魔訶不思議なドタバタ世界   作:下章

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ケールが力をコントロールできたのでそろそろブロリーも力をコントロールできるようにしてやりたいですね。今回もブロリー中心になります。


第15話 力の大会⑥ 信頼と愛

ブロリー対ケフラ。二人?(三人?)のサイヤ人の激突する。

 

 

ズドオオォォンッッ!!!

 

「ぐおおおおおっ!!!」

 

「「くうううっ!!さすがのパワーだぜ!けどな!こっちだってパワーはあるし上がってるだぜ!!」」

 

 

ググググッ!!

 

「うおおおおっ!!!」

 

「「ニッ!!あらよっと!どりゃああ!!」」

 

 

フッ!!ボガアアアッ!!!

 

「あ?ぐああっ!!」

 

「「へっ!いくぞオラアアッッ!!!」」

 

 

ガガガガッ!!!

 

最初は取っ組み合いの押し合い。ここでポタラの効果がしっかりと発動している。もし二人でだったらブロリーの方が勝っていた。

しかし合体したことでその効果は倍になり互角となる。そして冷静な部分も出てくる。ケフラはわざと押し負けて取っ組み合いの体勢を崩させる。

前のめりになったブロリーにケフラは取っ組み合いとなっていた手を離して後頭部に蹴りをする。ブロリーはダメージを負いよろめく。

隙を逃さないケフラのラッシュがブロリーを襲う。ブロリーの防戦一方にさすがのビルス達も慌ててしまう。

 

「ブ、ブロリー!!」

 

「流石はポタラじゃのぅ。あのブロリーをここまで追い詰めておるとは」

 

「関心しとる場合か!」

 

 

ガガガガッ!!!

 

「ぐっ!ぐうううっ!!」

 

「「はーっはっはっはーっ!!!アタシらの勝ちだなブロリー!!このまま!場外に落としてやる!」」

 

「ぐっ!!うううっ!!ぅうおおおおおっ!!!」

 

 

ズゴオオオオッ!!!

 

「「な、なにいっ!!」」

 

「ああっ!!あああああっ!!うおおおああああっっっ!!!」

 

 

ピキーンッ!!ズオオオオッ!!!グオオオオオオッ!!!

 

「「な、なんだあ!?」」

 

「こ、この気は!やべえっ!!」

 

「ま、まさか!ブロリーの奴!」

 

「あああああ゙あ゙あ゙あ゙っっ!!!!」

 

 

ドウウウウッッ!!!

 

「「なっ!?」」

 

「ああっ!や、やっぱりあの人も超サイヤ人に!」

 

「な、なああいつの超サイヤ人さ…!ケールに似てないか?」

 

「ええ。似てますね。とても。ですけど」

 

ブロリーはケフラのラッシュについに力を完全に暴走させてしまう。ケフラを吹き飛ばしブロリーは頭を抱えて苦しみ悶える。

そしてそのまま力を解放する。ブロリーの気の解放はブロリーにエネルギーの柱ができるほど。そしてブロリーは超サイヤ人と化す。

ブロリーの超サイヤ人化に悟空とベジータが慌て始める。ブロリーの姿にシャンパとヴァドスはケールに似ていると思う。

しかし内包された力は桁違い。そのブロリーの力に瞑想しているジレンも反応してしまうほど。

 

「「ははっ!やっぱりお前も超サイヤ人になれるのか!こっからが本番だな!いくぜええ!!」

 

「うおおおおっ!!!」

 

「な、なに?これは?」

 

バキイイッ!!

 

「きゃああ!!」

 

「ロージィ!!この!乙女の敵め!!」

 

「はっ!」

 

超サイヤ人となったブロリーとケフラが激突する中、龍技はリブリアンとロージィの二人を同時に相手していた。ロージィがブロリーとケフラの気を感じて身を震わせていると龍技が隙を逃さず蹴りをいれる。

ロージィを蹴ったことでリブリアンが怒り突っ込んでくるが龍技は跳躍して避ける。龍技は17号の近くに着地する。

 

「無事か?」

 

「問題ないが二人相手は流石にキツイな。体力を消耗しちまう」

 

「…気になるのか?あのブロリーという奴のこと」

 

「さっきからジレンと同等かそれ以上の気をビリビリ感じるんだ。しかも間違いなく制御もできていない。このまま暴走していたら」

 

「確かにな。だけど、俺達ではどうしようもないからな。こっちに集中しな」

 

「わかってるさ。あのデブ女は任せていいか?」

 

「ああ」

 

「さっさと終わらせるぜ!」

 

