機動戦士ガンダムSEED 赤い瞳の少女   作:くまたいよう

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 サブタイ通りならリン→飛鳥麟(りんの字は仮)

 今回、早期~~設定なキャラも。


生命 ~ちから~

「【つげ櫛】・・・・ですか?」

 

 プラント出立前に、どこに行ってたのか知らないが、帰って来たクルーゼさんから餞別と渡されたのは、旧時代の日本で確か【奈良時代】から伝わってて半永久的に使える種類の櫛だった。半月型でサイズは片手くらいな大きさで簡単に持ち歩けるから、定期的な髪の手入れには向いてるかららしい。

 

「冷や水のお礼くらいになると思ったのだが、駄目かね?」

 

「いえ、日用品に丁度良いです・・・・ありがとうございます」

 

 マユを思い出した。髪の手入れしてやってたら俺自身のは適当だからと怒られたっけ、な割に俺にさせたがるから解せぬだったな・・・・確かに丁度良い。

 

「君はピリピリしてるから静電気でも纏いかねんからな、静電気に強い類いのものが丁度売られていた。人様に生き方を提案する前に、少しは自分に気を使いたまえ」

 

「本当ね、デュエットした時に何年もスカート履いてないなんて言った時は何の冗談かと思ったわよ、私より細い身体が勿体ないわ。メイリンみたいな服好きになれとは言わないけど女らしくなさいよ?」

 

「考えとくよ」

 

 たまたま様子見に来たルナマリアに一応言って、ミナ様と一緒に指定場に向かった。髪くらいは手入れする必要はあるんだよ、多分マユには暫く会えないから、何故か怒られる要素は減らしとこうと思った。

 

 

 

 

 ーーーーーーー。

 

 

 

 

「結局、何か肝心な事を話さなかった気がしますね、メイリンなんか二人を怖がってたままでしたし?」

 

「私に言わせれば、君が怖いもの知らずだったのだよ。翼を得た虎のような肉食獣二名と生身で向き合ってるようなものだったぞ?」

 

「えぇ~っ。あの大きな人はともかく、私から見たらリンって強がってるようで家に帰りたがってた時のメイリンみたいでしたよ?」

 

「ほう・・・・」

 

 何気無く言ったようだが、ルナマリアからしたら恐らくリンはホームシックとするとわかりやすい、つまり?

 

(家族がいるとしたら、家族こそが彼女の弱点と言うべきか・・・・だが、逆を言えば?)

 

 クルーゼはロンド・ミナ・サハクが付いている状況に最悪の可能性を感じた。ミナはともかく、それ以外がリンの家族を上手く使おうとしたら?

 

「ルナマリア君だったね、MSに興味があるようだったが・・・・【アカデミーに入るより近道で乗れるようになる】としたら、どうする?」

 

「え、本当に!?」

 

 クルーゼは、陰謀とすべき手段であるとしたがルナマリアの一般人ならではな勘の良さを買った。保険であるが、リンとレイの為にはなるとしたのだ。それが今までの自分と完全に逸脱した思考とはまだ気付かない。

 

 

 

 

 ーーーーーーー。

 

 

 

 

「君が、今回配属された学徒動員兵か?」

 

「はい!【アグネス・ギーベンライト】であります!」

 

 最近、ユニウス落下の影響で不用意に地上と宇宙間の移動は出来ない、本国の人材を使っての早期再編を視野に入れて学徒動員の査定をクリアして配属された濃いピンク色の髪をした女性兵は隊長であるアスランに挨拶に来て部屋を始めとした細かい事を説明してもらう為に退室したが、居合わせたアデスはある事を気付いていた。確かにアカデミーでの成績通りなら実力はあるだろうが、何度も見た目なのだ。ミゲルのような実力者からエリートの異性に対して色目を使おうとしていた者の目だと。

 

(しかし、ラクス・クラインが婚約者のアスランに何やら【目を付けている】・・・・幾らなんでもそれは・・・・いや、最近は婚約者を放っておいてるようだ。現に先日、漸く友人の死から立ち直って初のコンサートも知ってなかった。周りからしたら・・・・それが、破局をしたように見られたらやりそうな事は・・・・だとしたら。面倒な事にならねば良いが・・・・)

 

 クルーゼに先日はアスランの隊長適正について相談した際、何故かアグネスくらいの女性に贈り物をしたい等と相談されたせいか、妙な考えをしてしまうと思っていた。クルーゼから聞いたのは、外見は良いがオシャレに疎いじゃじゃ馬だと聞いたので【櫛】のようや日用品を薦めたが、あのアグネスは地道な事からやるような者では無い・・・・。

 

(私は、ハインラインの誘いを受けるべきなのか・・・・【次代に恨まれようと、その次の為に】とやらのを)

 

 

 

 

 

 ーーーーーー。

 

 

 

 

「この後、どうする気です?」

 

「さあな、あのカプセルを持って帰って解析したいが。託されたのはお前だ」

 

 置いてきたミラージュ・フレームはどうなっているか知らないが、表示されたのがアレの事なら近付けてみようかとした時。

 

【このシャトルは我が占拠した!】

 

 有りがちなセリフで海賊らしき者が出てきたぞ、何やらお偉いさんらしき者が人質に取られてる。しかし、何か貧相な装備だなとした時にミナ様に抱き抱えられた。

 

「・・・・ひそひそ(何の真似です?)」

 

「・・・・ひそひそ(バカ者、こんな時に淡々としていてはただ者ではないと言ってるようなものだ。普通は拳銃やナイフだけでパニックになるハズなのだからな、暫く怖がって余に抱き着いているふりをしていろ!)」

 

 一理ある。それに、迂闊に暴れてはとした時に銃声が響いたが、それは海賊の銃を持った手を撃ち抜いた側からのだ。人質が逃げ出して【キサマは誰だっ!?】と有りがちな事を言った後に操縦席が開いたが?

