白銀の騎士   作:大西アレイ

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第3話

 威勢よく最後尾の車両への扉に手をかけたはいいが、扉は何かで固定されているかのように動かない。

 

「……開かないな」

『強い力で封じられているのか?……いや、扉が溶接されているみたいだ――って、危ないタツミ!』

「ぬおっ!?」

 

不可解に思い首を傾げていると、突如カミネの警告があった。慌てて屈むと、頭上を何かが猛スピードで通過していくのが分かった。背後を確認すると、背後の車両の壁が煙を立てて溶解を始めていた。

説明されずともわかる、それは肉体を、物質をも溶かす酸だ。やはり、他の雑魚とは明確に違う。蟻酸を発射する能力は恐らく兵隊蟻に許されたものなのだろう。

 

「あんなの聞いてねえぞ!」

『私だって未知の敵だ、わかるはずないだろ!』

「チッ、とりあえず攻撃だ!」

 

言い合いをしていても埒が開かない。巽は拳銃を扉に向かい構え、一息に三発発射した。射撃音は意外と小さなものだった。銃弾は火薬で発射されているわけでは無いようだ。

だが、銃弾は空気を裂き、扉に三つの穴を開けた。そして硝子を埋め尽くす黒色が苦しむように蠢く。

 

「まさか、アレもデーモンか!?」

『間違いないね。アント型、僅かな間でこれほど……ここまで繁殖力強かったか?』

「とにかく撃ち続けるぞ!入り口をどうにかしないと何もできない!」

 

続けて五発発射。弾丸は扉を貫通し、その奥で蟻が倒れる。塞ぐようにされていた内部の様子がようやくわかった。

――そこは、巣だった。光を遠ざけるように内部の窓は塞がれており、奥には何で作られたのか、理由も考えたく無いピンクと赤色で作られた団子。

そして、中央に佇む――一際大きな蟻。

 

「あれが女王様か?」

『ああ。反応が大きい。アレを仕留めれば終わりだろうね』

「よし、それじゃあ――」

 

銃を再度構えたその時。命の危機を察知した女王蟻の口から蟻酸が発射された。それは扉を容易く溶かし、巽に迫る。

蟻酸は三発。一つ二つと回避に成功するが、三発目は避けきれず脚に命中した。

 

「くそッ、避け損ねた!」

『大丈夫だ、そう簡単にこの鎧は壊れない。損傷率は5%程度、正常に動ける筈だ』

 

足元に視線を落とすと、煙は出ているが鎧は溶かされていない。少し表面が溶解した程度で済んでいた。

助かったと安堵したのも束の間、次いで蟻酸が迫る。今度は七発。この場でとても避け切れる量では無い。

だが、全て受けては流石に損傷が大きくなるだろう。一度後退し、扉からの攻撃を防げる側面の壁へ身を隠す。

 

「面倒だな、もう!」

『待てタツミ!銃弾には限りが……』

 

蟻酸の弾丸が止んだ瞬間、上半身だけを覗かせて弾丸を放つ。だが、放たれたのは二発のみ。

それ以上はどれだけ引き金を引いても、空虚な音があるのみ。弾切れだ。

 

「これリロードってどうやるんだ?」

『ああ、だから言ったのに……リロードなんて無いよ。今ので弾切れ』

「はぁ!?おまっ、それ早く言えや!」

『うるさいなあ!さっき言いかけたのに無視したのは君じゃないか!』

 

役目を果たした第二兵装は粒子となって消え、代わりに雲断が現れる。

……だが、今更近接戦闘でどうしろと言うのか。あの蟻酸を浴びながら特攻する、それには危険が過ぎる。

どうする、どうする。

残念ながら対デーモン戦は初めてだ。ヴァルキリーならば、打開策も素早く思いつくのだろうが……

 

「……ヴァルキリーか」

 

