ペリーヌというウィッチ、ゼニスというウィザードのお話「練習中」   作:手紙もっちり

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いくつかのことに注意しながら書きました
・文章を短くしながら書くこと
・ささやかにではありますが、イチャイチャやラブラブという感じを出すこと
・積極的に「、」と「。」を使うこと。

ネウロイとの戦いの後、弱っているゼニス。
ペリーヌがいてくれることに…?
というイメージとなります。

感想やアドバイス、誤字脱字など、ありがたいです。感謝です!!


・少し書き方修正版・つらくて苦しい時に、君がいてくれるということ

 

ネウロイとの戦いの後のことだ、いったいどんなことをすればこの心の、胸の痛みはなくなるんだろう。

 

苦しくて、辛くて、泣き出してしまいそうになる感覚がある。

 

だからこそこの痛みがなくなってほしいと何度も苦しんでいる。

 

そんな時に君がいてくれることがたまらないほどに、俺の救いになるんだ。

 

「…ゼニス?…ゼニス!私がそばにいますわ!」

 

「ごめんな、ペリーヌ?ちょっと苦しいくらいだから、いつもよりは平気なつもりさ」

 

弱気で泣き虫な俺のそばにいてくれるペリーヌの存在が、今はすごく頼もしく感じる。

 

ガリアに帰りたいと思っている俺の弱い部分が、悲鳴を上げているのだろう。

 

今すぐにでも帰りたいと思っている自分と、逃げ出してはいけないという強い俺としての部分がある。

 

今日もネウロイと戦って不安に打ち勝つことができたという安心感が彼女の存在とともに、俺の心の柔らかい部分に広がっていくのだ。

 

「ゼニス?怖いとしても私がいますから、だから安心してくださいまし」

 

「ありがとう、本当にありがとう、君がいないと俺はもうだめだと思うほどに気持ちが乱れてしまうんだ」

 

弱くて柔らかい気持ちに、心のとても大事な部分に君という存在が支えとなってくれる。

 

なぜこんなに俺は弱っているのか、それはうまく説明できないけれども、わかることがある。

 

それは今日もネウロイとの戦いに挑んできた後になってから、もしも負けていたらどうなっていたのかを考えてしまったからだろう。

 

そして今、君にこうして支えられていることに、とても安心している自分がいる。

 

「ほら、こうして抱きしめてあげますから、どうか泣き止んでくださいまし」

 

「…ああ、…ああ、そうだな」

 

「ふふっ、こうしているとあなたが私よりも、年下だと言うことを思い出せますわね」

 

とくり、とくりと胸を打つ鼓動が聞こえてくる。

 

君の存在が確かにそこにあるんだと確かめることができる。

 

どこかで、遠い昔に聞いたことがあるような子守りの言葉が紡がれる時のように、愛していると聞こえるように。

 

子守りの言葉が聞こえるたびに強い自分に少しづつ戻っていくような気がするのだから、彼女の存在が俺にとって大きなものだと深く自覚していく。

 

「あなたのことを撫でていると、昔を思い出しますわね」

 

彼女の子守りはまだ続いていく、涙が少しづつ引いていくように、笑顔が戻ってくるようにと。

 

「…あなたは私のそばにいると、言ってくれましたわ…」

 

愛しているの言葉が続くと、不安を溶かしてくれていくように、そばに君がいてくれる。

 

「たまにはあなたよりも、お姉さんらしくするのもいいですわね」

 

だからほら、泣き止んでくださいましと、君の声が聞こえる。

 

頭の上に置かれたやさしい手で、いい子だよ、いい子だねと、少しづつ揺れるように頭を撫でられる。

 

「苦しいときは私がそばにいますわ、だから大丈夫」

 

「君がそばにいるから、かな?」

 

「そうですわ!私がいるから安心してくださいまし?」

 

そうして頭をなでられているうちに、すっかりと俺は心に元気が戻ってくるのを感じていた。

 

ペリーヌが俺よりもお姉さんなのだということを、今になって強く思い出すのだ。

 

彼女に守られるのも悪くないかもしれない、けど、君を守りたいのだと思う気持ちがあるのだと、強く思い続けている気持ちがある。

 

「いい子ですわね、本当に心配になるくらい、あなたはいい子ですわね」

 

「俺としてはいい子のつもりはないんだけどな、ペリーヌにはそう見えるのかな?」

 

「私にはそう見えますもの、無理をしているようにも見えますわね」

 

君はそう言うと、抱きしめてやりますわ!!なんていう感じにふざけてきた。

 

相変わらず頭の上にはいい子だと手をのせて来て、なでられているけれど。

 

つらいという気持ちは少しだけれど、耐えられそうなくらいになっているのを、また心で感じ始めていた。

 

「あなたは一人ではないんですのよ、おわかりになっていまして?」

 

言葉には出さずに、片方の手で君の手を握り返すことで返事の代わりにした。

 

この先の未来で何があっても、ペリーヌと一緒にいたいと思うには十分な出来事だとも思うのだ。

 

握っていた手は、やさしく握り返された。

 

「昔のことといえば、泣いているあなたをよくこうしていたのを覚えていまして?」

 

「君と出会ってからは、だいたいそういう思い出が多い気がするよ」

 

「ふふっ、確かに思い出すとこんなことが多いかもしれないですわね」

 

つらくてまいっていたのに、悲しいことの次はうれしいことが欲しくなるものだ。

 

君の笑顔が見たいと、強い自分に戻っていくのだ、今の俺に、自分自身によみがえるように戻っていく。

 

やっぱり彼女には勝てないなとそう思う。

 

けど、それでいいのかもしれないな、彼女のそばにいられるならそれでいいと考えている自分にどこか満足している。

 

「ゼニス?今日は久しぶりにこうしていましょうか、…昔を思い出しながら、こうして…」

 

「ペリーヌがいいなら、俺もこうしていたいな」

 

昔と変わらないことがあるとしたら、ペリーヌとの友情は変わらないものだろう。

 

今の彼女との違いは、友情に、深い愛情が加わったことだろう。

 

「いい子ですわね、ずっと一緒ですわよ?」

 

たまにはこうしているのもいいかもしれないと、そう思う日である。

 

もしもこの先も、ネウロイとの戦いに疲れた時がまた来ても、彼女と一緒なら乗り越えられるさ。

 

ペリーヌと一緒なら、きっと。

 




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