魔訶不思議なドタバタ世界   作:下章

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身勝手の極意も出たのでこっから急展開かもしれません。いくつかの宇宙が消滅します。そして活躍の場が少なった面子も活躍するかも?



例によって視点は第三視点です。


第14話 力の大会⑤ 克服する力

「第4宇宙、全滅により…消滅にございます!」

 

いきなり第4宇宙が消滅が決定された。理由は単純、第4宇宙の選手達が全員場外に落ちたからである。第4宇宙の選手達を落としたのは主に悟飯とピッコロである。

第4宇宙は戦闘力という点でははっきりいってどの宇宙よりも低い。しかし、他の宇宙にはない技や能力を持っていた。さらには色仕掛け用の選手までいる始末。

しかし悟飯やピッコロには効かなかった。ピッコロに色仕掛けをしようとしたがそもそもそんな概念がないので無意味であっさりと落とされた。

他にも幻覚を見せる選手、虫のように小さな選手など様々な選手がでてきたが悟飯とピッコロの連携やナメック星人としての能力を駆使して全てを落としきった。

 

「グググッ!!この俺の宇宙が!こんな奴等に!!特にビルスの宇宙に!こうなったらお前ら全員破壊してやる!」

 

キテラは怒りを爆発して全てを破壊しようとする。この時キテラは発言に気をつけるべきであった。その発言はつまり全王に喧嘩を売るのと同じである。

その前に全王が第4宇宙を消滅させてしまう。

 

「さて、先ほどの発言は実によくないですね。コニック、第4宇宙の破壊神の後釜を見つけておいてくださいね」

 

「畏まりました」

 

「?なんで?」

 

「先ほどの第4宇宙の破壊神の発言、全王様への反抗の発言と取れました。これはよくないことです」

 

「ふ〜ん。わかったのね。第4宇宙の破壊神、消してあげる」

 

大神官は目ざとくキテラの発言に気づき苦言をする。だがいくつかの破壊神と界王神全員、そして選手達は大神官の言葉に気づいた。

大神官は超ドラゴンボールで叶える願いが何なのかを。

 

「お、おいウィス」

 

「さすがは大神官様ですね。私達の目論見は見抜かれてるようですね」

 

「だからと言って我々が辞める理由にはならないです」

 

そんな中、龍技とフロストの闘いも決着がつこうとしていた。龍技は無傷で立っておりフロストは無様にズタボロで這いつくばっている。

 

「な、何故ですか!?何故この私が!こんな下等な地球人ごときに!」

 

「お前程度が勝てるわけねえだろ」

 

はっきり言ってしまえば一方的だった。フロストは完全に龍技を見下していた。その足元を掬われたのだ。フロストは得意のデスビームをしてくるが弾かれてすぐさま龍技が懐に入って腹パンをする。

腹を押さえて蹲るフロストの顔面に蹴りをぶち込み岩盤に叩きつける。そこからサンドバック状態。殴る蹴るを繰り返してフロストをボコボコにする。

追い打ちにエネルギー弾を当てて岩盤を破壊しながらフロストを吹っ飛ばす。その結果がこのズタボロで無様に這いつくばる姿。

 

「お前と遊ぶ気はない。終わらすぞ」

 

 

ポウッ!

 

「お前がね!!」

 

 

ピシュンッ!!ペシッ!

 

「は?」

 

「バカが」

 

 

ボグォッ!!

 

「ぐばああ!!」

 

 

ダッ!!

 

「失せろカス!」

 

 

ボウンッ!!

 

「ぐわあああっ!!」

 

 

シューッン!!…ドゥオオオッ!!

