魔訶不思議なドタバタ世界   作:下章

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悟空達第7宇宙とジレン達第11宇宙が遂に激突します!果たして勝つのはどちらの宇宙か!?


まずは龍技が超速の戦士と勝負!!


第17話 力の大会⑧ 見破れ超速!龍技対ディスポ!

第7宇宙、残った選手達は6人。悟空、ベジータ、ブラック、ピッコロ、悟飯、17号、龍技。対する第11宇宙は3人。ジレン、トッポ、ディスポ。

両陣営は対峙する。この緊迫した雰囲気の中、大神官は観客席を見ていた。

 

「ふむ、観客席がだだっ広く感じますね。それなら」

 

 

パンッ!

 

「「「「「なっ!?」」」」」

 

「これならいいでしょう」

 

大神官は少なくなったことで広くなってしまった観客席を縮めてしまう。ビルスはかなり嫌そうだったが我慢する。天使達は和気あいあいとした感じの雰囲気。

しかし一箇所だけ変な雰囲気が。

 

「あらあらお姉様。第6宇宙がやられてしまってこれはどうするべきですますね」

 

「大丈夫ですよ。あの人はこのくらいのこと気にしてませんよ」

 

「どうでしょうね」

 

ヴァドスとマルカリータだけは何故か変な雰囲気だった。真実を知る者はここにはいない。龍技だけは多分気づいたはず。それはさておき悟空とベジータがいきなり超サイヤ人ブルーになった。

 

 

ドウッ!!!ゴウッ!!!

 

「ジレン!もう一回勝負だ!」

 

「待てカカロット!ジレン!このサイヤ人の王子!ベジータ様が相手だ!」

 

「くだらん。二人纏めてかかってこい」

 

「なにぃ〜!!」

 

「へへっ!オラは別に構わねえ。一対一がいいんけんどジレン、おめえ相手じゃ仕方ねえな!」

 

「チッ!ナメやがって!後悔させてやるううう〜〜〜っ!!!」

 

悟空とベジータがジレンに突撃した瞬間、戦闘が始まった。三つに分かれて其々が死闘を繰り広げる。まず悟空とベジータがジレンと真っ向勝負をする。

しかしジレンの力は桁外れ。二対一だというのに劣勢どころか優勢である。完全にモノにしたブルーでもジレンには及ばない。

 

「やっぱ強えなジレン!おめえが相手だとワクワクすっぞ!もしかしたら〝アレ〟になれるかもしれねえ!」

 

「身勝手の極意か!カカロット!キサマがそれになろうと構わん!勝手になるがいい!オレはオレのやり方でカカロット!キサマを超える!そしてジレン!このオレをナメたことを!後悔させてやる!はああああっっっ!!!!」

 

 

ビガッッ!!!ズオオオオッ!!!

 

「べ、ベジータ!おめえ!」

 

「ホホッ!これは」

 

「ベジータのやつ、自らの殻を破ったか」

 

「うおおおおおおおっっ!!!」

 

「やっぱすげえよベジータ!オラだって負けねえぞ!界王拳!!だりゃあああああっ!!!」

 

「…面白い。キサマらがどんだけ柄を破っても決して届かない高みを教えてやる」

 

ベジータの気が爆発的に増大した。オーラが輝きベジータの色味も明るくなる。髪や瞳が明るくなった。ベジータは超サイヤ人ブルーの壁を破りさらなる力を獲得した。

そんなベジータに負けてられないと悟空も界王拳の上乗せをする。そんな二人にも動じずジレンは悠々不敵。三人の激突は熾烈を極める。

第11宇宙No.2のトッポの相手は悟飯、ブラック、17号の3人である。

 

「ははははははっ!!!我が正義の鉄拳にてお前達を倒す!」

 

 

ダダダダダダッ!!バッ!!グオッ!!

 

「はああああっっ!!!」

 

 

バチイイイッッ!!!

 

「おおっ!!中々の力だ!しかし!!我が剛腕はその程度の力では防げない!」

 

「くっ!!」

 

「はっ!!」

 

 

バシュウウンッ!!ドウッ!!

 

「むう!」

 

 

ズオッッ!!!バッッ!!

 

「はあああっ!!!」

 

 

バキッッ!!!