龍技は暴走したブロリーが気になって仕方ない。前世の記憶がある龍技はブロリーのヤバすぎるパワーを注視している。ブロリーが完全に暴走すればジレンも本気となりこの武舞台が崩壊するかもしれない。

そんな龍技を17号が戒める。龍技は深呼吸をして改めてリブリアンとロージィを相手する。リブリアンを17号が、ロージィを龍技が相手することに。

 

「乙女を侮辱したアンタ達は私達が鉄槌を下すわ!」

 

「悪いな。こっちも事情がある。だからさっさと倒させてもらうぞ」

 

「カクンサの仇!!」

 

「我がヤッチャイナー拳の前にやられるがいい!」

 

「なんちゃって拳法だかなんだか知らんが、さっさとこいよ」

 

「アチャーッ!!」

 

ロージィは独自の拳法で龍技を攻める。ロージィは気を使った戦い方をしてくる。といっても気弾系統を主軸にたたかうやり方でベジータの戦い方の器用版に近い。

 

 

ドゥッドゥッドゥッドゥッ!!

 

「ホアチャーッ!!」

 

 

スッスッスッ!!ガッ!!

 

「くっだんねえぜ!!」

 

「なっ!?」

 

「おらあっ!!」

 

 

ズドォンッッ!!!

 

「がっ!!」

 

「ずりゃあああっ!!!」

 

 

バッ!!ダンッ!!ダンッ!!ガンッッ!!ドゴォォンッッ!!

 

「がはっ!!」

 

龍技には全く通用しない。ロージィは不規則な軌道をするエネルギー弾を数発放つが龍技はすり抜けるように避ける。そこにロージィの蹴りがくるがそれも龍技が片腕で受け止める。

ロージィは自身の技があっさりと躱され蹴りも防がれて動揺している。ロージィは自信があった。絶対に負けないと。愛と正義の戦士としての矜持があった。

しかし龍技はロージィを強敵とみなしていない。動揺しているロージィに龍技はある技を出した。龍技はある格闘術をベースにした闘い方をする。

それは三島流喧嘩空手。地球でも有数の三島財閥の三島一族が有する格闘術で龍技はそれを少しかじりマスターした。完全にモノにした龍技はロージィに電撃を帯びたアッパーカット、雷神拳を食らわす。

顎に直撃して上空にぶっ飛ばされる。ぶっ飛んだロージィに追いつくように跳躍した龍技はさらに腹に拳打、さらに蹴りと踵落としの三連撃でロージィの武舞台に叩き落とす。

たった三撃だがその全てが重みある一撃なためロージィはすでに満身創痍。

 

 

スタッ!

 

「終わらすぞ」

 

「ま、まだ…まだ、私は…!負けてない…!」

 

「…ふぅ」

 

「なんだ…その目は…!まるで…!私を強敵としても!敵としても見ていないその目は!はあああっ!!」

 

 

グオオオッ!!

 

ロージィは龍技の目を見て苛立ちを覚える。その目は見下すも強敵として見る目でもない。ただただ見てるだけ。それがロージィの癪に触る。

ロージィは周りにエネルギー弾をいくつも作り出す。

 

 

バシュンッッ!!

 

「この数の気弾!お前では防ぐことも避けることもできない!食らえ!!アイヤーッ!!」

 

 

バシュシュシュシュッッ!!

 

「ハアアアアアッッ!!」

 

 

ヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッ!!!

 

「フウウウウウッッ!!」

 

 

バッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッ!!!

 

「なっ!?何を…!している…!?」(弾くでも…!防御するでもない…!受け止めてとどめている…!?しかも全てを一つにまとめて…!?)

 

ロージィの多数のエネルギー弾を龍技は右の掌で受け止めてそのまま全てを纏め集束していく。掌よりも大きめの薄いエネルギー弾が濃くなっていく。

ロージィは見たこともない技術に驚いている。龍技はそのままロージィに突撃する。

 

ダッ!!

 

「くっ!」

 

 

グンッ!!

 

「反束螺丸!!」

 

 

ギュアアーーッ!!ドンッッ!!

 

「きゃああああっ!!!」

 

 

ボガアアーーンッッ!!!

