魔訶不思議なドタバタ世界   作:下章

23 / 24
これで終わりです。ほのぼの書きたい。マジで。


第22話 力の大会⑭ 大会の終わり。またいつか

力の大会が終わったがまだ褒美が済んでいない。神官の近くに七つの超ドラゴンボールが浮かんでいる。

 

「あれが超ドラゴンボール…!」

 

「ホントに惑星サイズなのかよ!」

 

「ウドラ キムハルョエ タスナノギウ ンキニオト チョンマゲ」

 

初めて超ドラゴンボールを見たガンマ二人とブロリーはあまりのサイズ感に驚く。合言葉を神官が唱えると超ドラゴンボールが輝く。

強烈な閃光と共に何かが現れる。金色のあまりにも巨大すぎる龍、超神龍である。

 

「改めて見るとホントにでけえよな。神龍やポルンガの何倍以上にでけえ」

 

「コレを作った我が同族はとんでもないな」

 

「超神龍を呼び出しました。さあ龍技選手、願いを叶えてください。特別にアナタ達の言葉でも叶うようにしました。好きな願いをね」

 

超神龍を呼び出した神官が龍技に問いただす。まるで願いがわかってるかのような言い方である。龍技は神官が自分達の願いに気付いていることに気付く。

というよりも神官だからバレて当然である。龍技は一回目を閉じてからゆっくりと開いて超神龍に向けて願いを言う。

 

「全王様に消滅させられた全ての宇宙を蘇らせてほしい」

 

「…それでいいのですか?今ならアナタの望むままの願いが叶えられますのに」

 

「わかってて言ってるんだろ神官様。そういう揺さぶりは要らない。俺達第7宇宙の願いは一貫してるんでな」

 

「ふふ…なるほど。では超神龍、そのように」

 

「了解した。その願い、叶えてやろう」

 

龍技、第7宇宙の選手達の願いはこの願い一つのみ。神官が一応の揺さぶりをかけるが全く通用しない。神官はほほ笑み超神龍は龍技の願いを叶える。

目が赤く輝き少ししたら消えていたモニターが次々と映し出されていく。全王の手により消滅させられた全て宇宙が蘇った。

この願いに参加しなかった他の宇宙の神々は感嘆とした表情。悟空達が龍技の元にやって来る。

 

「「「「龍技(君)!」」」」

 

「やったな龍技。おめえが最後まで生き残れたな」

 

「やりましたね龍技君」

 

「ああ。見事だ」

 

「ふん」

 

「ふふ…彼らは私達の想像を遥かに超えていましたね」

 

「し、神官様!」

 

「彼らの願いは全く間違っていません。それどころか私の望む願いと同じです。己の欲望よりも他人の思う心、それこそがこの大会の真の狙いなのですから」

 

「も、もし…己の欲望を叶えようとしてたら、どうなりました?」

 

「その時は消滅してもらいますよ。つまりはそういうことです」

 

「ひいいいいっ!!よ、よかったなお前ら!この願いで!」

 

「全くです。これもあのペド博士に感謝をしなくてはなりませんね。頭をもっと柔らかく柔軟にしなくては」

 

「そうじゃの。頼むぞ若人よ」

 

神官は最初から龍技達と同じ願いを望んでいた。そうでなくてはならないことを。ビルスは正直ホッとしている。もし身勝手な願いなら間違いなく消滅させられていたのだから。

おそらくこのことに気づいていたのは極僅かだったであろう。参加していない神々もこの本質には気づいていなかったのだから。

 

「悟空〜!」

 

「お〜全ちゃん!どうだった?楽しんだか?」

 

「うん!す〜っごく楽しかったよ!」

 

「そっか!けど、次からは消滅はなしで頼むな」

 

「どうして〜?」

 

「だってよ。そんなことしたら次の楽しみはなくなっちまうし困っちまうだろ?全ちゃんだって次の楽しみがなくなっちまったら困っちまうだろ?」

 

「…うん。そうだね。また次がなくなってつまらんないや」

 

「だから消滅はもう無しで頼むな。オラはあの一回で満足してねえからな。まだ闘いたい相手がいっぱいいたんだ。なのに闘えずになんて勿体ないぞ。全ちゃんだってもっともっと見たかっただろ?」

 

「うん」

 

