機動戦士ガンダムSEED 赤い瞳の少女   作:くまたいよう

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 一応、原作一話の・・・・な回。


怒れる瞳

「改めて、のどかな場所だな・・・・」

 

 ヘリオポリス内の環境は良好だが、気分はあまり良くないんだ。

 

 最近、学校で成り行きでMSの知識やらも学んだ・・・・歴史とかを研究する部の廃止が検討されてるらしいけど、やりようはあるハズと思って過ごしてたら、俺を含めコーディネーター何名かがやらされてるように、教授とかに面倒な事をやらされているらしい事に個人的に辟易してた。

 

 嘗て、第一次コーディネーターブームの数年後に格差を生んだ時代。

 

 ナチュラルと言われるようになった子供達と一緒に学校に混じって賞を独占したりするようなコーディネーターの図が世界中であったとあるが、それに何の意味あるんだ?

 

 コーディネーターの中でも、要望のデザイン通りに生まれなければ捨てられたり、結局は金任せに念入りな遺伝子操作をしたかどうかで決まる社会。

 

 そんな事があったのにと言うか、あったからこそな風潮か・・・・少なくとも、平和に暮らしたいし周りと仲良くしたいなら、都合良く使われろとかな流れにしても。

 

『コーディネーターは、ナチュラルが楽する為にある存在じゃないハズだ』

 

 そんな事を考えて過ごしてたら、何かポ~っとしたのやら、赤い髪のお嬢様っぽいのが和気藹々してるしで・・・・いや、よそうか。そもそも俺は贅沢な立場なんだから。

 

「お姉ちゃん?不機嫌オーラ出てるよ!」

 

「何だ。いつの間に」

 

「折角、昨日は良い材料が一杯手に入ったんだから早く帰って料理しようよ!」

 

「お前の方が不機嫌そうだよ。それに、やるのは主に俺だろ、それで何が食べたいんだ?」

 

「挽き肉沢山あるから、ハンバーグ!『ソースは』・・・・トマト、いやおろしポン酢にチャレンジ?」

 

 大人しくなってくれた。マユの奴・・・・保護者気取りは相変わらずだけど、何か寂しそう。ホームシックなのか?と思ってたら、聞き覚えある音楽が聞こえて来た。

 

「アレ、お姉ちゃんが大会で優勝したゲームだよね」

 

 そう、オーブにいた頃だ。ザフトで採用されている『ジン』ってのを遊び半分で再現したらしいゲームなんだ。車から戦闘機のようなノリか。

 

 あの時は、マユと一緒に遊びに行った先のゲームセンターで簡単な大会をやってて、試しに出たら一応は優勝したんだ。地球とプラント、いや正確には、そこに住むコーディネーター達との関係が年々と悪くなって来たせいか、早目に撤去されたんだよな、それにしても、あのゲームは確か・・・・。

 

 

『連中、動かすのも四苦八苦してたからなあ?』

 

 

「?」

 

「どうしたの?」

 

「いや、何か・・・・『堪に触る声』が聞こえた」

 

 何か、神妙にしてるな。時々、俺がマユの言うとこの不機嫌オーラ出す時に、大人しくなると言うか・・・・とした時。

 

 

 

 ----------------------ーーーーーーーーーー。

 

 

 耳が可笑しくなりそうな、音量の爆音が響いた。

 

 居住区に続く道には、悲鳴をあげる人がいたり、工業地区や学校の方面には、火の手が上がっていて、ザフトのMSであるジンがコロニー内で暴れだしてる。

 

「避難するぞ!」

 

「え、えぇ・・・・っ!?」

 

 突然過ぎる事態、工業地区にあるシェルターを目指す。コロニー内では元々そういうのある・・・・マユの体力が心配だけど、早くしないと駄目。そして向かった先の建物の内部を進んだ時。

 

「おぉ、まだいたか。こっちだ!早くしなさい!」

 

 警備員か何かの格好で誘導してくれる人がいた!指示に従って右横を通ろうとした時。

 

「~~っ!?」

 

 横から嫌な気配感じて、身体を屈めたら、銃声がした。

 

 見たら、警備員が発砲してたようだ。驚いてたけど、二発目を撃たれそうだったから、そのまま手首を掴んで上に向けさせた瞬間に二発目撃ってたから。そのまま手首を握り潰す。骨の砕ける音と悲鳴をあげて銃を落としたから、膝で金的かまして崩れ落ちたとこを死んでも構わないノリで頭を踏み砕いた。マユには嫌なもの見せたけど、やられるよりはマシだ!最初に避けられなかったら、横からヘッドショットをされて、その後にマユもやられてた。

 

 

『オーブ本国で何故か薦められた護身術習ってた甲斐があった』

 

 

「お、お姉ちゃん?」

 

「撃たれるとこだったな、外にいるジンの別動隊にしては、わざわざ狙われる理由がわからないな」 

 

「理由?・・・・私達が狙われる理由・・・・私達は、普通の学生よね、一応コーディネーターで・・・・コーディっ・・・・ま、まさかこの人は『ブルーコスモス』?」

 

 マユは可能性ある事を言った。オーブの外の国ではブルーコスモスと言うコーディネーター排斥派が街中でコーディネーターを見つけたら、こんなのがマシなくらいに襲い掛かって来るとは聞かされていたんだ。中立国に入り込むくらいやるんじゃないかともだ。

 

 震えて、しがみついてくるマユの身体を撫でてあげるけど・・・・これは?