 

龍技はロージィの懐に入り集束させたエネルギー弾をロージィの腹部に直撃させてぶっ飛ばした。反束螺丸(はんそくらがん)…龍技の一応オリジナル技ではある。

敵のエネルギー弾を受け止め集束させたのを返す技である。今回はナルトの螺旋丸のように至近距離で攻撃した。ロージィは場外まで吹き飛び爆発して落ちていく。

 

「ロージィ選手。脱落です」

 

「そんな!?ロージィ!」

 

「残りはアンタと三人か。アンタを倒せば第二宇宙も終わりだな」

 

「負けない…!負けるわけにはいかない!私には夢がある超ドラゴンボールで私は!全人類で愛される女神となる!」

 

「そうかい。悪いが、俺達にも負けられない理由があるんでね!」

 

リブリアンと17号がぶつかるが全てにおいて17号の方が勝っている。この勝負はもう見届けなくていいのかもしれない。

その頃ブロリーとケフラはさらに苛烈化となった。完全に暴走したブロリーのパワーにケフラがなんと食らいついている。

 

 

ズガガガガガッッ!!!!

 

「ぐおおおおおっ!!!」

 

 

バシュバシュバシュバシュッッ!!!

 

「「はははは!!いいぜお前!アタシらがどんどん強くなっていくぜ!!お前についてこられるぜ!!」」

 

 

ズガゴゴゴゴオーンッッ!!!

 

ケフラの才能が開花させていったのだ。元々合体前のカリフラとケールは伸びしろがあった。開始した時は悟空の足元にも及ばなかった。

それが僅か十分ほどで超サイヤ人2になるほどの才覚を見せつけた。そして合体して才能の上昇率が桁違いにあがりブロリーに食らいつくほどになった。

これにはビルス達もびっくりである。

 

「お、おいおい!ヤバくないか!?」

 

「ヤバいですね。このままではブロリーが負けてしまいますね。ブロリーの闘い方は暴走のまま力を振るっているだけ。対してケフラは柔軟な闘い方にシフトしています。ですがこのままでは」

 

「ど、どうにかならんのか!?」

 

「無理ですね。我々ではどうしようも」

 

「ぐぬぬぬぬ!!」

 

「いいぞお!!ケフラ!!」

 

「すごい!すごいですよケフラさん!」

 

「…俺を超えるか。フ、確かに今なら確実に超えてるかもな」

 

 

ドガドガドガッッ!!!

 

「「そらそらどうしたああっ!!」」

 

「がああああっ!!!」

 

「「終わりだなブロリー!!アタシらの勝ちだ!!」」

 

「ぐうううっ!!」

 

シャンパ達第6宇宙はケフラを応援している。第7宇宙最初の脱落者を出せると思うと熱が入る。ケフラは勝利宣言をする。

ブロリーは完全に追い詰められていく。このままブロリーは負けてしまうのか?ケフラがトドメを刺そうとした次の瞬間!

 

『ブロリー!!!』

 

「ッ!!」

 

あるモニターからブロリーへの呼びかけが聞こえてくる。その音量は武舞台全体へと響き渡る。ブロリーが声がしたモニターに顔を向けると第7宇宙のモニターでチライとネモが画面に食いつくかのようにしながらブロリーに声を上げている。

 

『ブロリー!!力に呑まれるな!!お前が闘うのを嫌がってるのはわかるよ!気持ちは痛いほどに!だけど!』

 

『俺達にできることはブロリー!お前を応援することだけだ!ブロリー!意識を!意識を取り戻してくれ!!そんなお前を!俺達は見たくない!』

 

『ブロリー負けるな!!力に負けるな!!お前は強いんだ!アタシらはそんなお前に甘えていた!けど!今はブロリーの力になるよ!些細なことかもしれないけど!お前の力は!こんなもんじゃないだろ!?ブロリー!!』

 

「ううっ!チ…チラ、イ…!ネ、モ…!」

 

チライとネモがブロリーを正気に戻そうと。負けるなと応援する。二人の声援にブロリーの意識が少し戻ってきた。二人の名前を呼び揺れ動いている。

しかしまだ力の方が上。意識を奪おうとしてくる。

 

「ぐっ!!ううっ…!ハッ…!」(…バア…!)

 

ブロリーは頭を押さえ苦しそう。頭を押さえ呻いて下を向くと腰巻きにしてある物を目にする。それは友達であるバアの耳。

バアとはかつてブロリーとその父親であるパラガスが長い間過ごしていた惑星バンパに生息する巨大な怪物。ブロリーが幼い頃、訓練をしている時に仲良くなり友達となった。

しかしそれを見たパラガスが優しさなど不要とばかりに非情にさせるためにバアの耳を光線銃で引き千切った。それ以降バアとは敬遠となってしまった。

しかし悟空とベジータとの闘い移行ブロリーは再びバアと対面した。バアは憎しみの咆哮を上げてブロリーを襲うが避けたり受け止めたりしてバアの憎しみを受け入れようとしている。

