〜ゴロゴロ…ピシャーン!!〜
ここは異世界『フロニャルド』南中央にある『ココナ平野』この場所で『ガレット獅子団領国』の軍隊がテントを張り一夜を過ごそうとしていた
その中でも大きなテント、その室内には軍の指揮をとるガレットの領主『レオンミシェリ・ガレット・デ・ロア』とレオの前に膝を突き頭を下げている将軍『ゴドウィン・ドリュール』がいた
レオ:ゴドウィン、進軍は順調か?
ゴドウィン:はっ!レオンミシェリ閣下!!生憎の雨ですが、明日の昼には問題なく全隊が目標の砦に到着しましょう
ゴドウィンはレオの質問に答える
ゴドウィン:閣下の仰通り、明日の砦攻めに備え戦士達には食事と休息を充分に摂らせております
レオ:ふっ…
〜スッ、コポコポコポ…〜
レオはグラスを自身の側役の『ビオレ・アマレット』にグラスを近づけるとビオレは手に持っていたワインをグラスに注ぐ
レオ:明日もまた『ビスコッティの犬姫』に敗戦の屈辱をくれてやるとしよう…
レオは怪しげな笑みを浮かべながら発言する
同刻、『ビスコッティ共和国・フィリアンノ城』では、ガレットの進軍、そして今後の防衛戦に対しての議論が行われていた
???:やはりガレット獅子団の戦士達は『ミオン砦』を攻めに来るようですね…
???2:ガレットの連中…本気でこの城まで侵攻してくる気でしょうか…
ビスコッティ軍の騎士団長『ロラン・マルティノッジ』とその妹で親衛隊長の『エクレール・マルティノッジ』がそう発言した
元老1:ガレット獅子団のレオンミシェリ閣下は勇猛な方ではあったが…かような無茶をされるお方じゃったかのう…
元老2:理由はどうあれこの数戦は負け戦じゃ…
元老3:せめて『ダルキアン卿』や『天狐様』がいてくれたらのぅ…
ロラン:『騎士ブリオッシュ』や『ユキカゼ』にもそれぞれ使命がありますゆえ…
元老1:ともあれ、この戦をしくじれば最悪の場合このフィリアンノ城まで…!
ロラン:それは…!
〜ダン!〜
エクレ:させません!姫様のためにも…ビスコッティの民のためにも…!この戦は我々が…!!
???:エクレ!今はその姫様の御前でありますよ…!
エクレ:っ!…失礼しました…
興奮するエクレをビスコッティ国立研究学院の主席『ビスコッティ国立研究学院の主席リコッタ・エルマール』が落ち着かせる
???:ありがとうみんな…我がビスコッティの苦しい戦況…よくわかりました
ビスコッティ共和国領主『ミルヒオーレ・F(フィリアンノ)・ビスコッティ』が椅子から立ち上がる
ミルヒ:今回は、本当に負けるわけにはいかない戦です…ですから、『最後の切り札』を使おうと思います
〜ざわざわ…!〜
ミルヒの『最後の切り札』の発言を聞き、周りの者達が騒ぎ出す
ミルヒ:ビスコッティ共和国代表、ミルヒオーレ・F・ビスコッティの名において、我が国に…勇者を召喚します!
〜おぉぉぉ…!〜
ミルヒの『勇者召喚』の宣言により周りの者に驚きの声が上がる
ロラン:では早速、急いで勇者の選抜を…
ミルヒ:その必要はありません…既に決めています
〜キュイン!〜
ミルヒは近くにあった鏡に謎の光を与えると鏡から光が放たれ、映像が流れる
〜ドガーーン!〜
???《モンスドォォォォォル!》
映像には街で暴れる四足歩行の型の怪物が映っていた
怪物の姿は頭には角張った剣のような赤い角が生え、肉食の恐竜ように大きく裂けた口に尖った歯が生え揃い、眼には瞳がなく常に青白く発光していて、前脚が以上なほど大きくクリスタルのようになっていた
その正体はかつてウルトラマンデッカーが交戦した怪獣…『精強融合獣スフィアザウルス』のチップを宿したモンスドールであった
ロラン:な、なんだあれは…!?
ミルヒ:あれはこのフロニャルドとは別の世界、『地球』と呼ばれる場所に存在する『魔物の一種』で『モンスドール』と呼ばれています
エクレ:あれが魔物!?
リコッタ:地球にはあんな魔物もいるのでありますか!?
ロラン達がスフィアザウルスの存在に驚いていたその時
〜キラン!〜
???《はぁ!》
〜ビィィィィ!ドガーーン!!〜
モンスドール《モォンス!?》
上空から1人の戦士が現れ、戦士は手に持っていた剣から光線を放ちダメージを与えた!
エクレ:あれは…!?
ミルヒ:あの魔物を攻撃した少年こそ、私が選んだ…勇者様です!
