「暦ちゃん、リツカ、準備ができたからいらっしゃい」
リビングからママの呼ぶ声が聞こえる。
「だって、コヨちゃん行こっ!」
コヨちゃんに声をかけてリビングへ移動して目に入った光景にアタシは「やっぱりかー」と思う。
ママが本気モードだったから予想はついてたけど、並んでるのはママが英国にいたときに買ったっていうお気に入りのティーセット一式、それにティースタンドには手作りの英国式サンドイッチとスコーン、ママお気に入りのケーキ屋さんのケーキ。
「あー、やっぱりママとっておきのティーセット出したんだ。さ、コヨちゃん座って座って」
ちょっとコヨちゃんが硬直してたから椅子を引いてコヨちゃんを座らせる。
するとママがティーポットを手にスッと立ち上がってコヨちゃんの後ろへ回ってくる。
「はい、暦ちゃん。まずはストレートで飲んでみてね」
「あ、ありがとうございます」
アタシはそれを見ながらコヨちゃんの対面の席に座る。
ママの本気も久しぶりだなーとか思いつつ、今日はスコーンに何のジャムを用意したんだろうってちょっと楽しみにする。
「あの、それじゃあいただきます」
ママがみんなの分の紅茶を注いで自分の席へ着いたのを見たコヨちゃんが硬くなりながらも紅茶に手を付ける。
アタシとお茶会するようになって、コヨちゃんもちゃんとソーサーごとカップを持つようになったなーなんて考えながらアタシも自分の紅茶に手をつける。
「えっ!?」
「あっママ、とっておきのダージリン使ったんだ?」
コヨちゃんの驚いた声が聞こえるけどこれはしょーがないね、ママも普段は使わないダージリンのセカンドフラッシュだもんコレ。
「ふふ。だって大切なゲストだし、それにあんなに美味しいコーヒーをいただいたんですもの、これくらいはお返ししないといけないでしょう?」
ママがそんなコト言ってるけど、これはちょっとコヨちゃんの反応を見て楽しんでるのがアタシにはわかる。
というかコヨちゃんが席に着いてからずっとなんだか夢見心地っていうか現実感を感じてない感じだもんね。
「暦ちゃんにも気に入ってもらえたみたいで嬉しいわ。サンドイッチやスコーンもちゃんとできたと思うし、ケーキも私のお気に入りのお店のものだから美味しいと思うから、気にせず食べてね」
ママの言葉にコヨちゃんがサンドイッチに手を伸ばす。
お作法的には確かにティースタンドは下から順に食べるのが正しいんだけど、楽しめればそこはあんまり気にしなくてもいいんだけどなーって思いながらアタシはチョコのケーキを取ってフォークで切って口に運ぶ。
うん、当然だけど美味しい。ママお気に入りのこのケーキ屋さんのケーキってホント美味しいんだよね、それで値段もまぁ高いとまでは言わない値段なのが嬉しい。アタシもたまにだけど自分で食べたくなって買ってくるし。
コヨちゃんを見てると2つ目のサンドイッチを食べてから、落ち着こうとしたのか紅茶を飲んだけどまたちょっと硬くなっちゃった。
「暦ちゃん、次はスコーンを食べてみて。クロテッドクリームをたっぷりつけて、ブルーベリージャムかオレンジママレードもたっぷり乗せてね」
あ、今日はブルーベリーとオレンジか。じゃあ後でアタシはオレンジたっぷりで食べよっと。
「は、はい。いただきます」
ケーキの残りを食べながらコヨちゃんを見てるとスコーンにブルーベリージャムを乗っけてた。
もうちょっとクロテッドクリームたっぷりでもいいと思うなー。
スコーンを食べたコヨちゃんがなんだかホントに夢を見てるような惚けた表情になっちゃっててちょっと面白い。
紅茶でケーキの甘みをリセットしてからアタシもサンドイッチに手を伸ばす。