 

「第6宇宙、フロスト選手脱落です」

 

龍技は右手をフロストに向けてエネルギー弾を溜める。フロストは邪悪な笑みを浮かべながらデスビームを放ってきた。しかも完全に殺す気のデスビーム。

しかし龍技はそれすら見切っており片手で簡単に弾いてフロストの顔面を蹴り上げる。フロストは斜め上空に蹴っ飛ばされそれを追従するように龍技も跳躍。

龍技は左に一回転してからフロストの腹部に溜めていたエネルギー弾を当てて一緒に場外へとぶっ飛ばす。エネルギー弾はもう戻れない所で爆発してフロストは場外になる。

 

「なぁにやってんだこのバカア!!一方的にボコられやがって!」

 

シャンパはフロストに罵詈雑言を浴びせるが、スダボロな上に死にかけなので聞いていない。残った宇宙は第二宇宙、第三宇宙、第六宇宙、第七宇宙、第十一宇宙の五つのみ。

その中で今だに脱落者がいないのは第七宇宙のみ。そのため第七宇宙は重点的に攻められるが逆に返り討ちにしている。悟空にカリフラがまた挑戦してきた。

隣にはケールもいる。

 

「孫悟空!リベンジだ!もう一度アタシと勝負しろ!」

 

「ああいいぜ」

 

 

ゴウウッ!!

 

「はああああっ!!!」

 

「おめえ!いつの間に!」

 

カリフラはなんと超サイヤ人2に変身していた。カリフラは別の選手と闘っている内に超サイヤ人2への至ったのだ。この短期間にそこまで至るというまさに才能、センスの塊である。

これには悟空も笑みを浮かべてしまう。

 

「おめえやっぱすっげえな。オラもそれになるまで結構時間がかかったのに」

 

「へっ!アタシは日々進化するのさ!アタシは必ずアンタの領域に届いて追い抜いてやるぜ!いくぜケール!お前もあのすっげえ超サイヤ人になって孫悟空を倒すぞ!」

 

「孫悟空を、倒す!はい!姐さん!!」

 

「あのケールって女のサイヤ人はやべえな。また暴走してらたまんねえぞ」

 

 

タッ!

 

「あん?」

 

「ブロリー?」

 

「あの、ケールって女のサイヤ人。お、俺が相手をする…!」

 

悟空はカリフラよりもケールを警戒する。ケールのあの暴走した超サイヤ人の力はとんでもない。今度また暴走したらどうなるかわかったものではない。

どうしようかと思案していたら悟空の隣にブロリーが現れ降り立つ。ブロリーはケールの相手をするといい出した。ブロリーはケールを気にかけていた。

 

「ブロリー、おめえ」

 

「あれは、俺だ。力を制御できていない俺自身だ。だから…!」

 

「…わかった。けんどむちゃすんじゃねえぞ。おめえの暴走の方が遥かに怖えんだからな」

 

「…頑張る!」

 

「ちっ!邪魔が入ったか!まあいい!ケール!お前はあのサイヤ人の相手をしろ!アタシは孫悟空の相手をする!」

 

 

ダッ!!

 

「あ、姐さん!」

 

 

グオオッ!!

 

「だあああっ!!」

 

 

 

バチイイッ!!

 

「さすがだな。オラが思ってる以上に強え。ならオラも。はああっ!!」

 

 

グオアッ!!

 

「くっ!!」

 

「いくぞ!」

 

「やってやる!!」

 

カリフラは悟空目掛けて突撃してパンチする。悟空は受け止めて弾いてから超サイヤ人2へとなる。今度はカリフラは驚くことなく身構える。

カリフラには油断も慢心もない。悟空との一回目の闘いでの敗北。先ほどの悟空とジレンとの闘いを見てわかった。自分はまだまだ弱いと。

上には上がいることを思い知った。しかしそれで諦めるようなカリフラではない。必ず追いつき追い越す!自分は最強のサイヤ人だと信じて!

悟空とカリフラが激突する!

 

「邪魔をするな…!私の狙いは…孫悟空だ…!」

 

「…違う。お前の相手は、俺だ…!」

 

「邪魔を、するのか…!ならば…!ここで…!潰す…!ぅうああああっ!!!!」

 

 

ズオオオオッ!!!!ゴゴゴゴゴゴッ!!!

