逃走中 ~天空の城ミアレ~   作:ハルカン

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本編
オープニングゲーム


ゲーム前に4つのハンターボックスの前に集められた、18名の逃走者たち

 

彼らを待ち受けるのは、恐怖のオープニングゲーム!!

 

 

まずオープニングゲームに挑むのは、Wii Fit トレーナー

 

 

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Wii Fit トレーナー

「それではよろしくお願いします……」

 

最新作『大乱闘スマッシュブラザーズfor3DS』で活躍する女性フィットネストレーナー

 

Wii Fit トレーナー

「絶対に繋げますよ……」

 

 

Wii Fit トレーナーがゲートを通り計測ボタンの前に立つと、ゲートが閉められた

 

自分で宣言したタイムを体内時計によって計測する

 

【挿絵表示】

 

果たしてWii Fit Wii Fit トレーナーは何秒を宣言するのか!?

 

 

ピット

「何秒に挑戦するの?」

 

 

Wii Fit トレーナー

「17秒で行きたいと思います!」

 

 

計測タイムは17秒。 17秒00から、17秒99までが成功だ

 

 

ポポ

「17秒って何でまたちょっと中途半端な時間なの……?」

 

 

Wii Fit トレーナー

「とりあえず、平均秒数の15秒よりは多くしておきたかったんですよ」

 

 

ゲートは計測結果が出るとともに開かれる

 

計測に失敗すれは4体のハンターが放出され、真っ先にWii Fit トレーナーが餌食となる!

 

 

Wii Fit トレーナー

「それでは行きますよ……」ポン

 

タイマーは3秒で隠れてしまう

 

Wii Fit トレーナー

「…………」ポン

 

 

クルーク

「あれ? あれ?」

 

エス

「遅いでしょ! 絶対遅いわよ、今の!」

 

ワルイージ

「(17秒)超えてるよな、今の?」

 

りんご

「うわわ、やっちゃったんじゃないのかな? 一発目から」

 

ルフレ

「え? 皆遅かった? 僕は丁度いいと思ったけど……」

 

シグ

「よかった気がするなぁ……分かんないけど」

 

 

Wii Fit トレーナー

「ちょっと早かったですかね?」

 

 

ポポ

「いや、皆『遅い? 丁度いい?』って話してるから。 早いって意見はこっちに無いから」

 

 

Wii Fit トレーナー

「あれ? 遅かったですか?」

 

 

17秒00から17秒99までなら、計測成功

 

しかしそれより01早いか、遅ければハンターが解き放たれる

 

果たしてWii Fit トレーナーの運命は!?

 

 

サタン

「超えてるだろう、今の……」

 

エレカ

「大丈夫? あの人……」

 

 

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Wii Fit トレーナー

「クリアです!」

 

 

りんご

「やったやった! クリアしてる!」

 

スネーク

「オッケ、オッケ……後28秒だ。 頑張ればいけるだろう」

 

冷静に対応し、乗り切ったWii Fit トレーナー

 

 

Wii Fit トレーナー

「これで私の使命は果たされました。 後は残りの二人に是非計測を成功させていただきます」

 

 

このように、クジ引きで選ばれた3人が順番にタイムを計測

 

1番Wii Fit トレーナー 2番エス 3番スネーク

 

合計が45秒になればオープニングゲームクリア、計測された45秒間がハンター放出までの猶予として与えられる

 

 

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Wii Fit トレーナーが17秒の計測に成功し、残る二人の負担は28秒

 

 

2人目は……エス

 

 

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エス

「何でエスが選ばれることになったのよ……」

 

 

クリアまで、一人平均15秒。 長いタイムを計測すればその分後が楽になる

 

 

ルフレ

「平均は15秒だよ!」

 

りんご

「さあ何秒計測致しますかー!?」

 

 

エス

「勿論…………5秒!」

 

 

一同

「えーっ!?」

 

他の逃走者たちが、エスの決断に大ブーイング

 

ワルイージ

「ちょっと待てって! 平均15秒だって言っただろうが!」

 

ピーチ

「さすがに置きに行きすぎじゃないかしら、それは?」

 

 

エス

「何よ! いいでしょ、2番目なんだから。 何秒を選択するかの権利はエスにあるんだから!」

 

 

ルルー

「あなたそんな逃げ腰じゃ、逃げ切れないわよ? このゲームで!」

 

ピット

「せめてさ、平均いかないにしても10秒とかさ……せめてそれくらいは無理?」

 

 

エス

「無理! 絶対5秒! 10秒は絶対無理!」

 

 

ナナ

「わがままねぇ、あのコ……」

 

ロゼッタ

「でもしょうがないでしょう……確かに選択する権利はあのコにあります」

 

ファルコン

「性格が出るなぁ、こりゃ……まあいいだろう」

 

スネーク

「俺何秒になるんだ? そしたら……」

 

 

リスクは避ける主義のエス、手堅すぎる5秒を宣言

 

それでも万が一失敗すれば、ハンターの餌食だ……

 

エス

「もうとっとと終わらせるわよ……」ポン

 

5秒を計測出来るか……?

 

エス

「はい!」ポン

 

 

クルーク

「……うーん」

 

アルル

「多分、大丈夫……」

 

エレカ

「まあ、いけるわよこれは……」

 

 

5秒00から5秒99までなら計測成功

 

果たして、エスの運命は……?

