そんな中、ある選手が悟空に目をつける。その選手とは?
今回も第三者視点になります。
第9宇宙の消滅、これがきっかけとなり全ての選手に気合いが入る。それと同時に第7宇宙の選手達の強さも浮き彫りに。
第9宇宙の選手達をたった3人で全滅させたとなっては迂闊な攻撃はできない。そう思われていた。しかしそれでも戦いに挑む選手達はいる。
その大半は超実力者。龍技の前に対峙しているのはトッポ。トッポもまた数人の選手を場外にしたり戦闘不能にしたりしている。
「第7宇宙の選手だな。孫悟空との再戦の前の肩慣らしとさせてもらう!私はプライド・トルーパーズのリーダーにして自由の戦士!!トッポ!!」
「プライド・トルーパーズ、なるほどな。所謂特撮の戦隊ヒーローだな。大我龍技だ。相手してやるぜ」
トッポは名乗りのポーズをしてから構える。龍技も静かに闘志を燃やしながら構える。そんな二人の闘いが始まるのを第11宇宙の破壊神であるベルモッドが見ていた。
「トッポの相手は第7宇宙の選手か」
「あら?ベルモッド様、トッポに激励を送らないのですか?神前試合の時はかなり激高していましたのに」
「お前、わざとか?まあいい。あの時は第7宇宙の、というよりもビルスが担当している宇宙だからこそ見下していた。だが、どうやらその認識は改めねばなるまい。どうやら俺が思っているより第7宇宙は強い。事実、第9宇宙の選手達を第7宇宙の選手たった3人で全滅させた。あいつがいるから負けることは全くないが、油断はできん。第7宇宙の選手達は全員狙われているにも関わらず誰一人やられていない」
「ザマスさんの教えがよろしいのでしょう。界王神に成ったばかりの新人ですが、力も強く優秀ですからね」
「トッポも全力は出さないだろうが、油断はできん」
ベルモッドの第7宇宙への評価が変わっていた。ベルモッドが第7宇宙を見下していたのはビルスだからである。というよりもビルスは他の破壊神達からは色々と敵意やらなんやら受けている。
ビルスは破壊神だが、昼寝やらなんやらしていて破壊神としての仕事などをあまりやらない。さらにはかつて全王様の遊びに付き合ってた時も寝ていてサボってしまったのでより拍車がかかっている。
だからベルモッドは神前試合の時は悟空をとことん見くびっていた。その結果がトッポと互角以上の闘いだった。あの時のベルモッドはトッポに正義をなせなかったと怒りを抱いていたが、自身の宇宙に戻り冷静になったことで認識を改めたのだ。
今のベルモッドは第7宇宙こそが最大の障害だという認識になっている。
「かつては人間レベルが11位だったのが今では5位。おそらくだがビルスというよりも第7宇宙そのもののレベルが上がったのだろう。最初は信じられなかったが、今では納得できるな」
「トッポもそれをしっかりと認識しているようです。あの第7宇宙の選手を相手に油断していません」
「この大会、かなり熾烈で苛烈になるぞ」
「龍技の相手、確か神前試合で悟空と闘った奴だったな。確か」
「トッポと名乗ってましたね。彼の実力は本物。龍技がどこまで食らいついていけるかですね」
「なぁに。あやつなら心配はない。あやつの強さはワシらがよ〜く知っておる」
ビルス達も龍技とトッポの闘いに注目する。二人の間では周りの喧騒という雑音は消える。先に動いたのはトッポ!
ダッ!!
「ぬおおおっ!!!」
グオッ!!ブウゥンッッ!!
「!おりゃああっ!!」
バシィンッ!!
「ぬうっ!!はあっ!!」
バッ!!タッ!!ダッ!!
「だららららららららら!!!」
ババババババババババッ!!!
「ぬおおおおっ!!!」
ガッ!!ガッ!!ガッ!!
「ぜああっ!!」
ガガガガガッ!!
「おおおおっ!!」
グッ!!
「ぅおらああっ!!」
サッ!!
「うおおおおっ!!!」
バッ!!
「チッ!!」
バアァーーーッン!!!