 

「戦争・・・・」

 

 それだ。もう、ここは戦争に巻き込まれている。どうしろって言うんだ?避難するにしても、こんなのが入り込んでるなら・・・・。

 

「お姉ちゃん、どうすれば良いと思う?」

 

「それ・・・・は、とにかくシェルターの方に行くしか」

 

「お姉ちゃん、嫌な予感してるでしょ。マユね、自分なりに見てたよ?お姉ちゃんの嫌な予感は怖いくらい当たるって・・・・恨まないから、お姉ちゃんの思った通りにしてみて」

 

 泣いてるな、怖いものを見せちゃったから当たり前だけど。俺に縋るしかないマユの言う通りに・・・・か。

 

「わかった。先ずは周りを見てろ、拳銃持ってただけとは思えない、潜入してたんだとしたら、それっぽいものを持ってるかもしれないから調べて見る」

 

 そうして、死んでるかどうかわからない男の来ている服のポケットとかを調べたら、何かの端末カードや小型ディスクが出て来た。回収した銃の予備弾もいただいて・・・・外は危険だし、指定された場所も辞めとくとして、別ルートを通ろうとして進んでた時。

 

『ほお・・・・『予定を早めたら』・・・・見ておきたかった事の後だったかな、気配でわかる』

 

 前から、近付いてくるのは連合の制服を着崩した服装でサングラスの男?どこの誰かは知らないけど、わかる。この人は。

 

 

『敵じゃない』

 

 

「左の通路を進んで地下に行け、ひたすらだ」

 

「な、何を言ってるんですか・・・・って、お姉ちゃん?」

 

「思った通りにしろって、言ったろ?そうさせてもらう」

 

 マユの手を引いて指示通りにした。どのみち、逆らったら勝ち目は薄いものを感じた。そうしている内に、どんどん被害が広まってるような音が聞こえて来た。早くしなきゃと思ってエレベーターを使って辿り着いた場所には。

 

「MS・・・・?」

 

 ハンガーみたいのに固定されて立ってるのはジンとは違ったスタイリッシュさだな、白と紫基調でバックパックだけでなく、通常とは違うバーニアみたいのが各所に装備された機体だ。そう考えてたら、建物がヤバくなって来たので、避難にはなるから近くにあったリフトみたいので、コックピット付近に上がって、開いた。

 

 中はゲームのと似た感じの操縦席になってるな。起動させようにも、スイッチ以外に何かしらの端末カードとディスクが必要な作り・・・・と思った時に、出来過ぎ話でもやむ無しとして、さっきのブルーコスモスらしき男から頂いたものを差し込んだら、スイッチが入った!

 

「そ、操縦出来るの?」

 

「やるしかないでしょう?OSは仕上がって、いる・・・・か」

 

「ど、どうしたの?」

 

「いや、大丈夫そう。武装はライフルにサーベルにバルカン、ガトリングまであって、機体各所にマウントされてる。しっかり捕まってて、本格的に動き出したら、絶対に『目を開くのと喋るのは禁止だ』」

 

 言えなかった。起動した時には、既に整っていた。しかし、これは推測される限りで人間と言うよりコーディネーターの限界値すら軽く越えた過敏さだ。ある程度は調整利くけど、思い切り動かせるようになるようになればなる程に負荷が掛かるし、俊敏さを要求されて来るシステムに追従が出来ないのなら・・・・『機体は自壊する』・・・・マユには、言った通りにしてもらうしかない。

 

 しかし立ち上がる情報内容が機体の危険さ以上に、パイロットに対して乗りこなせないなら。

 

『死ぬじゃなくて、死ねって言ってるも同然』

 

 そして、初起動限定のメッセージの最後に、こう記されていた。

 

 

『ようこそ、リン・アスカ・・・・この機体は、君を待っていたよ』

 

 

 文面からして、こうなると思われていた?私は、自分の堪に従った代償の恐怖、なにより?こんな事を仕組んだ誰かへの怒りを押し殺しながら、この機体。

 

『ミラージュ・フレームを起動させた』

 

 機体のチェックをしたら、パネルに映る機体のツイン・アイは俺のと同じ『赤』・・・・まるで、自分の気分を投影したように・・・・っ!

 

「お姉ちゃん、その・・・・起動したばかりで悪いけど、どうやって外に出るの?」

 

「・・・・っ、知らない」

 

 尤も過ぎる疑問を問われて冷静になれた。マユには一度自分の怒った顔が怖いと言われた事あるからかな?

 

 それに、機体の危険さに気を取られて、根本的な事を忘れていた。建物もそろそろ危なそうで、天井が落ちてきそう。どうしたものかと考えた時に、斜めの天井が開いて、MS用なエレベーターのリフトらしきものが出て来た。やっぱり。

 

『最初から仕組まれていた』

 

 内部にいるわけにいかないから仕方無いとしてミラージュ・フレームをジョイントから外して歩かせて、乗せてみた。歩く程度は普通に出来るようだとしたら、何か赤いランプが付いて上にいったけど・・・・周りが爆発し始めたが、何か規則的だ。

 

 そして地上への扉が開いた時に、下が本格的に爆発し始めたけど、証拠隠滅?危ないとして、到着前に上昇をしたっ・・・・け、どゲームでのジンが実際フルパワーでやったと仮定した事はあるけど、そんな次元じゃない!掛かる圧力にマユが必死に我慢している。

 

 一旦、機体を止めて周囲を索敵したら?離れた場で、知らない『トリコロールのカラーの機体』が、ジンと向き合ってたけど、此方で起きた爆発に気付いたのか、メインカメラの頭部を向けて見上げられていた。




 機体解説。

 ミラージュー・フレーム(私作オリジナル要素過多仕様)

 途中で出た青いのに乗る予定な御方の同様に本来はプロトシリーズの『五機』の内の五号機を急遽、最後の方に書かれたコンセプトで仕上げた機体という設定、各所にバーニアユニットを増設された仕様。

 武装はNT―1アレックスのようになっている。

 以降の詳細は続きで。
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