愛の戦士達は何故アニメではあんなことをしてしまったのでしょうか?やっぱり目立ちたかったからなのかな?漫画版だとすぐに変身していたのに。
力の大会、ブロリーとケールのおかげで武舞台は変化した。何もない武舞台から岩肌があり隠れる場所等がある変則的な武舞台へ。
それと同時にブロリーとケールの力により場外に落ちて脱落した選手達も出てきた。その選手達の名前を全王に報告しないといけないため神官は大変。
そんな中でも闘いは行われ脱落者は出てくる。そして遂に二つ目の宇宙の消滅が迫っていた。
「ぬおおっ!!」
「おおりゃあ!!」
バッキイイッ!!
悟飯は第6宇宙の選手ボタモを場外にぶっ飛ばして脱落させた後、オブニと闘っている。オブニはもう背水の陣の気持ちで挑んでいる。
第10宇宙はもうオブニしか残っていない。オブニは全ての力を出し切り悟飯を場外に落としそうとしている。だが悟飯も負けていない。
潜在能力解放、通称アルティメット化して全力の力押しでオブニと闘っている。その決着ももうすぐで着く。
「はあああっ!!」
ゴバアッ!!
「ぐおおっ!!ぐっ!!うおおお!!!」
「か…め…は…め…波ああああっっっ!!!!」
ギュイイインッ!!ギュオオオオッ!!!!
「うおおおおお!!!む、無念!」
「オブニ選手脱落です。第10宇宙全滅により…消滅です!」
悟飯のかめはめ波によりオブニは場外にまで吹き飛ばされ脱落になる。オブニが脱落したことにより第10宇宙は消滅となってしまった。
第10宇宙の人達は皆覚悟を決めており何も言わない。ただシンのみがザマスを見ていた。
「は〜い!!」
全王の無慈悲な力により第10宇宙は消滅となった。
「シン殿…」
「嘆いてる暇はないぞザマス。儂らの願いは皆同じなのじゃ。悲観するでない。今はこの大会を見守ることじゃ」
「…はい。ご先祖様」
二つ目の宇宙の消滅により数の少ない宇宙は危機感を募らせる。唯一今だに全員が残っているのは第7宇宙と第11宇宙のみ。
そんな時だった。
「いよいよね。出番よ」
「皆さんちゅも〜く!!」
突如大きな声が武舞台に響いた。声のした方に皆が振り向くと岩場の頂上に三人の少女が立っていた。三人の見た目から余り強そうには見えない。
だが何かあると踏んでしまう。
「ここからは私達のステージ!!私達の華麗なる変身を!全宇宙にご覧いれましょう!いくわよサンカ・クー!スー・ロース!」
「「ええ!ブリアン・デ・シャトー!」」
三人はまるで特撮や変身ヒロインのような変身シーンが起こる。誰もがその変身シーンを見て待っている。さて、ここで問題。
普通の特撮や変身アニメでの変身シーンでは敵は待ってくれているのがお約束である。しかし偶に変身中や名乗りの最中に攻撃する敵もいる。
何しろこの大会は宇宙の消滅の危機なのだ。待ってくれるわけはない。
ポーヒー!!
