逃走中 ~天空の城ミアレ~   作:ハルカン

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ミッション3 光

 

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ファルコン

「あれだ……あれだ!」

 

ピーチ

「うわあ、確かにハンターの檻の両側に台がある……」

 

 

失敗覚悟で靴底認証台に近付く二人にハンターが接近

 

ピーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ファルコン

「とりあえず乗るか……」

 

先にファルコンが認証台に乗る

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

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ピーチ

「じゃあ私も乗るわよ?」

 

次にピーチが認証台に乗る……が

 

ピーチ

「やっぱり反応が無いわね……」

 

やはり何も起きない……

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ファルコン

「やっぱり駄目か……うわっ、ハンター!」

 

ピーチ

「ええっ、嘘でしょっ!?」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

一目散にその場から逃げ去る二人

 

ファルコン

「おい、来たぞ、あれ……はぁ……はぁ……」

 

 

ピーチ

「ちょっと待って……ファルコン!」

 

ハンターが視界に捉えたのは……

 

 

 

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ピーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ピーチだ……

 

ピーチ

「ええーっ、あっ、やっぱり!」ポン!

 

 

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ピーチ

「……ああ、やられた。 ファルコン、逃げ足速すぎる……もう見えなくなってる」

 

不用意に動けば、即座に確保へとつながる……

 

ピーチ

「完全にヤブヘビだったわね……シグ君にも謝らなきゃ……」

 

 

ロゼッタ

「ピーチ確保……残り5人。 ピーチ姫まで確保されましたか……」

 

 

ファルコン

「ピーチ……すまん」

 

 

エス

「タワーこっちの方ね? 急がなくちゃ……頑張れエス!」

 

 

ピット

「エスだ……おーい!」

 

ピットがエスを見つけた

 

 

エス

「あっ……天使。 丁度良かったわ……アンタこれ履きなさい!」

 

ピット

「何これ……何、この靴? 君の靴じゃないよね?」

 

エス

「牢獄から取ってきた私のパートナーの靴よ……」

 

ピット

「ああ、そうか……靴底認証だから。 牢獄からパートナーの靴持ってきたって訳か」

 

エス

「だからアンタ今すぐこれ履きなさい……」

 

ピット

「ちょっと待って……僕の靴結構複雑な形してるから」

 

ピットが自分の靴を脱ぎ、アイスクライマー・ポポの靴へと早履き替えを強いられる

 

エス

「おっそいわね……時間無いのよ!? さっさとしなさい!」

 

ピット

「分かってるって……脱げた。 うわ、何だこの靴……通気性ゼロ! 完全に雪道歩く用じゃん……」

 

登山用の靴を生涯初めて履くピット。 違和感が拭えない……

 

エス

「履いた? だったらとっとと来るのよ……時間が無いんだから」

 

ピット

「履いた、履いた……ちょっと待って僕の靴も」

 

エス

「そんなの置いてきなさいよ……」

 

ピット

「何で! ミッション終わっても10分間他人の靴で逃げるの嫌だよ……ブカブカだし」

 

氷山を登山する者の靴は、天使には大きすぎる……

 

 

ロゼッタ

「あら……? あれは誰ですか?」

 

 

エス

「ほら、早く来なさい!」

 

ピット

「はいはい……何だよ、スパイクまで付いてるこの靴」

 

 

ロゼッタ

「お二人とも……どうしました? ミッションですか?」

 

 

エス

「エス達がミッション行ってくるから! あなたはすっこんでなさい!」

 

ピット

「靴のサイズが合わなくて上手く走れない……そもそもこれ、認証台の前で履き替えれば良かったんじゃないの? 何ですぐ履き替えさせたんだよ……」

 

 

ロゼッタ

「お二人がミッションに行くということですので私は……隠れます!」

 

 

クルーク

「ちょっと待って……今、ここ結構(タワーから)近いから……ちょっと隠れ場所変えようか。 万一失敗した場合、狙われやすくなる……」

 

 

ファルコン

「駄目だ俺、今日……ペアも組めず、ミッションもこなせずによ……ただ孤独に生き残ってるだけだ。 そして俺は今からタワーを離れる!」

 

他の逃走者たちは、ハンター放出に備える

 

 

エス

「あれよ……あれ! ほら早くしなさいよ!」

 

ピット

「あれか? 二箇所あるね……(ハンターの)檻の両脇」

 

遂に二人が、ハンターの檻に到着

 

エス

「私がこっちの台に乗るから、アンタはあっちよ」

 

エスが左側の認証台に

 

ピット

「分かったよ……いたたた、靴が合わない……」

 

足元がおぼつかぬまま、ピットも右側の認証台へ

 

ピット

「準備オーケー!」

 

 

エス

「行くわよ……? せーのっ!」

 

 

ピット

「えいっ!」

 

エスと、エスのペアであるポポの靴を履いた二人が同時に認証台に乗った!

 

 

ピッ、ピッ、ピッ

 

Lock

 

 

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ピット

「どうなの……? あっ、ロックって表示されてる!」

 

 

見事、電力を流し檻のロックに成功した

 

 

カンティーヌによって設置された電力発生装置を逃走者たちが起動したことにより、プリズムタワーに電力が流れた

 

「……あれ? 動いた」

 

「あ、本当だ……」

 

そしてピカチュウピチュー兄妹の乗っていたエレベーターも、再び上昇を始めた

 

「何だか分かんないけど……やったじゃん! ピチュー、そろそろ頂上だよ!」

 

「……今日は何だか運がいいみたい。 下手したら私達ずーっと、ここで閉じ込められっぱなしだったかもしれないのに」

 

「まあまあ動いたんだからいいじゃん!」

 

「兄ちゃん、いつでも能天気だね……」

 

とにかく2匹とも胸をなでおろす

 

 

そして遂にエレベーターが頂上へ

 

「さあ、ここが頂上だ!」

 

「あ、兄ちゃん! 待ってよ!」

 

扉が開いた瞬間、いの一番にピカチュウが飛び出し、その後をピチューが追いかける

 

「うわあ! ピチュー見てみろよ! 凄い景色!」

 

「わあ、本当だ!」

 

「天空からの景色ってこんなに凄かったんだ……ずーっとふもとの草むらからこの塔をちっちゃい頃から見てきたんだもんなぁ……。 そしていつか、絶対この塔の頂上まで登ってやるって……思ってたんだ。 遂に今日……その夢を成し遂げたんだ!」

 

ピカチュウピチュー兄妹、プリズムタワー……制覇!

 

 

「……ところでここからどうやって下りるの?」

 

「……あれ?」

 

 

 

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残り時間は10分を切り、残り逃走者は5人。 更にペアが逃走成功すれば、捕まった逃走者も同額の賞金を獲得出来る!

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