 

ブロリーとケール、二人は似た者同士である。二人とも絶大なパワーを秘めているが制御ができていない。だが心情は全く別。

ブロリーはケールの力の制御を手伝おうとしていた。ブロリー自身もまだ完全に制御できていないのにである。それはブロリーの優しい性格によるものである。

対してケールは邪魔するブロリーに苛立ちが募っていた。ケールの目的は孫悟空ただ一人。尊敬するカリフラに屈辱をあわせた孫悟空への強い憎しみ。

その悟空を殺すことしか考えていない。それを邪魔してきたブロリーにも敵意を剥き出しにする。退く気のないブロリーにケールの苛立ちは最高潮に達した。

ケールは制御不能の超サイヤ人となった。その膨大なパワーに惹かれるようにブロリーにも異変が。

 

「ぐうっ!!ぐううううっ!!」

 

「ブロリー!だったな…!まずはお前から…!殺す!」

 

 

ダンッ!!!

 

「おおっ!!」

 

 

ダアアッーーンッッ!!!

 

「ぐおおおおっ!!」

 

「ぐううっ!!お、落ち着けええ!ち、力に!飲ま、れるなぁ!!」

 

「黙れええ!!」

 

 

ズゴオオオオッッ!!!

 

「ふぐっ!!ぐおおおおおっ!!!」

 

ケールの暴力的なパワーにブロリーが呑まれそうになる。まるで波長を合わせるかのようにブロリーの力も上がっていく。それと同時に理性がなくなり本能だけになりそうになる。

サイヤ人としての本能。ブロリーの絶大すぎるパワーは今のケールを遥かに上回る。その力は恐らくまともに闘えるのはジレンくらいであろう。

しかしそれではだめだとブロリーの理性が抑え込む。ブロリーは必死に理性でコントロールしながらもケールを抑え込む。ケールは忌々しそうにブロリーを睨みつけながらさらに力を引き出していく。

 

「がああああっ!!」

 

「ぐっ!!おああっ!!」

 

 

バッ!!ドゴオオッ!!

 

「ガッ!!」

 

「うおあああっ!!」

 

 

ボアアッ!!カッ!!ズドオオオンッッ!!!

 

「がああっ!!ぐうっ!!うおおおっ!!!!」

 

 

ポワアアッ!!ビカビカビカビカビカッッ!!!

 

「ぐうううっ!!や、やめろ!これ以上はだめだ!武舞台が壊れる!そ、それに!力に!呑まれて!」

 

「うおああああっ!!!」

 

ブロリーはケールを止めようとまた取っ組み合いになる。そして力を暴走しそうになりこれでは二の舞。ブロリーは覚悟を決めた。

 

「ぐっ!!ぐぅおおおおっ!!!」

 

 

ズドオオオンッッ!!!

 

「ハッ!!」

 

「おおおおおっ!!!」

 

ドッゴオオオンッッ!!!

 

「がっはあああ!!」

 

「な、なにいいい!?!?」

 

「これはこれは。とんでもない破壊力ですね」

 

ブロリーが一瞬暴走させて力を使った。莫大なエネルギーは嘲笑う。今さら何をと。そこに隙が生まれてしまう。ブロリーは隙が生まれたケールに腹パンをしてぶっ飛ばす。

これだけでケールは大ダメージを負ってしまう。自信とは比較にならない破壊力。これにはシャンパとヴァドスも驚き。ケールは腹を押さえ込みながらもゆっくりと立ち上がる。

しかしそこには先ほどまでの威勢の良さは完全に失っている。

 

「が…はっ…!ぐっ…!うぐっ…!」

 

「ぐぐぐぐっ!!」

 

「はっ…!あっ…!」

 

「ぐぐぐっ!!ぐおおおっ!!」

 

「ひっ!」

 

 

シュンッ!!

 

「がああっ!!」

 

 

ズドオンッッ!!!

