逃走中 ~天空の城ミアレ~   作:ハルカン

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ミッション1 タワー

 

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エリアの中心、プリズムタワーの1階にアイテムが7つ設置された

 

獲得は早い者勝ちだ……

 

 

ロゼッタ

「いやいやいやいや……ちょっと一旦……ここは我慢します。 あんまり早い段階で欲をかかないほうがいいのでは」

 

 

エレカ

「行く……行く!」

 

スタッフ

「何で行くんですか?」

 

エレカ

「え……? だってお金欲しいから。 アイテム取った方が賞金獲得の可能性あるんでしょ?」

 

 

 

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ナナ

「行こうよ、ポポ……これ獲得して不利なこと無いんじゃない?」

 

 

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ポポ

「そうだね。 ちょっと距離があるけど行ってみようか」

 

ナナ

「7個もあるなら、多分二人分あるわよね……」

 

 

アルル

「多分、これは……このアイテムを使えば1分間ハンターに追われなくなるとか……そういうのだから完全にこのミッションは絶対行った方がいい」

 

 

りんご

「まだ体力が有り余ってるこのタイミングで……こういうアドバンテージを貰っておくのは悪いことじゃないよ。 プリズムタワーにとりあえず向かえばいいんですよね? だったら今すぐレッツラゴーでしょ!」

 

 

ピーチ

「一応……近くに行ってみようかしら。 7個もあるなら余るんじゃない?」

 

 

アイテムを獲得するかしないかで、今後のゲームに大きな影響を及ぼす

 

アイテムを入手するか、リスクを避けるかは逃走者次第だ……

 

 

エス

「勿論行きたくないのよね……動いたらハンターが……エスを狙ってくるわ」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そう、動けばハンターに見つかるリスクが高まる……

 

 

 

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ルルー

「賞金獲得とかじゃないのよ……逃げたいのよ、私は……。 道具に頼らずにね」

 

アイテムの獲得を、邪道と思っているルルー

 

ルルー

「戦闘中じゃないんだから、アイテムなんていらないわよ……ミッションも行かないわ」

 

裸一貫で、ゲームに挑む……

 

 

 

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クルーク

「僕この番組大好きで相当観てるんだけど……まず最初のミッションに動くと例えば4人くらい挑んだ場合、そのうち1人は捕まっちゃう。 体力のある人でも動くと捕まるケースが多い。 それでまあ僕みたいに体力の無い人でも動かなければあまり捕まることはない。 だから動かない作戦で……」

 

研究熱心なクルーク。 リスクを犯さない……

 

クルーク

「すぐ捕まるのは絶対に嫌だね……頭使っても逃げ切れるってことを証明してみせるさ……」

 

アイテムの獲得は、危険と隣り合わせ……

 

 

ルフレ

「プリズムタワーは……真ん中だから集まりやすいかな。 あと17人でしょ? そのうち7人だから倍率が……ん?」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ルフレ

「危ない……ハンターいたぞ」

 

アイテム獲得には、常にリスクが付きまとう

 

ルフレ

「違うルートから回るか……迷宮だな、この街は」

 

 

りんご

「ここだよね? プリズムタワーって……」

 

 

エレカ

「ここよね? 一番目立つ塔だから」

 

アイテム獲得の為真っ先にプリズムタワーにやってきたのは、あんどうりんごとエレカだ

 

りんご

「あれ……? 開いてない?」

 

エレカ

「中にあるんでしょ? だったらどっか入り口か何かあっても良さそうだけど」

 

 

アイテムはプリズムタワーの中にある。 しかし、入り口はシャッターが下りているため中に入ることが出来ない

 

 

りんご

「どうすれば開くのかな……? えーっと、この場合は大体周辺を捜索すれば何か怪しいものがあるというのがこの手のセオリーだけども」

 

 

エレカ

「あ、あれよ! あれ!」

 

セオリー通りに、エレカが見つけたのは……

 

エレカ

「レバーがあるんだけど、いかにも怪しい……」

 