 

「ぐっ!!ピンク色の髪!サイヤ人というのは幾つもの変身形態があるのだな」

 

「この姿はロゼと呼んでもらおう。超サイヤ人ロゼだ」

 

悟飯が押し負けそうになってたので横から17号がエネルギー弾を撃って意識をズラしてその隙にブラックが超サイヤ人ロゼとなり飛び蹴りをして蹴っ飛ばす。

トッポは距離を取られるが別に気にしていない。

 

「ありがとうございます」

 

「気にするな。それよりも奴に集中するんだな」

 

「どうやら奴の底力はこんなものではないぞ」

 

「ふふふふ…!正義の戦士として!滾るぞ!我が剛腕を!正義の鉄槌を!お前達にぶつけてやるぞ!!」

 

悟飯の側に17号とブラックが並び立つ。トッポはさらに気を開放し笑みを浮かべている。トッポは密かに飢えていた。これまで正義の為に身の粉にして闘ってきた。

そこには自らの闘争心もなくただ正義というお題目の為に。だが悟空との出会い、龍技との闘いで久しく忘れていた強さへの渇望が蘇ってきた。

トッポはとても楽しげに悟飯達三人闘いを挑む。

 

 

シュッシュッシュッシュンッ!!

 

「ハハハハッ!!どうだ!この超速のディスポの速さにはついていけんだろう!」

 

 

シュッ!!

 

「…確かに速い。だが、それだけだ」

 

「ふん…!吠えるだけならケモノにもできるぞ!」

 

そして龍技はたった一人で第11宇宙を含めてもNo.1のスピードを誇るディスポと闘っている。ディスポは得意超速で龍技を翻弄しようとしている。

しかし龍技の顔は慌ててもなく寧ろ自然体。目も追いついているのか追えている。

 

「ふん!はあああっ!!」

 

 

ズゴオオッ!!!バンッッ!!シュババッ!!シュババッ!!

 

「はっ!!だだっ!!はああっ!!」

 

 

シュンッシュンッシュンッシュンッ!!ガガガッ!!

 

「うおおおおおおお!!!」

 

あまりにもハイスピード戦闘に全王はもちろん界王神や実力が伴っていない選手達に観戦してる人達には全く見えない。そこで神パッドにスローモーション再生の機能をつけてどういう戦闘をしていたのか見れるように神官が付け加えた。

 

「ははははっ!!この俺のスピードに追いつけるものか!このまま一気にキメてやる!はあああっ!!」

 

 

シュンッ!!

 

「はあっ!!」

 

 

バキッ!!!

 

「ごあっ!!」

 

「なに!?」

 

 

グルンッ!タッ!

 

「ぐっ…!」

 

フィールドを縦横無尽に駆け翻弄しているディスポが龍技を殴ろうとする。しかし龍技は予期していたかのようにディスポの拳をズラして殴り返す。

ディスポは何故殴られたのか理解できてない。一瞬呆然としてしまったがすぐさま体勢を立て直して着地する。第11宇宙の観客はディスポが攻めてたはずなのに殴られたのかがわかっていない。

 

「そんなバカな…!ディスポに攻撃を当てただと…!?」

 

「ふん…!まぐれだ…!たまたま当たっただけ…!次はどうだ!」

 

 

シュシュシュシュッ!!

 

「…残像が見えるほどの高速か」

 

「どうだ!これだけの超速!貴様では見切れん!」

 

ディスポは残像が見えるほどの高速移動をする。これに龍技は冷静に構えるだけ。ディスポや実力の伴ってない界王神達や選手達には見切れず混乱していると思い込んでいる。

ディスポは残像で困惑させながら龍技の背後に回り攻撃しようと企む。

 

「もらった…!」

 

「…ふんっ!!」

 

 

ゴッ!!!

 

「ごはっ!!」

 

「舐めすぎだ…!オラアッ!!」

 

 

ドゴオオッ!!!

 

「ぐわああっ!!」

 

 

ドウッ!!グオッ!!

 

「はああああっ!!!」

 

 

ドガガッ!!バキッ!!

 

「おごごごごっ!!」

 

「ふんっ!!」

 

 

バキャアアアッ!!!

 

「ぎゃあああっ!!」

 

 

シュンッ!!

