魔訶不思議なドタバタ世界   作:下章

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ようやくジレンも本気の闘いをすることに。第7宇宙は果たして勝てるのだろうか?


第20話 力の大会⑪ ジレンの猛攻!耐えしのげ!

ジレンは本来の戦闘力を解放していく。そのパワーはビルスだけでなく他の破壊神達も驚愕するほど。

 

「こ、この力は…!まさか、これほどとは…!破壊神ではないのに破壊神に匹敵するパワー…!」

 

「これは驚きましたね。確かにこれは悟空さん一人では全く敵いませんでしたね」

 

「ふぅ〜…!」

 

「す、すげぇパワーだ…!これが、ジレンの本気か!」

 

「ふん…!だが勝つのは第7宇宙であり、この俺様だ!」

 

「これはこれは…!驚きましたよ。人間でありながら破壊神レベル。いえ、下手したら破壊神を上回る可能性すらありますね。素晴らしい…!このような者と闘えるとは…!私は幸運です…!」

 

「嬉しそうだな悟空のそっくり。俺は場違い感がすごいんだが」

 

「やるしか、ないぜ…!」

 

「…こい!」

 

 

ドウッッ!!!

 

「はああああああっっ!!!はあっ!!」

 

 

バンッッ!!

 

「ベジータ!」

 

まずベジータが飛び出した。すでに身体はボロボロで気もかなり消費している。ベジータもわかっており自ら先頭に立つことを決意する。

ベジータに続くように悟空達も飛び出す。連携も関係ない。とにかくガムシャラにジレンに挑むのみ。

 

 

ババババババッ!!!

 

「うおおおおおおっ!!!」

 

「くだらん。ふんっ!」

 

 

ドゴッ!!

 

「ぐおっ!!」

 

「はああっ!!だだだだだっ!!!」

 

 

ガガガガガガッ!!!バッバッバッ!!

 

「こんなものか。相手にならんな」

 

「もらった!はあっ!!」

 

 

ドウッッ!!

 

「ふんっ!」

 

 

バチイッ!!

 

「チィッ!!」

 

 

ギャウッ!!

 

「うおおおおお!!!」

 

 

ドガッ!!ガッガッ!!ズガガガッ!!

 

「ふん。しゃあっ!!」

 

 

ガッッ!!

 

「ぬぐっ!!ぐぐぐっ!ぐおっ!!」

 

 

ググッ!!グンッッ!!

 

「この程度か」

 

まずベジータが拳打のラッシュを叩き込むが全て避けられる。ベジータの体力がかなり消耗しているので動きが少し鈍く避けやすかった。

ジレンは余裕綽々に避けてから腹部に蹴りを入れて蹴っ飛ばす。入れ替わるように悟空が全開でラッシュする。悟空とジレンは移動しながらの闘いをするがジレンの方が余裕があり悟空は焦りを覚える。

17号が二人の闘いに割り込むように気弾を放つがジレンは余裕をもって弾き返す。今度はブラックが突っ込みラッシュを繰り出すがジレンは焦ることもなく淡々とした表情で受け止めてから右の手刀をブラックに打ち込む。

ブラックは片腕で防御するが力に差があり押し出されて結局ぶっ飛ばされる。たった一分とちょっとの攻防の間、たったそれだけだがジレンは悟空達を相手に防戦になることなく寧ろ攻めている状況だった。

悟空達に余裕の表情など微塵もない。

 

「はっ!せいっ!はああっ!!」

 

 

バババババッ!!シュバッ!ビュッビュッ!!シュガッ!!

 

「無駄だ。ふんっ!」

 

グンッッ!!

 

「ぐっ!フッ!!」

 

龍技がジレンの背後から廻し蹴りをするがあっさりと躱される。予期していた龍技は流れるようなラッシュを繰り出すがジレンは防ぎ拳打を繰り出す。

龍技は背を仰け反らせながら下がり腕をクロスしてガードする。ガードしても伝わる痛烈な一撃にふっ飛ばされるが空中後方一回転して体勢を立て直す。

 

「やるな。俺の一撃を最小限のダメージで済ませるとは」

 

「よそ見をするなぁ!!」

「はああああっ!!」

 

 

グアッ!!ダンッッ!!

