パラディオン外伝 騎士と耳と尻尾の物語!   作:ウルトラ38

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〜前回のあらすじ〜
ガウルがお詫びのために開催された水着でのアーネット湖水上戦、両軍による激しい戦いやちょっとしたハプニング、そして謎の仮面の2人やミルヒへのサプライズなど国民を楽しませるのであった


Riverside holiday☆(セリフ追加)

輝歴2911年珊瑚(さんご)の月、アーネット湖水上戦から数日が経ち、蒼真はフィリアンノ城で寝泊まりしていた、今日はそんな蒼真のフロニャルドでの日常のお話である

 

リコッタ:勇者様〜!

 

蒼真:あ、リコ!

 

リコッタ:今日も一緒に散策に行くであります〜♪

 

蒼真:うん!一緒に行こう!

 

〜なでなで、なでなで〜

 

蒼真はリコッタの頭を撫でる

 

リコッタ:はぅ〜、やっぱり勇者様のなでなでは気持ちいいであります〜♪

 

蒼真:リコが嬉しそうな顔をしてくれて僕も嬉しいよ♪

 

リコッタ:じゃあエクレを誘いに行くでありますよ〜!

 

蒼真:お〜!

 

蒼真とリコはエクレがいる訓練場に向かった

 

〜数分後、訓練場〜

 

訓練場では、ビスコッティに所属している騎士達が訓練に励んでいた

 

エクレ:良し!親衛隊、朝の訓練はここまで!

 

親衛隊騎士達:はいっ!

 

エクレ:午後までは各自の任務についてくれ、夕刻にまた合同訓練を行う

 

親衛隊騎士達:はっ!

 

騎士達はそれぞれ片付けの作業に入る

 

〜タッタッタッ!〜

 

リコッタ:エクレ〜!

 

エクレ:!リコ、勇者

 

蒼真:おはようエクレ

 

リコッタ:また一緒に城下町の散策に行くでありますよ〜!この時間はちょっと時間をあけられるでありますよね〜?

 

エクレ:まぁ一応はそうなんだが

 

蒼真:行こうよエクレ!また色々教えてよ!

 

エクレ:ッ!…仕方ない、少しだけだぞ…///

 

エクレは少し顔を赤くしながらそう答えた

 

蒼真達:お〜〜!

 

蒼真:じゃあ親衛隊のみなさん、ちょっと隊長お借りしま〜す

 

リコッタ:であります!

 

親衛隊騎士達:どうぞ〜!

 

蒼真:あ、そういえばダルキアン卿とユッキーの家…風月庵ってどっちの方なんだっけ?

 

エクレ:城下町から降りた先だ、歩いていくには少しかかるぞ

 

リコッタ:お館様とユッキーが戻られてから、風月庵には自分もまだ行ってないでありますな!

 

エクレ:そういえば私もちょうど届け物の用事があったな

 

蒼真:あ、じゃあ一緒に行っていい?

 

エクレ:ふむ、ならセルクルを出そう

 

そして数分後、蒼真、エクレは自身の相棒のセルクル、リコは蒼真のセルクルに2人乗りで風月庵に向かっていた

 

蒼真:ところで届け物ってなんなの?

 

エクレ:ちょっとした差し入れだ、ユキの好きな新鮮な葡萄桃(ぶどうとう)の果汁とジャム、それからダルキアン卿のお好きな銘酒と食材

 

蒼真:へ〜!

 

リコッタ:それにしても、勇者様はビスコッティの食べ物がお口に合うようでよかったであります♪

 

蒼真:僕は元々好き嫌いはないんだけどビスコッティの食事はなんでも美味しいよ!リコやエクレの食べ物の好みもちょっとわかってきたし、僕達の故郷の食事を試して欲しいな〜

 

リコ:勇者様はお料理ができて羨ましいであります、お料理は何故だか薬品や機械油の調合のようにはいかないであります

 

エクレ:改めて心に誓うが…リコの料理は絶対に食べない…(汗)

 

蒼真:そ、そんなにすごかったの…?(汗)

 

エクレ:あぁ…(汗)

 

蒼真:ところでエクレは料理できるの?

 

エクレ:フン、甘く見るなよ勇者、騎士は野外での食料調理も心得のうちなんだ、当然わたしもひととおりできるぞ!

 

蒼真:お〜!

 

リコ:まぁ、野外料理専門でありますがな〜

 

エクレ:確かに厨房料理とは縁がないが…基礎はできてるはずだ…多分(苦笑)

 

リコ:ん?おや、あそこにいるのは…

 

蒼真達はリコの視線の先を見るとそこには網を持って川に入っているユキカゼがいた

 

リコ:ユッキ〜!