 

「はあああっ…!!はあっ!!!」

 

 

キュイーーンッ!!!バシュウーーッ!!ゴバアアァァンッ!!

 

「うおおおおおお!!」

 

龍技は背後から攻撃しようとしてくるディスポに右の肘打ちを腹部に浴びせる。悶絶してるディスポに左の拳で顔面を殴り飛ばす。

追い打ちで駆けて拳と蹴りのラッシュしてから蹴り上げで蹴っ飛ばす。龍技は上空に蹴っ飛ばされたディスポを追いかけるように跳躍し右手にエネルギー弾を作り身動き取れないディスポの腹部に叩き込む。

ディスポは武舞台に叩きつけられて爆発する。

 

「な、なんでだ!?スピードはディスポの方が勝っているのに!なんで奴はついていけている!?」

 

「あり得ない!ディスポが負けてるなんて!」

 

「やるの龍技は。儂の潜在能力解放が上回っておる証拠じゃ」

 

「いえご先祖様。奴のスピードの方が速いです」

 

「なんじゃと?ではなぜ?」

 

「龍技は見切っているのです。あのスピードを」

 

「ディスポのスピードは完全に見切られている。ディスポは確かに速いんだが性格が災いしてる部分がある。あの第7宇宙の選手はそこを見切って動きを先読みしてるんだ」

 

「そ、そんな…!」

 

「やはり第7宇宙は粒揃いだな。だが、あの三人は別格だ。まだ奥の手も残してある」

 

龍技がディスポに攻撃できているのは動きを読んでいるからだ。ディスポの動きは性格も災いし単調で読みやすい。さらに龍技はただ目で追うようなことはしない。

それでもベルモットはディスポの勝ちを揺らいでいない。

 

「く、そ…!こんな、バカな…!はっ!」

 

「悪いが…!そろそろ決着つけるぜ!」

 

「ぐっ!!」

 

「遅え!!」

 

 

ズドオオオンッ!!!

 

「ごばあああっ!!」

 

「トドメだ!」

 

「ぐっ!!」

 

 

スゥッ…!

 

(!?なんだ?)

 

「うおおおおおお!!!」

 

 

カッ!!バキイイイイッ!!!

 

「がっ!!」

 

「なんだ!?」

 

「なに!?」

 

龍技はディスポを場外に追い込もうとする。蹴り足刀蹴りでぶっ飛ばし追い打ちにと駆ける。ベルモットとマルゲリータ以外は誰もが龍技の勝ちでディスポの負けだと思っていた。

龍技は追い打ちの最中に見た。ディスポの目つきが変わったのを見逃さない。ディスポにオーラが纏われていく。次の瞬間、龍技が逆にぶっ飛ばされた。

ビルス達は何が起こったのかさっぱりだ。ぶっ飛ばされた龍技はすぐに後ろ回転して体勢を立て直して着地する。龍技は何をされたのか理解していた。

 

「…速いな。目で全く追えなかった」

 

「フッフッフッ!」

 

「それが、お前の全開の力か」

 

「その通り!これぞ超速のディスポの切り札!その名も超速モード!!」

 

「超速モード。文字通り超速になる。先ほどまでのスピードとは段違いのな」

 

「お?やる気か?全く追えないくせによ!」

 

 

バッ!!!ギャウンッッ!!!

 

ディスポの切り札、超速モード。この速さは破壊神では見切れないほどの速さ。超速モードを追い切れるのは天使と神官しかいない。

しかし龍技は気圧されることなくいつも通り構える。ディスポは勝ちを確信しているが油断はしていない。龍技は駆けるがそれよりもディスポの方が何倍も速かった。

文字通りの超速、龍技の目では全く追えず見えなかった。しかし何をされたのかは身体に受けたダメージで理解した。

 

「うわ〜!全然見えないね!」

 

「そのようですね。神パッドの機能でも追いつけないとは」

 

「まずい…!まずいぞこれは…!」

 

「ビルス様、落ち着いてください。確かにあのディスポという選手はとてつもなく速い」

 

「ですが、そのディスポの相手をしておられるのは龍技」

 

「我々第7宇宙でも随一の技量の持ち主。きっと何とかしてくれますよ」

 

「ザマス様とウィス様の言う通りですビルス様。アイツは悟空や俺よりも技量や気の扱いに長けている。何よりもアイツ、龍技は冷静だ」

 

ビルスは焦って今にも叫びそうになるがウィスとザマスは逆に冷静。二人は龍技の実力に信頼している。龍技はディスポの動きが見切れず攻撃を受け続けている。

 

 

ガガガガガッッ!!!

