機動戦士ガンダムSEED 赤い瞳の少女   作:くまたいよう

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 ある意味で、最後に出てくる~~~が本命な回。


収束 ~しんてんち~

「アデス艦長、予想通りになりましたな」

 

「うむ、アグネスが帰って来たら・・・・恐らく白紫と相討ちにでもなったと報告してくる。ビームでやられたのは背後か正面からの違い程度だろうからな・・・・残骸を確認したかと私が聞く関連以外は彼女の言葉を鵜呑みにする。此れからが本番だ」

 

 根回しは完了していた。私心が優先する者達にしてもNJの影響外を甘く見ていたのだ。此れで自分達はリティリアを見送るしかないだろうが、それも含めてな茶番劇が始まるとクルーは確信をしたが、今回みたいな件で特に思ってしまうのだ。

 

【やはり、自分達の隊長がクルーゼだったら】

 

 煙に巻くのが上手いとするより立ち回りに柔軟性があるとすべきクルーゼこそがヴェサリウスクルー達に隊長として望まれていた。何故か熱を帯びて以来の猛将振りを含めて離れてこそわかるものが大きくなっていた結果だ。

 

「言いたいことはわかるが、クルーゼ隊長に見られたら・・・・こういう時に無い物ねだりをしていてはもっと何も出来ないぞと笑われるだろうな」

 

 アデスなりの言い分だが、アデスも生真面目な軍人として人望がある。数時間後に脱出ポッドが回収されたアスランには恐らく気付かない内に白紫のビームでやられた事が告げられ、アグネスには白紫の残骸を確認しない迂闊さへの叱責がなされていた。

 

 

 

 

 ――――――――。

 

 

 

 

「リティリアの推進システム、全て安全が確認されました。いけます!」

 

「良し、行こう兄弟達よ!来てくれたばかりな方々も力を合わせて新たな希望の大地へな!」

 

【希望の大地】

 

 リンは一昔前の宇宙に上がった人々は宇宙にこそシニストが言うようなものがあると信じながら旧世紀のロケットのGに耐えながら宇宙へ出たのだと思った。

 

 今の時代の年号になる前。宇宙開発とは、一昔前に心配されていた人口爆発の時代を物語にしたようなものよりも夢があった。特に木星に向かった先駆者達は、次の夢があるハズだったのだと・・・・だが待っていたのは夢等ではないとした時に近付いて来た気配があった。ヘリオポリスでの縁がある劾である。

 

「アコードのリーダーは回復が早い。奴は君が我々を生かしておいた事の真意をいずれ改めて尋常なる勝負で問わせてもらうつもりのようだな、暫くは車椅子が精々であるが気概は失われてはいないぞ。勝てない戦いはしないに限る傭兵の俺には理解出来ないが」

 

 リンは何故かオルフェの状況を教える劾の真意もミナ迄同行する意図も知らないが、念入りな点検が功を成し巨大宇宙船となったリティリアが発進して外宇宙へ飛んでいくのを内部から確認していた。これが本当の旅立ちだとして。

 

(マユ、行ってくる・・・・)

 

 

 

 

 ――――――。

 

 

 

 

(行きなさいよ、バカ姉・・・・っ)

 

 マユは何となくわかっている。暫く会えない事も少し前から。

 

 怖くて、強くて、けど優しくてどうしょうもなく臆病なのを隠せない駄目女。それがマユから見た姉の正体、どれだけ自分が表向きの能力差で周りに比較されても劣等感なんか持てない大好きな姉。しかし、どこまでも飛んでいけるハズな翼を持っていた姉は、ジョージ・グレンへの興味関連を除けば、いつからか自分だけの姉に成り下がり始めていたのだ。今回のは良いキッカケなのかもしれないとしていた。

 

【わたくしも連れて行って欲しかった】

 

 マユはミーアの寂しそうな声を思い出した。イングリットが何処か怖がってたような気がしたが、きっと言葉通りだろうとわかるし今は駄目と言ってもいた。自分だけの飛び方を見詰め直すべき鳥は好きにさせるべきだとした。

 

「あんたも大変ね、リンが帰る場所無くなったのに」

 

 フレイがマユに言うように、もうアークエンジェルはカザフスタンではなくチベット辺りで厳重に隔離されるのを待つ状況だ。

 

【核パルス推進】

 

 本来、地球で使うには御法度な推進機関。安全性は考慮されているにしても本来のクルーが戦死者多数な状況では安全には運用しきれないとしたのかカザフスタン辺りに存在する勢力を特殊なレーザー核の暴発で焼き払おうとしたのが指令の真相だったと連絡が来た。ザフトのマスドライバーを使わせてもらう案は見直しが決定され、今はアークエンジェルから退艦した者達は。

 

【ミーアの言うようにスカンジナビアを頼るしかない】

 

 あのハルバートンからの【厳命】だからとマリューとクルー達、ナタルすら信じた。この後の処理はカナードに任せるしかない。

 

「着くまでは、協力してくれる事になってブリッツにまた乗る事になったニコルってのも頼るしかないけどさ・・・・どうなるんだろな?」

 

「トール、子供達の集まりに見せ掛けてんだから迂闊に機体の名前出したら駄目よ」

 

 ミリアリアの言うように、クルー内の若年組は小型戦闘機を搭載できる程度な大型トレーラーに乗って、ユニウス落下の被害に遭った子供達と見せ掛けている。あの艦には何故か暫く捕まえた者達の細かい処置しか役目は無い。

 

 

 

 

 そして、クルー達が去ってから三日後にアークエンジェル付近では最後の退艦者達のやり取りが行われた。

 

 

 

 

「こんな事をして、お前達は何を考えているんだ!?」

 

「答えられんな、お前達は自由だ。地球は海は泳げば良いだけな地続きだ。帰りたいとこがあるならそこに行け、それだけだ」

 

 解放されたカガリは状況が状況だったので憔悴していたが、目の光は衰えてなかった。何処かへ去るカナードを憎々しく見ながらも戦う意思は衰えていない、キサカに宥められはしたがカガリには皮肉な事態が間近に迫って実現してしまったのだ。

 

 この日、アークエンジェルが空き家のように放棄されてから約一ヶ月後。

 

【地球とプラントの停戦会談が実現して、ユニウス条約と名付けられた条約が結ばれた】

 

 

 つまり、自分達なりの意図で動き、戦いを続けてた者達からしたら一旦かもしれないが。

 

 

 

【戦争が終わってしまった】

 

 

 

 そして、月日は流れる。




 てなワケで、初期カガリを悪く言えば戦争に参加したがってた側として、そのカガリにしたら唐突過ぎる事態、戦争が終わってしまいましたな回、とにかく?

【第一部完】

 カガリとキサカ以外のアークエンジェルに乗り込んだ側は、一部の第二章タイトル通り。

【アースラナウェイ】

 続きは、私的アンチ要素含めてカガリみたいのの疑問に答える内容にしつつなストックを整えてからになります。

 若年組が乗っているのはVガンダムのカミオンみたいなイメージです。

 
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