日が空いてしまいました、あきこまです。
先日シュガーダイアリーのイベントを終えた(もう先月の話)青春ブタ野郎シリーズから豊浜のどかさん参戦します。
枠としては幼なじみ枠にしたのですが…だいぶ原作のキャラからは離れると思います。
過去作品から合わせて何度も言いますが作者の妄想ですのでご了承ください。
長くなりました、どうぞ。
1話
弾丸京都から2週間ほど経ち、今は普通の大学生活を送っている。
今日も授業が終わり大学を出ようと駐車場に赴き守衛さんとお話をする。
学生なのに学校へ車通学するのが珍しかったのか守衛さんとも普通に話せる関係になってしまった。尊敬できる大人がいるっていい事よね。
「お、比企谷くん! 今日はもう終わりかい?」
「あ、お疲れ様です。今日の授業は2限だけだったので」
今日はバイトの面接に行かないと行けないのだ。
「ちなみに、そこの子は君の彼女かい?」
「……はい?」
言われて気づく。俺の車の近くでウロウロしている金髪が居た。
周りに他の車はなく俺のしかない状況で俺の車の近くに居たらそう思うだろうか……。
「いや、俺にそんな存在がいた試し無いですよ」
「そうか……随分長く居たからそうなのかなぁと思ってさ」
気をつけて帰れよーと言いながら守衛室に帰っていく。
いやしかし本当に覚えがない。美人局でもやってきたのだろうか? あんなにギャルっぽい美人局聞いた事ないんだが。
俺が近づいた時に俺の存在に気づいたのか、こちらに走ってくる。
「遅い! 何してんの?!」
えぇ……なんで俺初対面の人に怒られてんだろう?
「車でわかったからそばにいたのに全然来ないじゃん!」
んー……話が見えてこない。
「まさか、覚えてないの? 私の事……」
向こうめっちゃ知ってるっぽいなぁ……。
「……少し待って貰っていいですかね?」
車を知ってるって言ってたから過去の話なのか……?
call、母、出なさい。
「どしたー?」
「車の前でうちの車知ってるっぽい金髪美少女が俺に対して怒ってくるんだけど、何処の美人局派遣したの?」
「何言ってんの? のどかちゃんの事でしょ?」
アレ? 言ってないっけ? とか電話越しで聞こえてくる。のどか? のどか……? 俺の中でのどかという名前にヒットする人物は一人浮かぶけどまさかあいつじゃないよなぁ……。
「ほらー昔お隣さんだった豊浜さん家の」
合ってた、そのまさかだった。どかちゃんでした。
「え? だってあいつ茶髪でそ?」
「何年前の話をしてるのよ……最近会ってないっけ?」
「大体会ってた時小町と母ちゃん二人じゃねぇか」
……流れる無言の空間。おい、沈黙は肯定と捉えるぞ。
「そういう訳だから今日からのどかちゃんそっちに派遣するね♪ じゃ!!」
「あ、おい! どういうわけだ……切れてんじゃねぇか」
いやまぁ、ね? 言われてみれば髪型は同じだけど……さすがにパツキンガールに変身は分からねぇって……。
「すまん、イメージ変わりすぎて全然気づかなかった」
「……そんなに会ってないっけ? アタシ達」
「小町や母ちゃんには会ってるんだろうから、それで勘違いしたんだろ。良いじゃねぇかパツキン、調子乗ってる様に見えるよ」
「乗ってないっつーの!」
「さすがに冗談ですから……久しぶりだな」
「ん、今日からよろしく♪」
なんかさっきから気になってたんだけどさ……。
「今日からとか……さっき母ちゃんも言ってたけどなんの事なんだ?」
「あんたほんとに何も聞かされてないのね……」
後で小町の野郎とっちめてやる。
豊浜の話だとこういう事らしい。大学の授業がかなりの頻度で千葉のキャンパスであるのでその都度交通費や宿泊代等は勿体ないという事でうちの母に相談した所、丁度俺の部屋が空き部屋なのでそこで寝泊まりする事を提案された。現在アイドルをやっている豊浜のレッスン場所が千葉の方が近いときがかなりあるからその時の待避場所という事らしい。
んー何点か言いたいけどとりあえずは……。
「なんで実家提案されて俺の方にしたよ……絶対小町や母ちゃん頼った方良かったよ?」
「アンタが一人暮らししてるって聞いたから、ご実家より色々好都合だと思って」
「色々? 好都合? 何が?」
「うっさい! 色々は色々なの! 掘り返すな!」
えー……それは少しくらい教えてくれてもいい気がする。別にいいけど。
