機動戦士ガンダムSEED 赤い瞳の少女   作:くまたいよう

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 怒って、熱くなって、戦って、酔っ払ってな私作クルーゼさん。リンからしたら格好良い軍人だったハズ。


クルーゼの酔い醒まし

 タクシー拾ってなんとやら、ミナ様はプラント人にしても身長高いから目立つからどうなんだ?ってとこだが。

 

「ふっ、間も無く最後の扉は・・・・」

 

 あ~、やかましいやかましいやかましいわ!

 

 改めて?

 

【プラントに来てから苦労のし通しからの緊張感が薄れたら悪酔いしてこの有り様らしい】

 

 例の偽装したシャトルの問題で滞在がやや長くなるらしいのが嫌になるよな、そして俺達が案内されたのは。

 

「やあ、お嬢さんと凛々しい女傑の訪問とは嬉しい事だね」

 

「【初めまして】」

 

 ギルバード・デュランダルか、メンデルに出向いてた人が何をやっているのやらだ。隣にいるのは結構理知的そうで特徴がある髪型な大人の女性、けどクルーゼさんが言ってた通りならこの二人が何か昼ドラみたいな事やってる?

 

「ギル、クルーゼさんは最近こんなのばっかりよね」

 

「うむ、気持ちはわからんでもないのだよタリア。ラウよ、先ずは一呼吸置いてだな?」

 

「ふふ、私は・・・・私には、あるのだよぉぉっ・・・・その前にギル、水をくれんか?」

 

 この期に及んで酔いが覚めんで床に転がってグダグダしてるクルーゼさんに思うとこあった俺は?

 

 

 

 

 ばしゃああっん!

 

 

 

 タリアさんに場所聞いたから、洗い場からバケツに水を汲んでクルーゼにぶっかけた。酔っ払いに冷や水は古来よりの伝統!

 

「シャワー浴びて寝てろ」

 

「はい・・・・」

 

 

 そして、後始末を終えて対面だ。

 

 

 それなりな場だからやはりプラントの成り立ち聞いてみたい整えられた場だよ、しかし何やら目を丸くしてるな。

 

「泣く子も黙るザフトの猛将をただの酔っ払い扱いとは豪胆な事だね・・・・」

 

「豪胆とか以前に、今のクルーゼさんはただの酔っ払いです。それ以上でもそれ以下でもない」

 

「酒に酔いたくなる時とは縁が無いか・・・・強い良妻賢母になれそうで羨ましい事・・・・いだだだ!タ、タリア・・・・」

 

「中年の泣き言を説明してどうするの!お客くらいは普通にもてなしなさい!」

 

【中年】

 

 デュランダルさんの頬をつねる人は酔っ払いよりキツい言い方をしてる気がする。プラントじゃ15で成人だから、中年呼ばわりも早いってのか、良いのかそれで。しかし、自分達が何か嫌なもん見せてる自覚があるのか甘いみたいだ。フラガ家のお家騒動で色々あったらしいクルーゼは、こういうのに何か嫌な記憶あるみたいだな。

 

「我が方の跳ねっ返りが失礼をした。少しは骨がありそうだと理解してくれたかな?」

 

「骨が鉄筋で出来てそうで何よりだ。それで例の話しは同意してくれたのかね?」

 

「うむ、そなた等を我等の元に亡命させるとの望みは休戦から終戦の暁にな」

 

【亡命】

 

 【等】が付いてるのはクルーゼさんも含めな話なのか、何のつもりなんだよ。

 

「リン・アスカ・・・・ラウから色々聞いたようだが私達はね、嘗ては恋人同士だったのだよ・・・・だが、私達はプラントでは結婚が出来ない理由があるのだ。わかるかね?」

 

 いきなりだ。プラントやコーディネーターの成り立ちから考えたら?

 

「【出生率】ですか?」

 

 そう、薄々知られているがコーディネーターは第二、第三世代以降の出生率が低い。ジョージ・グレンが何を思って世界中の金持ちが飛び付きそうな形で遺伝子操作の技術を提供したかは知らない、だがこんな落とし穴を予想していたのかどうか。

 

「まあ、余やお前達のように知らずに生まれて来た者には知る術は無かろうが・・・・今の時代に多少の年齢になるコーディネーターには向き合わねばならん問題だ。解決法はどうすれば良いかだが」

 

「その前に、ブルーコスモスとかに知れたらどうなるかですね、計算すると・・・・半世紀も絶てば減少したコーディネーターを煮るなり焼くなりな状況にされかねないです」

 

