弱キャラ友崎くんとサンドバッグ相原くん 作:mosumosu
カフェに入って各々が飲み物を注文する。
最初に商品を受け取った泉は席を取っておくね、なんて言って屋外の席を取りにいってくれたようだ。
友崎も既に確保した席に向かい、日南と水沢はなんか仲良く談笑しながら注文を受け取って歩き出した。
それとなく2,2,2が出来上がったので俺とみみみも一緒に動いている感じだ。
俺はアイスコーヒーを注文した。
みみみの注文はなんたらラテみたいなやつだったが、正直こういう店のメニューはよくわからん……。
とはいえここ、ドトールではメニューの名前そのままなのでまだマシだ。
スタバはよくわからなすぎて入りたくない、恥かいてしまうよ。
ちなみに俺がアイスコーヒー頼んだのも名前がわかりやすいからだったりする。
あとはまぁ、普通に結構好きだしな。
学校でも気分で自販機にあるクラフトボスのコーヒーをよく飲んでいる。
あれ、クセが少なくて飲みやすいし目が冴えるんだよね、大好き。
まぁコーヒー好きからするとアレはコーヒーじゃないらしいけど、俺はそんなこと知らんし好きだからセーフ!
むしろ本格的な缶コーヒーの方は飲んだ時に酸味が強くて顔をしかめてしまったから、飲みやすい薄めのアイスコーヒーが1番だな。
店で出される氷で薄まったコーヒーも良きかな。
そんな事を考えている間に注文した商品が用意されたので受け取り、みみみと話しながら屋外の席に向かうとなにやら4人で盛り上がってる様子が見えた。
「なになに〜?なんか盛り上がってる?」
「あぁ、修二へのプレゼントにワックスなんかいいんじゃないかって話してた所。おれアイツの欲しがってるやつもだいたい分かるから次はそこ行ってみるかってね」
「おー、もう場所決まったのか、早いね。じゃあ少し休憩したら行くか」
とりあえず少し休憩はしたい。
しかしプレゼントにワックスか、いいじゃん。
消耗品だから無駄になることはないだろうし、欲しがってるのまでわかるなら完璧じゃん。
みみみの言っていたコスメ系ってけっこう的を射ていたんだな。
あれ、ワックスはコスメでいいのか?
「オッケー、じゃあ11時くらいまで休む?」
「あぁそうしようぜ、あんまりすぐ動いても疲れちゃうしな」
ってな感じでしばしの休息となった。
そろそろ暑くなってきたからなぁ、アイスコーヒーがうまい。
「ワックスかぁー。そういえば友崎も髪セットしたがってたよな。なんか買ってみれば?」
「え、お、俺?」
急に振られたからか驚く友崎。
興味津々だったろ、この前から。
「あ、友崎もそういうの興味ある感じ?せっかくだしタカヒロにお勧め選んでもらえば?」
「そういえば今度セットの仕方教えてやるって言ってたっけ?合いそうなもの選んでやろうか?」
「それいいじゃん!友崎くん、タカヒロに教わってみたら?」
「あ、あぁ、じゃあお願いします」
「よっし、任せろ!」
という流れでついでに友崎もワックスを買うようだ。
水沢はカカカッて感じに楽しそうに笑っている。
友崎の髪型、どんな感じになるかね。
でも美容院志望でもとからいろいろ卒なくこなす水沢だ、しっかりと仕上げそう。
そんな感じでこの話がまとまると、次第に話題は学校のことへと移っていった。
「そ、そういえば来週からは生徒会選挙が始まるんだっけ?」
「あ、そうだよね!葵は立候補するんだよね?応援してるから頑張ってね!」
「ふっふっふ、任せなさい!」
友崎も珍しく話題を出してくる。
最近は友崎からなにか言おうとすることも増えてきた気はするか?