 

「・・・・俺は傭兵部隊サーペント・テール・・・・叢雲劾(むらくも がい)!!」

 

 何でわざわざ名乗りるだけじゃなくて、クルクル~~ッと回りつつ。途中で髪を整えながら最後に人差し指をシュピン!と効果音出しながら海賊に向けたポーズを決めやがる!?

 

 忘れてないぞ、俺をミラージュ・フレームのある場に誘導したサングラスで地球軍の制服来てる男じゃないか!何か顔が濃く見える?

 

「・・・・ひそひそ(リンよ、教育に悪いから忘れよ)」

 

 無茶言うな、海賊対策の警戒に雇われた傭兵と説明してるにしてもかぶき者過ぎるわ!酔っ払いよりはマシなのかどうかだがな、海賊お縄にしたのが何か妙にウケとるし。

 

 

 

 で?

 

 

 

「どさくさに紛れて、コレを持って来たか」

 

「依頼主は明かせんが、君の力は素晴らしいものだった。だからこそ・・・・さあ、そのGGユニットをミラージュ・フレームのシートの後ろにあるジョイントブロックに接続するんだ」

 

 この艦傭兵が乗って来たらしいが、どこに雇われたと言いたいくらいに豪勢な艦だ。オーブのイズモ級とか言うのを改造したらしいが、これに置いてきたミラージュ・フレームを受け取って運んできたらしい、機体に案内され、言われた通りにした。確かにコンピューターにはコレを提示されたが、一体?

 

 

 

 ~~~~~~~~~っ。

 

 

 

 コックピット内にいた俺の頭には、津波のように情報が流れて来た。

 

【宇宙に行きたかった】

 

 見つけたものを持ち帰って、また外宇宙に行きたかったんだと。けど、それをやれなかったのは?

 

(君が、私を目覚めさせたか・・・・)

 

「ジョージ・グレン・・・・っ!」

 

 目の前に立っているように見えたのは、資料で良く見たファーストコーディネーターだ。

 

【突然だが、君の身体を使わせてくれ!肉体が無ければ私の・・・・『  』を探し出せん!】

 

 俺の身体を・・・・それをやるとどうなるかで悲痛な目の色しているけど、俺も理解した。このままだと、いや・・・・そもそも、最初から結末が最低か最悪かになれるかだった。

 

「俺は・・・・【マユが生きてくれれば良い】それを代価にしてくれるなら」

 

 そうだ。ミナ様が言ったように、人間でなくなって行くにしたって、マユさえ生きていてくれれば良い!それに、元々俺は目の前の人物の謎を追っていた。だから!

 

【それで良いのなら、了解だ。やれる事は絶対にやってみせるさ・・・・君が私に協力するなら・・・・私の【生命】・・・・君だけの力に!】

 

 

 

 ~~~~~。

 

 

 

 視界が元に戻った。外から見てた側からすると、機体が紫色に発光したらしい。

 

「ふむ、ユニットは起動したようだな。プロテクトが一つ外れたようだ」

 

 それから二時間経って、外したユニットを解析した結果が出たようだが、この中に残ったのは・・・・もう関係は無いかな。

 

【所属不明機接近!高速仕様の機体が・・・・停船を呼び掛けています!偵察機からのデータでは明らかに戦闘を仕掛ける気です】

 

「む、リンよ。いけるか?」

 

「はい、ミラージュ・フレームで出ます」

 

「諸事情で機体を持って来なかった俺が言うのは心苦しいが目的が何かわからんな。リンの機体かそのユニットなのか・・・・もしくは二人の素性を知る者か?」

 

「大丈夫ですよ、そのユニットはもう【肝心なものを無くした】から」

 

 俺は、何故か顔色変えたミナ様と劾さんみたいな人は安全域だとした。けど、気を付けないとなあ?

 

 

 

 ーーーーーー。

 

 

 

 そして、ミラージュ・フレームで出た。何か襲って来そうな連中からはゲーム感覚じゃないかな殺気しか感じないとした時に数秒後にビームが来そうだから回避運動して、本当に来たが?

 

(何だ。避けられた事が信じられないのか?)

 

 何か感じた通りの事で乱れながら接近して来たのは、黒い機体が四体。背中のユニットから妙なジャマーみたいなのを出してるぞ、連携は取れているようだが?

 

(何だこいつ、何も考えてないのか!?)

 

 そんな声が走った。おい待て、余計な事考えないなんて戦いの基本だろう!

 

 フルスピードで機体を動かした。右手のライフルと左手にはマシンガンで応戦するが、リズムを敢えて変えた起動や二段蹴りをしては一撃離脱を繰り返してるが?

 

(何よっ!何なのよこいつ!)

 

 スピードに対応出来てない、再調整で機動性は以前より多少増してる以前にミラージュ・フレームを甘く見てる。攻撃を回避しては死角や背後に回ったりで相手の武装や片腕を破壊出来た。装甲に難があるのはバレてるようで散弾らしい武器を持っているが、此方の動きに対応出来てないなら意味は無い。

 

(嗚呼、もう良いよ・・・・っ!)

 

 何か、頭に来た。さっき見た人が絶望した光景をそのまま見てるようだ・・・・こんなんが、こんな連中が!

 

「貴様等なんかが、コーディネーターであるものかあっ!!」

 

 何日かぶりの感覚になりながら叫んだ。何故相手がコーディネーターなんて思ってしまったか知らないけど、それ以前の問題として全ての感覚が鮮明なようで無のクリアさになった。




 襲ってきた連中はご察し。

 アグネスは1~2年早く産まれた設定。
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