 

「がっは!!」

 

「おおおおっ!!」

 

 

ガオオンッッ!!グッ!!ダンッッ!!

 

「はあああっっ!!!」

 

 

バキイイッッ!!!

 

「ぎゃああああっっ!!」

 

 

バグオオオンッッ!!

 

「うぐっ!!ぐうううっ!!はっはっはっはっ!!」

 

ケールはブロリーの姿に怯えてしまう。足が竦み一歩後ろに下がってしまう。そんなことなど知らないブロリーは一瞬でケールの懐に移動して左のブローをまた腹に浴びせる。

激痛に苦しむケールにブロリーはそのままブローからアッパーへと変えて高く打ち上げる。打ち上げられたケールを追うように跳躍。

追いついたブロリーはケールの背をハンマーナックルで地に叩き落とす。武舞台の床は陥没してその破壊力を思い知らせる。

ブロリーは陥没してないところに降り立つと顔を押さえ込み苦しそう。何とか理性を戻そうと必死に藻掻いている。そんなブロリーの心情など知らないケールはたった三撃でブロリーに対しての恐怖を思い知らせる。

圧倒過ぎる破壊力。暴走したケールは自身の強さに絶対的な自信があったのにブロリーのせいで粉々に打ち砕かれた。ケールに残ったのは逃げたいという気持ちのみ。

勝てない、負ける、殺される!この三つの言葉が頭を反芻させる。ケールはどうにか生き延びなければと考える。しかし今のケールにはそんな考えなど考えつかない。

 

「はあ…はあ…はあ…!ケール、だったね…!落ち着くんだ…!力に、呑まれたらいけない…!力に呑まれて…!暴走は…!いけない…!そんなことしたら…!君の、大切な人が…!苦しむ…!悲しむよ…!」

 

「はあはあ!!ハッ!あ、姐さん!」

 

 

バキイイッッ!!

 

「うわああ!!」

 

 

ダンッッ!!

 

「悪いなカリフラ。オラは負けるわけにはいかねえんだ。お前とはちゃんとした試合で闘ってみたかったけどな」

 

「くっ!くそっ!か、勝てねえのか!勝てねえのかよ!くそっくそっくそっ!!!」

 

「姐さん…!ぐううっ!!ぐうおおお!!!」

 

「やべえ!!」

 

そんなケールの近くにカリフラが殴り飛ばされ倒れる。それは憧れの人物が負けた場面。確かにカリフラは天才だ。大会の参加者になる前は通常のみで大会が始まって半分の時間近くで超サイヤ人2に至った。

この短期間でここまでのパワーを手に入れたカリフラはまさに才能の塊とも言える。しかし悟空はすでにそのパワーを遥かに超えるほどのパワーを持ってる。

その上カリフラとは違い数多の強敵との激闘を繰り広げた経験がある。この経験が差を開かせた。悟空に油断も慢心もない。

もし、ただの武道大会だったならもっとゆとりを持って楽しく闘っていただろう。それができないので悟空のクレバーで冷酷な部分がでてカリフラを圧倒した。

カリフラは悔しげに武舞台を叩く。そんなカリフラを見てケールの怒りはさらに上昇する。先ほどまでの怯えなど消し飛びエネルギーを解放する。

その力はおぞましいほどで戦闘してる選手達が動きを止めてしまうほどである。迸るほどのオーラとパワーに悟空とブロリーは危険だと察した。

 

「ヤベえぞブロリー。あいつ、このままだと何しでかすかわかんねえ!下手すれば誰かを殺すかもしれねえ!」

 

「ぐっ!ぐううっ!!や、やめろ!意識を!意識を保て!力に!呑まれるな!」

 

「ブロリー!」

 

ケールの迸るパワーにブロリーは充てられて髪の色が金髪になりかけていた。ブロリーはまだ超サイヤ人をコントロールできていない。

このまま充てられ続けていたらブロリーまでもが暴走してしまう。悟空は覚悟を決めた。超サイヤ人ブルーになって一気に決着を付けようと。

それに待ったを掛けてケールの前に立ち塞がる人が。カリフラである。

 

「ケール!!」

 

「…どけ!ヤツを!ソンゴクウを…!殺す!」

 

「ばっかやろう!そんなことをしたら失格になるだろうが!正気に戻れ!」

 

「ソンゴクウ!殺す!邪魔を!するな!!」

 

 

ブオオンッッ!!ダアンッッ!!