それにしても、生徒会選挙かぁ。
チラッとみみみの方を見る。
みみみも用紙を受け取っていたしたぶん立候補するんだろうなぁ。
「そういえば、日南の推薦人って誰になったんだ?もしかしてまだ決めてない?」
俺は前から気になっていたのでせっかくだから聞いてみることにした。
どうせ来週の火曜日にはわかることなんだし、決まってたら教えてくれるだろう。
俺の言葉に反応したのは日南ではなく水沢だった。
「実は、日南の推薦人は俺よ!俺!」
「はぇー、水沢なのか。たしかに適任かもな」
「えっ、そうなの!?なんか最強タッグって感じー!私絶対投票するから!」
俺と泉は驚きつつも納得する。
うーん、たしかに隙ないわ、このペアだと。
友崎も結構驚いた顔をしている。
もしかして抜け駆けされたとかでも思ったのか?
「ふっふっふ、皆さん誰かのことを忘れてはいませんかね?」
生徒会選挙の話になってから黙っていたみみみが口を開く。
「実はですね。わたくし、七海みなみも生徒会選挙に立候補予定なのです!どう、おどろいた?まぁ、相原と友崎は知っていたかもだけどね」
みみみの言葉に友崎以外の全員が驚く。
俺は俺で友崎が知っていたことに驚く。
「えー!みみみも立候補するの?めっちゃやだー!」
「あはは!葵にも負けないよー!」
そんな二人のやり取りを見て笑いながらマジかーなんて感じで見ている。
そんな中で水沢はみみみに質問を投げかける。
「みみみも推薦人は決まっているのか?」
「推薦人は実はまだ決まってないかなぁ。一応保険、ってわけではないんだけど陸上部の後輩には誰も決まらなかった時はってお願いしているんだよねぇ〜。しかし、葵にはタカヒロがつくのかー、むむむ……」
「お、みみみがむむむになった」
「あはは、なにそれ!」
みみみの推薦人はまだ決まっていなかったのか。
まぁ重要だからおいそれと決めるわけにもいかない、からか?
けど仲良くて頼れそうなメンバーは結構いたろ?
「へぇ〜、仲良さそうな瀬野さんとかに頼んだらどうなんだ?俺はあまり深く関わりはないけど、そういうの得意そうじゃん」
「由紀には断られちゃったよぉ〜!葵と真っ向勝負するのはイヤみたい。おのれはくじょうものめ!」
「はは、それはまぁ仕方ないな……」
そりゃたしかに納得だ……。
日南が立候補することは明白だったし、口には出せないがその場合は既に負け濃厚だもんな。
できるものなら断りたいだろう。
そう考えていたら友崎が発言する。
「じゃあ、相原が推薦人っていうのはどうだ?そういうの結構向いてるだろ?」
「あ、たしかに!相原ってなんか言動の割にやることが丁寧だったり、人と上手くやるのも得意だし、推薦人も絶対うまくこなすじゃん!」
「俺、言うほど向いてるかぁ?」
いや何度か向いてるとか向いてそうと言われてたけど、ピンとこないんだよね。
でも言われる理由については泉の発言でようやくわかった。
……褒められていてちょっとだけ嬉しかったり。
「うーん、たしかに私としてもはらみーが推薦人をしてくれるなら助かるかも。えっと、はらみー、お願いできない?」
みみみからも直接たのまれてしまった。
まさかなこうなるとは……たまにも頼られたら最大限頑張るって言っちまったんだよなぁ。
でもこのままただで引き受けたらなんか雰囲気に負けて引き受けたみたいで嫌だな、悪態つくくらいは許されるよな。
「あー、本当に頼りになると思ってる?ってか、色々断られたあとに余りものみたいにお願いされるのがちょっとな」
「頼りになると思ってるよ!?はらみーはこういうこと面倒がって断られるかと思ったの!まぁでもそうだよね、今更お願いするのはないかぁ〜、ごめん忘れて……」
あ、ヤバ、そんなにしょげられると俺も罪悪感が。
ちょっと軽口のつもりだったのに失敗した。
ってかそうか、思い出した。
面倒くさいとかメリットないとか言ってたわ。
なんとなく、心なしか周囲の視線も冷たい、というかジト目でみられてる気がする……。
えーっと……。
「じゃあみみみが、こう、手を組みながら上目遣いでお願いしてくれたら引き受けるわ」
「え、えぇー!?こう?……お・ね・が・い♡」
「!?よし、引き受けた!!」
「「チョロ!」」
おい今言ったの誰だ!