う~ん。ママの作るキュウリのサンドイッチのマヨネーズってどう作ってるんだろ?マスタードとか辛子マヨネーズとは違ってピリッとするのに甘みもしっかりあるんだよね。
ちょっとは慣れたのか紅茶を口にしたコヨちゃんがさっきよりはリラックスした表情になってた。
「ど、どうしたのリツカちゃん?」
「いや~、ママの本気だからしょうがないけど、びっくりしてるコヨちゃんがちょっと面白くってさー」
何かを口にするたびコロコロと表情を変えるコヨちゃんが面白くってつい見ちゃってたんだよね。
そしたらコヨちゃんは恥ずかしがっちゃってちょっと俯いて紅茶を口にした。
あ、コヨちゃんの紅茶なくなっちゃった。アタシも飲み干しちゃったし入れてあげなきゃ。
ティーコゼーを外してティーポットを取ってコヨちゃんとアタシの分の紅茶を入れる。……ママはまだ大丈夫か。
「アタシもまだママほど美味しく紅茶を淹れられないしねー」
ちょっと悔しいけどあたしの先生はママだし仕方ないよね。
ティーポットを置いてまたティーコゼーをかけておく。
「でもリツカも昔、暦ちゃんに飲んでほしくって必死に練習してたものね。今も練習してるから、今の歳から考えたら十分美味しい紅茶を淹れられているわよ?」
そしたらママが笑顔で爆弾発言をしてくれた。
「あっ!?ママそれ秘密ーっ!」
慌てて叫ぶけど自分でも顔が赤くなったのがわかっちゃった。
「昔リツカちゃんが淹れてくれた紅茶で私は紅茶の苦手意識がなくなったけど、そんな練習までして淹れてくれてたんだね」
あー、もう!コヨちゃんはこういうことをダイレクトに言ってくるから恥ずかしいんだって!
「ほらー、コヨちゃんにバレるとこんな風に素直に褒められちゃうから、アタシとしては恥ずかしいから秘密だったのに……」
「いいじゃない。リツカががんばったから、暦ちゃんも美味しいって思ってくれたんだから胸を張りなさい」
ちょっとママを横目で睨むけど、ママは全然気にしないで笑顔のままだった。
「そうだよ、リツカちゃんの淹れてくれる紅茶、凄く美味しいもん」
「コヨちゃん、ソレ今飲んでるママの紅茶と比較して同じコト言える?」
コヨちゃんが優しいことを言ってくれるんだけど、いま言われても説得力ないって思ってちょっと八つ当たり気味にジト目で見る。
「え、えーと……それは……」
ほーら、やっぱり答えられないよね?だってこんな風にアタシはまだ淹れられないもんね。
「こーら、リツカ。暦ちゃんをいじめないの」
「むー、いつか絶対コヨちゃんにママの紅茶より美味しいって言わせてみせるもん!」
ママに注意されるけどちょっと納得がいかないし、何よりなんだか負けたままなのはヤダ。
「なら次は茶葉の状態に合わせた淹れ方を覚えましょうね?」
「……はーい」
うー……これはアタシもまだまだママに特訓してもらわないとダメだねー……。
「でもコヨちゃんは自分であれだけのコーヒーを淹れられるようになったんだよね?アタシはママに教われるから上達もするけどさー」
ふと気になって聞いてみた、あたしはママって先生がいるけどコヨちゃんは誰かに教わったとか聞いたことがない。
「私は昔お爺ちゃんが淹れてくれるコーヒーが大好きだったの。それでお爺ちゃんの道具をそのまま使って、使い方を調べて淹れるようになったの。もちろん最初は何度も失敗しちゃったけどね」
「暦ちゃんが天体観測が好きなのも、そのお爺様の影響じゃないかしら?」
そうだったんだって思ってると、なんだか楽しそうな顔でママがコヨちゃんに質問しだした。
「あ、はい。そうです」