 

「づううっ!!すげえ一撃だなケール!アタシよりもすげえ威力だぜ!」

 

「ぐううっ!!」

 

「でもなあ!こんなんじゃああいつに!ソンゴクウに勝てねえよ!!うらああ!!」

 

 

バキイイッッ!!

 

「うがああ!!」

 

「なあにやってんだああ!!仲間割れしてんじゃねえ!!」

 

「いえ!あれでいいんです!シャンパ様!」

 

「ああ!?なにが!?」

 

「カリフラさん!ケールさんを!ケールさんの意識を呼び起こしてください!!」

 

ケールはもはやカリフラの事など分かっておらずただ己の憎悪の相手の邪魔をする存在程度しか認識していない。カリフラの叫びなど理解できずケールはカリフラを殴ってくる。

カリフラは防御などせず頬を殴られるが踏みとどまる。耐えたカリフラはケールの頬を殴り返す。シャンパには仲間割れしてると思いっきり勘違いして喚いている。

キャベはカリフラに期待している。もしかしたら姐御であるカリフラが妹分であるケールの意識を呼び起こすと期待して。ケールは混乱している。

自分よりも格下のはずのカリフラに殴られたケールは呆然としてしまう。殴られた結果少しだけ意識を取り戻したようだ。

 

「…姐、さん…」

 

「お前!なに暴走させてんだ!力に呑まれてんじゃねえ!ケール!お前がすごいのはわかっていた!アタシが見込んだんだからな!何時もウジウジして情けなくてジメジメしてさ!皆から後ろから刺されて笑われてたもんな!」

 

「ううっ…!」

 

「けどな、アタシはお前を近くに置いた。お前をアタシの仲間にした。なんでかわかるか?アタシはお前がすごい力をもってると思ったからさ!アタシは見たのさ!昔お前が虐められててキレて虐めてた奴らをブチのめしたのをさ!びっくりしたぜ!このアタシでもビビるくらい強かったんだからな!だからアタシはお前を側においた。自信をつけてやりたかった。自信がつけばお前はアタシよりも強くなれることをさ!」

 

「姐さん…」

 

「なのに!なんで呑まれてんだこのバカ!お前はアタシの子分だろうが!妹分だろうが!アタシを姐さんとしたいなら!力に負けんじゃねえ!そんな力!自分のモノにしてみせろ!アタシに!お前の力を見せてみろ!!ケール!!!」

 

「…姐さん…!うううっ!!ううおああああっっっ!!!!」

 

ツーッ…ポタッ!グオアアアッ!!ズドオオオンッッ!!!

 

カリフラはケールを決してバカにしなかった。ケールの才能を無意識に気づいていたからだ。何よりも可愛い妹分が力に呑まれて暴走してる姿を見ていられなかった。

だからこそカリフラはケールを認め、負けるなと鼓舞する。ケールは涙を流す。嬉しかった。姐御であるカリフラに認めて貰えて。

ケールは力を解放した。それは先ほどまでの暴走した力ではない。徐々にコントロールされていきケールの見た目も変えていく。

膨張して膨れてデカくなった筋肉が萎んでいき見合った身体つきになっていく。爆発的オーラの輝きが消えていくとケールが超サイヤ人2になっていた。

目も白目ではなく光がともった緑の瞳に。ケールは完全に力をコントロールできるようになった。

 

「ケール!」

 

「姐さん…!すみませんでした…!けど、もう大丈夫です!私も一緒に闘います!」

 