全員がはははと笑う。
「けどさ、やるなら全力は嘘じゃないから。みみみは日南たちに勝ちに行くんだよな?俺ってそういうの、嫌いじゃないんだよね」
「うん!当てにしてるよはらみー!」
さて、まずは手始めに2票取りに行かないとな。
俺は友崎の方を向く。
「それで?俺をみみみの推薦人に仕立て上げた友崎は、当然こっち側だよな?」
「え?」
「おいおいまさか、この流れで日南に投票するわけないよな、って意味だよ」
「あ、あぁ。みみみを応援するよ。そういえば立候補者には推薦人以外にも協力者とかってつけられるんだっけ?俺をそれにつけてほしい、かな」
「お、ほんと!?それも助かるかも!」
「おおー、マジか!友崎もやる気満々か、ならこれで百人力だな!」
「いや、百人力ってほど俺に力なんてないだろうけどさ」
そう言って謙遜する友崎。
いや、お前ゲームならこの中で誰よりも得意だろ?
票取りゲーム、頼りにしてるぞ。
「なーにいってんだよ。俺は誰よりお前のこと買ってるぞ。この、どうせ余裕でーすみたいな顔してるコイツラの鼻を明かしてやろうぜ!」
俺がそう言うと、友崎もまんざらでもなさそうな顔をする。
「よーし、チームみみみ結成だな。なんとなく前衛、中衛、後衛が揃った気がする。さ、魔王討伐するぞ!」
「ふぅーん、誰が魔王なのかしら?」
魔王様が怒っていらっしゃる、おいまだ旅支度の途中だぞ。
とりあえずこれで友崎の票を確保!
しかし日南側ではなかったんだな、ちょっと意外。
しかも予想以上にやる気で協力者まで申し出てきてくれた。
てか協力者って、なんだっけ。
そんな制度もあったんだな。
それはさておき、あと一票。
「泉も、もちろんみみみに投票するよな?な?」
「えっ!?わ、わたし!?」
「ちょっとちょっと!優鈴はもちろん私に入れてくれるよね?」
「えぇ!?アオイまでぇ〜!?」
ぬ、まさか割って入られるとは。
どうせ日南は何もしなくてもそれなりの票が確保されているんだろ譲れよ!
くそ、こっちはダメそうか。
板挟みになっている泉を見かねたみみみが仲裁に入る。
「葵!?はらみー!?優鈴困ってるから!」
「ははは、なら無理強いはできないし諦めるか」
「助かったぁ……」
「今日のところは」
「今日のところは!?」
そしてまたお互い笑い合う。
そらそうよ、諦めたわけじゃないからな。
みみみが用紙を受け取っていた時から思っていたことだが、取れるところは取らないと絶対負けるぞ。
「相原は熱くなってるようだけど、今日の趣旨忘れてねーよな?そろそろ休憩終わりにするか」
水沢の提案を聞いて時計を見ると11時を回っていた。
たしかに熱くなっていたな、本題は誕プレ、忘れてない忘れてない。
「あはは、そうだね。そろそろいこっか、みんなもいいよね?」
水沢の話に同意してみんなの意見を聞いてくる日南。
息バッチシよね、ふたりとも。
各々が了承の返事を返して水沢のおすすめの店へと行くことになる。
俺も残ったアイスコーヒーを一気にズズズッと飲み干した。
あ、一気飲みは結構にがい。
***
そして水沢の案内のもと、大宮駅西口を通ってハンズ大宮店へ。
ワックスを買うならここ、ということらしい。
俺は実は美容院で買ってるからあんまり馴染みはないんだよね。
でもまぁワックス以外なら俺もスプレーとかいろいろ試してみたかったし、今使ってるやつより一個ハードなやつ買ってみようかな。
俺の髪が短めだしこれでいいか、みたいに結構適当に選んでたけど強風だったりでたまにヘタって感じになるし。
泉は真剣に悩みながらどれがいいのかと見ているようだ。
「ヒロ〜、どれがいいのかなぁ、全然わかんないよ〜」