「やっぱり、コーヒープレスがアウトドアメーカーのものだったのが今の話で納得がいったわ。暦ちゃんはお爺様と天体観測に行ったときなんかにコーヒーをいつも飲んでいたんでしょうね」
ママが返した言葉にコヨちゃんがちょっと驚いてる。
「あら、意外そうな顔をしているけど、アウトドア用のコーヒープレスだと側面がガラスじゃないからコーヒーの抽出具合を見るのに不便なのにどうしてか気になっていたのよ。それにスノーピークのコーヒープレスだと普通のコーヒープレスよりかなり割高なのが不自然だったのよね。あとはキャンプのときに立派な天体望遠鏡を苦もなく使ってたことは聞いているからそう思っただけよ」
なんかママがノリノリで安楽椅子探偵みたいなこと言ってる。
「ふふっ、暦ちゃんのことだから私のことをミス・マープルみたいに思ったんじゃないかしら?」
「えっ!?その通りですけど、どうしてわかったんですか?」
「実は私、昔ミス・マープルに憧れて読みふけって真似してたのよ。だから今もちょっとしたイタズラのつもりでやってみたの」
あ、ホントに安楽椅子探偵の真似っこしてたんだ。ちょっと意外かも。
「ミス・マープルってアガサ・クリスティの小説の主人公だったよね?ママもそんなのに憧れたことあったんだ」
アタシは推理小説も読んでみたけど、推理物は小説よりドラマの方が好きかなー?それにどっちかっていうと倒叙物の方が好きかな?
「ええ。推理小説が私は好きで、これでも結構なシャーロキアンなのよ?」
「あー確かにママの部屋って、ホームズシリーズを飾ってたよね」
そういえばそうだった。ママの部屋にはホームズシリーズだけを納めた鍵付きの本棚があって、全部表紙を飾るように並べてたなー。
「ええ、だから是非とも「緋色の研究」の初版本を手に入れたいんだけれど、まず見つからないのよねぇ……」
確かに言ってた。でも確か「緋色の研究」ってホームズの最初の本ですごいプレミアム価格になっててオークションサイトとかで見てはママがため息をついてたのを覚えてる。
「あの、もしかしたらお父さんのお店に置いてあったと思います。ただ、たしかすごく高かったと思いますけど……」
そしたら今度はコヨちゃんから爆弾発言があった。
コレにはさすがのママも驚いたようでカップを落としそうになったのを慌てて持ち直してコヨちゃんの方へ体ごと乗り出しちゃった。
「暦ちゃん本当に!もしあればいくらなのか覚えてる?」
「えっと、今はお父さんがお店にいるはずなので聞いてみましょうか?」
「ええ、是非お願い!ああ、まさかこんなところで巡り合えるなんて!!」
うわぁ、ママがこんな早口になってテンションが凄いことになってるのって、初めて見るかもしれない。
いっつもママって余裕を持った「大人」って感じなんだよね。
「もしもし、お父さん?……ううん、まだなんだけどちょっと別の要件でね?雲雀堂の奥のコーナーにホームズの「緋色の研究」の初版ってなかったっけ?…………あった?確か原語版だよね、何刷でいくらになってる?リツカちゃんのお母さんが欲しいって言ってて……うん、そう……えぇっ!?……うん……うん、わかったちょっと待ってね」
コヨちゃんがスマホで電話してるのをすごいソワソワして見てるし……。
「えっと、やっぱり原語版の初版2刷がありました。それで30万円だそうです」
「えっ!?そんな値段でいいのっ!!?」
ママが本気で驚いたのか、のけぞるようにしてコヨちゃんに聞き返す。
……ん~?確かママがネットオークション見てため息ついてたときも100万円くらいしてなかったっけ?というか30万円だったらたぶんママは迷わず買ってるだろうし。
コレ、コヨちゃんのパパ凄い値引きしてくれてないかな?