そうして少しずつ元の関係に戻りつつある。そのバアの耳が目に入る。優しさは不要と引き千切られた証。しかしまた仲良くなりゆくことでこれは違う意味での証になろうとしている。

ブロリーの頭にはチライ、ネモ、バアの二人と一匹がよぎる。こんな自分を友達と言ってくれている。危険な力でパラガスからは復讐の道具として扱われた。

そんな力すら恐れずブロリーという一人の人間として友達になってくれている。

 

(…俺は…!もう力に呑まれたりしない…!俺には…!守りたい人達が…!信頼してくれる…!友達がいる…!だから…!負けるわけには…!)「…かない…!負けるわけには、いかない…!力に…!呑み込まれるわけには…!」

 

「「?」」

 

「ぅぅうう…!!ぅうおおおおおおおおおおっっっっ!!!!」

 

 

ズオアアッ!!!ドオォーーッン!!!

 

「「な、なんだ!?」」

 

「な、何が起こった…!?」

 

「これは…!」

 

ブロリーは気を解放する。そのパワーは今までにないほどのもので選手達全員闘うのをやめる。オーラが立ち込める中、その中心にいるブロリーは気を構える立ち方をしながら目を閉じている。

ゆっくりと目を開いていくと白目だったのに瞳が宿っている。超サイヤ人の特徴の翠の瞳。つまり…

 

「これはこれは…!まさかここで制御できるようになるとは…!白目ではなくなりましたね…!」

 

「まさか、あそこまで暴走していたのにここにきて制御できるとは!?」

 

「うむ!これはまさに友情!愛!じゃの!典型的で古いがまさに王道の展開じゃな!」

 

「ええ。やはり人間は素晴らしい。まさに無限の可能性を秘めている。私も、負けてられませんね」

 

「ほっほほほほ!我々第7宇宙の人達は神ですら焚き付ける才能があるようですね」

 

ビルスとウィスはブロリーが完全に超サイヤ人を制御できるようになったことに驚いている。老界王神はこの展開を王道という。

ザマスは同意する。まさに王道の展開に気持ちが高ぶるのが抑えられない。ケフラはブロリーが超サイヤ人を制御できていることに嬉しくて笑みを浮かべている。

 

「「おお!やっとお前も超サイヤ人を制御できたか!」」

 

「ああ…!お前に感謝する…!俺もやっと…!この力を制御できた…!ずっと嫌だった…!苦しかったこの力を…!俺は…!」

 

「「アタシらは何もしてねえよ!お前を応援してた奴らのおかげだろうがよ!」」

 

「…そうだな」

 

「「ニッ!そんじゃあ続きをしようか!言っておくが手加減はしねえぞ!遠慮なく本気でいくぜ!」」

 

「ああ…!時間も少ないんだ…!全力でやる…!」

 

「「いくぜええ!!」」

 

 

ドウッ!!ゴウウッ!!!

 

「おおおおっ!!」

 

 

ギャウウッ!!ズドーッン!!!

 

「「「はああああっ!!!」」」

 

ブロリーとケフラがぶつかる。どちらのパワーも凄まじくぶつかった瞬間にオーラが天高く上昇する。

 

「な、なんなの!?」

 

「「はあっ!!」」

 

 

ドゴオオッ!!

 

「はおおおっ!!?」

 

 

ギューンッ!!バゴオオンッ!!

 

その凄まじいパワーにリブリアンが動揺してしまい隙を曝す。それを逃さず龍技と17号は同時に拳打をリブリアンを胴体に殴り当ててぶっ飛ばす。

 

「もうブロリーは大丈夫だな」

 

「ふ…さて、そろそろコイツとの闘いも終わりにしようか」

 

「ああそうだな。あとも控えてるし」

 

「ま、まだよ…!まだ私は!負けてない!第2宇宙の皆!私に愛を!応援してえ!!」

 

龍技と17号はもうリブリアンに勝った気でいる。リブリアンはモニターに映る第2宇宙の人々から応援を貰う。第2宇宙の人々はペンライトを掲げてリブリアンを応援する。

するとリブリアンの身体に力が宿り巨大化していく。まさかの巨大化に騒然としてしまうが龍技と17号はとても落ち着いている。

 

「オ〜ッホッホッホッ!!第2宇宙の皆が私に力を与えてくれましたわ!この愛の力で!貴方方二人を叩きのめして他の宇宙の選手達も倒してあげますわ!」

 

「お前ごときが悟空達やジレンに勝てるとか寝言レベルを超えてるぜ」

 

「言っても無駄さ龍技。こういうのはさっさと終わらすに限る!」

 

 

バッ!!