 

「はあぁぁああっ!!!」

 

ジレンは龍技を褒める。ジレンはこの大会開始前から龍技のことを気にしていた。破壊神の武舞台の製作のお遊びに動じなかった。

龍技とジレンは互いに最小限の動きで避けながら武舞台の岩を見切っていた。そこからジレンは龍技が自分に並ぶ技量の持ち主だと看破していた。

ジレンの中で龍技は強敵だと認知している。ベジータはジレンに無視されてると思われて叫びながら突撃する。悟空も加わり左右からパンチをするが軽々と防がれる。

さらにブラックも加わり三対一のラッシュ戦が行われる。龍技と17号は見守りながら機会をうかがっている。三対一なのにジレンは動じることなく捌き防ぎ攻撃している。

 

 

ズギャギャギャギャギャギャッッ!!!

 

「ぬおおおおっ!!!」

「おおおおおっ!!!」

「だぁりゃあああっ!!!」

 

「こんなものか!ふああっ!!」

 

 

ズオッッ!!ゴオッ!!

 

「「ふっ!」」

「ぐっ!」

 

 

シュバッ!!バガッ!!

 

「ぐおおああっ!!」

 

「ブラック!はっ!」

 

「つあっ!!」

 

 

ドッッ!!

 

「うがああっ!!(シュンッ!ガンッ!!)うあああっ!!」

 

「カカロット!でやああ!!ビックバン(ギュンッ!)なっ!」

 

「隙だらけだ…!」

 

「お前がな!」

 

 

バシュウゥーッ!!パァンッ!!

 

「無意味だ…!むっ!」

 

 

キュイィーンッ!!

 

「かめはめ…波ああっ!!!」

 

 

ズオオオオオオッッッ!!!ズゴオオォォーーンッ!!!

 

三人のラッシュを耐え忍んだジレンは気合砲で三人を仰け反らせて距離を取らせる。ジレンはまずブラックに腹部に飛び蹴りの要領で蹴っ飛ばす。

次に悟空に接近し腹パンしてから蹲ってる悟空の背に一瞬で移動してスタンプするような蹴りで地面に叩き落とす。ベジータはビックバンアタックをしようとしたがジレンは素早く接近してくる。

ジレンがベジータを攻撃しようとしたが死角から17号の気弾が飛んできたので振り向きざまに弾き消す。ジレンは17号に気弾のお返しをしようとしたが背後から輝きに気づき振り向くと龍技がかめはめ波の構えをしており至近距離から放った。

ジレンに直撃し17号はこれは直撃だと思った。放った龍技の表情は険しい。

 

 

ブンッ!!グオッ!!

 

「そのような小細工、俺には通用せん!」

 

「知ってただな」

 

煙をジレンは腕の一振りで消し飛ばして龍技に迫る。龍技はジレンの攻撃を懸命に避けて防ぐ。そこに悟空達も加わる。五対一という圧倒的数の差にもかかわらずジレンは全くの無傷。

数を実力という質で補っている。悟空達もただ格闘戦をするだけでなく時に距離をとって気弾での援護をしたりなどをして入れ替わりながらジレンに猛攻をしているが全て避けられるか防がれる。

ジレンも悟空達の猛攻を防いだり躱したりしながら反撃している。悟空達は避けたり防いだりしてはいるが食らったりしている。

特に消耗しているベジータは全て食らってしまっている。

 

「くっ!オラ達五人を相手に、全く互角なんてよ!すげえなジレンは!」

 

「関心してる場合かカカロット!ぐおっ!!」

 

「これほどの人間がいるとは…!神が霞んでしまうな…!」

 

「やれやれ…割に合わないことだ」

 

「どうすっかな」

 

「無駄無意味無謀だ。貴様ら程度では、この俺に勝つなど無理だ!はああっ!!」

 

 

カッ!!ズオオオオッ!!!