龍技はトッポの大振りの右のパンチを避けて蹴りを繰り出す。トッポは左腕で防御してすぐさま反撃するが龍技はまた避けて少しだけ距離を取ってからまた駆ける。
龍技とトッポのラッシュのぶつかり合いとなる。トッポの太く手数の多いラッシュに比べて龍技は足も使ったラッシュ。
使ってる部分だけ見れば四対二だがトッポの腕は太くて早い。互角以上のラッシュの速さとぶつかり合い。しかし龍技には技術がある。トッポの拳を掻い潜り右のパンチを繰り出す。
トッポは見抜き残像で躱す。龍技の背後を取ったトッポは大振りの右のストレートパンチを繰り出す。龍は両腕をクロスにして防御するが威力が高いのでふっ飛ばされる。
龍技は空中で後方一回転をしてから着地。地面を擦り滑りながら距離を取った。龍技は両腕を数回振ってから構えを取る。
「バカな!?あのトッポの攻撃を耐えただけでなくダメージないだと?少なくともあの両腕は痺れて動かせないはず!」
「いや、奴の両腕にダメージはほぼない。奴はトッポの攻撃を受ける前に両腕でガードしながら後方に飛んで上半身を後ろに返してダメージを最小限にしたんだ。だから両腕の痛みはそこまでないはず。あいつ、あの咄嗟であれだけの判断と行動ができるとはな」
ベルモッドや破壊神達、ザマスや天使達は龍技の動きを見切っていた。それはトッポも同じ。トッポは龍技の両腕が当たる感触に違和感を覚えた。
「第7宇宙。これ程の戦士をよく集めた。まさに粒揃いか」
(さすがはトッポといったところか。悟空と互角以上の闘いをした相手だけある。出し惜しみしてる場合じゃあないな)「よし!」
「む!雰囲気が変わった!」
ドウッ!!
「はああああああっ!!!!はああっ!!!!」
グオアアッ!!!!
「むうっ!!このパワーは!?孫悟空には劣るがとてつもないパワー!」
「龍技も本気になったな」
「儂の潜在能力解放を出しおった。相当の相手、ということじゃな」
「トッポ相手ですからね。出し惜しみは危険かと」
「だがまだ全開じゃない。まだ龍技はアレになっていない」
龍技は潜在能力解放をした。潜在能力解放、通称アルティメット化。老界王神により潜在能力を解放された状態になった。
龍技は老界王神に頼んで潜在能力解放をさせてもらった。あの長い苦行を受けることになったがアクトはそこまで苦ではなかった。
精神統一の修行に最適であったのでありがたかった。なぜ龍技は潜在能力解放を習得しようとしたのか?龍技はずっとストイックに修行を続けていた。
それだけでは中々高みに目指せない。特にサイヤ人とは違い地球人。変身能力がない。龍技は超サイヤ人みたいな変身に憧れを抱いている。
子供ながら分かりやすい憧れ。そこで考えたのが老界王神による潜在能力解放である。龍技はどうにか老界王神から潜在能力解放をしてもらおうとした。
最初は拒否られてしまいどうしようかと思っていたらザマスが取り次いでくれた。ザマスのおかげでアクトは潜在能力解放を手に入れた。
「これほどのパワーを隠し持っていたとは。第7宇宙の選手達は侮れんな!」
「いくぞトッポ!勝つのは俺だ!」
「否!勝つのは私と第11宇宙だ!!」
「「おおおおっ!!!」」
ガガガガガガガガッ!!!
龍技とトッポの激しいラッシュが再開される。龍技が潜在能力を解放したせいか、悟飯達の空気が変わった。
「ピッコロさん!龍技君が!」
「奴がいきなり本気になったということはそれほどの相手ということだ!気を抜くな!」
「はい!」
バチイッ!!