 

「だな!」

 

 

ダッ!!

 

「押し潰してあげますわ!!」

 

 

グオオオッ!!ズズウウンッ!!

 

「はあっ!!」

 

 

バッ!!ギュオッ!!バキャアアッ!!

 

「がばああっ!!こ、この!ちょこまかと!!」

 

 

バッ!!バッ!!

 

「ふん…!」

 

 

ダダダダダダダッ!!バッ!!グルグルグルグル!!グオンッ!!

 

「そらっ!!」

 

 

ドッゴオオンッ!!!

 

「うごおおおっ!!」

 

 

シャッ!!シャッ!!

 

「はああっ!!」

「ふんっ!!」

 

 

ズドオオオンッッ!!!グラアッ!!

 

「ひげっ!!あああああっ!!!」

 

 

ズズウウンッ!!!

 

17号が駆け、龍技も別方向に駆ける。リブリアンは17号を押し潰そうと掌を翳して叩きつける。17号は難なく跳躍で避けてリブリアンの頬を蹴っ飛ばす。

リブリアンは顔を蹴っ飛ばされて怒り狂いながら17号を捕らえようとするが避けられて捕らえられない。その理由は簡単。リブリアンが巨大化したことが原因。

リブリアンは巨大化したことでパワーは確かに上がった。上がったのだがスピードが完全に殺されてしまった。そのせいでかなりゆったりとした動きと化している。

リブリアンは17号を捕らえようと躍起になってる中、龍技はリブリアンの真下まで移動して思いっきり跳躍して右回転しながら顎にまで近づき思いっきり顎を蹴り上げる。

リブリアンは顎を蹴り上げられて顔が跳ね上がり体勢が後ろへと下がってしまう。龍技と17号は高速移動でリブリアンのかかとの方に移動する。

17号は正拳を、龍技はブローで両かかとを殴りつける。殴られた両かかとは足を浮かせる結果となりリブリアンはそのまま仰向けにぶっ倒れる。

巨大化したことが完全にアダとなった。リブリアンは怒りの表情を出しながらモゾモゾと立ち上がる。

 

「こ、この!愛も持たない輩などに!この私が!」

 

「さすがに簡単には落ちねえか」

 

「なら次で落としてやろうぜ」

 

「ああ!」

 

『頑張れよ龍技!17号!』

 

『負けるな!!』

 

第7宇宙のモニターから龍技と17号を応援する声が聞こえてくる。応援しているのは龍技の両親の18号と大牙。さらに17号の家族に龍技の学校の人達に龍技の恋人達。

 

「ふ…随分とモテモテだな龍技。叔父として鼻が高いな。まあ将来の妻は一人に絞ることだな」

 

「17号さん!」

 

「は?なにあれ?もしかしてアレがアナタ達の愛の形かしら?」

 

「そうだな。家族愛ってやつだ」

 

「俺はノーコメントで」

 

「くだらない…!心底くだらないわ!そんな矮小な愛とも呼べぬもので!この愛の女神となるべき私の前では児戯にも等しいわ!お前達のちっぽけ愛ごと!叩き潰してあげるわ!」

 

「だとさ。どうする龍技?」

 

「愛、愛と叫んでいながらコレとは。別に思い知らせてやる気はないが、教えてやるよ!ヤツが知らない愛ってやつをよ!」

 

「ふっ…いいだろう。トドメは譲る!キメろよ!」

 

「ああ!」

 

リブリアンは龍技達の愛をこき下ろす。それは愛の女神を目指す者として学び足りない証拠である。愛は千差万別だということを知らない証。

アクトと龍技はそれをリブリアンに教えてやろうと言う。らしくないがそれは建前でそろそろ決着を着けたいだけである。

 

 

バッ!!

 

「はああああっ!!」

 

 

バババババババッッ!!!ドゥドゥドゥドゥドゥッッッ!!!

 

「くっ!そんなへなちょこ攻撃なんか!効きはしないわ!」

 

 

グオッ!!

 

「ッ!」

 

「捕まえた!!」

 

 

ヴゥーンッ!!!バチィッ!!

 

「残念!惜しかったな!」

 

「!?バリアですって!けど!そんな貧弱なバリア!私の愛の力で粉砕して握り締めてやるわ!!」

 

 

グググググッ!!

 

「なるほど。大したパワーだ。さすがはデカくなっただけにパワーは相当上がっているな」

 

「これが真の愛の力よ!!終わりよ!第7宇宙の選手!!」

 

「おいおい。お前の愛は先ほどでのことを忘れてしまうほど知能が下がるのか?俺ばかりを狙ってていいのかな?誰かを忘れてないか?」

 

「は?………………はっ!?」

 

「ふん…!もう遅い。やれ!龍技!!」

 

 

ダダダダダッ!!バンッッ!!