「だったら次は消滅無しで純粋に一対一の武道大会にしてくれ。頼むな」

 

「うん!いいよ!悟空のお願いならね!けど今はいいや。楽しんだからね。また今度ね!」

 

「ああ!何年に一回とかそのくらいの期間で頼むな!」

 

「うん!」

 

全王が悟空に近寄ってきて悟空はキャッチする。全王との話に神々はビクビクしながら聞いておりビルスは今にもぶっ倒れそうだった。

内容がまだ大会が続けられるのだ。サボり癖のあるビルスには懲りごりの展開だ。文句を言いたくても言えない。しかし意外にも他の神々は悟空のやりとりに共感している。

今回の大会で色々と楽しめる要素があったからだ。むしろ今後を活かせるものであると。

 

「ご、悟空…!!キサマ…!またそんないい加減な…!」

 

「まあまあよろしいではありませんか。次からはこれ以上緊迫した大会ではなく楽しめる大会になれるのですから。それに、全王様があそこまで楽しまれているのです。余計なことはなしですよビルス様」

 

「わかっている…!はぁ…もう勝手にしてくれ」

 

「ふふ…本当に不思議な方ですね。孫悟空は」

 

「ええ。神々でさえ魅了する不思議な力があります」

 

「全王様があそこまで楽しんでいる。世界はまだまだ変化しますよ」

 

「そうですね。お父様」

 

こうして力の大会は幕を下ろしたのであった。この大会をきっかけに宇宙の交流が増えるようになった。世界は不変ではない。

変化はいつでもどんな時でも起こるのだから。

 

 

 

 

 

さて、ここからは復活した各宇宙を見ていこう。まずは第2宇宙、リブリアン達は皆で抱き合いながら復活したことを喜んでいる。

第7宇宙の願いを知っているのでリブリアンはこれを無償の愛と理解し愛をもっと知ることを決意する、第3宇宙はエアが第7宇宙に、特にザマスに感謝の意を示す。

Dr.パパロニは第7宇宙の人造人間の強さと素晴らしさに感服し次はもっと凄いの作ることに息巻いている。第4宇宙は全員が抱き合い生き返ったことで歓喜の涙を浮かべている。

だがキテラは天使であるカンパーニから全王の不快を買い破壊神の座と共に消滅を言い渡されてしまう。あまりにも見苦しい本性を晒してしまったことでキテラの消滅は絶対となった。

やはりここでもキテラ、ずる賢い性格で難を逃れ逃げようと企むがカンパーニにより制圧拘束されてしまう。今ではいつ消滅させられるのかビクビクしながら牢で蹲っている。

第6宇宙はビルスの宇宙が勝ったことを察してシャンパが少し不満そうだがとりあえず感謝の気持ちがある。他の者達も嬉しそうだがフローズだけはこのまま消滅を望んでいた。

もう生きる活力を失っていた。後にヒットにより処断されることになった。キャベは空を見上げる。

 

「ありがとうございます。師匠」

 

第9宇宙はまさかの蘇りに歓喜の涙を浮かべている。面白いのは界王神であるロウは自分達は選ばれたから甦れたのだと勘違いをしていた。

それを指摘する気がない破壊神のシドラと天使のモヒイトは呆れるしかない。第10宇宙は第7宇宙に感謝の体操をする。見習い界王神であるシンは空を見上げ親友であるザマスに感謝の意を伝える。

 

「ザマスどの。ありがとうございます」

 

そして第11宇宙、ジレンを除いた知っていたプライド・トルーパーズは第7宇宙の勝利と復活させてくれた礼をするため空を見上げている。

ベルモットも第7宇宙の目的を理解してこれでビルスが少しでもサボり癖を直せればと思う。

 

「…お前達は、知っていたのだな」

 

「あぁ。そもそもの願いの案は第7宇宙からだからな。孫悟空もこのような大会を開く気すらなかった」

 

「不思議な奴等だな。第7宇宙は」

 

「そうだな。負けたというのに清々しさすら感じるほどだ。だが、これで終わる気はない。孫悟空のことだ。また大会を開こうととするだろう。それを全王様が叶えるはずだ」

 

「どうするつもりだ?」

 

「私はまだ孫悟空との決着をつけていない。次の大会では必ず決着をつけるつもりだ。正義としてではなく一人の漢としてな」

 