 

「ハハハハハッ!!どうした!手も足もでんか!?出せないよな!?」

 

「チッ!」

 

龍技は何もせずに攻撃を受けてるわけではなく移動しながらダメージを最小限にしている。龍技は岩肌を背にして防御体勢を取る。

 

「ふん!そんなことをしても無駄だ!!てやあああっ!!!」

 

 

ガガガガガッッ!!!

 

「上手い!壁を背にしてるおかげで攻撃の範囲を狭められた。これなら反撃のチャンスはある!」

 

「だが!それと同時に龍技が追い詰められてるのだと証明してるようなものだ!どうする!?あのスピードを追うなど不可能だ!」

 

「龍技はただ防戦一方をしているわけではないでしょうビルス様。龍技は孫悟空に引けを取らないほどの卓越した技量の持ち主、きっと何か打開策を考えているはずだ」

 

「ザマス様の言う通りですよ。龍技の目、ただ受けているだけの目ではないですよ」

 

ディスポはお構い無しに超速のラッシュを龍技に浴びせる。龍技は防御しながらも隙間からジッと見つめている。ディスポを追えているのかは定かではないが。

 

 

ガガガガガッッ!!!

 

「…………はあっ!!」

 

 

ズオッ!!

 

「ぬっ!!」

 

 

バッ!!スタッ!

 

「な、何をしてるんだあの馬鹿者!!せっかくダメージを最小限にできたのになんで岩肌から離れるんだ!!」

 

「どうやら龍技は何か閃いたようですね。それが何なのか、見させてもらいましょう」

 

龍技は気合波でディスポを軽く吹き飛ばす。龍技はすぐさま岩肌から離れディスポの後方に跳躍し着地する。ビルスは怒鳴るがウィスはアクトが何か閃いたのだと確信する。

龍技はいつもの構えを取る。ディスポはそんな龍技を嘲り笑う。

 

「ははははっ!貴様が何を企んでいようとこの俺の!超速を見切れるものか!」

 

 

シュッ!!ガガガガガッッ!!!

 

「はははははははははっ!!!」

 

「だ、だめじゃあ!ま、まともに食らっておる!しかも防御できておらん!」

 

「いいえ違いますご先祖様。龍技は何も考えなしに食らってはいません」

 

 

ガガガガガッッ!!!

 

「ふははははははっ!!お前一人でこの俺に勝てるわけないんだよ!」

 

 

ガガガガガッッ!!スルンッ!

 

「ハアッ!!!」

 

 

バキッッ!!!

 

「ぐはっ!!??」

 

ディスポの全方位ラッシュに老界王神は嘆いているがザマス達は寧ろ龍技に秘策ありだと考える。その秘策が通用する。龍技の左の拳がディスポの左頬に直撃した。

これには第11宇宙の面々は驚く。ディスポが殴られた。超速モードに入っているのに関わらず。

 

「バ、バカな!なんでディスポに当たったんだ!?」

 

「ま、まぐれですよ!偶々拳が当たったんですよ!」

 

「フム…」

 

「ぐっ!まぐれ当たりか!ヤケクソで当てたくらいでいい気になるな!はあっ!!」

 

 

シュンッ!!!ガガガガガッッ!!!

 

「やはりそうか」

 

「何がだ?」

 

「龍技はあのディスポの力が弱いことに気づいている」

 

「確かに…奴のスピードは桁違いだがどう見てもパワーがあふようには見えない」

 

「龍技は無防備に食らっているわけではない」

 

 

ガガガガガッッ!!!

 

「フッ!!」

 

 

ドムンッッ!!!

 

「ごあっ!!」

 

「なあ!?ま、また!?」

 

「これはマグレではない。しっかりとディスポに当てている」

 

「おっ…ごっ…!」

 

 

ドゴオオオッ!!!

