ペリーヌというウィッチ、ゼニスというウィザードのお話「練習中」 作:手紙もっちり
・文章を短くしながら書くこと
・積極的に「、」と「。」を使うこと。
感想やアドバイス、とてもありがたいです!ありがとうございます!
今回はゼニスの過去についてふれる話を書いてみました。
坂本さんと友人ということにしてみました。
考えてみて、これくらいの関係になるのかな?
というかんじで友人ということにしようかなと。
あとはペリーヌが途中から入ってくるのを意識してみました。
ペリーヌとの関係を実は応援してくれていた坂本さん。
過去を懐かしく思いながら…
という感じで坂本さんを多めにイメージしています!
それでは、いつもありがとうございます!
よろしくおねがいいたします!
ため息がこぼれるときには幾つかの、何かしらの出来事というものがあると思う。
今日は曇りの日だからだろうか、なんだかため息をつくことが多いような気がする。
今も時間がぼんやりと流れていくのを感じるが、朝方から少しの間ペリーヌが出かけていて暇を持て余しているのだ。
まあだからなのだろうが、まさかそんなという形でこの俺の、友人だと言う時に驚いてもらえることがナンバーワンのウィッチが今まさにこの広間にいる。
このウィッチと2人でいるのは久しぶりにというべきだろうか、この何もない時間を一緒に過ごすことになるとは思いもしなかった。時にその名を坂本さんという。
まあなんだかんだと最近はまた関わることも増えたような気がするし、交友をあたためるいい機会なのかもな。
「こうして私とお前で、2人でいるのはいつ以来だろうな」
「俺は最近ペリーヌと一緒にいるのが多いからな、久しぶりにってところじゃないか」
「久しぶりというほどだったか?少し前にネウロイを私とお前の2人で落としたから、あれはカウントに入れてもいいんじゃないか?」
そうやって軽く話のキャッチボールをすると、今日はペリーヌが用事で出かけていていないのだという実感がわいてきた。
まあ、用事が終わればすぐに帰ってくると言っていたから、時間でもつぶして待っているさ。
俺と坂本さんの2人であることを確認すると、これから少しの時間をこうしているのかとお互いにリラックスしながら、とりとめのない話を交わしていく。
なんというべきなのかこの快活な性格に助けられることも多いのだが、会話のキャッチボールがストレートなのがよさだと感じさせるし、そうなのだと思うのだ。
「そのネウロイを思いきり落としたっていう話はずいぶん前のように感じるよ、坂本はどうだ」
「実は私も似たようなものだ、こうしてお前に呼び捨てにされるのも久しぶりな気がするがな」
ちなみに時間がないときは別だが、こうして砕けた会話をしているときにはお互いに呼び捨てにすることが多く、俺も坂本という形でよんだりしている。
俺のこともゼニスか、お前という形のどちらかで呼ばれることが多い気がする
後は、ネウロイを落としたというのは字が違うように感じるだろうが、ほかに表現する方法がないというぐらいにぴったりなのだ。
不覚にもネウロイのそのギャグマンガのような落ちていく様にはどこか苦い表情になってしまうし、自然と顔に苦笑いが浮かんでしまいそうになるほどのことだった。
あれは傑作だったなとお互いに苦笑いを浮かべる。
あの頃はペリーヌとの仲をどうすれば進められるのかと、坂本に相談したりしていたなと思い出す。
「そういえばペリーヌとの関係はどうなんだ、順調には見えるが何か相談事はないか?」
「今は大丈夫だ、お互いにガリアのことで支えあっているからな」
「なら安心だな、手紙に何を書けばいいのかと聞いてきたころとは随分と違うようだしな」
「そんなことないさ、今だってペリーヌと一緒にいたいからという気持ちは変わらないからさ」
こうして話しているとお互いの、今よりも未熟だった時のことを思い出す。
ストライクウィッチーズに入るまではペリーヌとの手紙が、俺にとっての大切な物、頼りにしているものだったということ。
確かに懐かしく思うと言えばそうなるし、長い時間がそこにはあるのだと思う。
そうしていると部屋の扉を開ける音と共に、こちらには今になって帰ってきましたという感じのペリーヌが立っていた。
「あら?ゼニスに坂本少佐、ごきげんよう」