 

「「「「「ぐわあああっ!!」」」」」

 

「お父さん!」

 

「孫!ベジータ!」

 

「ブラック!」

 

「17号さん!」

 

「まずい…!五人相手でも全く敵わないとは!」

 

「ジレン相手にここまで闘えてるとは」

 

「我々でもジレン一人にしても全然相手にされないのに」

 

「ジレンがここまで手こずるとは…!」

 

悟空達が数で挑んでもジレンに傷一つつけられず逆にやられているのを見て第7宇宙にも焦りが見え始める。ジレンの想像以上の戦闘力にビルス達はものすごく焦り叫んでいる。

第11宇宙の方でも悟空達がジレンに善戦してることに驚いている。過去にトッポ達プライド・トルーパーズはジレンに模擬戦で挑んだことがあったが全く歯が立たずあえなく負けたことがある。

特にベルモットは絶対の信頼のジレンがこうも長引くとは思っていなかったのか冷静さが剥がれてきていた。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…こ、ここまで…!ここまで強えなんてな…!」

 

「くそっ…!はぁ…はぁ…はぁ…」

 

「よく頑張ったと褒めてやる。だが、もう終わりだ」

 

 

ズガンッッ!!

 

「うわあああっ!!」

 

 

ドンッッ

 

「があああっ!!」

 

 

ガシッ!!ブオンッ!!

 

「うおおおっ!!」

 

 

ドドドッ!!ドカッ!!

 

「ぬおおおおっ!!」

 

 

グンッッ!!

 

「チッ!!」

 

 

ブンッ!!バッヂイイッ!!!

 

「ああぁぁっ…!な、なんということじゃ…!全員やられてしもうた…!」

 

「まだです!まだ、やられていません!」

 

「確かにジレンは強い!まさに正義の体現者!だが!我々第7宇宙も負けてない!」

 

「勝負あったな。予想よりも手こずったがジレンに敵うことはなかったな」

 

ジレンは悟空達を見下ろしながら己の勝利を確信する。まず悟空を腹部に拳打を浴びせ、次にベジータに裏拳で悟空と同じ場所に殴り飛ばす。

ブラックには頬を殴ったあとに足を掴んでジャイアントスイングで投げ飛ばす。龍技には蹴りを入れるが両腕をクロスすることで防いだと思っていたらもう一回蹴ってきて飛ばされる。

老界王神は完全に諦めムードに陥っているがビルスを含め第7宇宙の観客席は誰も諦めていない。無傷の17号は悟空とベジータを守るようにしながら気弾を数発放つが簡単に弾かれる。

 

 

パンッパンッ!!

 

「バカの一つ覚えだな。そんなエネルギー弾ごときでは俺に傷一つ付けられん」

 

「そうだな。だが、無駄ではない」

 

「ふん…」

 

「…何故だ?何故、奴らはここまで闘える?これほどまでに力の差を見せつけてられているのに…!そうまでして、叶えたい願いでもあるというのか!?」

 

「まるで俺達の願いよりも崇高な願いがあると言いたげだな」

 

「その通りさ…!ジレンの願いは、貴様らの軽く薄っぺらい願いなんかとは違う!」

 

【どういうことなのですかカイさん?我々の願い、わかっているはずです】

 

【ザマス殿…!申し訳ない。プライド・トルーパーズは皆わかっている。だがベルモット様とジレンには!お伝えできなかった!】

 

【なんと!?】

 

ベルモットの言葉に違和感を覚えたザマスは念話でカイと話すとベルモットとジレンには全く伝わっていなかった!カイはジレンを除くプライド・トルーパーズにはしっかりと伝えており皆了承を得ていた。

しかしベルモットはカイの話を聞こうともせずジレンとの話ばかりしていて伝わっていなかった。カイの落ち度なのはさておきジレンの叶えたい願いは何なのか?