りんご

「露骨中の露骨な……いかにも弄ってくれと言わんばかりに」

 

シャッターの真向かいに設置されていたのは、謎のレバー

 

 

エレカ

「ちょっと距離があるのが気になるけど……」

 

りんご

「とりあえず今は協力しないとエレカ殿!」

 

エレカ

「そうしましょう、そうしましょう……とにかく、入れてみようか?」

 

りんご

「レバー上げてみようか……」ガチャン

 

エレカ

「あ、シャッター開いてる?」

 

りんご

「ゆっくりだけど……ゆっくりだけどシャッター上がってる」

 

りんごがレバーを上げると、シャッターがゆっくりと開きだした

 

りんご

「これでもういいんじゃないかな?」

 

エレカ

「屈んででも、中には入れればいいんだから」

 

りんご

「よし……」

 

 

りんごがレバーから手を放す

 

 

ガシャァン!

 

 

エレカ

「え、ちょっと待ってよ……! 一気に閉まったんだけど!」

 

りんご

「ええ、嘘!? どっちかレバーに手をかけてないと駄目なのかな?」

 

レバーを放した瞬間に、一気にシャッターは閉まる

 

どちらかがレバーを入れ続けなければ、中に入ることは出来ずアイテムの獲得は出来ない

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

そんな二人の近くに……ハンター

 

 

りんご

「エレカさん、中に入ってアイテムケース取ってきて!」

 

エレカ

「分かったわ……!」

 

ミッション中の二人は、全く気付いていない

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

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見つかった……

 

 

エレカ

「ちょっと待って待って、あれハンターじゃない?」

 

 

タワーの入り口の花壇に、思わず身を潜めるエレカ

 

 

りんご

「ちょっと、ちょっと、ええっ!? このタイミング!?」

 

 

りんごもレバーから手を離し逃げる

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

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ハンターに視界に捉えたのは……

 

 

りんご

「どうなの……!? こっちかーい!」

 

隠れそびれた、あんどうりんごだ……

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

りんご

「まだ捕まりたくない、捕まりたくないってば!」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

エレカ

「タワーの周りからどっか行って、ハンターとあのコ……!」

 

 

りんご

「うわわわ、ひえーっ!」ポン!

 

 

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りんご

「……こんな早い段階で捕まっちゃうのせつねーっす……終わりました、今回のゲーム!」

 

アイテムの獲得には、常に危険が付きまとう……

 

りんご

「最短だ……」

 

 

ピット

「うわっ!? あんどうりんご確保、残り16人。 スネーク、りんごと経験者どんどん捕まってるじゃんか……」

 

 

クルーク

「あんどうりんご確保。 ほらね、絶対ミッション行ったんだよ……こうやって積極的な人はすぐ捕まっちゃうんだよ」

 

 

ルフレ

「ピーチ姫、行く……?」

 

ピーチ

「ええ……とりあえず様子は見に行くわ。 アイテムが余ってたらちょっと貰おうかな? くらいの感覚だけど」

 

ルフレ

「じゃあ、一緒に行こうか……プリズムタワーまで」

 

 

Wii Fit トレーナー

「近いから行ってみますか……? そのプリズムタワーとやらに」

 

続々と、アイテム獲得に逃走者が動き出す

 

 

エレカ

「いなくなった……今のうちに」

 

ハンターがいなくなった隙に、レバーを上げにいくエレカ

 

 

ポポ

「何やってるの? エレカさん……」

 

ナナ

「アイテムは……?」

 

そこへやって来たのは、アイスクライマーの二人

 

 

エレカ

「今、タワーのシャッター上げてるから……中に入ってあたしの分もアイテム取ってきて!」

 

 

ポポ

「わ、分かりました……」

 

ナナ

「中にあるのよね?」

 

アイスクライマーがプリズムタワーの中に入る

 

 

エレカ

「何であたしがこんな貧乏くじ引かなきゃならないのよ……」

 

レバーを上げているその姿は……よく目立つ

 

 

内部に侵入成功した二人

 

