ペリーヌというウィッチ、ゼニスというウィザードのお話「練習中」 作:手紙もっちり
・文章を短くしながら書くこと
・ささやかにではありますが、イチャイチャやラブラブという感じを出すこと
キッチンに立つペリーヌという、書きたかったシーンを書いてみました!
料理をしているペリーヌ!いいと思うんです!
あとは、ジャムと蜜の違いというものに書いているときつまづいてしまいまして。
間違ってるところがあるかもです。
太陽が元気いっぱいに青空の上にのぼっていた日のことだ
こんな日には日差しに照らされて熱くなった洗濯物から
お日様のにおいというのだろうか、洗濯場からはそんな暖かいにおいがそよ風に乗ってくる
今日は話という話などはないのだけれど、ゆっくりと時間を過ごすなら
このような時間はまったりとするのにいいかもしれない
熱々のコーヒーを片手にそれを一口、軽く傾けるようにしながら飲み込む
ときに、今いる場所はどこなのかというと
キッチンの近くの食堂で席に座って飲み物を時間をかけて味わっているわけなのだが
ここには誰かがいつも一人から二人はいるような印象がある
今の時間だと宮藤さんとリネットさんとペリーヌの三人がおやつと夕食の準備をしているようだった
ちなみにおやつは俺が頼んだもので、ペリーヌがアップルパイなら用意できるとのことだったので
それなら、せっかくなので注文させてもらおうかなと頼んだものだ
薫り高くて、香ばしくも感じることができるいい匂いだと期待感が高まっていく
ペリーヌの焼いてくれるアップルパイは俺の大好物の一つなのだ、彼女の焼いてくれるものの中でもパイ料理は抜きんでておいしいと評判でもある
料理をしている後ろ姿を眺めていると宝石のように、果物の蜜が熱々のパイの上でとろりと溶けている
「今日はいい具合のリンゴが手にはいいりましたわね」なんて言葉にして具合を確かめていると
宮藤さんが、「わぁーあ!すごい!!とってもおいしいですこれ!!」
なんて感じに感想を言っているようだ
その隣に立っているリネットさんが、こちらもひとつ口の中に溶けるような味わいらしいパイをおいしそうに食べていると
その味わいに感激したみたいで、「ペリーヌさん!これすっごくおいしいですよ!!蜜が溶けていてとっても甘いです!!」
なんて感じにキッチンは賑やかさを見せていた
今日は彼女たちの様子を眺めているのもいいかな、なんてボンヤリとした気持ちが浮かんでくる
彼女たちがますますテンションが上がることのひとつにアップルパイだけでなく
実はチョコレートパイも作っていることを俺は知っているのだ
ちょうどそちらも出来たらしく感激する声が聞こえてくると
さっそくと言わんばかりに早く切り分けましょうよという声が聞こえてくる
サクッといい音を立てるチョコレートパイの切り分けられる音に続いて
こちらに薫り高くいいにおいを立てるチョコレートと砂糖と果物で作られた蜜の甘いハーモニー
そして出来立てを口の中にほおばっていく三人はそれぞれに幸せそうな顔を見せていた
「作ったものの中では一番の出来かもしれませんわね!」
「ペリーヌさんのチョコレートパイ!これもすっごくおいしいですよー!!」
「本当においしいっ!パイ料理を今まで食べた中でもとってもおいしいです!!」
「ふふっ、ゼニスも喜んでくれるかしら」
キッチンと食堂のあたりにはいつのまにか、とてもいいにおいが漂っていたのだ
ただ、ペリーヌが作るパイはここからが本番なのだ
この後の彼女のするひとつの工夫がパイのおいしさをグーンと上げてくれることを、俺はよく知っている
彼女はよくリンゴと砂糖の蜜を仕上げに使っているのだが、これがたまらなくおいしいのだ
「さあ、最後にこれをかけて終わりですわ」
「ペリーヌさん?それってリンゴと砂糖の蜜だよね?」
「ええ、よく砂糖菓子にも使ったりするんですのよ」
「見てるこっちもおいしそうってことがわかります!」
どうやら仕上げが終わったらしい、アップルパイとチョコレートパイの二つが出来上がったみたいだ
アップルパイにはいくつかの果物と砂糖の蜜をかけた甘酸っぱい仕上がりになっているのだろう。口の中がもうパイ料理を食べたくなった時の感覚にかわってしまっている
チョコレートパイについてはリンゴと砂糖の蜜がかけられているようだ。
こちらもとてもいいにおいがするし、チョコレートの甘さとリンゴのスッキリとした風味が特製の蜜によって足されているのだろうなと、これまた口の中がパイ料理を食べる準備が出来上がっている
ペリーヌがこちらにウインクをよこして来て、できましたわよと自信たっぷりにパイをお皿に乗せはじめた
「ゼニスー!アップルパイとチョコレートパイが出来上がったから持っていきますわよー!」
うれしそうな様子と、早く感想が聞きたいという様子のペリーヌに思わず俺も笑顔になってしまう
おぼんにのせられた二つのパイが出来立てですよと、ホカホカの湯気を立てている
俺のいる席のところでお皿が配膳されて、いよいよ食べる瞬間が訪れた
お互いに期待感でワクワクしている中で、彼女は言った
「さあゼニス!私の作ったパイを食べてもらおうかしら!!」
「もちろんさ!アップルパイからもらおうかな」
ひとつ、口の中に入れた瞬間からアップルパイですよー!という感じがたまらなくおいしいと感じた
「うまい!うまいよ!これおいしいよペリーヌ!!」
「ならこのチョコレートパイも食べてもらおうかしら!」
すすめられるままに口の中へといれて、もう一つのパイを食べていく
チョコレートのおいしさと蜜のスッキリとした甘さがとてもおいしいと、口の中をとっても喜ばせてきた
「これもおいしいよ!両方とも今までで一番の出来かもしれない!」
そう言うとまるで年上のお姉さんのように感じる雰囲気で、よかったと言葉にしてきた
「喜んでもらえてよかったですわ…本当に…ふふっ」
そんな姿に俺はドキっとしていた。彼女の愛情というものを深く感じたからだ
彼女には勝てないなあと、なんとなくそう思った
「アップルパイとチョコレートパイの、おかわりはいかがかしら?」
「ならせっかくだし是非とももらおうかな!」
今日という一日を大切にしようと思うことができる
これは俺にとって絶対にたいせつなものだと、そう言えるものだ
料理を存分に堪能しながら今日という一日が過ぎていくのだった。
よんでくれたことに、ありがとうです!