その答えをベルモットが勝手に話してしまう。

 

「ジレンの願いは死んだ師匠を生き返らせることだ」

 

「生き返り」

 

「お前達に教えてやろう。ジレンの過去を」

 

何故か、何故かジレンの過去が明かされる。誰も頼んでいないのに。ジレンは幼い頃、武術を習い師匠と同門達と共に励んでいた。

しかしそこに凶悪な悪人により師匠は殺された。復讐を誓ったジレンと同門達は挑むが敵うはずもなく敗れ去っていく。ジレンは諦めずに立ち向かう。

それだけならまだよかったのだがジレンのあまりにも過激かつ独善的なせいで仲間達は次々とジレンから離れていく。ジレンは悟った、悟ってしまった。

仲間は不要だと。信じられるのは己のみと。だからこそジレンは仇の為に強くなることを望んだ。決して正義の為ではない。復讐の為だ。

だがプライド・トルーパーズに入隊してから復讐の気持ちが己の絶対的力への渇望へと変容してしまった。今のジレンは力こそ正義であり絶対。

それがジレンの過去である。

 

「…な、なるほど」

 

「では何故師匠を生き返らせることを?」

 

「ジレンにとって師匠こそが心の拠り所だからだ。わかったか?ジレンの強さが!ジレンの崇高な願いが!」

 

ベルモットは別に敵の士気を下げさせるのが目的ではない。ただジレンを知ってほしかった。自分が一番信頼し見守りたいと思った人物、ジレンを。

だからこそジレンの願いの邪魔をするなと。だが返ってきた返答はベルモットにとってはあまりにも想定外だった。

 

「なるほどな。おめえにもそんな過去があったんだな」

 

「ふん…!まるで悲劇のヒロインをしていますかのような言い振りだったな。お前の過去などどの宇宙でもありふれている」

 

「つうか、ジレンがあまりにも可哀想すぎる。こんなことを暴露されるとか恥ずかしすぎるだろ。誰も聞く気ないのに」

 

「そんなことは、どうでもいい!奴の過去などな!俺達は!勝たなくてはならない!」

 

悟空達には興味もなかった。ブラックはジレンの過去などありふれた悲劇の一つに過ぎなかった。ジレンのような過去を持ってる人間などあらゆる宇宙、世界で起こっている。

それでも人間は懸命に生きている。それだけでしかない。龍技はジレンが可哀想になった。もちろん過去がではなくベルモットに過去をべらべらと喋られたことに対してである。

ジレンは別に過去を話す気などなかった。なのにベルモットが勝手に話してしまった。普通なら恥ずかしくて羞恥の怒りでベルモットを攻撃してもおかしくない。

無表情だからこそ龍技はよりジレンの心中を察してしまう。

 

「なあジレン!おめえは超ドラゴンボールで生き返らせるのが願いなんだろ?なら、オラ達がその願いを叶えてやるよ」

 

「なに?」

 

「キサマ!舐めてるのか!?ジレンを侮辱するつもりか!?」

 

「そんなつもりはねえよ!オラ達第7宇宙にもドラゴンボールがあるんだ。流石に超ドラゴンボールほどの効力はねえけど死んだ人を生き返らせることはできっぞ」

 

「なんだと?おいビルス!それは本当か!?」

 

「あぁ。第7宇宙にはドラゴンボールがある。そこにいるナメック星人がその証拠だ」

 

「ナメック星人、そうか…!ナメック星人にはドラゴンボールを作り出せる能力を持つものが稀に存在する!まさか、いるのですか!?」

 

「ええ。今は失いましたがかつて私がドラゴンボールを製作しました。ナメック星の方が効力はありますがこちらの方でも生き返らせることは可能です」

 

「ちょっと待てビルス!今このナメック人はおかしなことを言ったぞ!お前んとこの宇宙にはドラゴンボールが二種類あるのか!?」

 

「そうだな。僕もナメック星のドラゴンボールは見たことないがあることは知っている」

 

「ま、まさかそんな…!」

 

悟空の発言にベルモット達、主に神々は驚きを隠せなかった。まさか第7宇宙にドラゴンボールがあるなどと。よくよく考えてみればドラゴンボールを製作したのナメック星人である。