「「「きゃああ!!」」」
というわけで変身してる最中に攻撃する者がいる。龍技と17号がエネルギー弾を三人に向けて撃った。三人は直撃して少し焦げている。
その行為にさすがに悟空ですらあきれ果てる。実はベジータもエネルギー弾を放とうと構えていたがその前に二人が撃ったのでやめた。
「ちょちょちょちょ〜っとおおお!!!いきなり何すんのよ〜!!ここは見守るのがお約束でしょう!!」
「ん?ああすまん悪いな。あまりにも隙だらけだったもんでな。攻撃してくれと言ってるようなものだったのでな」
「というか普通攻撃するでしょ?ここはドラマでもアニメでもないんだからな。変身したらパワーアップするんだろ?だったら攻撃するしかないだろ」
「なんたる野蛮!!やはりビルスの宇宙は野蛮の極みか!」
「ジャスティス!!龍技よ!貴様とは相容れんな!か弱き乙女を攻撃するなど正義ではない!」
「いやいや、あんな目立つようなことをしたら狙われるのは確実だろ。最初っから変身しとけばこんなことにはならなかっただろ」
「いけない!いけないぞ龍技!変身シーンはとっても重要な場面だ!そのようなことは冒涜行為だ!」
「その通りだ。我らスーパーヒーローもこれには許さぬ」
「おお!ビルスの宇宙にもあのような美しき者達もいたか!許そう」
「ガンマの二人まで。はぁ〜…」
「とにかく!攻撃はするな!その時はこのプライド・トルーパーズが防ごう!そこのヤツもだ!よいな!?」
「はぁ…わかったわかった」
龍技と17号はまともな解答をするが、第2宇宙の破壊神のヘレスやトッポ、ガンマの二人は二人を批難。三人の少女を護るようにプライド・トルーパーズが周りを固める。
こうなるともう攻撃できない。全員攻撃を諦めて見守る行動を取るしかない。改めて三人は変身をする。眩く輝くとお約束とも言うべき見えない変身シーン。
変身が完了すると輝きが消えて姿を現す。サンカ・クーは野性的な雰囲気を持った戦士に、スー・ロースは拳法が得意そうな戦士に。
そしてブリアン・デ・シャトーは先程までの美少女から打って変わって肥満体で見た目も様変わりした姿に。
「リブリアン!!」
「カクンサ!!」
「ロージィ!!」
三人は変身完了したことにより戦闘力が大幅にパワーアップした。そして三人は岩場から飛び降りて本格的に戦闘に参加。
まずリブリアンはベジータと闘う。超サイヤ人となったベジータと互角の闘いを繰り広げている。見た目は肥満体なのに戦闘力は高いことが伺える。
「いきますわよ!!オ〜ホッホッホッ!!!」
グルグルグルグル!!ガガガガガガッ!!
リブリアンはベジータから距離をとってローリングアタックをしてくる。直進するしかない攻撃にベジータは避けるなんてことはしない。
ベジータは殴って止めようとした。
「オ〜ホホホホッ!!」
「くっ!」
サッ!ガガガガガガッ!!
「あ、余りの気持ち悪さに…!つい、避けてしまった!」
「ホホホホッ!!乙女の魅力の前では何者も無力!このまま相手をたくさん場外にぶっ飛ばして差し上げますわ!!」
ベジータはリブリアンのあまりにも不細工な顔面に思わず攻撃を躊躇って避けてしまった。リブリアンは自分の美しさに誰も攻撃できないと勘違いしている。
高笑いしながらローリングアタックをしていく。
「オ〜ホホホホッ!!」
ゲシイイッ!!
「ぶげっ!!」
ガアアーーッン!!
「ぎゃあああ!!」
ダァーッン!!ザッザッ!
「悪いな。あまりにも気色悪くてブッサイクな面だったもんでよ。つい蹴ってしまったぜ。ったく。きったねえな」
ガララッ!
「くっ!今、なんて言いましたの?乙女の私になんておっしゃいましたの!?」
「あ?ブッサイクな面だが?」
「わ、私をブッサイクゥ!?ゆ、許しません!絶対に許しませんよ!乙女を辱めた報い!受けてもらいます!」
高笑いしているリブリアンの顔面に龍技が蹴りをめり込ませて蹴っ飛ばした。リブリアンは岩肌に叩きつけられる。龍技は蹴った脚を床で擦っている。
まるで汚れてしまったからキレイにしようとしてるみたいに。リブリアンは龍技のブサイクという言葉に激怒する。リブリアンはアクトをぶちのめそうと突撃する。
龍技は不敵な笑みを浮かべて構えて対峙する。その頃、17号はカクンサと闘っていた。
シュシュシュシュッッ!!ガガガガガガッ!!
「があああっ!!お前は獲物だ!先程の無礼!ただ場外に落とすだけでは気が済まん!気が済むまで八つ裂きにしてやる!」
「速いな」
カクンサの素早い動きと爪により17号は防戦一方。17号は追い詰められてはいるが顔は涼しい表情そのもの。ぶっ飛ばされ地に叩きつけられる。
「これで終わりだ!」
「…!」
バヒューッ!!
「はっ!」
「いよっと!」
ガガッ!!
「ふんっ!新たな獲物か!」
「はあっ!!」
ズオッ!!