「はい、本当はもうちょっと高いんですけど、リツカちゃんのお母さんならそれで良いってお父さんが」
「是非買わせていただくわ!取り置いてもらえるかしら!?」
「わかりました、お父さんに伝えます」
ママの即決した返事にコヨちゃんがまたスマホを耳に当てる。
「あ、お父さん?リツカちゃんのお母さんがそのまま取り置いて欲しいって。……うん、わかった、伝えておくね。ありがとうお父さん」
スマホをポケットにしまったコヨちゃんがママの方へと向き直る。
「えっと、今日お父さんが私を迎えに来るときに持って来てくれるそうです。代金はいつでもいいそうです」
「そうはいかないわ!今からお金を用意してくるから!リツカ、暦ちゃんのおもてなしはお願いね」
やっぱり相当な安価にしてもらったみたいで、ママがすごい勢いでテーブルから離れてバッグ片手に出て行っちゃった。
その様子にアタシもちょっと圧倒されてるとコヨちゃんもビックリしちゃったみたいで、お互いに固まったまま目だけを合わせてた。
「なんだかママのテンションがおかしくなっちゃってゴメンね?」
「ううん、とっても欲しかったものが見つかったんだから仕方ないと思うよ?」
いやー、やっぱりコヨちゃんって優しいなぁ。
「まぁ、アタシ達はこのまままったりしてよっか?」
「う、うん。このままいただいちゃうね?」
そんなちょっとずれた会話をしてると笑いがこみ上げてきちゃってコヨちゃんと2人で笑いあってた。
ママのあの様子を見てコヨちゃんの緊張もどこかへ行っちゃったのか、その後はなんだかいつも通りのコヨちゃんとのお茶会になった。
途中でティーポットの紅茶がなくなったからアタシが淹れにキッチンに行ったけど、ママがダージリンの瓶を出したままにしてたからせっかくだしアタシも使ってみることにした。
でもママの「とっておき」だし、ちょっといつもより淹れるのに緊張しちゃったけど失敗はしてないはず。
アタシの淹れた紅茶を飲んだコヨちゃんがちょっと驚いた顔をしてたから、今日の紅茶はママの「とっておき」の紅茶を使ってるって種明かしはしておいた。
……普段はアタシもコレは使わせてもらえないしね。
でもママはこの茶葉を買うときいつもなんだか複雑な表情をしてるんだよね、なんでだろ?
コヨちゃんと楽しくおしゃべりしながらお茶会をしてると2杯目のティーポットが空になる頃にはテーブルの上の食べ物もほとんど食べちゃってた。
……今日の晩ご飯はアタシいらないかなー?食べ過ぎになっちゃうだろうし。
そんなことを考えてお腹をさすってるとママが帰ってきた。
「ただいま。あら、リツカと暦ちゃんもずいぶん楽しめたみたいね。途中で抜けちゃって悪かったけど、暦ちゃんに楽しんでもらえたのなら良かったわ」
あ、そうか元々ママの本気のアフタヌーン・ティーだったのにママが抜けちゃったから3人分を2人で食べちゃったのか、そりゃあお腹もいっぱいになるよね……。
帰ってきたママは空いたお皿なんかを片付けると、また紅茶を淹れてくれて今度は3人でなんでもない話をしながら笑いあってた。
6時になったらコヨちゃんがそろそろ帰らないといけないからって、スマホでコヨちゃんのパパに電話をして、キッチンに残してたコヨちゃんのコーヒー道具を洗ったり片付けるのを手伝ったりして手提げ鞄に元通りしまってるとインターフォンが鳴った。
モニタを見るといつものジープみたいなワゴン車をバックにコヨちゃんのパパが立ってたからコヨちゃんのお見送りについていく。
「あの、今日は本当にありがとうございました」
コヨちゃんが玄関で頭を下げるけどアタシもママもそのまま一緒に外まで出て行く。
「小鳥遊さんこんばんは、この度は大変貴重なものを譲っていただき誠に感謝いたします」
