ペリーヌというウィッチ、ゼニスというウィザードのお話「練習中」   作:手紙もっちり

9 / 11
いくつかのことに注意しながら書きました
・文章を短くしながら書くこと
・ささやかにではありますが、イチャイチャやラブラブという感じを出すこと
・積極的に「、」と「。」を使うこと。

ペリーヌとゼニスは町を歩いていた。
そんな2人であったが…?
という感じをイメージしています!

誤字脱字や、感想やアドバイス、とても助かります!

それでは!いつもありがとうございます!
よろしくおねがいします!


・少し書き方修正版・ペリーヌと歩いていくということ、歩き出すこと

 

町をペリーヌと歩いているときのことだ、本日は待ちに待ったデートの日!!

 

今日はのんびりとしていこうと自分自身の内心では、強くというべきだろうか、そう思うことにしているのだ。

 

久しぶりともいうべき、ペリーヌと2人でいられる貴重な日なのだから、楽しまなければ損というものだろう。

 

「こうしてゼニスと一緒にいると普段の疲れなんて、吹き飛んでしまいますわね」

 

「ああ、俺もそう思っていたんだが、まさかペリーヌと同じことを考えていたなんてな」

 

俺の親友は人を喜ばせる言葉がうまいな、気分はもう絶好調だ。

 

おまけに日差しもいい感じだし、気温もちょうどよくて、更にはこうしてデートとシャレこんでいるのだから。

 

なんていうのかな、たしかこういう状態を、いたれりつくせりと言うんだったな。

 

こういう時は会話は少ないかもしれないが、お互いにリラックスしているのがわかる。

 

いい感じだと我ながら思うし、この後は前に雨の時に見つけた屋台などをまわる予定だ。

 

町は広いから歩いているだけでも休みの時間を、まるごと使うことができるかもしれないな。

 

「少しいいかしら、こちらに手を出してくださいまし」

 

「えっと、こんな感じか?」

 

「ええ、久しぶりなのですし、私と手をつないでくださる?」

 

ふとしたひょうしにと言うのだろうか、触れ合った手はお互いに温かさを感じるものだった。

 

手をつないで歩くのはいつ以来だろうか、たくさんの時間をつないでいたいなと思う。

 

そう思うとこの町が広いことに感謝の気持ちがわいてくるのだ。

 

この町は訪れるたびに広いなあと今さっきまでは思うばかりだったが、今は違う気持ちだ。

 

広いほどに手をつないでいる時間は増えるからだ。

 

「こうして歩いていると、あなたの手の温かさが伝わってきますわね」

 

「ならよかった、君の手は少しだけど、今日はひんやりとした冷たさがあるから」

 

「2人で手をつないでいるなら、丁度いいというわけでして?」

 

2人で歩くことができるほどに、この町はやはり広いなと感じさせる作りだ。

 

おかげで、親友である彼女との大切な時間をこうして、ひとつ積み上げることができる。

 

町をゆっくりと歩きながら思うことは何かないだろうか、そう思うと何気ないことが目に入る。

 

キラキラと太陽が晴れてくれていること。

 

これから歩いていく先には屋台に並んでいるガラス細工の、太陽からのきれいな光が写しこまれていること。

 

歩いているだけなのに何だか、いつもと違うような気がする。

 

握りあう手が俺から見える世界を彩り、豊かにしてくれているのだ。

 

嬉しそうにこちらを時折だが、見てくれている横顔にこちらまで、うきうきとしてしまう。

 

「返事はしなくていいから、聞いてくださいまし」

 

サラリと彼女の長い髪の毛が風に揺れて、言葉が鈴の音のように良く聞こえる。

 

素直に言おうか、俺は彼女に見惚れているんだと思う。

 

次の言葉を紡いでいくその姿に、目線を奪われるのだ。

 

「今日はこのまま特別なことはないかもしれないけど、ひとつ欲しいものがありますの」

 

つながれた手から、少しの緊張のようなものが伝わってくる。

 

何を言おうとしているのだろうかとこちらも少しの、手にこわばりというべきだろうか、それをこの手におぼえた。

 

そうして、意を決したように彼女は言う。

 

「あなたとの時間が全部ほしい、私はいまそう思っていますのよ?」

 

ペリーヌは頬を桃色に、赤く染めながら言葉を紡いできた。

 

俺の時間が全部ほしいか、それぐらいなら幾らでもかなえていいかもしれないな。

 

返事はいいと言っていたが、勇気を出して言葉にしてくれているようだ。

 

「私にとって、すべてが終わってガリアにともに帰りたい一番の相手はゼニス、…あなたでしてよ…」

 

電流のようなものが走り、確かな愛情というものを感じた。

 

先ほどから握り続けている手は、より鮮明に緊張を伝えてきている。

 

返事には何を言えばいいのか、俺にできることは何か、どうするのかを考えた。

 

この間の記念日には3回目のプロポーズをしたわけだが、その時は喜んでもらえた。

 

あれはとても良かったと今でもそう思うし、あの時のようにこちらからも伝えることができればと思う。

 

だからこの気持ちを言葉にして伝えようと思うし、勇気を出そうと思えるのだ。

 

そうして、ペリーヌの言葉に合わせて返事を返すことにした。

 

彼女の最後の言葉は何だろうか、今はそのことがとても大きなものに感じる。

 

「あなたも私と一緒に、ガリアに帰ってくださいまして?」

 

ガリアへと、すべてが終わった後に一緒に帰ろう、そういわれたのだ。

 

ここまで言われたら返事は決まっているし、そういうものだろう。

 

君の片手はどこか不安そうに、みずからの胸に手を持っていき、静かに添えられている。

 

「もちろんだよペリーヌ!すべてが終わったらガリアに一緒に帰ろう!」

 

できるだけの気持ちを込めて、この一言にあふれんばかりの思いを乗せて返事をした。

 

ほろほろと、ペリーヌの目から涙が落ち始める。

 

涙は止まらないようで、その勢いのまま彼女に強く抱きしめられる。

 

「本当にいいんですの!私といつか共に帰ってくれると!?」

 

共に帰るという形で彼女からのプロポーズを受けると、返事をした俺も幸せというものを感じていた。

 

「ああ、もちろんさ!ペリーヌ!」

 

感極まった様子の彼女は静かに、ゼニスと俺の名前を呼んだ後に少し視線を外してから、こちらに向いて言葉を紡いできた。

 

「ゼニス?ずっと一緒にいますわよ?…この先もずっと一緒に…」

 

ひとりのウィッチと、ひとりのウィザードがこの場所にいる。

 

ふたりできっと、いつかはわからないけど、ガリアへと帰ろう。

 

いつか…、きっと…。

 




よんでくれたことに、ありがとうです!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。