「おうよ!アタシらは第6宇宙の無敵のサイヤ人だ!それを全宇宙に知らしめてやるぞ!」

 

「はい!」

 

「へへっ!待たせたな!こっからが本番だぜ!!」

 

「へへっ!すげえなカリフラ。けんど、悪いけど…ブロリー?」

 

「すまない悟空。この二人、俺一人でやらせてくれ」

 

「珍しいなブロリー、お前がそんなやる気になってるなんてな」

 

「ケールは暴走を抑えられた。俺もこの力をコントロールできるようにしたい。わがままだともわかっている」

 

「そんなことはねえぞブロリー。お前の意思は尊重すっぞ。頑張れよ」

 

「ああ」

 

カリフラとケールが並んで立っている。それだけで凄い気迫を悟空とブロリーは感じていた。しかし悟空は終わらせるつもりだった。

もう一度ジレンと闘うために、体力を温存したいから一気に勝負を付けようと思っていた。そんな悟空にブロリーが前に出る。

ブロリーは自らの意思で二人を同時に相手をすると言った。ブロリーはケールが力の暴走を抑えコントロールできるようになっていた。

ブロリーも力をコントロールできるようにするためにあえて二対一になる選択をした。悟空はブロリーの意思を尊重してこの場を離れる。

 

「…お前一人でアタシらを相手するつもりか?」

 

「ああ…不服か?」

 

「いんや。アンタの強さはケールとの闘いで知ってるぜ。けどよ。遠慮はしねえぜ!」

 

「勝負です!」

 

「…こい!」

 

 

ドアッ!!

 

「「はああああっ!!!」」

 

「ぐっ!!うおおおっ!!!」

 

 

ドギャッ!!ゴボオオオンッッ!!!

 

カリフラは悟空がこの場を離れても追いかけようとはしなかった。ブロリーの力は計り知れない。暴走したケールを超サイヤ人にならなくても抑えられるほどだからだ。

しかしカリフラもケールも負ける気はない。二人は同時に駆ける。ブロリーも雄たけびを上げながら突撃。三人がぶつかり衝撃波が流れる。

 

 

ダダダダダダダッッ!!!

 

「はああああっ!!!」

 

 

ガガガがガガガッッ!!!

 

「うおおおっ!!でやああっ!!」

 

 

バガアアンッッ!!!

 

「ぐあっ!!」

 

「てえええいっ!!!」

 

 

ズンッッ!!!

 

「ぐううっ!!」

 

 

ガシッ!!

 

「姐さん!!」

 

「よくやったケール!!オラアアッ!!」

 

 

バキイイッ!!

 

「うぐっ!!」

 

「まだまだぁっ!!!」

 

 

ドガガガガガッッ!!!

 

「「でやああああっ!!!」

 

「ぐおおおおっ!!」

 

「いいぞお!!カリフラ!!ケール!!」

 

「マズい!押され始めた!」

 

「二人の息の合ったコンビネーションに押されてきましたね!」

 

「う〜むむむ!マズいのお!」

 

ブロリーは二対一なのにそのパワーで互角の闘いを繰り広げる。ブロリーの裏拳がカリフラの顔面を殴り飛ばす。ケールはカリフラを気にかけたが隙ができたブロリーの脇腹に拳を叩き込む。

苦しむブロリーの腕を掴んで動きを封じる。そこにカリフラの蹴りが炸裂。よろけるブロリーにカリフラとケールのラッシュ。

いいようにやられ追い込まれるブロリーにビルス達第7宇宙は焦る。逆にシャンパはとても大喜び。

 

「ぐっ!!ぐおおおおっ!!!」

 

 

ズオアアアッッッ!!!ドンッッッ!!!

 

「ぐっ!!」

「きゃっ!!」

 

「ぐるるるるるっっ!!」

 

「おいおい!まじかよ!ケールの暴走よりもタチが悪いじゃねえかよ!」

 

「ぐうぅおおおおおっ!!!!」

 

 

ギャウウッ!!ドギャアアッッ!!!