 

「はああああ!!!」

 

 

バチッ!!バチチッ!!

 

「し、しまっ!」

 

「おおおおっ!!!チェエストオオオオッッッ!!!!」

 

 

グオッ!!ズドオオオンッッ!!

 

「ぐぼええええっ!!!」

 

「おおおっ!!オラアアアッッッ!!!」

 

 

ズズッ!!ギュオーンッ!!

 

「ああああああっっっ!?!?」

 

 

ブゥーンッ!シュンッ!

 

「よっと」

 

 

シュタッ!

 

「第2宇宙、リブリアン選手脱落です」

 

リブリアンは17号の連続エネルギー弾が鬱陶しく捕まえようと必死。17号の動きは素早くさらに連続エネルギー弾はリブリアンの顔を重点的に狙っている。

それでもリブリアンは動きが一瞬止まる隙を逃さず17号を握りつぶそうとする。その前に17号はバリアを張り握りつぶされないようにする。

リブリアンはバリアを壊そうと力を込める。しかしそれが大きな隙となる。リブリアンはもう一人、龍技の存在を忘れていた。

龍技は駆けてリブリアンの腹部に向けて跳躍する。龍技の拳は電流が走ったかのように電撃が迸る。龍技はリブリアンの腹部に正拳突きの極み技、直突を食らわす。

リブリアンは顔を歪めながら場外へとぶっ飛んでいく。17号はリブリアンがぶっ飛んでいく前にバリアを衝撃波で消し飛ばして解除したので握られている手から離れられた。

リブリアンは場外に落下して脱落した。その時に大きさも元のサイズに戻る。龍技と17号はモニターに映る家族に拳を高らかに上げてキメる。

その姿をリブリアンが見つめる。

 

「あれが…家族愛というもの…!私にも知らない愛がある…!愛は千差万別…!私はまだ!愛というのを完璧にわかっていなかった!まだ未熟!私!まだ知らぬ愛を学びますわ!」

 

「よく言いましたねリブリアン。また一歩、愛の女神として前進したようね」

 

リブリアンが脱落する少し前、ブロリーとケフラの闘いにも決着が着きそうになっていた。

 

 

ズドオオオンッッ!!!

 

「おおおおっ!!」

「「はあああっ!!」」

 

二人は取っ組み合いをし力比べをしている。ブロリーはこのままでは負けると理解していた。ケフラのポタラの効力の力もあるがそれ以上に成長力がすさまじい。

制御できたばかりだがブロリーの力は今のケフラよりも確実に上である。しかしケフラは闘いの中でどんどん力を増して戦闘力を高めていっている。

このまま最後までぶつかっていてはいずれ追い抜いて負ける。そんなことが頭をよぎる。もしさらに戦闘力が増したケフラとブロリーがこのままぶつかり続ければ間違いなく今残っている選手達を巻き込みながらになる。

仲間達を巻き込む可能性があるということに気づいているブロリーは今のうちに場外に落とさないと考えている。ブロリーは頑張って落とそうとするがケフラの負けないという強い想いが踏ん張りを見せている。

 

「「負けるかああっ!!!」」

 

「ぐっ!!うおおおっ!!」

 

 

バッ!!バキイイイッ!!!

 

「「ぐっ!!」」

 

「ぅうおおおっ!!!」

 

「「お?おおおおお!!??」」

 

 

ガシイッ!!ダンダンダンダン!!

 

ブロリーは素早く取っ組み合いをしていた両手を解いてケフラを殴りつける。しかしケフラは素早く両腕をクロスにして防御する。

ブロリーは距離を取ろうと駆ける。ケフラが防御を解いて身構えると既にブロリーが近寄ってきてケフラの顔を鷲掴みにする。

そのままブロリーは走る。走る走る走る。ケフラはブロリーの掌から逃れようと暴れる。しかしブロリーの握力が強いので離れない。

 

「うおりゃああああっ!!!」

 

 

ブオーーンッッ!!!

 

「「うわあああ!!」」

 

「はあああっ!!だあっ!!」

 

 

キュイーーンッ!!バシュウウーーッッ!!!

 

「「ぐううっ!!この!うわああっ!!」」

 

 

ボガアアーーンッ!!

 

「ぐっ!!」

 

 

ダンダンダンダン!!

 

「ヤバい!落ちる!!」

 

「「ぐううっ!!こ、こなくそおおっ!!」」

 

「いよしっ!!」

 

 

ダンッッ!!バンッッ!!

