貧乏神としてどうするか   作:果ての先へ

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今回短いです。許して。


貧乏神の"ナニカ"

 明星さんたちが通っている学校に編入するための実力テスト的なものを受けたら、勉強についていけるか不安になった依神紫苑です。

 いやー、頭良い人たちが集まっているとは聞いたよ?けどね、想像以上ですわ。あの後の問題とかさ、いきなりレポート書かされるんだよ?うーん、これにはびっくり。

 でもね、レポートとか書くの得意なんだよね、私。勉強面の記憶がなくなっているわけじゃないから全然できるし。

 

 .......今思ったら、心配する必要ないかも。

 

 

 「では紫苑、明日学校にこのテストと、編入に必要な資料を提出しに行こう」

 

 「分かったー」ダラートケー

 

 「あはは!!!紫苑ちゃん、疲れて溶けてる!!!」

 

 「そんなところで溶けるのなら、この私の膝の上にいらっしゃい?」

 「ついでに施設を案内しますよ?」

 

 「あ、本当?じゃあ、お言葉に甘えて」

 

 ぼふっという音を立てながら、明星さんの膝の上に乗る。おー、人の膝に乗るなんて初めてだけど、なていうか...心がポカポカするような気がする...。身体がロリ神化してるから、精神的に幼くなってるのかも。

 

 「では、出発しますよ♪」

 

 「しゅっぱーつ♪」

 

 ということで、車椅子が発進した。思ったよりスピード出てるけど、ホントに車椅子?ん?明星さんと白石さんで共同開発したって?......それ凄くない?私にも車とか作って欲しいかも。

 

 

 

 

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 「______それで?リオ、何をそんなに警戒しているんだい?」

 

 2人が部屋からいなくなると同時に重い空気が流れ、ウタハが目の前の黒髪の少女(調月リオ)に問いかける。問いかけられた少女は「分かっているでしょう」という雰囲気を出しながら答える。

 

 「......あの依神紫苑という少女に対してよ」

 

 「...あの娘がどうしたんだい?」

 

 「あの少女から感じる形容しがたい不吉な"ナニカ"、と言ったら分かるかしら?」

 

 「...」

 

 「"あれ"は、私たちに.......いいえ、この世界(キヴォトス)に大きな被害を与える、と私は考えているけれど」

 

 「...珍しいね、文献やデータを参考にせずに感覚で判断するなんて、君らしくない」

 

 「それほど危険視しているということよ」

 

 1人の少女を引き金に、話し合いがヒートアップしていく2人。

 一方は"ナニカ"は警戒するべきだが少女自身は何も関係ないだろうと、もう一方は"ナニカ"を確実に対処すべき、と。

 このままだと互いにヒートアップし続けたら、話の折り処が見つからなくなる、と思っていた矢先、1つの光が差し伸べた。

 

 「私はそこまで心配する必要ないと思うよ?」

 

 「「?」」

 

 「何故そう思うんだい?アスナ」

 

 「う~ん」

 

 光の持ち主、一之瀬アスナは唸りながら、依神紫苑について考える。

 

 「紫苑ちゃんって、確かに嫌な感じはするんだよ?けどね、あの娘が進んで人を傷つけたりすることはないって感じるんだ!」

 

 「危害を加える、加えないの話じゃないのよ」

 「意図していなくとも、私たちに被害が及んでしまったら関係な___」

 

 「なら、私たちが助けてあげればいいんじゃない?」

 「紫苑ちゃんも人を傷つけたくはないだろうし、私も紫苑ちゃんが人を傷つけたら悲しくなっちゃうからね…」ショボーン

 

 「...」

 

 「リオ、諦めたほうが良いと私は思うな」

 「ああなったら、アスナは止まらないぞ」

 

 「はぁ...そうね、今回は様子を見るだけにしようかしら」

 

 

 

 

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 「最後にここが貴方の部屋ですよ」

 

 「あ、ここって、私が最初にいた所じゃん」

 

 小さな施設ぽかったから、設備とかどうなってるんだろって思いながら明星さんと部屋を巡っていました。依神です。

 いやー、流石ミレニアムというべきか、キヴォトス最高峰の技術力は伊達じゃないですよ。清掃員さん(ロボット)がふつーに話かけてくれたりするのって前世じゃあ、考えられないからね。某ペッパー君ぐらいかな、居たとしても。

 

 そういう感じで巡っていたら、転生した部屋に着いたってこと。

 因みに、明星さんたちの部屋は2人ずつに分かれて生活しているらしい。あれ?私ぼっち?

 

 「私も皆と同じ部屋が良かったなー」ボソッ

 

 「なら、私の部屋に来ますか?今はアスナもいますが」

 

 「!じゃあ、お邪魔させて頂こうかな!」

 

 「決まりですね♪」

 

 お泊りが決まりました。やったね、地味に寂しかったからありがたいですわ。...やっぱり、私幼くなってる気がする...。

 いいや!?幼くなってないしぃ!?、これは交友関係を深めるために提案しただけだし!?恥ずかしいわけじゃないんだかね!?

 ...私はいつからツンデレキャラにジョブチェンジしたんだろ。この姿には似合ってないし、どっちかというと疫病神の方があってると思う。

 

 「では、もう夕食の時間ですし、始めの広場に戻りましょうか」

 

 「りょー」

 

 それから部屋に戻り、白石さんたちが作ってくれたご飯を食べた。君たち、料理もできるのか...。

 それに何故だろう、前世と見た目も味もあまり変わらないが食卓を囲んで食べるご飯は前よりも美味しく感じた。




本物でなくとも本質は変わらないからね。
生徒さんの描写もっと上手くなりたいです...。
次も短くなるかも。ゴメンネ

追記
ちょいとアスナの言動変えました。



私のついったーさん作りました。
呟く頻度は少ないと思いますが、絡みたい人は是非。
https://twitter.com/hatenosakihe
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