 

龍技はディスポに攻撃を受けながらも腹パンをする。これで龍技はディスポにしっかりと攻撃していることがわかった。腹を抑えて後退りしているディスポに龍技は顔面を蹴り上げる。

ここで疑問に思うことはどうやってディスポに攻撃できたのかである。ディスポのスピードに攻撃を当てるのは至難の技。なのに龍技は当てれている。

 

「龍技はディスポの攻撃が軽いことに気が付きました。そこで龍技の策はカウンター狙いにすることです。そうすることで確実に当てれますしパワーなら龍技の方が上です」

 

「しかし、いくらカウンター狙いとはいえあの超速のラッシュはキツイですよ。防御もほぼしていない」

 

「もちろん龍技はただでディスポのラッシュを食らっているわけではありません」

 

「どういうことだ!?なぜ平然としていられる!?あれだけのラッシュを受けているのになぜこうも余裕を!」

 

「ん〜…」

 

 

ガガガガガッッ!!!

 

「クソオオオッ!!!」

 

 

スルンッ!!

 

「!そういうことか!」

 

 

バキイイッ!!!

 

「ぐああっ!!」

 

 

ブゥーッン!!

 

「奴の体、オーラで身を纏っている。そのおかげで奴はディスポの攻撃を弱めるだけでなく感知するようにしているんだ。当たった直前に当たった部分を捻りダメージを最小限にして反撃しているんだ。それでディスポに攻撃できてるんだ」

 

「し、しかし!それだけで反撃などできるのですか!?第一、身を纏ってる程度でディスポの攻撃を防げるなんて!」

 

「防げてしまえますね。龍技はディスポの力が弱いことに気づいています。なので気の膜も薄い程度に留めています。消費率を抑える為でもあります」

 

「つまりディスポの力を完全に把握したから薄い膜程度にしているのか」

 

「ただそれだけではありません」

 

龍技がディスポの力を見切ったことを破壊神達や実力のある選手達は気づいた。しかしそれだけでディスポにカウンターを浴びせれることができるのか?

その答えも龍技を見てればわかる。

 

 

ガガガガガッッ!!!スルンッ!!ゴッッ!!!

 

「ごあっ!!な、なぜ!?」

 

「ふぅ〜…!」

 

「そんなことは!ない!!」

 

 

シュンッ!!!ガッ!スルンッ!!

 

「こ、これは!」

 

「龍技はディスポの拳や蹴りが当たった瞬間に身体や顔を捻って受けるダメージを最小限にしてから反撃してるんです。それで彼はディスポの攻撃があまり効いていないのです」

 

「そ、そういうことか!ディスポ!彼はアナタの攻撃が当たる瞬間に捻ってるんです!」

 

 

ズザザッ!!

 

「くっ!そういうことか!随分とナメたことをしてくれるな!」

 

「だが、どうする?身体を捻るならどんなに当てても意味はないぞ」

 

「…ウィス、対処法あるか?」

 

「さあ?敵に助言はしませんよ。それに」

 

「それに?」

 

「龍技がこの程度で揺らぐとでも?彼は全然余裕ですよ」

 

「なんだァ?その余裕そうな顔はよ!へっ!確かにずらすように捻られたら俺の攻撃も意味はないな。何よりもそのオーラの膜があるもんな。だがなッ!!」

 

 

シュンッ!!

 

「はぁぁ!はあああっ!!!」

 

 

ガッッ!!!

 

『『『『おおっ!!』』』』

 

(どうだ!いくら貴様でも背中のど真ん中を殴ったり蹴ったりすれば捻ることもできんだろ!それにこの一撃は今までで一番力を込めたパンチだ!膜があろうと突き破ってるぜ!そして!)

 

 

シュンッ!!

 

「マズイ!奴は捻る事ができない体のど真ん中を狙いやがった!」

 

(この一撃で!悶絶させてやる!)「だああああっ!!!」

 

 

ゴッッ!!

 

『『『『『『ああっ!』』』』』』

 

(クリーンヒットォ!!)

 

 

パシッ!

 

「へ?」

 

 

バキイッ!!!

