BLUE ARCHIVE 自衛隊 キヴォトスの地にて、斯く戦えり 作:大艦巨砲主義者
「何たることだ!」ドンッ
カイザーPMCの理事室、そこで部下のオートマタに激しい怒りをぶつけるカイザーPMC理事がいた
「も、申し訳ありません…」
「六万体のオートマタをほぼ全て失った上にアルヌスの丘を異世界軍に占領されただと!?何たる失態だ!それにあそこは特に重要な遺跡だと説明したはずだろう!」
「そ、それが…どうにも帰ってきたオートマタによると相手はM7にも達するスピードを持つ対地ミサイルを使用したようで…それに相手はこちらに補足されずに空からミサイルを撃つ術があるようで…」
「今はそんなことは関係あるか!この情報がメディアに渡ったらどうするつもりだ!六万体も失ったことが報道されればカイザーPMCどころかカイザー全体の信頼に関わるぞ!」
「申し訳ありません…メディアには情報が渡らないように工作しておきますので…」
「当たり前だ!それにアルヌスも奪還しろ!」
「は?アルヌスを奪還しろと?」
「六万体のオートマタを全滅させるくらいなら相当に強いはずだろう!?それに放っておいたら復讐にカイザーPMCが攻撃を受ける可能性があるだろう!そうしたら今度こそカイザーの危機だ!わかったらさっさと行け!」
「は、はい!」
部下は急いで理事室を出ていくと、カイザーPMC理事はため息をついた
「何なんだ一体…」
「クックック…お困りですかね?」
「お前は…」
ピシッとしたスーツを着た成人男性のような何か、スーツから出ている普通なら皮膚の部分、そこは黒い靄がかかっており、顔は白いニヤけたような亀裂が入っている
「黒服か…」
「そうです…黒服です…お困りのようですかね?」
「ああ、そうだ…アルヌスの丘が異世界軍に占領された…どうにかしてほしい…」
「クックック…残念ながら六万体もの戦闘用オートマタが一方的に撃破させられるような軍に対抗は流石にゲマトリアでもきびしいですかねぇ…」
「なっ…何処からその情報を…」
「しかし、その軍に関係を持てば情報を盗めるかもしれません…」
「そ、そうか…頼んだぞ…」
「わかりました…」
(しかし…異世界軍とは…神秘の研究とは別ですが…個人的にすごい興味をそそられますね…)クックック…
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陸上自衛隊特地駐屯地約50キロ手前
陸上自衛隊がアルヌスを占領し、作り上げた駐屯地、陸上自衛隊特地駐屯地、ここは陸上自衛隊駐屯地の中でも特に戦力が多く、現在は航空自衛隊の滑走路なども建設されている今、自衛隊が最も予算をかけている強固な駐屯地だ、そこに怖いもの知らずと言わんばかりに攻め込もうとする輩がいた…
カイザーPMCアルヌス奪還部隊
「間もなくアルヌスです」
「アルヌスか…六万体ものオートマタを撃破した異世界軍が待ち構えているようだが大丈夫か?」
「一応それに対抗するために第一次攻撃隊三万体それに第二次攻撃隊を含めると六万体の戦闘用オートマタと前よりもさらに増えた千を超える主力戦車、攻撃ヘリに無人機まで用意したんです大丈夫でしょう」
「そうだな、ん?あれは」
「看板ですかね?」
「なに?『これより、陸上自衛隊特地駐屯地につき立ち入りを禁ずる、立ち入った場合は攻撃を行う 日本国陸上自衛隊』だと?」
「舐め腐ってますね…」
「ふん、こんな事を書くくらいだ、まだ戦力が集中していないのだろう、こんなもの無視して突撃しろ!」
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陸上自衛隊特地駐屯地
「司令、目標が警告看板を乗り越えたようです」
「ふむ、そうか…残念だ」
カイザーのものより遥かに高性能な無人偵察機にて監視していた陸上自衛隊は、看板を乗り越えたカイザーPMCを即座に補足した
「榴弾砲は?」
「あと間もなくで試製特殊砲弾の射程に入ります」
「あの防衛装備庁が開発した対ロボット用試製特殊砲弾か…試作品だから数があまりない上に動作が不安だが、どれほどの効果があるか楽しみだ…」
「目標、射程に入りました」
「わかった…榴弾砲、うちーかたー始め!」
「榴弾砲!試製特殊砲弾!うちーかたー始め!」
ドォン!ドォン!ドォン!
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ヒュルルルルルル…
「ん?この音は…」
「レーダーコンタクト!敵砲弾です!数は15発!」
「たったの15発だと?」
「間もなく着弾します!」
バァン!バァン!バァン!
「空間爆発?信管不良か?」
バタッ
「は?な、何が起こった?」
砲弾は空中爆発し、本来ならダメージを受けないはずだが…何故かオートマタがバタバタと倒れていくそれも一、二体ではない、かなりの広範囲の何千体ものオートマタたちは無傷のはずなのにバタバタと倒れていくその不気味な有り様にオートマタの隊長やその取り巻き達はただその場で立ち止まるしかなかった、しかしまたもや容赦なく砲撃が降り注ぐ
「一体何が起こっ!」ドオオオオン!