 

ユキカゼ:!おや、リコに勇者殿…それにエクレ!

 

蒼真:こんにちはユッキー!

 

リコ:魚獲りでありますか〜?

 

ユキカゼ:でござる〜♪さっき始めたところでござるよ〜

 

エクレ:今ちょうど風月庵にお使いに行くところだったんだ!

 

ユキカゼ:おぉ〜なるほど〜、よかったらみんなも一緒にどうでござるか〜?水が冷たくて気持ちいいでござるよ〜

 

リコ:魚獲り…!水遊び…!

 

〜くるん!〜

 

リコ:エクレ!(キラキラキラ〜)

 

リコは蒼真とエクレの方に振り向き、キラキラした目で2人にに問いかける

 

蒼真:あははは…どうしますか親衛隊長殿?(苦笑)

 

エクレ:はぁ…わかったわかった…少しだけだぞ(汗)

 

リコ:了解であります〜!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜バシャパシャ!〜

 

リコ:わは〜♪冷たいでありま〜すっ!

 

〜バシャアァァァ!〜

 

蒼真:よし!1匹取れた!

 

ユキカゼ:なかなか上手でござる!

 

エクレ:やれやれ…3人ともあぁしていると本当に子供だな

 

エクレは水遊びと魚獲りを楽しんでいる蒼真達を見てそう愚痴る

 

エクレ:(それにしても…勇者、奴がいなければビスコッティ最大の危機、レイクフィールド防衛戦は敗北必須だった、姫様の誘拐事件の時も奴の正しい判断のおかげで無事にコンサートを開催することができたのも奴の働きだ…本当なら感謝の言葉の一つも贈らねばならんのだが…)

 

エクレは魚獲りをしている蒼真を見る

 

エクレ:(今のあいつを見ていると何故かそういう気になれんのは…困ったものだ、まぁ姫様から直々にお褒めいただけているだろうし、それで充分とも…)

 

エクレがそう思いながら魚を獲ろうとしたその時!

 

〜ズルッ!〜

 

エクレ:!?わぁぁぁぁ!?

 

〜バッシャーーン!!〜

 

エクレは足を滑らせ、川の中に倒れてしまう

 

蒼真:エクレ!大丈夫?

 

ユキカゼ:どうしたでござるか〜?

 

エクレ:い、いやなんでも…その…ちょっと滑った(汗)

 

エクレは川に落ちたので服はびしょ濡れになっていた

 

エクレ:うぅ、失態だ…服の替えなど持ってきてないというのに…(汗)

 

リコ:実は自分もだいぶびしょ濡れであります〜

 

リコも水遊びをして服が濡れていた

 

ユキカゼ:そういう事なら拙者にお任せでござる!リコとエクレ、ちょっとそこに並ぶでござるよ〜

 

リコとエクレはユキカゼの言う通りに並ぶ

 

ユキカゼ:では、いくでござるよ〜!ユキカゼ式忍法!

 

〜キュイン!〜

 

ユキカゼの後ろに紋章が現れる

 

ユキカゼ:疾風早着替えの術〜!

 

〜ボムっボムっ!〜

 

2人は煙に包まれ、煙が晴れると2人は水着姿になっていた

 

エクレ:おぉっ!?

 

リコ:すごいっ!一瞬で水着に変わったであります〜!

 

〜ボム!〜

 

ユキカゼ:そして拙者も水着に早変わり〜♪でござる!

 

ユキカゼも水着姿となった

 

蒼真:お〜すごいすごい!

 

リコ:ユッキーすごいであります!

 

ユキカゼ:まだ練習中の術でござるがうまくいってよかったでござる〜

 

エクレ:まぁ、こうなったのなら仕方ない!この状況を生かして充分に魚を獲ってさっさと風月庵に行くぞ!

 

蒼真達:お〜〜!!

 

蒼真は上の服を脱いで濡れてもいいようにする

 

蒼真:エクレのこういうノリ大好きだなぁ〜

 

ユキカゼ:拙者もでござるよ〜

 

こうして蒼真達は川で魚獲りと水遊びを楽しむのであった

 

〜数十分後〜

 

ユキカゼ:さて、これだけ獲ればもう充分でござる〜

 

ユキカゼの持ってきていたかごの中にはたくさんの魚が入っていた

 

蒼真:は〜遊んだ遊んだ

 

リコ:もうちょっと遊んでいってもいいのでありますがな〜

 

エクレ:勇者とリコは別に残っていてもいいんだぞ?

 

蒼真:え〜一緒に行くよ、ダルキアン卿にご挨拶しなきゃ

 

蒼真はタオルでリコの髪を拭きながらそう言った

 

リコ:であります!