「ぐっ!」
横から龍技がカクンサに攻撃を仕掛けてきた。よく見るとリブリアンがまたぶっ飛ばされ瓦礫に埋もれている。龍技は気合い砲でカクンサを吹き飛ばす。
龍技は17号の近くに降り立つ。
「どうしたんですか17号さん。貴方らしくない。あんな奴、17号さんなら楽勝でしょ?」
「…すまんな。そうだな。アイツを見ていると保護していたアイツラのことを思い出してしまってな。つい、手加減をしてしまった。ふ…全く、甥の前で恥ずかしい姿を晒してしまったな。真面目にやるか」
龍技は17号の実力を知っている。変身して戦闘力が大幅にアップしたとはいえ負ける要素などない。なのに防戦一方だった。
どうやらカクンサの野獣じみた動きが保護担当の島に住まう動物達のことを思い出させて手を抜いてしまっていたようだ。
17号は甥である龍技に恥ずかしい姿を見せてしまったので真剣に闘うことに。目つきが代わりカクンサの所へ駆ける。
「じゃあカクンサ様!お気をつけて!」
「ああ、ありがとな!お前も気をつけ」
バキイイッ!!
「きゃあああ!!」
「は?」
ガガガガガガッ!!ドガアッ!!
「ふべっ!!」
吹っ飛んだカクンサを第2宇宙で唯一翼を持ち宙を羽ばたける選手が助けて地上に降ろさせる。カクンサとその選手が別れようとした所を17号の奇襲。
その選手は上空にぶっ飛ばせられさらに縦横無尽に駆ける17号にボコボコにされた。そしてトドメと言わんばかりに神々と脱落した選手達のいる観客席にぶっ飛ばす。
その選手はそのまま脱落となる。それを見たカクンサは怒りに満ちあふれ獣じみた動きが更に苛烈と化す。
ズシャシャシャシャッッ!!
「ぬおおお!!エモノの分際でええ!!」
シュババババババッ!!ガガガガガガッ!!
「…問題なさそうだな。さて、こっちも相手してやるよ」
「アチョッ!ホアーッ!!」
「随分とナメたマネをしてくれるじゃない!乙女にこんなことして!タダですむと思ってるのかしら!?」
「ふん…!おらこいよ。二人纏めてさ」
龍技もリブリアンとロージィの二人を同時に相手取る。17号とカクンサの闘いも決着がつきそうである。17号は武舞台からさらに上空に跳躍する。
それを追いかけるようにカクンサも同じようにさらに跳躍する。
「ふんバカめ!逃さん!」
「ふん…これなら、避けられないだろう」
キュイイイーーッン!!!
「なっ!?」
「外さない」
ドウウウーーッ!!!
「うぐううっ!!エモノの分際で!エモノの!分、際!うわあああ!!!」
カクンサはまんまと17号の罠に引っかかる。一直線に跳躍したせいで避けることができなくなった。そこに17号の巨大なエネルギー砲によりカクンサは場外に吹き飛ばされた。
また一つ脱落者が現れ一つの決着がついた。あらゆる場所で戦闘が繰り広げられて幾つもの決着がついていく。第6宇宙の殺し屋ヒットもディスポと熾烈を極めていた。
ディスポは超速の名のつく通りにまさに超速。さらに持ち前の耳の良さも合わさりヒットを一時的に追い詰めた。しかし相手は千年以上生きる殺し屋。
経験の差がここで著実に表れた。ヒットはフェイントを織り交ぜることで逆にディスポを追い詰めていく。あわやディスポが場外になるやという所で仲間に助けられる。
2対一となりヒットは不利になったが、そこで悟空が駆けつけて一対一の勝負にもつれ込む。
「孫悟空に借りができたな」
「孫悟空。なるほど。アイツがトッポが認めた戦士か。確かに強いな。そして何とも気持ちのいい。しかし情けないな殺し屋ヒット。第7宇宙の戦士に助けられるなんてな!」
「それは…この闘いで返すまでだ」
ディスポは先程の不利な展開をもう忘れてしまったのか同じことを繰り返してしまう。悟空も相手の得意技を逆手に取って戦っていく。
流れは完全に悟空とヒットだった。選手交代しても流れを変えることは叶わない。
「だりゃああ!!」
ガガガガガガッ!!