立ち止まる数少ない生き残ったオートマタ達に砲撃がまた放たれ、オートマタ達は自衛隊を補足する暇もなく第一次攻撃隊は全滅した
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陸上自衛隊特地駐屯地
「試製特殊砲弾、全弾炸裂、敵ロボットの九割を壊滅、引き続き榴弾砲にて残党を掃討します」
「ふむ、全弾使い切ってしまったが、かなりの戦果だな試製特殊砲弾は」
防衛装備庁が開発した試製特殊砲弾、正式名称『25式試製155ミリEMP砲弾』は本来なら核兵器等が上空で爆発した際に発生するEMP、つまり『電磁パルス攻撃』と呼ばれる攻撃を核兵器無しに発生させる事ができる砲弾であり、EMPとは爆発地点上空からとてつもない範囲の対策を施していない電子機器を使用不能にさせる事ができる現代兵器の天敵のような攻撃である
銀座事件にて破壊されたオートマタを解析した防衛装備庁によって対策が施された自衛隊の兵器とは異なりオートマタにEMP対策が全く施されていないことを発見した防衛装備庁によって急遽開発された最新鋭兵器でありその効果はオートマタに対して凄まじいものがあった
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カイザーPMCアルヌス奪還部隊第二次攻撃隊
「何なんですか!あの化け物共は!」
またしても自衛隊にダメージを与える事のできなかったオートマタ達は作戦会議にて怒りをあらわにしていた
「どうするおつもりですか隊長!」
「ふむ…」
「どうするおつもりですか!と聞いているんです!三万体もの戦闘用オートマタが一方的に撃破されたのですよ!?」
「相手はこちらに対して遥かに戦力に優れている…少しでも戦果を上げるためにこうなったら一斉夜襲での奇襲に頼るしかあるまい…」
「夜襲ですか…」
「今夜、ヘリコプター部隊によって敵基地を奇襲!ある程度殲滅したあとに戦車部隊を盾に歩兵部隊が突入!これによって敵を殲滅する!」
「はっ!」
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バタバタバタバタ
その日の夜、自衛隊へダメージを少しでも与える為に奇襲作戦が開始された
「頼んだぞ攻撃ヘリ部隊…」
「静かにしろ!」ヒソヒソ…
「しかし…榴弾砲が来ませんね…」
「相手が気づいていない…ということは無いだろうが…そうだったら幸運だな…」
ドンドンドン
「ん?あっ、あれは!」
「照明弾!」
「クソッ!やはりバレてたか!ヘリ部隊が!」
シュウウウウ…ドォン!ドォン!ドォン!
「ミサイルか!総員戦車を盾に突入!」
「ヘリ部隊全滅!」
「突入!急げ!」
「「「うおおおおおお!!!」」」
バタバタバタバタ
「あれは!敵攻撃ヘリ!」
シャアアアン!シャアアアン!シャアアアン!
ドォォォン!ドォォォン!ドォォォン!
「「「うわぁぁぁぁ!」」
「対戦車ミサイルか!戦車から離れろ!巻き添えを喰らうぞ!」
ダダダダダダ!!
「「「ギャァァァァ!」」」
「走れ!止まると殺されるぞ!歩兵ば走れ!戦車部隊は最高速度で突入しろ!走れ!走れ走れ!」
「敵戦車補足!距離2キロ!」
ドォン!ドォン!ドォン!
「敵戦車発砲!」
ドォォォン!ドォォォン!ドォォォン!
「クソッ!カイザーが誇る主力戦車がいとも簡単に!」
「敵戦車後退開始!」
ダダダダダダダダ!ドンドンドンドン!!
「今度は歩兵か!なんという弾幕だ!」
「!隊長!」
ドォォォン!
「グッ…」
「おい!戦車を盾に!」
「グッ…いい!逃げろ!このことをカイザーに伝えるんだ!」
ダダダダダダ!
「うわぁぁぁ!」
「ギャァァァァ!」
「くっ、クソッ…化け物共め!」
部下が自分を盾に死亡してしまった、オートマタの隊長は故障して上手く動かない脚を引きずりようやく立ち上がる
「攻めて最後に…一矢…報いて…やる!!」
パァン!
「フハハハ…フハハハハハ!フハハハハハハハ!!」
オートマタの隊長は笑う、何故だかわからないが笑う、おそらくあの弾は何にも当たらないのだろうだが笑う、しかしそんな隊長に一発の砲弾が迫る
「フハハハ!フハハハハh」ドォォォン!
オートマタの隊長の意識は強制的に手放された…またしても自衛隊にまともな損害を与えることなく大敗北してしまったオートマタ達の残党は各々にカイザーPMCに帰還し、こうして、またしても自衛隊とカイザーPMCとの戦闘は自衛隊の大勝利に終わった
どうも作者です次回から本編のキャラとの関わりが出てきます!転生先が砂漠…ということはどこかわかるね?
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オリキャラ紹介コーナー!
名前∶木城 守(きしろ まもる)
階級∶三尉(初登場時)→一尉(現在)
所属∶陸上自衛隊普通科
年齢∶18歳
持ち物∶89式小銃、SFP-9、スマホ、89式銃剣、携帯型通信機
徽章∶レンジャー徽章、格闘徽章
概要∶この物語の主人公であり陸上自衛隊の一尉、銀座事件にて、百名以上の民間人を避難させ、異例の階級上げが行われた。現在は陸上自衛隊特地駐屯地へ配属されており、その戦闘力はかなり高く、その射撃力は自衛隊トップクラスと言われている。また、近接戦もかなり強く、銃剣を用いた攻撃を得意とする。