思い出すのは、あの日。燃やされる故郷、その下手人を倒すべく空に弧を描きながら戦闘するヴァルキリー。

助けられたあの日から、憧れていた。幼い巽は、ヴァルキリーになることを夢見た。

それがそもそも不可能だったのだ、と。男はヴァルキリーにはなれないのだと知った時、その儚い夢は崩れ去った。

 

「あの人なら、どうするんだろうな」

 

優しく手を差し伸べて、無辜の民を助けるのだろう。

そして空を駆けて――

 

「――あ」

 

そして、思いついた。一つの打開策を。正面突破以外の方法を。

 

「カミネ!この鎧、空は飛べるか?」

『空?……ああ、そういうことか。勿論できるとも』

「よし、俺に方法がある。飛行方法は分からないから適当に補助してくれ」

 

 

 

 

――それは、女王だった。何か特別な事情があったわけではない。ただ、生まれた時から女王であることを意義つけられた、女王だった。

働き蟻には餌の調達を、兵隊蟻には自身の護衛を命じて、日を隠すようにその場の物で窓を塞いだ。

そうして出来上がった、少々手狭な巣。

最初は順調だった。働き蟻は次々に餌を運び込み、それを貪り生まれる子供達のために備える。

 

だがすぐに、小さな王国は崩壊し始めた。働き蟻たちが次々に殺され始めたのだ。部下たちを殺し迫る脅威を、本能が告げていた。

 

そして現れた、白銀の鎧を着た人間。兵士は小さな石のようなもので殺され、最後の一人になってしまった。

元よりできて間もない小さな巣だ。兵士はたった二人。

その二人もいなくなり、怒りで放った酸は敵を退けた。

これでやり直せる。

肉団子を頬張る。腹の子供達ももう直ぐ出産だ。そうすれば子供たちは増えて、また増えていく。

 

そしてこの地だけでなく、いずれ子供たちは広い世界で領土を拡大するのだ。

 

愛おしい子供たちが眠る腹を撫でる。野望を宿した瞳がなんとはなしに巣の壁を見た。壁には四角の傷が刻まれて……

 

「――――?」

 

待て、と夢見る世界から我に帰る。こんな傷はあっただろうか。

いや、無い。無かった筈だ。それに、部下たちの中にこのような傷を刻める者はいなかった。

腹を抱えて壁の傷をなぞって。

 

「おっらぁあぁぁあ!!」

 

次の瞬間、壁が弾け飛んだ。

その原因も、起きたことも至極明白。

あいつだ。

本能が告げる、天敵がもう一度現れたのだ。

吹き飛んだ勢いで壁を破り、宙へ投げ出される。

 

 

「よっし!作戦成功!」

『感謝してくれよ?私がスラスターの補助をしなければ君はマトモに飛ぶこともできなかったんだから』

「後でな」

 

作戦。それは鎧の背後のスラスターで空を飛び、外からの侵入を試みるという単純なものだ。

巽とて、簡単かつ脳筋に近い、作戦とも言えない作戦だとは理解している。だがまあ、成功したから良しとしよう。

気分を切り替えて、その羽で空中で体勢を立て直した女王蟻を睨む。

 

「――勝負だ、女王様。初陣の決着といこうぜ」

『ヒュー、かっこいい』

「茶化すなよ、お前の手もまた借りるんだしさ」

 

雲断を構え、巽も体を空中へ投げる。

カミネの補助はあくまでスラスターを安定させるもの。行動の主導権は巽にあるため、思い通りに動くことができる。

スラスターを前方、女王蟻に向けて加速。その顎が開き、酸の弾丸が無数に発射される。

先程までは回避するスペースが狭かった故、距離を取らざるを得なかった。

しかしここは空中、行動に制限は無い。急加速も方向転換も、風圧を無視できるこの鎧においては容易なことだ。

水の中を泳ぐように、弾丸を回避する。

 

「――――!?」

「ふっ!」

 