 

 

エス

「来なさい!」

 

 

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エス

「よしっ! よしっ! どんなもんよ!」

 

 

ナナ

「いや、そんなに大喜びされても……」

 

ワルイージ

「そりゃそうだろって感じだがな……」

 

多少の温度差はあるものの、次に繋げたエス

 

 

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これで現在の計測時間は22秒

 

クルーク

「45秒中の22秒でしょ? 半分も終わって(計測出来て)ないじゃん……それであと1人? クリア出来ないよ、こんなの」

 

アルル

「45秒って思いのほか長いんだね……」

 

ポポ

「まだ諦めるのは早い! ……と思いたい」

 

 

最後のスネークが、23秒の計測に成功すればオープニングゲームクリアだ

 

 

 

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スネーク

「俺がこれで全部ケツ拭く形になるのかよ……」

 

メタルギアシリーズに出演する伝説の傭兵が、オープニングゲームに挑む!

 

 

スネーク

「うわ、何なんだよ! このハンターとの距離の近さは」

 

合計の半分以上の23秒を計測しなければならないスネーク

 

失敗すれば、その瞬間ハンターが解き放たれる。 責任重大だ……

 

スネーク

「よし、俺も男だ。 勝負賭けよう。 行くぞっ!」ポン

 

23秒の計測に、成功出来るか……!?

 

 

シグ

「……長い」

 

エレカ

「……この時間嫌よ」

 

 

スネーク

「今だ!」ポン

 

 

サタン

「ん? ん? おい……」

 

りんご

「ちょっと早いんじゃないかな?」

 

ナナ

「あれれ……?」

 

 

スネーク

「どうしたんだ? どうしたんだ、皆?」

 

 

アルル

「あのスネーク……皆が皆『早いんじゃないか?』って……」

 

りんご

「今その話題で持ちきりなんだけど。 それでザワザワしているんだけど」

 

 

スネーク

「23秒だからだよ。 長いから、そっちの感覚もおかしくなってるんだよ。 大丈夫だ、絶対に!」

 

 

ロゼッタ

「本当に……?」

 

エス

「信用……出来るの?」

 

Wii Fit トレーナー

「こっちの考えすぎなんですかね?」

 

ピット

「でもとりあえず皆、逃げる準備しといた方がいいと思うよ。 僕の今までの逃走中経験の勘としては」

 

 

自分の感覚に自信のあるスネーク。 23秒00から23秒99を出すことが出来ればオープニングゲームクリア

 

しかし失敗すれば……4体のハンターが襲い掛かる! 果たして……?

 

 

スネーク

「頼むぞ……!」

 

 

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ハンター放出!

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーー

 

スネーク

「うおっ!? な、何だと!?」

 

ゲームが始まった!

 

 

シグ

「うへ~、出た~……」

 

 

アルル

「やっぱり! やっぱり……!」

 

 

ピーチ

「えーっ、やっちゃった!?」

 

四方八方に、逃走者たちが散らばる

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーー

 

ハンターが視界に捉えているのはスネーク!

 

 

クルーク

「ちょっと、ちょっと! こっち来るな! こっちに来ないでよ!」

 

スネーク

「ハンター来てる! 来てる!」

 

クルーク

「見れば分かるよ!」

 

 

逃げるスネークがクルークに追いつく

 

 

クルーク

「来るなって……ちょっと!」

 

たまらず、クルークが路地裏へと曲がる

 

スネーク

「おい! おい!」

 

一方、スネークは真っ直ぐ進む

 

 

クルーク

「はぁ……はぁ……」

 

 

やはり……ハンターの標的は……

 

 

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スネーク

「嘘だろっ! 嘘だろおぉっ!」ポン!

 

 

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スネーク

「……おいおい、こんな早く捕まるのかよ!」

 

 

ナナ

「大丈夫? ポポハンターこっちに来てない?」

 

ポポ

「うん、あっち側行ったみたいだ……」

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

情報はメールで通知

 

ポポ

「ナナ、ナナ……メール来たんだけど、メール……」

 

ナナ

「え? ちょっと……ポポ読んでみて。 まあ大体分かるけど」

 

 

りんご

「ソリッド・スネーク確保残り17人。 今日のオープニング要員はこの方ということに……」

 

 

クルーク

「あの人(スネーク)……僕にハンターをなすりつけようとしなかった? 信じられない!」

 

 

ワルイージ

「俺絶対早いって思ったんだよ……案の定2秒近く早かったじゃねえか! 惜しくもなんともないぜ……」

 

 

アルル

「早すぎるって……。 エスが5秒しか計測しなかったのを抜きにしても……だよね?」

 

 

スネーク

「相変わらずのスピードだ……とんでもねぇな、ハンターの野郎……こんなのアリか……ああ、今日はずっと牢屋か……」

 

 

ハンターから逃げた時間に応じて賞金を獲得出来る! それが……

 

 

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りんご

「本日逃走中にてブラブラするのは、こんな真夜中の都会でございまして」

 

 

 

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サタン

「路地裏……ここハンターを撒きやすいんじゃないか? ただハンターには気付きにくいな」

 

 

 

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ファルコン

「見通しいいなあ、外周は……ここだとハンターとの直線勝負になる」

 

 

逃走劇の舞台は、ゲーム『ポケットモンスターX・Y』の世界の中心街である『ミアレシティ』

 

真夜中の街、直線の大通りが6方向へと外周に向かっており、更に路地裏もいくつかある

 

広さはおよそ東京ドーム3個分。 このエリアを残りの17名が逃げ回る

 

 

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ワルイージ

「おぉ……もう1万円超えてるのかよ。 噂には聞いていたが、夢の詰まったゲームだぜ……」

 

 

 

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ピット

「そりゃ、まあねぇ……108万円だよね、目標としては。 90分間逃げ切ってさ、完遂したいんだよ」

 

 

賞金は1秒200円ずつ上昇。 90分間逃げ切れば、賞金108万円を獲得できる

 

そして、このゲームでは自首が可能。 エリア内二箇所に設置された自首用電話から申告すればその時点までの賞金を獲得しリタイア出来る

 

ただしエリアには4体のハンター。 捕まれば即失格、賞金はゼロ

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