「とんでもないパワーだな!トッポと闘っている相手は!だが、残念なことにトッポはその相手の遥か上にいる!」
「それはどうかな?私達が見てもあのトッポという相手の力は龍技よりは上だろう。しかし!」
「龍技の技と技術は格上の力すら超えてくるぞ!」
「面白い!」
龍技とトッポの闘いは各宇宙の界王神や破壊神が興味を持つほど。そんな熾烈な中、悟空も次の相手が立ちふさがる。
「よお第7宇宙のサイヤ人!」
「ん?お前は、第6宇宙のサイヤ人か」
「私はカリフラ!第6宇宙で最強のサイヤ人だ!孫悟空だったな!この私と勝負だ!」
「ああ。いいぞ」
悟空の前に現れたのは第6宇宙の女サイヤ人カリフラ。第6宇宙のサイヤ人は第7宇宙とは違いほぼ全滅しておらず故郷の星で生息している。
悟空とは違い痩せ細い感じだが体内から感じる戦闘力はやはりサイヤ人というべきか高い。それでも悟空の方が格上だ。
しかしカリフラ自身は格下と思っておらず寧ろ自身の方が格上だと思い込んでいる。悟空とカリフラは構えを取る。
どちらも笑みを浮かべているが、笑みの意味が違う。悟空はサイヤ人らしくワクワクするような笑みに対してカリフラは悟空を見下し驚かせてやろうという笑み。
先手を取ったのはカリフラ。
ダッ!!
「だあああっ!!」
ガッ!!ガッ!!
「おっ!ほっ!!」
「ニッ!!ダダダダダダダダダダ!!!!」
ガガガガガガガガッ!!
「おおっ!お前中々やるなぁ。キャベよりも全然強えぞ」
ガガガガガガガガッ!!
「はっ!あんななよなよキャベと一緒にすんな!私は第6宇宙最強なんだよ!」
ガガガガガガガガッ!!
「悪いけど、第6宇宙最強はヒットだぞ。お前じゃあヒットには勝てねえ」
ガガガガガガガガッ!!
「なめるなぁ!!だああっ!!」
ババッ!!
「よっ!」
ヒュッ!パシッ!
「なっ!?うおおおっ!!!」
ブゥンブゥンブゥンブゥン!!
カリフラは悟空にパンチを繰り出すが片手であっさり受け止められる。カリフラは笑いながらラッシュを繰り広げる。
悟空は全ての攻撃を両腕で防御する。カリフラは押していると勘違いして攻めまくるが悟空にヒット以下だと言われて激高する。
カリフラは思いっきり大振りのパンチを繰り出すがいなされて受け流される。カリフラはすぐに体勢を立て直してさらに速いラッシュを繰り出す。
悟空は防御するのではなく避ける。軽々と避けていく悟空にカリフラのフラストレーションは溜まりに溜まっていく。
バッ!タッ!
「クソッ!避けるだけか!?第7宇宙のサイヤ人は大した事ないようだな!だったら!私の本気でビビらせてやるぜ!はああああっ!!!!」
ゴゴゴゴッ!!
「ん?へぇ」
ズオオッ!!!
「はああっ!!へへっ!どうだ!これが私の超サイヤ人だ!ビビッたか!?」
「キャベが教えたのか?それにしてもすげえな。超サイヤ人になれっとはな。けんど、それでもオラには勝てねえ。はあっ!!」
ズオッ!!
「てめえも超サイヤ人に!」
「悪いけどよ。オラはお前に構ってる暇はねえんだ!さっさと終わらせるぞ!」
「な、な…!!なめるなあああっ!!!!」
グオオオッ!!!
カリフラは一旦距離を置いて超サイヤ人に変身する。カリフラはこの大会が始まる昨日頃にキャベから教わった。元々カリフラにはとてつもない才能があった。
キャベよりも遥かに才能があり、苦労するはずの超サイヤ人にあっさりと変身できた。これは悟天やトランクス並の才能である。
しかし悟空からすればそれだけである。悟空も超サイヤ人になり終わらせようと下に見る態度を取る。それだけでカリフラの怒りは突き抜けそうなほど。
第6宇宙のサイヤ人は第7宇宙とは違い穏やかで宇宙の平和を守る正義側の存在。カリフラは第6宇宙では珍しい粗暴なサイヤ人。
戦闘力も第6宇宙のサイヤ人の中ではずば抜けて高く、同じ粗暴なサイヤ人達のリーダーだった。カリフラは自身の強さに絶対的自負を誇っており宇宙で一番だと思い込んでいる。
さらに超サイヤ人になれたことでヒットすら超えたと思っていた。しかし悟空の態度でカリフラの怒りは頂点を超えて激高しながら突っ込んでいく。
ババババババババッ!!!