 

「ブロリー!?何を!?」

 

「まさか!」

 

「「え?」」

 

「ぬおおおおっ!!!」

 

 

ドガシイイッッ

 

「「な、なにい!?」」

 

「ブロリー!!」

 

「「うわああああ…!!!!」」

 

 

シュンッシュンッ!!

 

「「ああああ!!」」

 

 

ドシャッドシャッ!!シュンッ!!

 

「ブロリー!」

 

「第6宇宙、カリフラ選手、ケール選手、第7宇宙、ブロリー選手!脱落です!」

 

ブロリーはケフラを思いっきりフルスイングでぶん投げる。さらにエネルギー弾をケフラに投げつける。ケフラは体勢を立て直してる所をエネルギー弾の直撃を食らってしまう。

ケフラはさらに場外へとぶっ飛んでしまう。ケフラは意地を持ってエネルギー波を放ちながら武舞台へと戻ろうとする。それを読んでいたブロリーは思いっきり跳躍してケフラの上から叩き落とすように一緒に場外へと落ちていく。

そしてブロリーとケフラは脱落となる。ケフラはポタラ合体が解かされたのかカリフラとケールに戻った。カリフラとケールは観客席へと落下したがブロリーは観客席に座った状態になる。

 

「全くブロリー!なんであんなことをした!」

 

「まあまあビルス様。ブロリーさんの判断は間違ってはいないと思いますよ。ブロリーさんにしては頑張りましたね」

 

「その通りですね。彼女達の合体による力は想像以上でした。下手をすればあのジレンという奴に迫る勢いでした」

 

「うむ…!さすがはポタラじゃったな。儂ら界王神のとっておきじゃったな」

 

「ふん…!まあいいさ。やっとお前も超サイヤ人を制御できるようになったんだ。それだけでも上出来だ。よく頑張ったなブロリー」

 

「あ、ありがとうございます…!」

 

ビルスはブロリーに何故共倒れという手段を取ったのかと怒る。ウィスとザマスはブロリーの最善の方法に称賛を贈った。ザマスと界王神は改めてポタラの力を思い知った。

想像以上の力をまざまざと見せつけた。ビルスも本気で怒っているわけではなくもっといい方法があったのではと思って怒ったたけである。

残念なことにブロリーにはそこまでの考えは浮かばなかった。ブロリーは確かに戦闘能力はまさにずば抜けてはいるが戦略などはからっきしである。

これは仕方ないというやつである。それよりもやっとブロリーが超サイヤ人の制御ができたことを褒めている。ブロリーは悟空やベジータに並んで自身のライバルになれる存在だ。

ビルスに楽しみが増えたのだ。

 

「クッソーッ!!やられたあ!」

 

「姐さん…」

 

「お、お前達まで負けてしまうなんて!そんな!クソクソクソーッ!!」

 

「おっほほほ!シャンパ様落ち着いてください。まあこちらも第7宇宙の選手をようやく一人脱落させたことができたのでよしとしましょう」

 

「うぐっ!」

 

「すごかったですよカリフラさん!ケールさん!ホントにすごかったです!」

 

カリフラとケールは悔しそうだ。シャンパは無茶苦茶焦っているがヴァドスは未だ脱落者がいない第7宇宙に一人脱落させたのだからと褒める。

キャベも二人を褒め称えている。カリフラは悔しく叫んで落ち着いたのか立ち上がりブロリーの所まで近寄る。カリフラが何故ブロリーに近寄るのか?

ケールもカリフラのことが気になり共に。

 

「いや〜!負けた負けた!お前や彼奴等はマジで強えな!特にお前!本気で強かったな!完敗だ!」

 

「え?あ、ああ…!」

 

「決めた!お前!アタシの番となれ!」

 

「…………は?」

 

『『『『は?』』』』

 

「お前に惚れた!お前になら許す!お前との子を作ってやる!お前との子なら最強の戦士ができるだろうからな!」

 

「え?」

 

「ちょ、ちょっと姐さん!?」

 

「カリフラさん!?」

 

「おいお前!何言ってんだよ!!」

 

カリフラはまさかのブロリーとの番宣言にブロリーだけでなく観客席の神達や選手達、今武舞台で戦っている選手達までもが動きを止めてしまう。

カリフラは根っからのサイヤ人だった。闘うことが大好きで第6宇宙では珍しい粗暴なサイヤ人。それと同時に女である。サイヤ人の女は強い男を好み、その子を産むことを望んでいる。