作れる種族がいるのだから当然である。ともかくこれでジレンの願いは第7宇宙に頼めば叶うのである。ベルモット的にはビルスに借りを作りたくない。

しかしビルスは別にどうでもよかった。悟空達が勝手に言ってることなのだ。だったら何も言うことない。

 

「だからさ!オラ達が望む願いを一緒にさ!」

 

「…そんなまやかしなどどうでもいい」

 

「なっ!」

 

「ジレン!?べ、ベルモット様!お願いします!ジレンに話してほしいです!じ、実はザマス殿から!」

 

「ジレン…!お前は!」

 

「俺の願いの為!お前達を倒す!この俺の力で!信頼も信用も必要ない!仲間などという生温いのもいらん!力こそ全て!力こそ正義だ!」

 

「ぐっ!」

 

「こ、こいつ!」

 

ジレンは全く取り付く間もなかった。というよりも聞く耳持たず。カイはベルモットにザマスが教えてくれた願いを言おうとしたがベルモットも聞く気がなかった。

もうどうしようもなかった。トッポもこれには板挟みになってしまう。トッポの正義的には悟空達第7宇宙に勝ってもらいたい。

しかし仲間であるジレンへの想いもある。しかしジレンは自分達のことを切り捨てている。

このジレンマにどうしたらいいのか悩んでしまう。

 

「そろそろ終わらせるぞ」

 

「そうはいかんな…!俺達はまだ終わらないぞ!」

 

「ふん…!終わるさ。これでな!」

 

 

ポゥッ…!ズオオオオッ!!!

 

「なっ!?」

 

「あ、あんなのはね返せねえぞ!」

 

「ま、まずい!」

 

ジレンは両腕を上に上げて巨大なエネルギー弾を形成する。大きさはそこまでだが内包されてるエネルギーが尋常ではない。

このままでは全員揃って場外に落ちてしまう。絶望が漂う中17号が決意する。

 

「よぉお前ら、あのジレンに勝つ可能性はあるか?」

 

「17号さん…?」

 

「…わかんねえ。けど、可能性はある…!絶対だ!」

 

「…ふん、それだけ聞けたなら充分だ」

 

「な、なにを…!?」

 

「お前達に託すわ。俺じゃあもうこれ以上は無理そうだからな」

 

「じゅ、17号さん…!?」

 

「終わりだ…!全員退場だ!!」

 

 

ブンッ!グオオーーーッ!!!

 

「はあああああっっ!!!」

 

 

ブゥーンッ!!!ズッ!!!

 

「うおおおおおおっ!!!」

 

 

カッ!!ズゴオオォォーーーンッッ!!!

 

「うおっ!!」

 

「17号さん!」

「先輩!」

 

「…己を盾にしたか。無意味だったがな」

 

 

シュンッ!!ガシッ!!

 

「むっ!」

 

「やれやれ…服がボロボロになってしまった。結構気に入ってるんだがな」

 

「生きていたのか…!?なにをするつもりだ…!」

 

「俺は人造人間でね。永久エネルギー式なんで減らないんだ。そんなわけで耐えれたのさ」

 

「だからなんだ…!?」

 

「お前にはタダでやられる気はないんだ…!せめて傷一つは負ってもらう…!イタチの最後っ屁てやつさ!」

 

「っ!」

 

「うおおおおおお!!!」

 

 

キュイィーンッ!!カッ!!ドオオーーーンッ!!!

 

「17号さーんっ!!!」

 

17号は悟空達を助ける為にバリアを張って守る。どうにかジレンのエネルギー弾を耐えて守ることはできたが17号の身体はボロボロ。

いくら永久エネルギー式とはいえ身体は生身。これ以上の戦闘は無理。だから17号は賭けに打って出た。ジレンに至近距離から自爆覚悟のエネルギーを解放した。

流石のジレンもこれは想定外。防御する隙もなく完全に直撃してしまう。17号とジレンの周りは黒煙が漂う。煙が徐々に晴れていく。

 

「がはっ…!」

 

「…ぐっ!」

 

「バ、バカな…!ジレンに、キズが!」

 

ヒューン…!シュンッ!