「そうか」

 

「それに孫悟空や第7宇宙、他の宇宙の戦士達もお前を超えようと次の大会までに強くなってきているはずだ。うかうかしていられんぞジレン」

 

「…そうだな」

 

「ふ…」

 

(…孫悟空、大牙龍技、第7宇宙の戦士達よ。楽しみにしているぞ)

 

ジレンとトッポは次の大会に向けての考えをしていた。二人とも悟空の性格を理解していた。トッポは悟空との決着をつけることを目標に頑張るつもりだ。

ジレンは第7宇宙との闘いを楽しみにする。もしかしたら参加しなかった宇宙の戦士達とも闘えるかもしれない。まだ見ぬ強敵がいると思うと楽しみになってきた。

ジレンは空を見上げる。その顔は思い詰めていたかつての寡黙ではなく吹っ切れて本来の感情を思い出したかのような顔であった。

優勝した第7宇宙は特に何か変わるわけではない。まずガンマの二人は先の大会でまだまだ自分達がスーパーヒーローとして不完全であると思い知らされた。

 

「博士!俺!もっと強くなりたい!もっと強くなって最強のスーパーヒーローになりますよ!」

 

「な、なんでだよ!お前達は充分にスーパーヒーローだ!僕が保証するよ!」

 

「博士、我々は先の大会で知りました。宇宙は、世界は我々を遥かに超えた悪や敵が存在するかもしれないと。このまま燻っていてはだめだと。だからこそスーパーヒーローは常に強くならなければならない。誰にも屈せず己の正義を貫ける強さを」

 

「…そうか。わかった。僕もお前達にやれることをやろう!お前達は僕の最高傑作で最高のスーパーヒーローなんだから!」

 

ガンマの二人はスーパーヒーローとしてのあり方をより貫く為に強くなることを博士のヘドに誓う。ヘドは先程の大会でとても満足していたがガンマの二人が納得していない。

ガンマ二人は経験したからこその発言。ヘドはやはり二人は自分の最高傑作でスーパーヒーローなんだと思い知った。二人はヘドと共に成長していくであろう。

孫悟飯は愛する家族の元へと帰り抱擁をする。そんな家族愛をピッコロが見守っていたがパンがピッコロを見つけて駆け寄りハイタッチをした。

ピッコロは悟飯の側により頭を撫でてやる。しかしやはりそこはピッコロ、まだまだな悟飯に修行をやらせるというと悟飯はげんなりしていたがパンはピッコロとの修行が楽しみになっていた。

ピッコロは悟飯にパンに負けている言い父親としての威厳を保てと言われてしまう。悟飯は仕方なしに頑張ると言うしかない。

そんな悟飯にビーデルは微笑み見守るのであった。ブロリーは大変な目に合っている。久しぶりに生まれ育った星に帰ってきたと思っていたら。

 

「へぇ…!ここがお前の故郷かブロリー?こんなとこよりもアタシ達の宇宙に来いよ!そこならもっと楽しく暮らせるぜ!」

 

「い、いや…!ここが、俺の故郷だから…!」

 

「こんな寂しい所にいては駄目です…!姐さんの言う通りにした方が…!」

 

「くぅおらーっ!!アンタ達、どっからやって来たのよ!アンタ達は第6宇宙の人間でしょうが!」

 

「ああ。アタシらんとこの天使が地球に用があってな。ついでに来たんだよ。んで、ブロリーを連れ出そうとな」

 

「ダメだダメだダメだ!ブロリーはここと地球とビルス様の星で暮らしてんだよ!帰れ帰れ!」

 

「んだよ〜…!お前は小姑かよ。しゃあねえ。よしブロリー、今から子作りするぞ!なぁに安心しろ。天井のシミでも数えてたら終わるさ」

 

「ふざけんなーっ!!」

 

「姐さん、楽しそう」

 