 

エクレ:…そうか

 

エクレは優しい笑みを浮かべながらそう答えた

 

蒼真:あれ?ユッキー、尻尾まだ水が垂れてるよ?

 

ユキカゼ:あ〜そうなのでござるよ、拙者の尻尾はふさふさゆえ、水を吸うと重くてかなわんのでござる

 

蒼真:あ、じゃあちょっといい?幼馴染に教わったロングヘアーに優しい水気の取り方があるんだけど

 

ユキカゼ:あ、ほんとでござるか〜?

 

蒼真:こうして挟んで、ポンポンッと

 

〜ポンポン〜

 

蒼真はタオルでユキカゼの尻尾を挟むと、ポンポンと優しく叩くように水気を取っていく

 

ユキカゼ:あはは…ちょっとくすぐったいでござる〜♪///

 

蒼真がユキカゼの尻尾の水気を取っていたその時

 

ユキカゼ:ふわ……は……ふぇっくち!

 

〜ボム!〜

 

ユキカゼのくしゃみと同時に煙が発生、煙が晴れ、蒼真の目に映ったのは…

 

リコ:ほぇ……?

 

エクレ:は…?

 

ユキカゼ:……おろ…?///

 

そこには水着が消え、生まれたままの姿になっているエクレ達がいた

 

エクレ&リコ:あーーーっ!?///

 

エクレとリコは咄嗟に大事なところを両腕で隠しその場でしゃがむ

 

ユキカゼ:あぁん、いやんでござる〜///

 

蒼真:えぇぇぇぇぇ!?///

 

リコ:はう〜んであります!///

 

エクレ:勇者ァー!?貴様か!?貴様がまた何かしたのかっ!?///

 

蒼真:僕じゃない!僕はなにもー!!///

 

ユキカゼ:あ〜拙者でござる〜///

 

ユキカゼが申し訳なさそうに蒼真の背後から顔をだす

 

ユキカゼ:いや〜やはりまだ試験中の忍法、疾風早着替え…もとい「葉っぱ服変化の術」はちょっとした事で解けてしまうのが難点でござる!///

 

エクレ:そんな適当な!///

 

ユキカゼがそんな説明をしている間、蒼真は両手で目を隠していた

 

エクレ:これで二度目…また見られた…///

 

リコ:あははー…であります///

 

ユキカゼ:と、とりあえず服はもう乾いているので着替えるでござるよ///

 

ユキカゼが服を取りに行こうとしたその時

 

〜ズルッ〜

 

ユキカゼ:おろっととと…うわぁ!?

 

〜ダキッ!むにゅん!!〜

 

蒼真:うぇ!?///

 

ユキカゼは足を滑らせなんとかバランスを保とうとしたがそのまま倒れそうになり蒼真の背中に抱きつき倒れるのを防ぐ、現在ユキカゼは生まれたままの姿なのでその柔らかく大きな胸が蒼真の背中にダイレクトに伝わっていた

 

ユキカゼ:ご、ごめんでござる勇者殿、足を滑らせてしまったでござる///

 

蒼真:う、うん大丈夫、ゆ、ユッキーが無事でよかったよ…(ゆ、ユッキーの胸の感触が当たってて柔らかさとか温もりが直に伝わってるよ〜!?そ、それにユッキーの胸って灯さん達より大き…って僕は何考えてるんだ!!)///

 

蒼真も年頃の男の子、ユキカゼほどのスタイルも良い女の子に後ろから抱きつかれているのでそういうことを考えても仕方なくなかったw

 

その後蒼真達はそれぞれ服を着て、風月庵に向かうのであった

 

〜風月庵〜

 

ダルキアン:おぉ勇者殿、エクレールにリコッタ良く来たでござる

 

蒼真:あの……お邪魔します……///

 

蒼真は顔を赤くしながらダルキアンに返答する、エクレ達も顔が赤くなっている

 

ダルキアン:む?皆揃って何かあったのでござるか?

 

ユキカゼ:いえいえ///

 

エクレ:べ、別に何も…///

 

ダルキアン:まぁ熱い茶でも出すゆえ座っていくとよかろう

 

蒼真達:はいっ!

 

輝歴2911年珊瑚の月、これはビスコッティ・ガレット両国の大戦と勇者と姫にまつわる「大変な出来事」が起きる前の片時の平和の話、後に皆が思い出す熱い情熱の日々の…

 

蒼真(姫様と…)

 

ミルヒ(勇者様と…)

 

蒼真&ミルヒ(一緒だったら楽しいだろうな…)

 

これも大切な1ページ




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