「うおおおおおおおっっっ!!!」
ババババババババッ!!!
「お前は強えよ。本気で修行すればあのヒットすら上回るだろうな。けど、今のお前ではヒットもオラも勝てねえ!」
グオオッ!!
「なぁめるなあああ!!!!」
ダアンッッ!!
「悪いな。オラの勝ちだ」
ドグゥオオッ!!
「は!?がっはっ!!??」
「だりゃああっ!!」
バキイイッ!!
「ぎゃああ!!」
カリフラのハイスピードラッシュを悟空は全て避けていく。カリフラはイライラが募っていき大振りのパンチを繰り出す。
悟空は左の片手で受け止めて腹パンをする。カリフラは理解できなかった。いきなり腹に激痛が走った。下を見ると悟空が腹パンしてることに気づいた。
カリフラが正常なら察せれた。しかし今のカリフラには理解が追いつかない。いつの間にか腹パンされたことに思考が追いついていない。
悟空はさらに蹴りで蹴っ飛ばす。カリフラは蹴っ飛ばされて倒れる。ダメージが大きく起き上がるのに必死なカリフラは自身のプライドがへし折られそうになった。
第6宇宙のサイヤ人の中でもダントツだと思っていた。最強の殺し屋ヒットもその内追い越すほどの力を秘めていると。
しかしそれが見下していた悟空にあっさりとやられてしまい逆に力の差を見せつけられた。カリフラは認められなかった。
そんなカリフラに第6宇宙は慌ててる人達は少ない。特にヒットとキャベと第6宇宙のフリーザ、フロストは予想通りだった。
孫悟空の実力を知っていたので寧ろこうなることを予期していた。逆に慌ててるのは試合を見てきてない人達。そしてもう1人。
「あ、姐さん…!」
カリフラを姐と呼ぶ第6宇宙のもう1人の女サイヤ人のケール。ケールは見た目通り大人しめで引っ込み思案なサイヤ人。とても闘いが得意なサイヤ人には見えない。
なぜ彼女がこの大会に出たのか?それが今明かされる。ケールは姐であるカリフラがやられてるのを見てしまった。ケールにとってカリフラは憧れ。
引っ込み思案の自身と違い積極的で強気。そして誰よりも強い存在だったカリフラが悟空にあっさりとやられている。
その光景を目の当たりにして、ケールはキレた。
「ううううっ!!うああああーーーーーーっ!!!!!!」
ズゴオオオオオーーーーーっ!!!!
「な、なんだ!?」
ゴゴゴゴゴゴッ!!!
「ぅうおおおーーーーっ!!!!」
グオアーッ!!!
ケールはキレて力を解放した。大人しめだからこそケールはとてつもない潜在能力を秘めていた。その力が今、解放された。
ケールは超サイヤ人になった。しかし、その姿に悟空は見覚えがあった。第6宇宙のサイヤ人らしく女性だが貧相な筋肉が悟空すら上回る筋肉の塊となり身長も高くなった。
なにより目が白目となっている。それはブロリーが力を暴走させて超サイヤ人となった姿そのもの。
「ケール…!ははっ!すげぇ…!やっぱすげえぞケール!」
「まさかブロリーと同じようなサイヤ人がいたとはな」
「へへっ!よっしゃケール!私らであの野郎を!」
「ソン、ゴクウ…!ソン、ゴクウ!!ソンゴクウ!!!!」
ダンッッ!!
「お、おい!ケール!!」
誰がどう見ても我を失い暴走状態のケールにカリフラは自身の言う事なら絶対に聞くと思って話しかけるが聞く耳持たず悟空に突撃する。
「うおおおっ!!!」
バゴオオンッ!!!
「…!ハッ!あっぶねえ。ブロリーのようにすげえパワーって感じじゃねえけど。こいつは、想像以上にできるな。けど」
「ソンゴクウゥーーッッ!!!!」
グオアッ!!
「そんな大振りじゃあ!オラには当てられねえ!」
ブオンッブオンッブオンッ!!