ロラン:彼が…!?
少年《はぁ!》
〜ダン!ズババババン!〜
少年はジャンプするとそのままモンスドールを剣で何度も斬りつける!
モンスドール《モォンス!?モンスドォォォォォル!!》
〜グァ…ブゥン!〜
少年《っ!ふっ!!》
〜ドゴーン!!〜
モンスドールは巨大な両前脚で少年を押し潰そうとしたが少年はそれを避ける
少年《っ!》
〜カシャン!〜
少年はベルトのバックルから1枚のチップを取り出した
〜ガシャン!〜
デバイス《スタイルチェンジ!ウルトラマンデッカー!》
〜ピカーン!〜
少年が変身アイテム『フォトンライザー』にデッカーチップをセットし、ウルトラマンデッカーをイメージしたスーツとアーマーを装着した『デッカースタイル』にチェンジした!
少年《ディア!!》
ロラン達:なぁ!?
リコッタ:姿が変わったでありますよ!?
エクレ:いったいどういうことだ!?
モンスドール《モンスドォォォォォル!!》
少年《はぁぁぁぁぁぁ!》
デッカータイルとなった少年はモンスドールにパンチやキック、チョップを連続で叩き込み、ダメージを与えていく!
モンスドール《モンスドール!!》
〜ドゴン、ドゴン!〜
モンスドールは少年に向かって突進してくる
少年《ディヤァ!》
〜ダン!〜
モンスドール《モンス!?》
少年《はぁぁぁぁ!》
〜バキン!〜
モンスドール《ドォォォォォルゥ!?》
少年はジャンプし突進を避けると、そのままモンスドールの角をパンチでへし折り、モンスドールは角を折られたことで後退する!
少年《ふっ!はぁぁぁぁ…!》
少年は両手の人差し指と中指を額に当てると右手に赤いエネルギー、左手に青いエネルギーを発生させそのまま両手を目の前で回転させ両手を握り拳にしエネルギーを紫色にスパークさせた!
少年《ディヤァァァァァ!!》
〜ビィィィィィィィィ!〜
モンスドール《モンスドォォォォォル!?》
〜ドガーン!!!〜
少年が両腕を十時に組んで放った光線、『セルジェント光線』がモンスドールに命中し、爆発した!
映像はそこで止まり、消えてしまった
側近達:おぉぉ……!
エクレ:なんという力…!
リコッタ:すごいであります!あの方なら、我が国を勝利に導いてくれるかもであります!!
ロラン:姫様、あの少年の名前は…?
ミルヒ:彼の名は…礼堂蒼真…そして、あの姿での名は…光耀の騎士・パラディオンです!
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蒼真:それじゃみんな行ってくるね!
さあや:いってらっしゃい蒼真!
れいか:お昼までには帰ってきてくださいね!
蒼真:うんわかった〜!
彼は『礼堂蒼真』かつてスマイルプリキュアやHUGっとプリキュアと共に地球を守ったナイト『光耀の騎士パラディオン』である
そして彼を見送ったのは『青木れいか』と『薬師寺さあや』、『スマイルプリキュア』の『キュアビューティー』と『HUGっとプリキュア』の『キュアアンジュ』である
現在学校は春休みで蒼真は日課のトレーニングのため近くの山に向かったのである
蒼真:ふっ!はぁぁぁ…せいや!!
〜ブン!ブゥン!〜
蒼真は山に着き準備運動を済ませると、対人戦を想定したトレーニングを開始し、パンチやキックなどをその場で繰り出したりしていた
蒼真:よし!次はパルクールでの機動力強化だ!
蒼真は近くの木々に近づく
蒼真:よっ、はっ、とっ!
蒼真は次々と木に飛び移って機動力を鍛えていく
蒼真:ほっ、やっ、とう!
〜スタッ!〜
蒼真は木々に飛び移るのを繰り返し、自身の荷物を置いた最後の木の枝に着地した
蒼真:ふぅ〜、今日のトレーニング終了!もう良い時間だし帰らないと…よっ!
〜タン!〜
蒼真がトレーニング終え帰宅しようとし木から飛び降りたその時
〜ダッ!〜
蒼真:えっ?犬?
なんと口に短剣を咥えた犬が蒼真の近くまで走ってきて止まると、短剣を咥え直すと、それを地面に突き刺し、蒼真の着地点に魔法陣のようなものが展開され、穴が開いた
蒼真:え…えぇぇぇぇぇぇぇ!?
蒼真は急な展開に頭が追いつかず、そのまま魔法陣の穴に入ってしまい、荷物も近くにあったため穴に落ち、犬もそれに続くように穴に入ると、魔法陣は消えてしまった
蒼真:どうなってるのこれ〜〜!!
果たして、魔法陣の中に入ってしまった蒼真はいったいどうなってしまうのか…次回に続く!
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