機動戦士ガンダムSEED 赤い瞳の少女   作:くまたいよう

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 さあ、地球への?な回。


闇の胎動

「クルーゼさんですね。援護、感謝します」

 

『律儀な事だ』

 

 この人がいなければ危なかったからお礼は言った。後はユニウス7に少しでも攻撃を加えるだけ、見てみたが第8艦隊とナスカ級の艦載砲が当たってはいたけど。

 

『やはり・・・・仕組まれていたかな?』

 

 そう、何処かおかしい。ビームを攪乱させる膜みたいな粒子が僅かにだが出ていて、気付いたのか実弾系に切り替えたが、その僅かな時間も惜しいところだった。アークエンジェルが近付いて特定したポイントにローエングリンを撃ち込むが。成果はそれ程じゃないか・・・・けど。

 

「同意・・・・している」

 

『ほう?』

 

 ユニウス7で散った人達が、落ちるのを同意しているようだ・・・・憎しみじゃない、せめてものとして。

 

『何か、知ってしまったようだな・・・・』

 

 クルーゼの納得したような声が聞こえたが、俺は艦に戻る。これが答え・・・・そう、死んだ人達はそこに行きたがっていた。

 

 

 

 

 

 ーーーーーーーー。

 

 

 

 

 

 

「一番大きな破片の落下地点は・・・・ユーラシアの辺りか『イシュタリア』にも落ちる」

 

 シーゲル・クラインは暗い目で報告を聞いていた。地球からプラントに移住した経緯を簡略に思い出していたが、難度思っても滑稽なもの、遺伝子操作された自分達が受ける仕打ちを理解はしていて、今でもプラントでも更なる遺伝子操作研究が進んでいるが、つまり。

 

【完成を目指している】

 

(では、何故完成品のように広められたと言うのだね?)

 

 ジョージ・グレンが広めたのは、飽くまで遺伝子操作を施す為のものなのだ。では?

 

【つまりそれが当たり前と思わせるのが狙いだとしたら】

 

(パトリック・・・・お前が羨ましいよ、レノア・ザラは生きてさえいればお前に相応しい女性であったからな・・・・いや、今はこれを機に一人でも多く殲滅するのだ。貴様の思い通りにはさせんぞ、我が【愚妻】よ・・・・っ、そして・・・・娘を・・・・ラクスを頼んだぞ【リン・アスカ】!)

 

 

 

 

 ---------。

 

 

 

 

「自動砲台ですって!?」

 

 帰艦した俺は、ユニウス内部に仕込まれた砲台について聞いた。ローエングリンも一発目を撃ち込んでいるけど、これじゃ・・・・やっぱり、入念に仕込まれてたな。

 

「艦長は少しでもとやりたがってるが、この艦は実は地球に降りた後に迂闊に動かしたら不味いんだよ」

 

 マードックさんが言うのはアークエンジェルの推進装置だな。触れちゃいけないし安全は考えていると思った時に宇宙で建造してたのがわかると考えてしまった。

 

【ストライク出ます!】

 

 PS装甲だから、スペック上で大気圏突入可能なストライクで砲台破壊らしい、此方のは起動力極振りだから大気圏では燃える。そう考えていたが?

 

【敵機確認しました。ストライクに迫っています】

 

 慌てた声の情報が来た。ジンみたいだけど大気圏で来るって事は相手もPS装甲でもと考えたけど、アレは違うとわかった。途中で燃え尽きるのも構わないとされている。

 

「艦長、出させて下さい!」

 

『で、でも貴女の機体は・・・・』

 

『艦長、出さないとストライクがやられるぜ。見りゃわかるだろ!アレは軍の決死隊にしても異常だぞ!』

 

 フラガ大尉に同意だな、決死隊を相手にする程に恐ろしいものは無い。連中を相手にしたら普通の軍人でもかなりの割合で操縦する手が震えちまう。

 

『わかった。だが、最速で戻れ!』

 

『バジルール少尉!』

 

「ああ、大丈夫ですよ。冷却フィールドが解明されてますから何とかなりますよ。発進後速攻でシャッター閉めて下さい」

 

 息を飲むブリッジクルーだが、何とか発進シークエンスに入ってくれたな。

 

【勿論、半分は嘘だ】

 

 あの連中を何とかしないとローエングリンを撃ち続けられないし、何より撃沈なんかされたりしたら。

 

【マユが死ぬ】

 

(えぇ、と・・・・こういう場合はどうするんだろうな・・・・まあ、これだな【女は度胸】!)

 

 それなりに綱渡りだから、結構怖い。けど、関係無いな。

 

【マユが死ぬ事以上に怖いもんなんか無い】

 

『発進準備良しだ!帰って来いよ嬢ちゃん!』

 

「了解!」

 

 鹵獲したブリッツの複合兵装を持って出た。小さめなシールドだけじゃ心許ないしな、発進後に冷却フィールドは段階1でやり続ける。

 

 機体が流石にブレるけど、出力自体は心配無い。ストライクに接近したけど、様子がおかしい?

 

『リ、リン・・・・来てくれ、たんだ・・・・』

 

「えぇ、早く片付けましょう」

 

 何だか様子が可笑しいけど。やる事は無謀な連中と砲台をやらないと不味いとして突っ込んだけど、やっぱりおかしい。ジンが次々と此方に機体が崩壊するのも構わず向かって来る。

 

「おい、お前等は何のつもりだ!?」

 

 通信状態最悪にしても返事が無いし、特攻紛いで攻めて来るから躊躇はしてられないな。後味悪いけど安定感は及ばないから七面鳥撃ちに近い。そしてキラさんと連携して殲滅した後、砲台を潰したところで限界が来た。アークエンジェルに戻るしかない、地球に大きめな隕石と流星雨が幾つも落ちる。ローエングリンも無駄じゃなかったと思った時。

 

【~~っ】

 

 何かおかしいと思った。側面に位置していたストライクの方から嫌な気配がしたと思った時に。

 

 ~~~~~~~っ

 

 接近して来たストライクが手にしたアーマーシュナイダーで装備した複合兵装を貫いて、パージした瞬間にライフル部分が爆発、その衝撃でミラージュフレームが弾き飛ばされた。




 次回、キラに何が起きたか?な回です。

 注意点として、今回は推進機関設定で気になる事を少々触れた。

 私作ミラージュ・フレームの冷却フィールドとは。要は初代ガンダムの劇場版みたいなもの。

 最後に元が昔の設定使ってるので映画無くても同じような展開だった。
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