「ウオオーーッ!!!ソンゴクウ!!!」
「ちっ!こいつはやべえ!これ以上暴れられたら何が起こるかわかんねえ!」
「グオオオーーーーッ!!!」
「ッ!」
ケールは悟空のみを狙い攻撃してくる。その攻撃は場外に落とすやダメージを与えるといったものではなく殺意丸出しの殺す気の攻撃。
悟空は避けながらケールの暴走の危機を感じる。このままでは何をしでかすかわからない。悟空は力を出して暴走を止めようとする。
「ぐうっ!!」
ガッ!!
「ぐっ!!」
「ブロリー!」
「こい、つは…!俺、に!任、せろ!!」
グゴゴゴゴゴゴッッ!!!
悟空とケールの間にブロリーが割って入ってきて突撃してくるケールを受け止め取っ組み合いになる。悟空は突然のブロリー乱入に驚いた。
ブロリーはケールの力の暴走に気づき、どういう状態なのかわかった。それは自身と同じ。ブロリーも力を暴走させる。
自身の力を制御できずに溺れて暴走させる。ケールはまさにブロリー自身。だからこそブロリーは自身が止めねばと使命感を感じた。
ブロリーはケールの力に驚いている取り巻き達を無視して悟空の元へとやって来た。
「ジャマを!!するなああーーっっ!!!」
グゥオオーッ!!!ズガッ!!
「ぐっ!!ぐうううっ!!!落ち、着け!コント、ロールしろ!落ち着くんだ!!」
「がああああっ!!!」
キュイィーーーンッッ!!!
「うぐっ!!ぅおっ!!ぅうおおおーーっっ!!!!」
「やべっ!ブロリー!引っ張られてるぞ!!抑えろ!力をコントロールしろ!!」
「「ぅうおおおーーーっっっ!!!!」
カッ!!バババババババババッ!!!
「いいっ!?!?」
ドガンッドガンッドガンッドガンッ!!!!ドガアアーーンッッ!!!!
ブロリーとケール、二人の力が干渉し力がさらに増大してしまう。ブロリーもケールの力に引っ張られて暴走しそうになる。
二人の気が合わさり周りに巨大なエネルギーのバリアができる。そこからエネルギー弾があられのようにどんどん放たれる。
エネルギー弾のあられは武舞台全てに当たり大爆発を起こす。その間に何人かの選手が場外へと落ちていく。二人のエネルギー弾の威力は凄まじく武舞台が削れていく。
武舞台の石は全宇宙で最硬の鉱石カチカッチン鉱と呼ばれる石でできている。その石が砕け削れる。それほどまでに凄まじい力だということがわかる。
「「おおおーーーっっ!!!!」」
ゴゴゴゴゴゴッ!!!ズゴオオッ!!バゴオオッ!!
「いいっ!武舞台がせり上がって!」
武舞台が岩場のようにせり上がる。武舞台のあらゆる場所でせり上がりまるで岩肌の荒野のようになっていく。戦場は平らな武舞台から高低差のある物へと変化してしまう。
それと同時にブロリーとケールの危険性が跳ね上がった。このままではと動く者達がいた。
「ぐっ!!落ち、着け!!力に!呑まれては!いけない!」
「ぐおおおーーーっっ!!!ソンゴクウーーーッッ!!!」
「ぐううっ!!」
「そのまま抑えつけていろ!!」
「!!」
ドガガガガッ!!
「がああっ!!」
「うおおっ!!」
ズガアアンッ!!
「うがああっ!!」
「今だ!!」
「ううおおおっ!!!」
ブオンッ!!
「おおおっ!?!?」
「どぉりゃああ!!!」
ポーヒー!!ボガアアンッ!!