「ぐううっ!流石は、トッポが認めた戦士!強い!だが!俺もプライド・トルーパーズの一員!負けるわけにはいかない!」
悟空もディスポの超速に目が追いついていなかったが、気の動きや流れを摑んだことで逆にディスポを追い詰めていく。ディスポがやられそうになりヒットの相手をしていた選手が割って入ってくる。
ディスポを逃がし足止めをしようとするが、ヒットの時飛ばしにより場外に出される。悟空とヒットはその場では闘わずに別れる。
二人はまず他の選手達を落としてから再戦するつもりらしい。そんなヒットの前に龍技が表れる。どうやらリブリアン達と交戦していたが別の選手とリブリアン達が闘ってしまったので手持ち無沙汰になったようだ。
そこで同じように手持ち無沙汰のヒットを狙った。
「アンタと対峙するのは初めてだな。殺し屋ヒット」
「第7宇宙の戦士か」
「大牙龍技。アンタを初めてみたのは数年前のあの試合の時だ」
「なるほど。あの時の観客の一人」
「あの時はまだガキだったが、今は高校生となってアンタと闘える。アンタとは、一度手合わせしたかったんだ!」
ババッ!
「俺を知って挑むか。いいだろう。孫悟空との闘いの前の肩慣らしだ」
「どうかな?俺を肩慣らし相手になるかどうか。試してみな」
「…いくぞ」
ダッ!!
龍技は数年前の第7と第6との試合を観戦していた。だからヒットの能力なども知っている。そしてこの大会が発表されてからヒットと闘いたいと龍技は考えていた。
ヒットの闘い方は龍技にとって学ぶべき相手の一人なのだ。ヒットは龍技に興味を持った。第7宇宙の戦士で数年前にベジータや悟空との試合を観ていたはず。
なのに挑む気概。興味を抱かないわけはない。龍技とヒットは互いに構えて、駆ける。
シュッ!!
「シュッ!!」
ババッ!!バババババババババッッッ!!!
「!ほぉ…!」
「フッ!」
ブンッ!!ブババババババッッ!!ビッ!
「むっ!」
シャッシャッシャッシャッシャッシャッシャッシャッシャッシャッシャッシャッシャッシャッシャッシャッシャッシャッ!!
先手はヒット。ヒットの右を龍技は首だけで躱す。そこからヒットの拳の乱打。龍技は全てを最小限の動きで躱していく。
ヒットは感銘を受けた。龍技はまだ高校生と若い。だがその動きはまるで経験を積んだかのように無駄が少ない。ヒットの乱打を避けきった龍技が反撃に出る。
龍技も負けじと拳の乱打を繰り出す。当然ヒットはこれらを躱していく。そこに龍技がフェイントを織り交ぜた拳を繰り出す。
ヒットの頬を掠める。これにはヒットも驚き。殺し屋であるヒットにフェイント込みの拳で掠める。ヒットはこの掠めで龍技を強敵と認識。
互いの拳の乱打と回避の応酬となる。この流れるような静かな戦闘はド派手な音や動きはないがまるで熟練者達の演武のような見応えがありザマスや破壊神達には注目されている。
「素晴らしい。流石は龍技。素晴らしい闘いだ」
「派手ではないの。もっとこうバーッとド派手なエフェクトとかないもんかの」
「この二人の闘いは堅実ながら互いの動きを読み合う高度な戦闘ですよ。隙を見つけたら一気に攻勢に入りますよ」
パアンッ!!