 タリアさんが何故かムッとしているが、他は尤もとしているな・・・・俺は両親が各々の親に何故コーディネーターとされたのかすら聞かされてないけど、何か諦観染みたのがあった。

 

 しかし、タリアさんは何故か子持ちなのに元カレに構ってるのは旦那が既に他界してたとか息子が父や自分よら元カレを構う自分に愛想尽かせてるとか・・・・やっぱり昼ドラじゃないか、息子に殴られそうになっても止めない事に決めた。

 

「余は選択は遵守してやりたいのだが、貴様等は息子としっかり向き合うべきだな」

 

 密かに青筋立ててるぞミナ様、身内への情は深いが見苦しいのには厳しいとわかる。プラント出ようったって、出た先でこのままだといけないとした時。

 

「ギル、帰っ・・・・?」

 

「レイか、個人的な客人だから気にするな。その二人はお友達かね?」

 

 街中で見た金髪と付き添いな赤毛二人か、世の中狭い。マユは周りと上手くやれてるか心配になってきた。

 

 

 

 ーーーーーーーーー。

 

 

 

 

(けど、お仕置き・・・・) 

 

 マユは、何故かミーアに言われたように姉が生きているし、今頃は自分が周りと上手くやれてるか心配してるとわかるが、心配させたお仕置きとしてしっかりケジメを付けてやるとしている。

 

 結局は艦内に侵入したが捕らえられた者達は目的も何も吐かないが、コーディネーターか多数とは判明している。彼等より前に捕らえたソキウスで区別したがナチュラル混じってる。

 

 何故なのかはこれから吐かせるしかない、塩は手に入ったが迂闊に動けない・・・・問題は地球軍はどう動くか?

 

「仮に、地球の何処かの街や基地に着いても。この艦をどうする気なのか・・・・」

 

 フラガは先を読めてはいる。一応は父譲りの情勢を読む力はあるのだが、どう考えても良い展開にはならない、そして?

 

「艦長、本部から指令が来ました!我々にはアラスカではなく、これから指定する場に向かうようにとの事です!」

 

「何ですって、場所は?」

 

「はい、暗号を解きます・・・・【カザフスタン】の・・・・【アティウラ州】・・・・その辺りにある場だと」

 

「海を超えてアラスカには行けない私達には都合良いかもしれないけど、ユーラシアの勢力圏内で何を?」

 

 命令は絶対なので向かわざるを得ない、怪訝な思いを抱えながらマリューは艦内に次の行き先を伝えたが、それにはミーアとカナードが異なる反応をした。

 

(まさか、偶然だとは思いたいのですが)

 

 ラクスからしたら仕組まれた流れなのは理解しているが、筒抜けにも程がある。これをどう取るかなのだ。

 

(ふん、まあ正しいだろう)

 

 カナードからしたら、この艦を近付けるだけで意味がある。連合にも肝の座った連中がいてくれたからかえって都合が良い。

 

 

【早期決着か否かの流れが動き出した】

 

 

 

 

 ーーーーーーー。

 

 

 

 

(何でこうなったんだ?)

 

 デュランダルさんの自宅で、何故かあるMSシミュレーターで俺はレイって奴と向き合っているシミュレーターは遊びで造ったものらしいが、お互いに再現された機体が問題だよ。

 

【インパルス】

 

 上半身に下半身、コックピット周りになる変形型の戦闘機らしきもので成り立つ機体でストライクの換装システムも取り入れたがってるらしいな。

 

 周りはコロニー内の軍事基地、ヘリオポリスよりは遥かに頑丈な作りだ。楽しそうにシステム整えているデュランダルさんに呆れてるミナ様に同感、こんなのどうやって自宅で造れたんだ?

 

「ラウをバカにした報い、受けてもらうぞ!」

 

「酔っ払いに酔っ払いって、言っただけだろ。身内には厳しくしなければならない時があるんだって事もな」

 

 そう、クルーゼさんに何かあったのを気にして学友である【ホーク姉妹】に気遣われたりする有り様だったらしいが、ハッキリ言ってやったら俺が女じゃなきゃ殴りつけて来たくらいにレイが熱くなってこの現状。

 

 観戦側はハラハラしてる【メイリン】に興味深そうにしてる【ルナマリア】・・・・目を丸くしてたりなタリアさんだ。

 

『では、遊びで仕上げたものだが存分にやりたまえ・・・・それでは、ガンダムファ・・・・ではなくて、試合開始!』

 

 ゲーム感覚でやってるようだから、レイも多少は動けるようだ。ミラージュ・フレームと比べると反応は鈍いし固い動きだけどパワーはある。やってみるか!




 次回、デュランダル製シミュレーションではあるがガンダムVSガンダム。

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