「そうだなぁ〜、ちょっとお高めのシリーズあるんだけど……これこれ、この辺ならたぶんアイツも持ってないはず。安いの色々買って試してるみたいだし」
「えー!意外とケチ!態度はでかいのに!!」
あまりの言葉に俺はゴフッと吹き出してしまう。
油断してた、いまのは卑怯だろ。
こっちを見てくる全員に俺は笑いながらなんでもない、続けてと促す。
「なんかめっちゃツボってるよアイツ。まぁいいや、えー、ワックスってのはな、高けりゃ良いってもんじゃないのよ。自分に合ってるかどうかが大切なんだよ。彼女と一緒だな」
「うざ!さすがチャラ男は言うことが違うねぇ〜!」
「いやチャラくねーから。意外と」
「意外と!?」
「まぁ髪とかはチャラいじゃん?俺って」
「自覚はあるの!?」
「あるある。俺、美容院でどうしますか〜?って言われたらチャラくしてくださいって言ってるから」
「あはは、絶対嘘だ!」
笑いながら聞いてたけどコイツラ仲いいな。
というか、水沢の会話うまいんだろうな。
「結局このシリーズもたくさん並んでるけど、どれがいいの?数字は、固さ?」
「あぁ、そうだね。2が柔らかくて10が硬い。どれがいいかは髪質や長さによって変わるけど……ちょっと友崎、良いか?」
そう言って呼ばれる友崎。
水沢はサンプル品を手に取る。
「おお、タカヒロのセットショー!」
「これは期待が高まりますねぇ〜!」
笑いながら囃し立てる日南とみみみ。
「例えば友崎の長さだと、ちょい長めだけど髪は柔らかめだからこの8番のワックスにしようか。ほんとは色々試すのがいいんだけどな、あとは美容院で試してもらったりすると間違いはないな」
「えぇと……」
「まぁ聞いとけって。この髪の量だと、小指の爪くらいか。結構少量でいいんだぜ。これを手の全体によく伸ばす」
「「へぇ〜!」」
日南とみみみが感心の声をあげる。
女性の髪のセットの仕方と男性のセットの仕方では色々違うんだろうか。
女性の髪は長かったりするからもうちょっと多めとかなのかな。
「よし、で、これを前髪以外の全体につけていく。お前の髪の長さだとパーマっぽくするのがいいかな?こうやって全体的につけながら握り込むようにつけていく。この時意識するのは2つ。全体につけることと、後頭部のところを膨らむようにつけることな。たまにセットしたい部分にだけ付ける人もいるみたいだけど、そうすると付けている部分が悪目立ちするからな」
「ほ、ほぅ…」
「そしてこっちはもっと重要、後頭部な。こう、ちょっとぽっこりさせる。横からみたときや後ろからみた時に影響するんだけど、ここが膨らんでいると頭の形がきれいに見えるんだよ」
「待って、今どんな感じ……!?」
慌てている友崎、安心しろ。
結構いい感じだぞ。
「まぁまてって。あとはここを持ち上げて、本当はスプレーをしたいんだけど、まぁ室内に入る分には大丈夫だろ。はい、完成」
「おぉ〜、すごい!友崎意外と似合ってる!」
楽しそうに感嘆の声をあげる泉。
たしかに似合っているな、水沢すげぇ。
「い、意外は余計だ!」
「でも友崎本当に似合ってるよ!学校でもセットしてくればいいのにー」
「違いない、いい感じじゃんそれ!」
みみみと俺がそう言うと友崎は照れたような素振りをしていた。
「へぇ〜!タカヒロにも特技があったんだね!」
「はい葵うるさい〜」
「えぇーと、俺の頭どうなってんの……」
「あー、とりあえず後でトイレにでも行けば見えるよ」
水沢は笑いながらそう言う。
「それで、中村に合いそうなのってどれになるんだ?アイツは髪短いから9とか10とか?」
趣旨がズレていきそうだったので俺が聞いてみる。
「お、そうだったな。たしかにアイツの髪は短いしこれでいいと思う」