 

「第7宇宙17号選手、脱落です」

 

「はーい!サッサ!」

 

「17号…!」

 

「はぁ…やれやれ。熱くなりすぎたな。けどまぁ、やることはやったさ」

 

「くっ…!まさか、この俺が…!」

 

17号は限界で倒れて崩れて狭まった武舞台から落ちてしまう。17号はこれで脱落となる。ジレンは17号の攻撃により背中にダメージを受けてしまい背中の部分の服が破けてキズが見えている。

ジレンがダメージを受けてキズ付いた姿にベルモットは驚愕。これまでほぼ無傷だったジレンが初めて手傷を負った。

 

「己…!弱者の分際で…!むっ!」

 

「うおおお!!」

「おらああ!!」

 

「むんっ!!」

 

 

ババッ!!ガガガガガガッ!!!

 

ジレンの手傷を見て龍技とブラックが攻める。隙を逃さない二人ではない。何よりも悟空とベジータの消耗が激しいので少しでも回復させるため。

三人は移動しながらのラッシュをする。ダメージを負ってるとはいえジレンの動きに乱れはない。温存していた龍技とブラックの二人がかりでも優勢にすらならない。

 

「うおおおっ!!」

 

「くだらん!」

 

 

ブンッ!!ドゴッ!!

 

「ごはああっ!!があああっ!!!」

 

 

ズガアアーーンッ!!!

 

「くそっ!!」

 

 

ブババババッ!!!

 

「ふん…!」

 

 

ズンッ!!

 

「ふぐっ!!」

 

「見事と言っておこう。この攻撃もギリギリで防ぐとはな。お前の腕は俺に匹敵する。だが残念だ。いくら腕が互角でも種族の差はどうやっても覆せない」

 

「な、に…!?ぐっ!ふっ!」

 

 

ガッ!

 

「貴様の種族はどうやら脆弱のようだな。惜しいな。貴様が強固な種族ならこの俺に勝てたかも知れないな。恨むなら己の種に呪え!むぅんっ!!」

 

 

グオッ!!ブオオーーンッ!!!

 

「ぐおああああっ!!!」

 

 

ドッガアアーーンッ!!!

 

「龍技!!」

 

ジレンはブラックに腹部に拳打を浴びせてからアッパーで浮かんでいる岩盤に叩きつける。龍技はラッシュを繰り出すがカスリもしない。

大振りの所を突かれ腹パンをしてくるが龍技は自らくの字になりながら空いてる腕でギリギリ防ぐ。ジレンは龍技を称賛するが残念だと思う気持ちもある。

ジレンは龍技の地球人としての種族の脆弱さに気づいた。地球人は第7宇宙のみならず全宇宙の中でも身体能力が低い種族に値する。

稀に龍技やクリリンのような鍛えて強くなったのもいるがそれでも限界がある。ジレンの種族は全宇宙から見ても強固な種族。

種族としての差がジレンを追い詰められない。ジレンは龍技の首根っこを掴み持ち上げ思いっきり岩盤に投げつける。投げる速度があまりにも速すぎて龍技は受け身を取る間もなく叩きつけられる。

龍技はそのまま気を失ってしまう。場外には落ちてないがこれで事実上残り三人となってしまった。

 

 

ズオッッ!!ズガアアーーンッ!!、

 

「うおおおおお!!!」

 

「ふん…まだ立つか」

 

「どうやら、この私の力では敵わないようですね。ふふふ…嬉しいですね。宇宙は本当に広い。これほどの強者が存在するとは。ですけど…タダでやられるわけにはいかないですね!!」

 

 

ブオンッッ!!

 

「エネルギーの鎌か」

 

「我が正義の一撃!受けてみよ!つああああっっ!!!」

 

 

ダンッッ!!!ブンッブンッブンッ!!!

 

「そんな大振り。当たるわけない」

 

 

ブォンッブォンッブォンッブォンッ!!!

 

「はっ!!はあっ!!でやああっ!!!」

 

「無意味だ…!終わりにしてやる!」

 

「動きを止めたな…!」

 

「なに?むっ!」

 

 

ギューーンッ!!!