ポポ

「これ? アイテムって……7個アルミケースあるけど」

 

ナナ

「3人分、3人分……私達とエレカさんの分」

 

アタッシュケース3つを持ち出し、外に出る……その時

 

ポポ

「うわ、何だ?」

 

ポポの足元を何かが通り過ぎた……

 

ポポ

「あれ? あれもしかして……」

 

ポポの視線の先には……

 

ポポ

「何でピカチュウがいんの? あれ、ピチューもいる」

 

ナナ

「ポポ何やってんの? 早く出ようよ!」

 

ポポ

「えっ? あっ分かった……あれピカチュウだったよね? 何でピカチュウがいたんだろ」

 

 

エレカ

「ちょっと! 早くしなさいよ……ハンターが来る」

 

 

ポポ

「エレカさん!」

 

ナナ

「これでいいの?」

 

 

エレカ

「オッケー、オッケー……」

 

 

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エレカ

「後は任せたわよ、じゃあ……」

 

 

ポポ

「え? でも他の人たちも来るかも……」

 

 

エレカ

「構ってられないわよ、そんなの!」

 

エレカがレバーを離し、その場から退散

 

 

ガシャァン!

 

 

ポポ

「ちょっと! シャッター閉まったよ!」

 

ナナ

「レバー上げとかないと、シャッター開かないんだ……」ガチャン

 

ナナが再びレバーを入れる

 

ポポ

「別に僕らがここにいなくてもいいんだけど……」

 

 

アルル

「あ、誰かいた! おーい!」

 

そこへ、アルルも到着

 

 

ポポ

「今、入り口開けてるから中に入って、アイテム取って!」

 

ナナ

「私達はもう持ってるからアイテム!」

 

 

ルフレ

「まだある、アイテム?」

 

更にやって来たのは、ルフレとピーチ

 

 

ポポ

「あるある……あと3つくらいある!」

 

 

ピーチ

「とりあえず取ってきましょう……」

 

ルフレ

「行こう、行こう……」

 

 

アルル

「アイテム取りました!」

 

 

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アルル

「何だろう、これ? 振っても音が聞こえないけど……」

 

 

ルフレ

「ある? ある?」

 

ピーチ

「大丈夫みたいね」

 

 

アルル

「僕はお先に退散! まだ3個残ってるよ!」

 

 

ルフレ

「何かこのケースカッコいい……」

 

 

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ピーチ

「アイテムですけど……中身が分からない仕様みたいね」

 

これでアイテムは6人の逃走者の手に渡り、残るは1個

 

 

Wii Fit トレーナー

「まだ、ありますかね……? アイテム」

 

最後にやって来たのは……Wii Fit トレーナー

 

 

ナナ

「早く取ってきて! もう私達ここから離れたいから」

 

 

Wii Fit トレーナー

「はいはい……」

 

 

ポポ

「大丈夫? ハンター来てない?」

 

ナナ

「大丈夫、大丈夫……まだここにいて平気」

 

 

Wii Fit トレーナー

「あ、これですか……これですね」

 

 

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ポポ

「タワーから出てきたよ……?」

 

ナナ

「それじゃあ、もう私達もお役御免ね……?」

 

 

Wii Fit トレーナー

「取りました! 取りました!」

 

タワーからWii Fit トレーナーが出てくる……

 

 

ナナ

「じゃあもういいわね……」

 

ナナがレバーから手を離し……

 

ガシャァン!

 

ポポ

「よし、去ろう!」

 

 

プリズムタワーは再び、閉じられた……

 

 

一方、こちらはピカチュウとピチュー

 

「何か知らないけどシャッターが開いたから、タワーの中に入れたね……」

 

「でも兄ちゃん、もう閉まっちゃったよ……」

 

「もうここまで来たら最上階まで上るしか無いさ!」

 

逃走者の行動により、プリズムタワーの中に入ることが出来た

 

 

そしてミッションによって、7人の逃走者がアイテムを手に入れた。 果たして、アイテムとは一体……?

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