全弾回避してみせた相手に驚き、女王蟻の動きが止まる。その隙を狙い、首元に向かって雲断の刃を横薙に払う。

――が、顔を守るべく、盾にされた腕に防がれる。女王蟻の腕は他の蟻たちよりも堅牢かつ巨大だ。

雲断が初めて弾かれた。驚愕すると共に、獰猛な笑みがこみあげる。

 

「やるなあ……!?」

「――――!」

 

女王蟻は左右の腕を乖離させ、その間から頭部が顕になる。

そして、その顎の奥から煮えたぎる液体があることに気づいた。

まずい。それを食らえば、この鎧とて大きなダメージを負うだろう。

腕を足場に、スラスターを利用してバク転すると体を掠めるように蟻酸が放出された。

 

「っと、危っな。あの腕、他のより硬いぞ」

『――蟻酸の威力が上昇している。ここにあって本領発揮ということか』

 

一度距離を置くと、息を吐く間も無く酸の弾丸が飛んでくる。今度は密度が高い。横に弧を描きながら次の行動を図る。弾丸は追いかけるように発射され続け、僅かに命中した脚や腕、胴体からジリジリとダメージが蓄積されていく。

 

「短期決戦を狙うべきだな」

『うん。タイミングは私が探ろう。タツミは回避に専念してくれ』

 

相手の酸が底をつくタイミングは不明だ。ジリ貧を重ねてはこちらが保たない。

カミネも賛同し、斬撃の隙を探る。相手はデーモンだが、限りなく生物に近い存在だ。酸の限界は不明だが、必ず攻撃が途切れる時が来る。

 

『損傷率25%だ!動作に支障は無いが、30%を超えると不調が出始める、注意して!』

「って言われてもなあ!これ、相当、キツイ、んだけど!」

 

泣き言を漏らしつつも、動きは止めない。いつまで酸の攻撃は続くのか、精神が磨耗していく。

だが、耐えに耐えた十分間の後、その成果はやっと実った。

女王蟻は生まれたばかり。強まる酸を放ち続けるとどうなるのか、理解していなかった。その無知故、喉が自分の酸で焼け爛れる事態を招いていた。

酸の雨が止む。

 

『今!スラスター全力展開!』

「了解!」

 

スラスター出力が限界値まで引き出される。一層輝きを増し、赤熱色の軌跡が女王蟻へ伸びる。

彼女の眼下に肉薄する赤き光は正に死の流星。雲断を腰下に構え、敵を叩き斬らんと迫る。

 

『決めてやれー!』

「言われずとも!」

 

斬り上げられた雲断の刀身。しかし女王蟻は野生の勘で身体を捻り、片腕を落とすに終わる。

 

「外したぁ!?」

『二撃目、急降下だ!』

 

勝負はついた、という傲慢な思い込みにより虚を突かれ、次の攻撃の手が緩まってしまう。だがカミネの鋭い声で叱咤されたことで我に帰り、急降下して上段からの一撃を放つ。

 

「――――!」

 

今度もまた腕を落とすに終わる。だが、それは女王蟻が抵抗の手段かつ最大の盾を失ったことに他ならない。

まだチャンスは終わっていない。終わっていないが――

女王蟻の口の奥、またあの酸が見えた。デーモンは戦闘能力にも優れるが、回復能力も高い。剣で狙うには距離が遠く、酸を発射するには絶好の間合い。

 

――やられる。

 

最早打てる手は無い。

だが、その諦観を否定するように、カミネは叫んだ。

 

『変形!』

 

雲断が輝きを宿す。それは兵装を格納する時と同様に見え、似て非なるものだ。

雲断の形状は失われるのではなく、真逆。刀身が伸び、刀から大太刀ほどの長尺へ変貌した。

 

――届く。

 

そして、大太刀と化した雲断により女王蟻は上半身と下半身がバッサリと斬り裂かれ。

 

「――――」

 

腹に抱えた子たちへの謝罪と無念を抱きながら絶命した。

 

 

 

 

 

 