 

「ごべっ!!」

 

ディスポはようやく観客からのアドバイスで龍技がなぜ余裕なのかがわかった。龍技はバレたのに動揺などない。それがディスポの苛立ちを誘う。

ディスポは超速で撹乱してから背中に今までで重たい蹴りの一撃を当てる。ディスポなりに力を込めた一撃、さらに追い打ちに腹部にも拳の一撃を当てる。

ディスポは自信満々な表情をしているが殴られた筈の龍技は苦しんでる表情もなくディスポの腕を掴み飛び回し蹴りを食らわす。

これには第11宇宙の陣営は何でという理解不能な表情になる。ただ二人、ベルモッドとマルガリータを除いて。

 

「ど、どういうことですか!?なぜ思いっきりダメージを与えたはずなのに!何故平然と!」

 

「奴はディスポのキックとパンチを最小限のダメージで済んでいる」

 

「ど、どういう!?」

 

「彼、ディスポの攻撃が当たる瞬間に下がってダメージを最小限にしたです。だからディスポから反撃、できたです」

 

「は?」

 

ベルモッドとマルガリータだけでなく第7宇宙の老界王神以外を除いて皆見えていた。龍技がディスポの蹴りを背中に当たる瞬間に前に吹き飛んだように見せかけて出た。

さらにパンチも後方に下がったことでどちらもダメージは最小限で済んだ。だからすぐに反撃に移り出せた。ディスポはもう頭の中がパニックになっている。

自分の超速で優勢だと思われていたがダメージの大きさでは劣勢。

 

「う、ぅううおおおおおっ!!!!」

 

シュッシュッシュッシュッ!!

 

「やみくも過ぎる。冷静に判断することができないな。これでは我々がアドバイスをしても無駄だな」

 

「そ、そんな…!」

 

「ディスポの悪い癖が出たな。奴は自身のスピードに絶対の自信を持っている。それ故に油断や慢心も多い。ソコを突かれてしまいディスポの自信が揺らいでいる」

 

「ど、どうしたら…!」

 

「…こう言ってはなんだが、ディスポではあの第7宇宙の戦士には勝てない」

 

「な、なんですって!?それはつまりあの第7宇宙の戦士の方が強いと!?」

 

「いや…どちらかといえばディスポの方が上だ。だが、それだけではどうしょうもないということだ」

 

「え?」

 

「しかし、龍技がこれほどの強さだとは。2号に勝ったことだけはあるということだな」

 

「あ、あれは…その…!」

 

「オッホホホホ。龍技さんの強さは気の大きさや戦闘能力の高さではありませんよ。もっと別のものです」

 

「別のもの、ですかの?いったいそれは」

 

「技術ですよご先祖様」

 

「その通りです。龍技さんは技術という名の武術で圧倒してるんですよ。これだけならあのジレンって男と同等レベルです」

 

第11宇宙はディスポがヤケクソになり冷静になるように言うが聞こえていない。ディスポは超速に自信があり過信してしまったことが災いした。

第7宇宙は龍技の地球人とは思えない強さに感心。特に技術に関してはウィスから高評価。

 

「うおおおおっ!!!」

 

「ふっ!!」

 

 

ドゴッ!!

 

「ごばっ!!」

 

「ふぅ〜〜っ…!!」

 

「お、おいアイツ!気の膜を外しおったぞ!どういうつもりじゃ!」

 

「もう必要ないということです」

 

「どういうことじゃ?」

 

「見ていればわかりますよ」

 

龍技はディスポの攻撃を体を捻ったり下がったりしてダメージを最小限にしながらカウンターを何度も叩き込む。ディスポが動きが止まって追い打ちのチャンスなのに龍技は気の膜を自ら解除した。

これに老界王神は焦った。焦る老界王神をザマスが諌める。ディスポは完全に舐められてると思われ動揺よりも怒りの方が強くなる。

 

「な、舐めやがってええっ!!!」

 

 

シュッ!!

 

「はっ!!」

 

 

バキイイッ!!!

 

「がっ!!」

 

「なに!?」

 

「ぐっ!あ、当てずっぽうでのまぐれ当たり程度で!いい気に!?」

 

 

ギュンッ!!

 

「なに?攻めてるだと?」

 

 

シュッ!!

 

「くっ!舐めるな!!」

 

 

ギュンッ!!

 

「なに!?」

 

 

ズムンッッ!!!

 

「ごっ!」

 

ドガガガガガッッ!!!