 

「次元の渦ですよ…!さあどうします?このまま引きずり込まれますか…!」

 

「舐めるな!」

 

 

ブンッッ!!!ズガガガーーーンッッ!!!

 

「ダ、ダメか!」

 

「この時を…!待っていた!」

 

 

グッッ!!ブゥーンッ!!!

 

「うおりゃああああっ!!!」

 

 

ドゴオオオオッ!!!

 

「ごっはあっ!!」

 

「ジ、ジレーン!!」

 

「どうだ!流石の貴様もこれでは!ッ!」

 

「舐めるなぁ!!」

 

バキッ!!

 

「ぐっ!!」

 

「ぬおおおおおおっ!!!」

 

 

ダンッッ!!バギャアアアアッ!!!

 

「ぐおああああっ!!!」

 

 

ヒュウゥーーンッ!シュンッ!

 

「第7宇宙ゴクウブラック選手、脱落です」

 

「は〜い!」

 

「ブラック…!」

 

「ぐっふ…!ふ、ふふふ…!一矢報いたぞ…!は、ははは…!まだ、私にも成長の可能性が見られた。それだけでもよしとするか」

 

ブラックはジレンに勝つ為に、一矢報いる為に最強の技を使う。ブラックは気の刃などの錬成が得意。ブラックは気の鎌を形成しジレンに挑む。

武器を使うことは失格だが気の形成なので失格にならない。ブラックはジレンに鎌を振るうが全く当たらない。ジレンにしてみたら大振りの武器なので当てるにはテクニックがいる。

なのにブラックはテクニックをしていないので当たらない。無意味かと思われていたがこれがブラックの狙い。ジレンはブラックに言われて辺りを見渡して気づく。

鎌で空間を削ったことで次元の亀裂ができる。次元の亀裂により渦へと引っ張る吸引力でジレンの動きを封じる。ジレンはこれがブラックの狙いだと思った。

ジレンはすぐさま次元の亀裂をエネルギー波で全てを破壊。身動きを封じる手は失敗したかに思われた。しかしこれこそがブラックの本当の狙い。

ブラックはジレンにこのような小細工は無意味だとわかっている。むしろ小細工してると思わせることが狙い。その隙にブラックは鎌を鈍器、ハンマー状へと変化させる。

それを思いっきり振りかぶってジレンの胴体に当てる。ジレンは強烈な激痛を味合わさせられる。先程の17号の一撃よりもさらに痛撃。

ジレンはその激痛に耐えながらブラックの顔面を思いっきり殴りつける。ぶっ飛ぶブラックに追い打ちをかけるように追いかけて蹴りを入れて場外にぶっ飛ばした。

そのままブラックは脱落した。ブラックは負けたが悔いはなかった。むしろまだまだ成長できる余地があることが確認できた。

残るは龍技を除いてあと二人。悟空とベジータのみとなった。

 

「ま、まずい…!これはホントにまずいぞ!」

 

「と、父さん…!」

 

「ベジータ…!」

 

「…残りはお前達のみ。終わりだな」

 

「そう、かな…!」

 

「ベジータ…!」

 

「まだ、終わりじゃない…!この、俺様がいる…!」

 

「ボロボロの貴様如きが何ができる」

 

「やってみなくては…!わからん…!」

 

ベジータはジレンを挑発している。何か、手があるのだろうか?果たして、第7宇宙はジレンに勝てるのだろうか?




力の大会、早く終わらしたいのに中々終わらない!難しすぎる…!このままではドラゴンボールになってしまう!主体がドラゴンボールでないのに!頑張って終わらせるつもりです!





この世界でのハイスクールD×Dの立ち位置

舞台が駒王学園なので学生生活舞台としては最高の場所。さらにインフィニット・ストラトスのキャラなどの学園キャラの通う学校となっている。三陣営はあまり目立たない。他が大きいのと色々とごちゃ混ぜになってしまっているので縮小している。それ以上に各神話陣営は完全に弱体化してしまっている。
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