龍技とヒットの拳が交錯して顔が上がる。二人の闘いは静かながら激しい乱打戦が続けられる。そんな中、ついにある男が動き始める。
それはずっと仁王立ちをし、ほぼ身動きしなかった第11宇宙最強、否!現大会最強の男!ジレンがついに動き出そうとしていた。
「よしジレン。まずは第7宇宙の孫悟空を倒せ。トッポには悪いが孫悟空を倒せば間違いなく傾く。我々第11宇宙の勝利は確実だ」
「第7宇宙…想像以上に強敵揃いですね。いまだに全選手が生き残っているのはこの第7宇宙のみ」
「ああ。だからこそ第7宇宙の要の孫悟空を倒す。そうすれば第7宇宙は瓦解するだろう」
「トッポには気の毒なことです。彼は孫悟空に勝つと意気込んでいたので」
「仕方ないさ。闘いは非常なものだ」
「私は何だか嫌な予感がしますです。第7宇宙、底しれぬ実力者ばかりですます」
「確かにな。だが、ジレンが負けるなどありえない」
ジレンを動かしたのはベルモッド。ベルモッドはジレンに絶対的自信がある。第11宇宙の界王神のカイは第7宇宙の実力者揃いにとても驚いていた。
自身の宇宙のプライド・トルーパーズに絶対的自信があっただけに。しかし二人はジレンの強さに絶対的信頼がある。そんな中マルカリータは逆に不安。
マルカリータは二人には内緒だが第7宇宙のことを知っている。実は第7宇宙の地球に住んでいるとある人物に一目ぼれしておりもうアタックしている。
その為できれば超ドラゴンボールの願いで戻して欲しいが、ベルモッドの願いというよりもジレンの願いは別にあるので困っている。
だからこそ苦言しているのだがベルモッドはジレンに信頼しており負けるとは思っていない。ジレンが動いたことは実力者達は気づいていた。
そして狙いが悟空であることも。
「へへっ、狙えはオラのようだな。まさかそっちから来てくれっとはな。不思議な感じだ。ワクワクすんのに。何だかおっかねえて感じるぞ」
ジレンがゆっくりと悟空に近寄ってくる。悟空はその場で来るのを待つ。
「ジレン、か。どうやら第11宇宙の戦士のようだな」
「そのようですね。悟空さんも気づいていますね」
「なんという静かな闘気。これほどの力を持つものが下界にいるとは。第11宇宙、とんでもない切り札がいたものだ」
「だが、悟空は負けん。悟空の強さは俺達がよく知っているんだからな」
ビルス達はジレンの身体中から発する迸るほどのエネルギーに驚いている。ジレンの力はまさに破壊神に匹敵かそれ以上。
しかしビルス達は悟空を信頼している。悟空の強さにさすがに限界はある。しかし数多の経験と技術がある。悟空が負けるとは微塵も思っていない。
ついに悟空とジレンが対面する。二人が対面するだけで周りの床が揺れて割れ崩れた破片が宙に浮く。
「はあああっ!!!」
ドウウッ!!!
「おりゃあ!!」
バチイッ!!
「…」
「!」(これは!分厚い壁だ!コイツの圧で壁ができて阻まれてる!)
バンバンバンバンバンバンバンバン!!
「だだだだだだだっ!!!くっ!」
ババッ!キュイーッン!!
「だっ!!」
バゴォーン!!
悟空は超サイヤ人2になり拳を繰り出す。しかし見えない壁に阻まれてしまう。それはジレンの圧による壁。悟空の攻撃が一切通らない。
悟空は拳を連続で繰り出すが全て見えない壁に阻まれてしまう。肉弾戦ではだめだと悟った悟空は距離をとってエネルギー弾を撃つ。
しかしそれでもジレンには届かない。ジレンは仁王立ちのまま笑うことも見下すこともしない。ただ見つめるだけ。その不気味さは敵を圧倒的差を見せつけ恐れられるであろう。
だが悟空は逆に不敵の笑みを浮かべる。まさに強敵、悟空が求めた強者との闘い。悟空の中にあるサイヤ人としての本能が気持ちを昂らせてくる。
「ふっ!はあああ!!」
ズオオオオッ!!ドウウウッ!!
「でやあああああああっ!!!」
悟空は超サイヤ人ブルーへと変身する。悟空は本気になった。なのにジレンの目は不動そのもの。悟空の身体をオーラが纏う。
その戦闘力に殆どの選手達の動きが止まり二人の闘いに目を向ける。悟空とジレンが対峙する。先に動くのは。
「ふん!!」
グオッ!!バシイイッ!!
「くっ!!だりゃあっ!!」
ガガッ!!ガガガガガガッ!!
「だだだだだだだっ!!」
ドガガガガガガガガガッ!!!
「りゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!」
ガッ!ズドオンッ!!
「ぐおああっ!!くっ!!でやあっ!!」
ブンッ!!バッチイイッッ!!!
「ぎっ!!はっ!!」
バシュシュンッ!!ドバッドバッドバッ!!シャッ!!シャシャッ!!