「ぎゃああ!!」
「ケール!!」
ブロリーはケールに声をかけて止めようとするが聞く耳持たず。このままではと思っていたら声をかけられる。するとケールが攻撃を受けている。
声をかけてケールに攻撃しているのはプライド・トルーパーズ。ケールを背後から攻撃してダメージを与えていく。ケールの力が緩んでいく。
その隙をブロリーは逃さず思いっきり投げつけてエネルギー弾を投擲して当てる。直撃したケールは暴走状態が解除されて落下していく。
カリフラがケールをキャッチしてこの場から離れるように駆けて去る。
「はっ、はっ、はっ!」
「よ!助かったぜ。あのままあの化け物が暴走していたら大会が台無しになるところだったぜ」
「はぁ…はぁ…すまない。俺では、止められなかった」
「…こう言ってはなんだが、お前の力は奴よりも上だったはずだ。なぜ?」
「…奴は、俺だ。力をコントロールできず、暴走する俺だ。だから、俺だからこそ、止めたかった」
「なるほど。お前もまた力を制御できていないのか」
「ああ。だから、俺はこの大会で、コントロールしてみせる」
「へぇ、殊勝なことだ。俺はお前を応援するぞ!お前の声!気に入ったからな!」
「ディスポ、肩入れするな。しかし、その力。悪のためではなく正義の為に使うのか?」
「正義、悪、俺には分からない。ただ、俺は大切な人達を、守りたい」
「なるほど。それもまた正義!次に会うときまでにその力を制御できていることを誓う!また会おう!ジャスティス!!」
ブロリーはプライド・トルーパーズに礼を言う。ディスポはブロリーを気に入ったようだ。まあ、声が同じなので。他の選手達もブロリーが力をコントロールできていることに期待して別れる。
「あんたらのチームに助かった。流石にアレは想定外過ぎたな」
「当然だ。我らはプライド・トルーパーズ!正義の味方だ!それにしても第7宇宙の戦士達は強いな。これほどの強敵達!相手にとって不足なし!しかし!勝つのは我々第11宇宙だ!」
「おうよ!続けるか?」
「無論だ!」
龍技とトッポは先程のブロリーとケールに驚くが鎮圧できたので一安心。二人とも、危険と感じたら飛び込み二人を、というよりはケールを取り押さえるつもりだった。
その必要がなくなった。トッポの仲間のプライド・トルーパーズがブロリーと協力してケールを止めた。その結果に満足した龍技とトッポは勝負を再開する。
「まさかブロリーに似たサイヤ人がいたとは驚きだ」
「力はブロリーに劣りますが暴走具合はほぼ同じですね。このまま成長したらとんでもないことになりそうですね」
「まさかシャンパの宇宙の所にも似たような奴がいるとはな」
「それを言ったらあのフリーザに似たフロストもそうでしょうが」
「…確かに」
ビルス達はケールの力にブロリーに似たモノを感じた。そこはやはり双子の宇宙らしく似ていたことがわかる。
ケールの暴走により力の大会の武舞台は一変した。さらに脱落者も一気に増えた。熾烈を極める力の大会。残り時間は後40分。
ブロリーとケールは似てるようで何処か違うんですよね。旧や新とも違うケール。旧のように暴走しないわけでもなく、新のように素の状態でゴッド並みでもない。
ケールってブロリーを無茶苦茶弱体化した姿って感じが当時は思いましたね。まあ成長するのは新ブロリーに近いですね。
設定
ザックス クラウドの友達(親友ではない)。森羅に所属するソルジャーのクラス1st。最年少で1stになった実力者。性格は明るく人懐っこい。大人しくしていられなく先輩によく諌められている。田舎育ちでクラウドとはそこで意気投合し仲良くなる。親友になれてないのはセフィロスのせい。セフィロスがクラウドにストーカー行為的なことをしてるので距離を取ることになった。彼女持ちでモテモテ。彼女一筋だがもててるので彼女に少しだけヤキモキされる。
エアリス ザックスの彼女。原作では古代人の生き残りの子孫だが、この世界では古代人の血を持ってるだけの女子。ティファとは親友でティファに龍技へのアプローチをアドバイスした。原作だとクラウドに惚れたりと二股や惚れやすい性格だが、ザックスが生きているのでザックス一筋。ザックスがモテモテなので少しヤキモキしやすくなっている。
セフィロス 原作では元ソルジャークラス1stの伝説のソルジャーにしてラスボス。この世界では神羅のソルジャーでしっかりと会社の為に働いている。親友が二人いるのでよくふざけ合ったりもしている。ソルジャーではないクラウドに負けてからは半分ストーカー化している。理由はソルジャーではないのに自分に勝ったクラウドに興味を持ったから。そのせいで周りからはストーカー扱いされてるが本人はそういうことには興味ない。クラウドが関わらなければ普通に話せる。最近は親友達によく説教されることが増えて疑問を抱いている。親友達はストーカーするなと言ってるだけで本人はストーカーしてるわけではないつもり。