モノレール上空での戦闘。

それを遠方から観察する影があった。影の正体は、灰色の軽装鎧に身を包んだ女性たち。最も前方にいた黒髪短髪の女性は、耳元を抑える。

 

「――こちら、デルタ部隊。未知のデーモンとアント型の決着がついた」

『こちらでも確認しました。可能ならば未知のデーモンの捕獲を……』

「いや、無理だ。もう飛び去ってしまった」

『……了解しました』

 

真っ二つにされ、力無く地に堕ちる女王蟻を一瞥すると、白銀の鎧を纏う未知の『デーモン』は赤い軌跡を描き飛び去った。

もう追いつける距離にはいない。

インカムの向こうから、明確に落胆した様子の返答。

現場も知らないで勝手に落胆されるとは。女性は一度マイクを切って舌打ちすると、再度接続する。

 

「これより民間人の保護を開始する」

『了解。残存するデーモンの反応はありません。民間人の生存者は前方車両のみ、凡そ三十名。気を抜かず、保護を開始して下さい』

「何、あの状態で生存者が?……了解」

 

女性は後方に控えた十数人の女性たち――ヴァルキリーに頷くと、線路上に停車したままのモノレールへ向かう。外側から見る車両は窓も壁もボロボロで、まるで災害の後のようだ。

とても生存者がいるようには思えないが……嘘をつかれる理由も無いので、恐らく真実なのだろう。

 

「隊長、あのデーモンは一体……」

「さあな。アイギス内部に出現した二体のデーモン、そのうち一方はヒューマン型でアント型と戦闘して飛び去る。分からないことばかりだ」

「あのデーモン、まるで騎士みたいでしたね。生存者たちを助けてたりして」

 

隣に並ぶ隊員の頭にチョップを入れる。あだっ、と悲鳴をあげ頭を抑える隊員を叱咤する。

 

「阿保。デーモンは人類の敵だ。それが人間を守るなどありえない」

「そ、そうですよね……すみません」

 

全く、と溜息を吐く。

 

 

 

同刻、ATENA東京支部指令室。並べられた機器を操作する職員たちは皆忙しなく動き続けている。その原因は他でもなく、突如出現したデーモンたちだ。

そして指令室の中心、指令室一帯が見通せるよう上がった場所で、二人の女性が戦闘するデーモン二体の映像を眺めていた。

右目に黒い眼帯を付けた白髪の女性は、切長の目を吊り上げ、厳しい形相でモニターを見る。

 

「――なんだったのだ、あれは」

「ただのヒューマン型デーモンじゃ無いみたいね」

 

その横に立つ、黒髪の女性。彼女は白髪の女性とは真逆、面白いものを見つけたとばかりに微笑んでいる。こんな時に楽しみやがって、と白髪の女性は呆れた目線を送る。

だが、興味深いのは事実だ。アント型、つまり蟻型のデーモンは単騎では弱いが、巣を作り兵士や働き蟻が生まれるとヴァルキリー数名で掛からなければ殲滅できない。

モノレール内部は既に巣が出来上がっていた。数日かけて作るその巣と、子の反応もあった。不自然な速度だが、それは一度置いておくとして。

問題はヒューマン型だ。それを単騎で殲滅してみせた。ヒューマン型は多くのタイプがあるが、今回出現したそれは前例に無い個体で、実力も高い。

纏う鎧も不可解なことこの上ない。

 

「このヒューマン型の装備、ルーンと似通っているな。だが出力が段違いだ」

「ええ、動力源もマナじゃないみたい」

 

マナ。それはデーモンが出現した日に世界に満たされた物質だ。マナは世界中に広がって、今や大気に充満している。高密度なマナを浴びなければ人体に害は無く、寧ろ万能エネルギーとして様々な技術に応用されている。

そしてその一つに、ヴァルキリーの装備たるルーンもあった。ちなみに、アイギスもマナにより稼働している。

だが、ヒューマン型デーモンの鎧のそれはマナとはまた違った動力源を使用している。と、女性は睨んでいた。

 