カリフラとケールが来て誘惑?していた。第6宇宙の天使のヴァドスに付いてきたらしい。ブロリーは相変わらずしどろもどろしてたがチライが止めている。

そんな様子をバアは楽しく見つめていた。ちなみにレモはブロリー達の飯を作るために家のキッチンにいるため見れない。

ゴクウブラックはザマスと共に鍛錬をしている。先の大会でまだ見ぬ強敵を知り、さらに強くなることを決意。共に鍛錬、ザマスは次は自身も参加したいと思っている。

界王神代表として。17号はブルマから一隻の大きめの船を貰い家族旅行をしている。その楽しんでいる姿を18号達が動画で見ている。

悟空とベジータは荒野にて修業をしている。共に殻を破り新たな力を手に入れた。特に悟空は身勝手の極意を修得したのだが。

 

「おいカカロット!なぜ身勝手の極意にならない!?」

 

「そうはいってもよ…!オラもあの時は無我夢中でよ!なんで慣れたのかわかってねえんだよ!何とかしようとしてんだけどよ!」

 

「ふん!ならばこの俺様が身勝手の極意を引き出してやる!そしてカカロット!その貴様を倒し俺がNo.1になってみせる!」

 

「へへっ!悪いけど、オラは負けねえぞ!強え奴等がまだまだ居た事を知ったんだ!世界は、宇宙は広い!だからよ、もっともっと強くなるぞ!」

 

「このノー天気め!」

 

悟空が身勝手の極意にならないことにベジータは苛ついていた。仕方ない、悟空が身勝手の極意になれたのは偶然の産物なのだ。

龍技のように自由に身勝手の極意を使えるようになるには相当の鍛錬が必要不可欠。だから悟空はベジータを相手に身勝手の極意を完全にモノにしようと考えている。

力の大会でまだまだ自分は未熟で世の広さを思い知った。何よりもワクワクが止まらない。参加していない宇宙の存在もあり考えてるとワクワクしてたまらないようだ。

そんな悟空にベジータは思わず笑みを浮かべてしまう。相変わらず変わらない悟空。己のライバルは常に上を見つめまだ見ぬ強敵に思いを馳せている。

だからこそベジータは負けられない。確かにまだ見ぬ強敵に期待を膨らませてはいる。だがそれ以上に自身には最強のライバルがいる。

だからこそベジータは己の限界なんか踏み越えていける。一方的に見えて同じライバル同士。今日も汗水垂らしながら己の壁を乗り越えていく。

最強への道はまだまだ先で険しく長い。そして最後、龍技は学園の屋上で寝そべっている。やっと落ち着けるようになったと言ったほうが正しい。

龍技はとにかく帰ってきて登校してきた瞬間もみくちゃにされてしまう。まあ思いっきり映像が流されてしまい龍技は学園でヒーローとなり目立つようになった。

龍技的には目立つ気はさらさらなかったのだから力の大会以上に精神的に疲れてしまった。

 

「あ〜…!やっとゆっくりできる。は〜…こんなことになるとはな。休めばよかったぜ」

 

「ふふ…でもビックリしちゃった。突然空やテレビにあんなのが映されたんだもん。そうなっちゃうのも無理ないよ」

 

「それに、やっぱり龍技はとても強いことが改めてわかったわ。さすがね。お兄様達もとても驚いてたし満足してたわ」

 

「リアス先輩は悪魔でしたね。認めてもらうのは苦労しそうだ。まあ龍技の実力なら当然だろう」

 

「ちょっと待って。何が?どういうことかさっぱりなんだが」

 

「私は気にしていませんがリアスは公爵になられますからね。夫になる方はそれなりの威厳が必要になってしまいますわ」

 

「そういうのは必要ないんだけどね」

 

「ふ〜ん。大変だね。ボクは知ったことじゃないしね。親父なんかぶっ飛ばせばいいし」

 

寝そべっている龍技の側には恋人達がいて和気あいあいと話している。龍技の活躍に恋人達は自慢気になってしまう。龍技本人は自慢気にする気などさらさらない。

龍技はこんなのは一時的だとわかっている。それでも暫く鬱陶しいということに変わりはない。龍技は耐えながら力の大会での反省点を見直してまだまだ強くなれることを誓う。

龍技はとりあえずは恋人達との生活を楽しむことにするのであった。




力の大会が終わったので皆それぞれの生活に戻るのだけど悟空とベジータと龍技はともかくガンマの二人が強くなることを望むようになったのは書いててビックリ。
やっぱりそこはスーパーヒーローとしての考えなのかと思っています。日常編は何をしても楽しめるようにするつもりです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。