 

「ば、ばかな…!?なんで…!?なんでディスポの動きが読まれている…!?ディスポの超速を見切れるなんて!」

 

「いや、見切っている。どうやってかは知らないがディスポの超速を読んでいる」

 

ディスポの超速を龍技は読んで先に攻撃している。蹴りを受けてディスポはマグレだと思い込み翻弄しようと動く。しかし龍技はディスポの動きを見切り先読みして腹パンをする。

蹲るディスポに追い打ちのラッシュを叩き込む。何故龍技はディスポの動きを読んで見切れたのか?その答えはウィスが答えてくれた。

 

「ピッコロさん。貴方達は気の強さと動きで読んで見切っていますね?」

 

「あ、あぁ。悟空ほどの気の扱いに長けていたらそれくらいは。ま、まさか…!?」

 

「ええ。龍技は気でディスポの動きを見切っているのです。よく見てみなさい。龍技の目を」

 

「あっ!と、閉じている!目を閉じている!」

 

(目で追おうとするのは不可能だ。気で動きを見切るしかない。時間がかかったがようやく慣れてきたな)

 

「なるほど。それで気の膜を纏っていたのですか。ディスポの動きを見切る為にあえて食らう覚悟で」

 

「最小限にするための手段だったのでしょう。功を機しましたね」

 

龍技は初めからディスポの超速を気の動きで掴み見切ることだった。だがやはり超速のディスポの異名なだけあってかなり苦戦した。

しかし龍技は気の軌道とディスポの馬鹿正直過ぎる性格を見切り完全に動きを読めるほどになった。今では逆転し追い詰めている。

 

 

ドガガガガガッッ!!!

 

「こ、この俺が!こんな!ぐおっ!!」

 

 

ドゴオオッッ!!!シュンッ!!シュッ!!ガンッッ!!

 

「はあっっ!!!」

 

 

バキイイッッ!!!

 

「うおおおおっ!!!」

 

 

ギュンッッ!!

 

「だららあっ!!!」

 

 

ドゴッドゴッ!!バキャアアアッ!!!

 

龍技の連撃にディスポは徐々に武舞台の端まで追い詰めぶっ飛ばしていく。このまま場外に叩き出せば龍技の勝利だ。だがディスポはまだ諦めていない。

その目は何かを企んでいる。もちろん龍技は気づいている。龍技は優勢だろうと油断しない冷静さを持っている。ついに武舞台の端まで追い詰める。

あとはこのままディスポを場外に落とすのみ。

 

「終わりだ」

 

「あぁ…終わりだな。お前がなッ!!」

 

 

シュッ!!!

 

「おおっ!」

 

「あの馬鹿者!油断しておるからじゃ!」

 

「ハーッハッハッハッ!!俺の勝ちだああっ!!!」

 

 

スルンッ!!

 

「じゃあな。せいっ!!」

 

 

ドガアアッ!!!

 

「へ?うがああっ!!うわああああっ!!!」

 

 

ヒューンッ!!

 

「第11宇宙、ディスポ選手脱落です」

 

龍技はディスポの不意打ちを読んでいた。柳のようにすり抜け背後に回り後ろ蹴りでディスポの背中を蹴っ飛ばして場外に落とした。

龍技に慢心や油断などない。驕りなどあったら負けるのを知っているから。ディスポは負けたことが悔しそう。

 

「くそっ!くそおおおっ!!」

 

「ディスポ、お前の負けだな。だが、いい経験になったのではないか?それに、まだ我ら第11宇宙が負けたわけではないしな」

 

龍技はディスポに勝利した。第11宇宙はあと二人。これは圧倒的に第7宇宙が優勢なのでは?果たしてどうなるのか?




龍技とディスポの対決はこういう風にしました。気の使い方はベジットと魔人ブウの戦いを参考にしました。間違ってるかも知れませんが自分はこうだと思っています。





ディスポ





設定 第11宇宙のNo.3の超速のディスポ。プライド・トルーパーズの中ではまだ若い方。実力はあるが経験が少ない。超速モードというのを持っているがはっきり言ってしまえば速さ極ぶりなため体力、防御力、攻撃力が低い。さらに聴力を頼った戦い方をするのでフェイントにあっさりと引っかかる。性格も直情的なのも合わさり余計に。次期リーダーを狙ってはいるが経験不足なためまだまだ未熟。今回の大会で学べばもっと強くなる可能性大。
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