水沢はそう言いながら10番のワックスを手にとって泉に渡した。
「じゃあこれにする!買ってくるから待ってて!」
そう言ってレジへと向かっていった泉。
あんなに急いで向かわなくてもいいのに。
というか俺もスプレー買おうと思ってたんだった。
今使ってるやつと同じシリーズの1個固めなやつでいいか。
「悪い、俺もスプレー買おうと思っていたからちょっと買ってくるわ」
「へぇ〜、相原それ使ってるの?どんな感じ?」
水沢が俺の手にしたヘアスプレーを見て声をかけてくる。
「んー、これの1個下のやつ、こっちの使ってるけどちょっと弱い気がするんだよな。パリパリにならないのはいいんだけどね。あぁ、今日も使ってる」
「ふーん、なるほどね。それで次のを試そうってことか」
「そゆことー。スプレーは結構安いしな。よし、ちょっとレジ行ってくる」
そう言ってレジに行こうとするが、一歩止まって友崎に声を掛ける。
「友崎、せっかくだからワックス買えば?おれ、その髪型かなりいいと思うぞ」
「そ、そうか……?」
「マジマジ、悩んでるなら買うべきだって。あ、ついでに俺はスプレー買うから合わなかった方を今度餞別にやるよ」
「わ、わかった。えーと、このシリーズの8番だったっけ。俺も買ってくる!」
そういうと友崎は水沢に選んでもらったワックスを手にとって、ともにレジへと向かった。
そしてレジの一番うしろに並ぶ。
どうやら今は泉が会計中の様だ。
「それで、あとは友崎の買うプレゼントだけどどうするか決まったのかは?」
「あぁ、そっちも一応決めた、かな」
友崎に聞いてみると、どうやらプレゼントに買うものを決めているらしい。
また休憩を挟むことにならなくてよかったぜ。
「おぉ、友崎はなにを買うんだ?」
「アタファミ用のコントローラを買おうかなと思ってる」
それを聞いて俺は、はははと苦笑いをした。
実に友崎らしいチョイスである。
いやまぁ、悪くないと思うぞ。
コントローラも消耗品だからな。
俺のも最近壊れたし……。
そして順番が来たので先に俺が会計を済ます。
俺は無事に購入してみんなのもとへと戻った。
「お待たせ!」
「あー、待った待った」
「はらみーおっそーい!」
「ひどいいいようだな!?」
水沢とみみみのイジってくる。
そんな待ってないだろ!?
そして軽口を叩きながら友崎を待つ。
「悪い、待たせた」
「ううん、大丈夫だよ」
「レジ並んでたみたいだから仕方ないよ」
「あれ!?俺の時と違って友崎には優しくない!?」
泉と日南が友崎にフォローに声を掛ける。
こいつら全員グルだなちくしょう!
「あはは、それであとは友崎のプレゼントだよね?」
「友崎は何買うか決まってるんだよな?」
さっきレジ前で言ってたもんな。
コイツラも反応に困りそう。
「おお!友崎もきめたの?」
「ほんと?なになに〜?」
「お、そうだそうだなににしたんだよ?」
「気になる〜」
全員から何にしたのかを聞かれる友崎。
ちょっと気圧されてる感がある。
「ああ。アタファミ用のコントローラにしようかなと思う」
「コ、コントローラ?」
「そ、それは……」
「はは、たしかにお前らしいな」
「うん、えっと……友崎くんらしいね!」
全員苦笑いである。
まぁ、そりゃそうだろ。
でもまぁ俺は悪くないと思うぞ。俺は。
「あ、あぁ。だから次はそこを出た所の電気屋に行きたいかな」
そうして電気屋にコントローラを買いに行くことになった。
ついでに、店頭にはアタファミの試遊台があったため友崎と1戦だけ対戦したが4ストック中2つしか落とせずボコボコにされてしまった。
おのれぇ、この借りは今度オンライン対戦で返すぞ。
……必ずだ!