「で、大学聞いたらアタシの通うキャンパスと同じだったから今日は下見がてら来て待ってたってわけ」
「あー……なるほど、さすがに毎日ってわけじゃ無いんだよな?」
「メインは今居候してるお姉ちゃんの所にするつもり」
今既に居候の身でしたか……。
「で? アイドルって?」
「……やっぱそこ聞く?」
「まぁ……気になるし」
居候の話題にはあんまり触れない方がいい気がして咄嗟に逸らしたものの、これはこれで地雷を踏みに行ってる気がしてならない。
実は昔から劇団には所属していたという事を教えてくれた。アイドルグループに加入したのは数年前、それこそ俺が豊浜と最後に会った時くらいからだとか。
ある意味俺会わなくて正解だったんじゃね? 下手に会ってたらファンに殺されてるとこだったわ。
「で? そんなアイドル豊浜のどかが一般男性Hさんのお宅に向かっても平気なんですかね?」
「バカにしてんの? ……アイドルって言っても最近メディア出演増えたくらいで基本はイベント出演とかがメインだから」
「十分だと思うんですけど……」
一先ず移動することにしたのだが。
「ららぽ行こーよららぽ!」
「何故これからクソ混むだろう地に向かう……」
「こっちでの生活で必需品買わなきゃだし」
「……ご最もで。でも今日は諦めろ」
無茶苦茶助手席からブーイング喰らってるけど気にしない。
何ならバイトの面接明日にしてもらった事を感謝して欲しいくらいだ。
「その代わりに巨大なショッピングモールには行くから許せ」
そうして俺が走った場所は、割と記憶に新しく目の前に駅が作られたイオン幕張新都心。
そんなイオンで繰り広げられたのは……ファッションショーだった。
「ねぇ、コレは?」
「似合うんじゃね?」
「じゃあコレは?」
「いい感じなんじゃねぇか?」
「なら……コレ」
「客受けはいいんじゃねぇか?」
「ちゃんと感想言えっつーの!」
えぇ言ってるよ……充分でしょうに……。
「とにかく客受けとか言うな! アタシは客観的じゃなくてあんたの感想を聞いてるの! というかこれ私服だし!」
そうは言われても……恥ずかしい話大学生にもなってまともなファッション感覚なんか持ち合わせてなどいないのが俺である。自分で言ってて切ないなこれ。
「というかなんで私服?」
「あんたの部屋に置いておく用」
てっきり部屋着の話をしてるのかと思いきや、なるほど翌日とかの事も考えているのか。
てか置く場所あったっけ……。
結局俺は提示された中で似合うなと思ったオフショルと呼ばれるタイプの服を選びましたとさ。なんかご満悦な豊浜さんがいたので良しとしましょう。
その後も何店舗か寄り、何セットかの服を買い紙袋を大量に持って歩いていた……俺が。
最後だと言って入ったのはまさかのランジェリーショップ。んー最後と最期を聞き間違えたのかな? 俺は。
「いや、ここはちょっと……」
「別にいいでしょ? 今更」
「良くねぇわ。お前の倫理観どうなってんの?」
「よく一緒にお風呂入ってたんだからさ」
「それ以上は言うなよ?!」
本当に勘弁して欲しい。店員さんの俺を見る表情がニヤニヤしている。違うんですよ? 小学生の時の話ですからね? 小町もいたからね?
「あー、そういう事か」
「んだよ」
「あんた下着に興奮を覚えるタイプか」
「頼むから黙ってくれ……」
こんな公共の施設で性癖を晒されてる気分になりいたたまれなくなった。
「大丈夫だって、どうせアタシの下着も一緒に洗っちゃうんだし」
待って?! 本当に口を塞がないとまずいぞこの子。というか俺が洗うこと確定してるのん? 普通そういうのって自分のだけ別けたりしない?
俺は何とかそのショップを脱出し、近くにあったブランドでスポーツ系の下着を選択した。
「一応聞くけど……これをチョイスした理由は?」
「うちからレッスン場も行くんだったら動く時に着けるようなのもあった方がいいだろうが」
「至極真っ当な理由で面白くないわね……」
あ、でもと続ける豊浜。
「あんたがさっきのショップでかなり見てた下着、アタシのサイズあったから買ったわ」
……変なところ目ざとく見ないで欲しいんだけど。
ららぽでの買い物を終え、我が家へと向かう事になった。
実感湧かないけどほんとに俺の家来るのねこの子……。
豊浜の後のヒロイン、次は決めててその次がまだ迷い中です…誰になるんですかね?
今回もありがとうございました!思いのほか見てくれてる人多くて嬉しいです。