コヨちゃんのパパが紙袋を持っているのに気付いたママがお礼を言って頭を下げる。
「いえいえ、うちの店に置いておいてもなかなか買い手がつかない物でしたから、そろそろ違う古書店に流そうかと思っていたところですのでお買い上げいただけて幸いです。一応そこまで状態は悪くないはずですが、念のためお確かめください」
コヨちゃんのパパから紙袋を受け取るママは珍しく緊張した感じで、まるで爆弾か何かを取り出すみたいに慎重に紙袋から新聞記事みたいな表紙の冊子を取り出して、何ページがめくってから丁寧に閉じた。
「……小鳥遊さん、このような状態の物を本当にお伺いした金額でよろしいのですか?」
ママがため息をかみ殺したような声でそう尋ねる。やっぱりホントはそんな値段で手に入る物じゃないんだろうな……。
「ええ。先ほども申し上げたとおり、うちの店で扱うには少々荷が重い物でしたし、アイラさんがなかなかのシャーロキアンだということは知也君からも伺っておりますから、大切にしていただけると確信していますので」
「当然こちらは家宝にさせていただきます。こんな場で申し訳ありませんがお支払いもさせていただきます」
ママがバッグから封筒をコヨちゃんのパパに手渡すと、コヨちゃんのパパは手馴れた手つきでお札を確認していった。そういえばコヨちゃんのパパって昔は銀行で働いてたって言うからお金を数えるのとか慣れてるのかな?
「はい。お代金も確かに頂戴しました」
「こちらつまらないものですが、せめてものお礼に受け取ってください」
コヨちゃんのパパがジャケットの内ポケットに封筒をしまったのを見てママが紙袋を差し出す。
「いえいえ、正当なお代金をいただいているのに申し訳ありませんよ」
それを受け取ろうとしないコヨちゃんのパパ。
渡そうとするママと不要だというコヨちゃんのパパを見て隣のコヨちゃんに小声でつぶやく。
「……なんかママも随分日本に慣れたって感じがするなー」
その言葉にコヨちゃんは無言で頷いてた。
最終的にはママが押し切る感じでコヨちゃんのパパに紙袋を渡して、コヨちゃんたちは帰ることになった。
ワゴン車の窓から手を振るコヨちゃんに手を振り返してると、ママもコヨちゃんのパパに何度もお礼を言いながらコヨちゃんのパパと挨拶してコヨちゃんのパパが運転席に乗り込んだ。
コヨちゃんたちの車が発進して、ママと家に戻ったら突然ママが震えだしたからビックリして声をかける。
「ママ、どうしたの!?なにかあったの!?」
するとママは勢いよくこっちを向いて深呼吸した。
「……いい、リツカ。冷静に聞いてとは言わないけど、本来今いただいた本だと200万円くらいするのよ?」
に、200万円!?えっ!?それを30万円で売ってくれたのコヨちゃんのパパ!?それって本屋さんとして大丈夫なの!?
金額を聞いてアタシも目を白黒させる。
ママは本当に宝物みたいに……いや、本当に宝物か。紙袋を抱えて早足で自分の部屋へと駆け込んだから、棚に飾るのかなって思ってついて行くと、パソコンを立ち上げてネットショップを開いたから何をするんだろうって後ろから覗き込んでると額縁を注文してた。
注文を済ませたママはまたすごいテンションになって、キッチンへと駆け込んだ。
……あ、コレは今日の晩ご飯がすごいコトになるな。
そう思ったアタシの予想通り、パパが帰ってきてから準備された晩ご飯はどこのホテルのパーティーかっていうくらいでパパもビックリしてた。
それでパパが何があったか聞いちゃったから、もうママが凄い勢いで事の経緯をパパに喋ってた。
途中でパパがママの話を聞きながら「僕は潤也さんにいくつ借りができるんだろう」ってつぶやいてるのが聞こえちゃった。