ふうっ、という感じに優雅に挨拶をしながら彼女は手に持っていた荷物を、近くのテーブルの上に置く。
少し疲れの色が見えるが、緊張の糸が解けたという風に見える。
「用事が終わったのでいま帰ってきましたわ」
「ああ、おはよう!ちょうど今、ゼニスの奴と昔話をしていたんだが懐かしいことばかりでな」
「俺たちの昔話というといいことばかりのように見えて、その実は苦笑いの連続だよな」
「苦笑いの連続って、もしかしてゼニスの手紙に書かれていたものでして?」
俺と坂本はニヤリと笑顔を浮かべて、イタズラをする前のような雰囲気が漂い始める。
今なら手紙には書かなかった思い出の話を聞かせるのもいいかもしれないと、坂本と呼吸を合わせてどうせなら聞いていくといいとペリーヌを引き留める。
やはり話すなら、あれがいいだろうと思い出が鮮明によみがえっていく。
「やっぱり話すとしたらあれだよな、ダンスパーティーの時の話かな」
「あれは傑作だったな、レッスンの最中にお前が転んでしまいそうになったところから始まったが」
「そうそう、俺が転びそうになったところで坂本が手を伸ばして突っ込んできたんだよな」
「それでどうなったんですの、おちは読めましたけど」
「奇跡的にかみ合ってなんかダンスとは違う感じの、こうだったかな?こんな感じのポーズを俺たちはとっているようにさ、なってしまったというわけなんだよ」
昔のことを思い出しながら、笑えることでもないかもだけど、なんだか懐かしいと笑顔が出る。
ダンスのレッスンの前に腹が減って、坂本の奴とメシを買い食いしたりして屋台をまわった時もあったな。
「屋台をまわった時は覚えてるか、あの時は腹いっぱい食ったよな」
「ああ、お前と一緒に腹いっぱいになるまで食ったな」
「坂本が食える時に食うタイプだって知ったのはあの時だったな、手紙にも書いたよな?」
「ええ、ゼニスの手紙にもそう書いてありましたわ」
懐かしいなあと思い出に浸ってみると、なんだか気分は昔に戻ったみたいになる。
「手紙のころからということは、坂本少佐とは随分と長い付き合いみたいですわね」
「そうか…あれが昔となると…、私とお前はそうなるのか」
なんだかんだと言いながらも、坂本とは長い付き合いになるのか。
そうか、そうだよなぁ、ストライクウィッチーズよりも前からの、それ以前からの付き合いだもんな。
そう思うと大切な友人を持つことができた俺は、とてもが付くほどに幸せ者ということかな。
坂本もそう思ってくれているのだろう、お互いに手をグーの形にして小気味よく合わせることでより深く友情を感じることができた。
そうしていると視線を感じたので、そちらを見てみる。
すぐそこで少し頬を膨らませているペリーヌがいたので、すぐにそちらに向き合うことにした。
「ゼニスと今も昔も相棒であり親友なのは私ですのよ?」
それはウインクをしながらの、どこかからかうような言い方だった。
「だから坂本少佐との友情と同じくらい大切にしてくださいませ?」
いい親友を持ててよかったという、気持ちがあふれそうになった。
やっぱり、ペリーヌと一緒にいられる俺は幸せ者だな。
「ありがとうなペリーヌ、俺はペリーヌとの友情と愛情も大切にしていくよ」
「なら、今度のお休みは私に合わせてくださいます?」
「もちろんさ!実は美味しそうな紅茶を仕入れたんだけど今度の休みに飲もうか、きっとおいしいよ」
今も昔もペリーヌは親友だ、これは間違いないことだ。
けれども、パートナーとしてのペリーヌのことも気にしなければと日々、あらためて気づかされるのだ。
手紙のやり取りをしていたころの、なかなか会えなかったころもある。
だからこそ、今という時間で空白になっている部分をうめていこうと思う。
「ゼニス!お前ならペリーヌのことを任せても安心だな!はっはっはっ!」
「ええ、自慢のパートナーですのよ!」
「そうだろう!…まあ、俺もできるだけのことはするさ…」
俺には自慢の親友であるペリーヌと、自慢の友人である坂本がいる。
ペリーヌとパートナーになれたのは坂本のアシストもあったからだしな。
これからも、まあ出来る範囲で交友をあたためさせてもらおうかな?
いつかこの日を坂本とは懐かしむ日が来るとしても、友情は忘れないようにしよう!
俺もウィッチーズだしな!友情というものを大切にしてみせるさ!!
よんでくれたことに、ありがとうです!