 

「ぐわああっ!!」

 

「姐さん!このお!!」

 

 

バキイイッ!!

 

「ニッ!!」

 

「なっ!?」

 

「あがああああっ!!!」

 

 

ドムウウウンッッ!!!

 

「あごっ!!」

 

「ううっ!!あああああ゙あ゙あ゙あ゙っっっ!!!」

 

 

カッ!!ドウウッ!!ボガアアンッッ!!

 

「きゃあああああっ!!!」

 

「バ、バケモノかよおおおおっ!!!」

 

追い詰められるブロリーがついにキレてしまい力を解放してしまう。そのパワーは二人を同時に相手しても歯が立たないほどの圧倒的パワー。

カリフラがまずぶっ飛ばされる。ケールが顔面を殴るが全く効いていない。逆に腹パンを喰らいエネルギー弾をマトモに喰らってしまう。

二人で挑むがその桁外れのパワーに逆に追い詰められていく。そんなブロリーにシャンパはバケモノ呼ばわりしてしまうのは仕方ない。

おそらく他の宇宙の人達もそう呼んでしまうほどブロリーのパワーはヤバすぎる。あのジレンですら瞑想しているのに反応してしまうほどだ。

カリフラとケールはブロリーの爆発波で吹っ飛ぶ。

 

 

ズゴオオオオンッ!!

 

「「うわあああっ!!がはっ!!」」

 

「ぐおおおおっ!!!」

 

「くっ!アタシら二人が束になっても敵わねえとはな!とんでもない強さだな!」

 

「あ、姐さん…!」

 

「だったらよ!ケール!」

 

 

ヒュンッ!パシッ!

 

「これは?」

 

岩場に激突して崩れ落ちる二人。カリフラもケールもこのままでさ勝てないことを悟っている。そこでカリフラはある物をケールに投げ渡した。

それさイヤリングだった。ただのイヤリングではない。名前はポタラ。本来は界王神の取っておきのアイテムでもある。それが何故カリフラが持っていたのか?

それは偶々シャンパと第六宇宙の界王神との会話を盗み聞きをしていた。ポタラの効力と制限時間ことを。シャンパはポタラを持たせようとしたが道具なため失格の可能があると言われて断念。

それを盗み聞きしていたカリフラはこっそりとポタラを盗み出した。使えると判断したから。カリフラはここが使い所だと判断してケールに投げ渡したのだ。

 

「ケール!右耳にソイツを付けろ!アタシは左耳に付ける!」

 

「は、はい!」

 

カリフラとケールはポタラを片方の耳に取り付ける。すると二人が引力に引き合うように身体がくっつく。すると光り輝き膨大な気の嵐が巻き起こる。

 

 

カッ!!ズゥオオオオッッ!!

 

「な、なんだ?」

 

「「ハーッハッハッハッハアッ!!!」」

 

気の嵐が静まると見たこともない女性が姿を現す。見た目はカリフラとケールが合体したような姿。そう、ポタラは互いに付けると合体できるアイテムだった。

カリフラとケールはポタラを付けて合体して新たな超戦士となったのだ。

 

「「ケールとカリフラが合体して!ケフラ!!ははっ!!すげえ!!何ていうパワーだ!これならお前とも闘えるな!」」

 

「ぐううっ!!」

 

「あ、あいつら!いつの間にポタラを!?」

 

「え?あ、あれ?予備のポタラがない」

 

「はあぁーーっ!!??ば、馬鹿野郎!お前達、盗まれやがったな!この馬鹿!しかし!これはチャンスだ!」

 

「ポタラの合体とはの!まさか隠し持っておったとは!」

 

「制限時間は一時間。ポタラほど有効なのはないですね」

 

「ふ、ふざけるか!!おいシャンパ!道具を使うのは反則だろ!失格!失格だ!」

 

