、僕たちも戦いに駆り出されるとかだと思ってました」

 

「私は、街を牛耳る闇の組織と知らない内に抗争へと巻き込まれ、知らない内に犯罪の片棒を担がされ、気づけば立派な殺し屋に。育ての親、親友とも言える兄弟分、そして生き別れた本当の家族との対面、そして自分の本当のあるべき姿を取り戻す! サスペンスヒューマンストーリー超大作、この春公開!」

 

「それもう映画の告知だろ!」

 

 目の前で繰り広げられる茶番に呆然とするも、先生は自身単純な疑問を問いかける。

 

「皆さん驚かれないんですか? 銃ですよ? 日常的な暴力ですよ?」

 

 普通ならこの時点で驚かれる。日常的に銃弾が飛び交い、何かとあれば策謀渦巻く都市、それこそがキヴォトスでありこの世界の理。

 

「何言ってんだ、俺らの世界じゃ宇宙人はバンバン来るわ、バカとバカがチャンバラするわで慣れっこだよ」

 

「街も家も何回も壊れてますしね」

 

「よく考えたらこういう世界に来たのも1度や2度じゃないアルな」

 

「死にかけた事もあるし」

 

「実際魂抜けた事もありますし」

 

「天国と地獄はまだでも、魔界に行ったことあるアル」

 

 思い返せば長い記憶、77巻分の中で死線を潜った数は数知れず。というかギャグ故に死にかける事、殺されかける事がほぼ日常的な銀魂界の住人では、キヴォトスの事件でさえ鼻で笑って流せるレベル。

 

 度肝を抜く所から抜かされる羽目になるとは思ってなかった先生サイドでさえ、彼らが生きてきた世界の話がにわかに信じられないと言った心情だ。

 

「なんというか……、皆さんなかなかの経験されてる様で……」

 

「兄ちゃんの話聞いても、どこもかしこも変わりやしねぇ。バカが好き勝手バカなことしてるだけだってのがよく分かったよ」

 

 そう言って懐にしまった財布を取り出すと、中から1枚の紙を机に置いて、財布を同じ所にしまう。

 

「名刺?」

 

「おう、ウチのな。幸い、身一つって事にはならなかったから此処でも同じ商売やろうと思ってる。猫探しからドブさらいまで、金さえ貰えればなんでやる何でも屋だ。これから世話になるだろうし、困ったらいつでも連絡くれ」

 

「元の世界でも暇な時が多かったんで、ほんといつでも電話下さい。僕ら万事屋がすぐに駆け付けます」

 

「でも、報酬はキッチリ貰うからナ。ツケは効かないアルヨ」

 

 テーブル中央に寄せられた1枚の名刺。ポツンと残されたそれを眺める先生の元から、万事屋一同は席を立って出口へと向かう。

 

 帰り際、振り返った銀時の穏やかな笑みが先生の目に留まる。

 

「万事屋銀ちゃん 一同、これから宜しくな」

 

 そう言って前を向いて歩く背中と小降りに振られた手をただただ先生は黙って見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、お金貰ってない……」

 

 なくなく支払われた領収書が空っぽになった財布に捩じ込まれた。





「はい、今度こそちゃんとした後書きです。

作中で出た後書きモドキも一応は作者のお気持ちで書かれたものなんで、適当に流してもらえればいいです。


てなわけで言いたいことは作中言いましたので後書きは短めで行きます。


今回、書きたいこと書いてたら13000文字。読みやすいのが6000までとか抜かしといてコレです。まじで阿呆。もうちょいコンパクトに出来ることを目指して精進してくれ。


次に感想な。

1人目 勘次郎 さんからです。

【なんだろう…新八はキヴォトスの生徒全員から舐められるイメージが簡単に想像できましたw】

との事です。ハッキリ言いますが、実際の所、新八は舐められ気味です。気味って言うか舐められてます。これは原作だけに限らず、コラボでも、他作品のクロスでも大抵新八は舐められキャラです。こういうキャラ付けを1度でもされると、なかなか払拭出来ません。

例えるなら、悟空のライバルキャラとして登場したベジータですが、いつの間にかギャグ要員にされ、後世にもネタとしてスられ続けてる、あんな感じです。

つまりどこまで行ってもツッコミキャラはツッコミしか求められず、1度舐められれば生涯舐められ続けます。今作でもそれは変わりません。残念ですがこれが運命です。皆の中でそういう経験あったら諦めて下さい。


2人目 前回でも紹介した 名無ツ草 さんです。

【一周回って懐かしさすら覚えるわぁ。に○ファンとか理○郷とかで銀魂クロスssを漁っては銀八先生方式の後書きを何度見たことやら。

たまと源外のじじい、まんまアリスとエンジニア部(ミレニアム全体)のノリだわこれ。アリスクエストやっちゃうんです?】

はい、今回も感想ありがとうございまーす。

作者もね、昔は書くより読む専だったんで銀魂クロスの後書きが銀八先生節なのを死ぬ程見ました。

もうスられにスられた構文ですけど、これ単行本で出てたし、アニメED後のちょっとした隙間でも放送されてたんですよね。だからこそ本編とは違うダラっとした雰囲気が、後書きのそこまで重要じゃない落書き感覚にマッチしたんですね。だからみんな後書きが銀八先生の場合が多いんだと、作者は思ってます。

あと後半、ブルアカのアリスとエンジニア部、銀魂のタマと源外のじーさんを出してくる辺り、全くもって作者と同じ事考えてるんですよ。何なんですかね、前回同様似たような発想してるみたいなんですけど、知り合いかなんかですか?

もういっそ作者のメンタルとやる気が豆腐どころか湯葉レベルにペラッペラになった時に、代打として頼んでいいっすか。

2塁3塁
S2
B0
A2

ぐらいの場面で起用しますんでよろしくお願いします。


じゃ、また次回よろしく」
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