カリフラもそれにならいブロリーを望む。ブロリーの性格はキャベに近いが強さは段違い。なにより闘ってる時の粗暴な顔や姿に惚れ込んでいる。

ブロリーは突然のことで混乱の極みである。ブロリーの年齢は悟空達と同じくらい。つまりもう四十を越えているのだ。だがサイヤ人には関係ない。

同族で強い男なら年齢は関係ない。それにカリフラはもう決めてしまった。

 

「ブロリーだったよな!お前この大会が終わったら第6宇宙にこい!そこでガキを作るぞ!なぁに安心しろ!初めてだが天井のシミでも数えてたら終わってるさ!」

 

「い、いや…!お、俺は…!第7宇宙の…!」

 

「ならアタシがそっちに行ってやるよ!なぁに安心しろ!そこの界王神を脅してやれば問題ないだろ!」

 

「いやいや問題ありますよカリフラさん!」

 

「キャベ、女のサイヤ人とはこういうモノなのか?」

 

「ま、まさか違いますよヒットさん!カリフラさんが別なだけです!」

 

カリフラのグイグイと押してくるのでブロリーは戸惑うしかない。そもそもブロリーは恋愛とは無縁の生活をしてきたのだ。

いきなり番扱いなどされたことないので。そんなカリフラのことを羨ましそうに見ていたのはケールだった。実はケールもブロリーのことを好意に思っていた。

カリフラとは違いケールは純粋な好意。自分と同じ存在なこともありさらに強いということが拍車をかけた。初めての好意に戸惑うが好きだと答えたい。

しかし姐であるカリフラのストレートな姿を見て足が下がってしまう。もちろんそれに気づかないカリフラではない。カリフラはケールを見て笑みを浮かべている。

その笑みはまさに姉御にふさわしい笑み。

 

「おいケール!」

 

「は、はい…!」

 

「お前もなんだろう?アタシは構わねえぜ!お前なら大歓迎だ!」

 

「あ、姐さん!?」

 

「お前もコイツのことが気に入ったんだろ?へへっ!いいじゃねえか!やっぱお前もれっきとしたサイヤ人だ。強い男に惹かれる!当然だな!なら迷うことはねえよ!お前も素直に言っちまいな!」

 

「姐さん…!」

 

「お、おいおい…!ま、まさか…!ウソだよな…!?」

 

「ブ、ブロリーさん…!わ、私…!アナタのことが好きになりました…!ど、どうか…!私と…!私の番となってください!」

 

『『『なにいいいい!?』』』

 

「よく言ったケール!さすがはアタシの妹分だ!」

 

「ま、待ってくれ…!ど、どうしたらいい…!?か、界王神様…!は、破壊神様…!ど、どうすれば…!」

 

「知らないよ僕は。関係ないし勝手にすれば」

 

「おやおや、ブロリーさんはモテモテですね」

 

「う〜む…これは交流になるのか?他の宇宙との恋愛も交流となるのだろうか?」

 

「全く羨ましいの。悟空やベジータと年が違わんのに女子にモテモテとは。これがモテ期というやつじゃの。全く羨ましい!」

 

『ちょっと待ったあぁーーっ!!』

 

まさかのケールまでということでブロリーは大混乱。そもそもブロリーはそういう女性関係などには無沈着な上に恋愛のれの字も知らない。

カリフラとケールはジリジリとブロリーに近寄ろうとしている。今にも抱きしめそうだ。そんな時に第7宇宙の一つのモニターに叫び声が。

 

「なんだよテメエは」

 

『そっちこそなんだ!おお、お前!な、何ブロリーにこ、告白とかしてんだ!』

 

『お、おいチライ!落ち着け!』

 

『落ち着けるか!ブロリーも断れよ!』

 

「い、いやその…!ど、どうしたらいいのか分からなくて」

 

『わからないじゃないんだ!困ってるだろ!だったら断れよ!』

 

「おいテメエ。ブロリーの何なんだ?まさかブロリーのコレか?」

 

『は、はあっ!?ココ、コレじゃねえよ!ア、アタ、アタシはブロリーの友達だ!アタシはただブロリーに悪い虫が引っかからないようにだな!』

 

「んだよ。テメエもブロリーの番『番とか言うなああ!!』うるさっ!」

 

場の空気が白け始めた。武舞台に残っている選手達は観客席のわけわからない口喧嘩を聞く気もなれなかった。とにかく第2宇宙と第6宇宙は崖っぷちに追いやられた状態。

果たしてどうなることやら。




なんか無理やり終わらせた感じにしてしまいました。長引きそうになったので反省してます。なによりも進みたいのでね。後半はどうなることやらです。





今回は設定は無しです。
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