「ふおっ!!」
バジュウゥーーッン!!ドウッ!!ズガガガガガガッ!!
「はああああっ!!!うおおおっ!!!」
バグオーンッ!!
「うおおっ!!でやあっ!!」
ヒュンッヒュンッ!!バシイッ!!
「はあっ!!うあっ!!ぐっ!!」
ギュイーン!!
「はっ!!でやああ!!」
ばしゅっ!!グググググッ!!ギュウゥゥン!!ガッ!!ドゴオーーッン!!!
「ッ!ぐあっ!!うおあぁぁっ!!」
「ご、悟空うううっ!!!」
圧倒的だった。悟空は超サイヤ人ブルーになってジレンに立ち向かう。最初は移動しながらのラッシュのぶつかり合いでいい勝負をしていると思われていた。
しかしジレンの実力はその遥か上。余裕があり表情も変えない。悟空はすでに全開で挑んでいるのに全く真逆。ジレンは悟空の拳を受け止めたかと思いきやすぐさまボディーブローを浴びせる。
悟空は悶絶するほどの威力に一旦距離を取りエネルギー弾を連射する。ここで悟空は意地をはらずに距離を取ったのは英断である。
原作の悟空ならより意地となり肉弾戦に挑むだろう。ジレンとの実力の差を理解してあえて距離を取ろうとする。しかしジレンにはそんな小細工は通用しない。
ジレンはエネルギー弾を全て弾きながら最短距離で詰めようとしてくる。悟空は覚悟を決めて超サイヤ人ブルー+界王拳を使用する。
身体に負担をかける界王拳。超サイヤ人状態では不可能なこの技術。悟空は可能にした。しかしそれ以上に身体の負担は倍増する。
悟空の一種の賭けにも近いこの状態でジレンに挑むがジレンはその遥か上だった。時々ジレンも悟空の一撃を掠めることもあり目を見開いたりするがそれでも掠めるだけで当たりはしない。
逆にジレンの一撃一撃の攻撃は全て悟空に当たる。悟空は頑張っているが差を覆す事ができない。ジレンの拳が悟空の顔面に直撃して岩肌にぶっ飛ばされて激突する。
悟空は地に手を置き膝をついてまさに敗者としての姿を晒してしまう。そんな悟空にビルスは叫んでしまう。ビルスが認めた悟空がこうも一方的にやられるなどと思いもしなかった。
「孫悟空…なるほど。トッポが認めるだけの戦士なだけはある。だが、これまでだ」
ジレンは悟空への評価は高い。第11宇宙ではNo.2であるトッポが認めた戦士。その相手がいかなものかと思ってたら想像以上の実力者であった。
ジレンは戦闘の最中、時々悟空の足や腕を掴もうとしていた。悟空はそれを察知して掴もうとした瞬間蹴ったりエネルギー弾を撃ったりしてカウンターを狙おうとしていた。
悟空のクレバーで冷静な闘い方にジレンは悟空への評価は高くなっていく。しかし勝負は決した。悟空ではジレンには勝てない。
それはこの闘いを観戦していた全ての宇宙と選手達に強く根付かせた。しかし悟空は決して諦めない。何故なら目はまだ諦めていなかった。
「へへっ!すげえな。オラがこんなにも敵わないなんて久しぶりだ。けんど、オラはまだ負けてねえぞ!ふっ!」
バッ!バババッ!