「勘か?」

「勘ね。でも知ってるでしょ?私の勘はよく当たるのよ」

「ハッ、まあな。現役の時はそれで良く助けられたものだ」

「華清未は猪みたく猪突猛進しかしなかったものね」

 

黙れ、と華清未と呼ばれた女性は黒髪の女性を睨みつける。女性はおーこわ、と両手を上げた。

大変不本意だが、彼女の勘は当たる。突っ込むなと言われれば眼前をデーモンのレーザーが掠めたり、突っ込めと言われれば敵を一掃するチャンスが現れたり。

だからきっと、本当にマナが動力源では無いのだろう。顎に手を当てる。

 

「しかし、戦い方はひどくお粗末だな」

「剣はめちゃくちゃ、立ち回りも大雑把で雑。これなら伽藍にでも任せて決着がつきそうね」

「ふむ……遠征中だからな、直ぐに対応はできないだろう。それまでは出方を見るか」

「そんな悠長なこと、上の方々が許すかしら。頭の血管から血を噴き出しながらすぐ殺せ、と言われそうね」

 

ATENAは世界を牛耳る巨大な組織だ。東京アイギスは他アイギスと比べて規模は比較的に小さく、支部と名のつく通り本社は別にある。故に、上の命令には逆らえないのだ。

しかも日本は一度、大阪アイギスが破られた経歴がある。アイギスのセキュリティが突破された初事例であった。故に立場が弱く、そこに今回の事件。

これからのことを考えると頭が痛い。

 

「実際、人間の味方か否かは分からんからな。一先ず追跡しているジータ部隊から――」

「し、司令官!」

「なんだ」

 

オペレーターが叫ぶ。会話を遮られたことをやや不満に思いながらも、華清未は要件を伝えるよう目で訴える。オペレーターはその場で機器を操作しながら続ける。

 

「ジータ部隊のルーンのスラスター部分に故障発生、出力低下によりヒューマン型を見失ったとのことです!」

「何?……ったく、こんな時に何やってる!整備ミスか、あぁ!?」

「ひいっ!き、急に全員の装備に動作不良が起きたとのことで……」

 

強面の顔でドスの効いた声を向けられたオペレーターは顔を青ざめさせ可哀想なくらい汗をかきながらも報告を続行する。

 

全員だと?

つまり整備ミスでは無く、追いかけてくるなと言う暗に示されたメッセージなのだろう、と予想する。

しかしいよいよ相手の底力が見えなくなってきた。映像には剣を扱い、その剣も変形していた。まだ隠し玉があると見ていい。ルーンの動作不良も、隠していた力の一つで妨害したに違いない。

 

「……ジータ部隊は撤退、他部隊でアイギス内部を見張れ」

「は、はいっ。――続けてもう一つ。デルタ部隊が民間人の救護を終えたそうです」

「おお、そうか。事情聴取はできそうか」

「可能です。例のヒューマン型の目撃証言もあります」

 

よし、と机の下でガッツポーズを作る。相手は未だ東京アイギスに潜んでいる可能性が高い。何か有用な情報を引き出せれば、発見して戦闘に入る際大きなアドバンテージを得られる。

 

「とりあえず入ってきた情報ですと、民間人を守るように戦い、避難するよう喋ると奥の車両へ向かった、とのことです」

「し、喋ったぁ!?」

 

身を乗り出し愕然とした女性に、オペレーターは頷く。

デーモンの知性は低いが、強くなればなるほど狡猾に賢しくなっていく。

だが、言葉を発した前例は無い。とことんイレギュラーを地で行く謎に包まれたデーモンに、彼女は痛み出した頭を抑える。

 

「どこまで想定外なのよ……!報告する身にもなって欲しいわ……」

 

ただでさえ針の筵である日本支部の支部長、神崎 灯は空の彼方へ飛び去った白銀の鎧武者を恨むように呻いたのだった。




戦闘シーン書きづらいですね...
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