「ふん知らないね!アイツラが勝手に盗んで持っていきやがったんだ!こっちだって被害者だ!」

 

「なんだと!?管理もできないとかキサマの無能っぷりがでたなシャンパ!」

 

「はああっ!?なんだそれは!お前だって無能じゃねえか!いつも寝てばっかりのくせによ!そのせいでこっちがとばっちりを受けてんだよ!」

 

「なにいい!!」

 

「なにをおお!!」

 

「いいよ」

 

「「へ?」」

 

ポタラによる合体に一番驚いてるのは第6宇宙の界王神。ポケットを探ると予備のポタラがなくなっていた。シャンパは一旦怒るが冷静になりこれはチャンスと考える。

ビルスはそんなシャンパに突っかかる。ポタラは道具、アイテムなのだ。これは失格だろうと喚いている。シャンパもビルスのこれまでの態度を言って言い返す。

ビルスはこれまで何度も他の破壊神達に迷惑をかけている。その為にビルスは基本的に嫌われている。しかしビルスにとっては知ったことではない。

ビルスとシャンパの言い合いにケリをつけたのは全王の一言であった。まさかの許可である。

 

「面白そうだからいいよ。けど、この一回だけね。もしやったら…消すからね」

 

「「は、はいいいっ!!」」

 

「しかしこれでこちらのポタラは使えませんね」

 

「まああやつらは合体とかは好まんしな」

 

「ベジータ、オラ達もフュージョン」

 

「するか!」

 

「だよな」

 

悟空はポタラによる合体を見てベジータにフュージョンをするかと問いかけるがもちろん拒否。悟空にはポタラ以外での合体方法がある。

それがフュージョン、これを使えばもしかしたらジレンに勝てるかもしれない。いや、確実に勝てるであろう。しかしベジータは合体をするのを嫌がっている。

その最大の理由は合体の他にポーズにある。合体ポーズはとにかくダサい。ベジータからすれば屈辱以外何者でもない。悟空もフュージョンはしたくない。

せっかく身勝手の極意を習得できるかもしれないのにそれをせずにフュージョンはできない。そもそも悟空もベジータもタイマンが好みだ。

だから拒否られても平然としていられたのだ。そんなことを他所にブロリーはケフラをジッと睨みながらも気を高めていく。

ケフラもブロリーを見てニヤッと笑っている。

 

 

バッ!!ズオオアアッッ!!!

 

「はああああっ!!!ブロリーだったな!こっからが本番だぜ!さあ!勝負の続きといこうぜ!!」

 

「ぐうおあああっ!!!」

 

第7宇宙最強のサイヤ人ブロリーと第6宇宙最強合体戦士ケフラが激突する。この勝負の結末は果たしてどうなるのか!?そしてブロリーは己が力を克服し制御できるのか?

 

「ぅううおおおおおっっっ!!!!」




本来なら悟空が大苦戦するのに年齢に合わさった精神性をもっているため苦戦などありませんでした。そしてブロリーの強さはやはり異次元でしたね。そんなブロリーとケフラが激突します!果たして勝つのはどちらか!?





設定





兵藤一誠 原作ハイスクールD✕Dの主人公。おっぱいが大好きな高校生。原作ではエロ三銃士の一人として女子生徒達から毛嫌いされているがここでは彼女がいる上にエロ三銃士になる友達二人もいないので女子生徒達から毛嫌いされていない。亀仙流を習ってたことがあり原作よりも闘える。彼女であるレイナーレとは一線を越えており童貞ではない。またモテるので彼女がいるが約二名からも好意を抱かれており時々痛い目にあっている。





織斑一夏 ほぼ原作と変わらない。誘拐などされたことないや箒が引っ越していないなどの小さな差異があるくらい。無自覚ジゴロで原作には劣るがモテモテ。ただ箒からは剣道を辞めてからは距離を置かれている。高校生になり箒が龍技と付き合ってると分かったら祝福している。やはり鈍感な為好意を受けているのに気付かない。
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