「…」
「何をするつもりだ?」
悟空は跳躍して岩肌の上に乗ってバンザイのポーズを一見降参のポーズにも見えるが、知ってる人は知る悟空最後の切り札を使おうとしていた。
「アレは確か…元気玉か!魔人ブウを倒した時の決め技!」
「なるほどの。確かに元気玉なら、有効かも知れんな」
「しかし、この大会に参加する選手達から気を分けてもらうのは自殺行為。どうするつもりなのか」
「悟空は馬鹿じゃない。恐らくだが、考えがあるはずだ」
(ベジータ達から元気を貰うことはできねえ。ちょうどモニターで見てるのが幸いしたぞ)「第7宇宙の皆!オラに元気を分けてくれ!頼む!」
悟空は元気玉を使おうと考えていた。その為に悟空はちょうど観戦している第7宇宙の人達から元気を分けてもらおうと考えていた。
かつて魔人ブウを倒した時も地球人達に元気を貰って倒したことがある。その実績を考えて悟空は第7宇宙の全ての人達から元気を分けてもらうことにした。
ただし魔人ブウの時とは違い元気をほんのちょっと分けてもらうだけでいい。たくさん分けてもらいすぎたら危険だからだ。しかしこの元気玉には最大の欠点がある。
(元気玉を作るのに時間がかかるのが大弱点だ。何とか耐えて)
「待ってやる」
「え?」
「それがキサマの切り札なのだろう?待ってやる。俺はそれを受け止め弾き返してやる」
「…気前がいいな。それじゃあ遠慮なく」
ジレンはあえて元気玉の完成まで待つことに。悟空はジレンの情けを受け入れて元気玉の完成に集中する。そんな中、キテラは悟空の元気玉を止めるように選手達に指示を出そうとしていた。
しかし選手達は動けない。選手達はわかっていた。もしここで横槍でもしてしまったらジレンや他の宇宙の選手達から重点的に攻められてしまう。
キテラは気づいておらず喚いている。そんなキテラに他の破壊神達は呆れてしまっている。ずる賢いことが災いして他の破壊神達からどんな目で見られているのかを。
カッッ!!!
「よぉし!!できた!待たせたなジレン!コイツがオラ達第7宇宙の!元気玉だあああ!!!」
グオオーーーッッ!!!
ようやく元気玉が完成した。その大きさは魔人ブウの時よりも遥かに巨大。そんな元気玉がジレンに向かって放たれた。ビルス、ザマスは決まったと確信していた。
否、モニターで観戦している第7宇宙の人達も同じ気持ちだった。だが…
ズゥーーッン!!
「なっ!?」
「これがキサマの切り札か。つまらんな。こんなのではこの俺は倒せん!ぬんっ!!」
ズオオーーッ!!!
「は、はね返されたあああっっ!!!」
「ま、まずいぞ!!」
「し、信じられない!」
「避けろ!悟空ーーっ!!!」
まさか、元気玉が受け止められるとは思われなかった。これには第7宇宙の人達のみならず選手達やビルス達も驚愕。そして元気玉は悟空目掛けてはね返された。
ビルスは避けろと悟空に言うが悟空には避けるだけの力はない。絶体絶命の孫悟空。果たして悟空はどうなってしまうのか?
このまま負けてしまうのか?どうにかしてくれ悟空!!!
「……ニッ!」
やっとジレンとの初戦闘まできました。頑張ってます。そして次回は悟空がアレになる時です。お楽しみに!
設定
ヒット 第6宇宙の殺し屋。成功率はほぼ100%。年齢は千歳を超えている。第7宇宙との親善試合の時に悟空達と出会い対戦している。時飛ばしという時を操る技を持っている。その力でベジータに勝利。悟空には勝負に負けたが試合には勝ったという何とも納得いかない終わり方になる。それ以降悟空のことを意識し始める。時飛ばしの他に殺しの技があるなどまだまだ底を見せない。
キャベ 第6宇宙のサイヤ人。第6宇宙のサイヤ人は善が勝利したため正義の人が多い。尻尾がなく細い身体をしている。若いながら潜在能力が高い。第7宇宙との親善試合の時にベジータと闘い超サイヤ人化が可能となる。それ以降ベジータを師と仰いでいる。授業はしているが中々成長できず伸び悩んでいる。
カリフラ 第6宇宙の女サイヤ人。性格は粗暴で気が短いが明るい。自身の強さに絶対的な自信をもっている。そのせいか相手の力を見抜けない。キャベから超サイヤ人のなり方を教えてもらい簡単に会得する。潜在能力がずば抜けて高くキャベを軽く超えている。今回の力の大会でさらなる飛躍の成長が期待されている。
ケール 第6宇宙の女サイヤ人。カリフラを姉さんと呼び慕っている。性格は気弱で大人しめだがカリフラのことになると相手に嫉妬深くなる。キレると隠されていた潜在能力が開放される。その力はカリフラを上回る。また性格も粗暴になり暴力的になる。悟空達からはブロリーに似ているらしい。しかし戦闘力の高さでは圧倒的にブロリーの方が上。このケールもカリフラと同じく飛躍が楽しみな一人。