パラディオン外伝 騎士と耳と尻尾の物語!   作:ウルトラ38

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〜前回のあらすじ〜
ついに始まった両国による宝剣をかけた戦!しかしビオレ率いる親衛隊が聖剣エクセリードを狙ってスリーズ砦に侵入するがそれを予測していたミルヒとリコッタによる身代わり作戦により失敗、ミルヒはレオが何かを隠していることを確信し、グラナ砦に向かうのであった


グラナ砦攻防戦 前編☆

〜グラナ浮遊砦城内〜

 

ルージュ:レオ様!すみません…ビオレ姉様と近衛戦士団、任務は失敗とのこと、姉様も近衛戦士団もスリーズ砦内部に捕まっているそうです…!

 

メイドのルージュがレオに任務失敗とビオレと近衛戦士団達の状況を報告する

 

レオ:そうか…ガウルはどうしておる?

 

ルージュ:ご命令通り、ゴドウィン将軍やジェノワーズと共にスリーズ砦へ

 

レオ:……

 

ルージュ:ただガウ様達は…今回の戦にあまり乗り気ではいらっしゃいませんでしたので…

 

レオ:構わんよ

 

ルージュ:っ!

 

レオ:せいぜい派手に暴れて民と兵達を楽しませてやれば良い…ワシが1人で勝つ…!

 

その頃、スリーズ砦近くの渓谷には、ガウル率いるガレット戦士達がスリーズ砦に向かって移動していた

 

〜ドッドッドッドッ〜

 

ガウル:今回の戦に道義はねぇ、命令だから砦は攻めるが…まぁ適当にやるとすっか!

 

ベール:そうですねぇ!

 

ガウル:ゴドウィン!お前も悪かったな、つまんなぁ役回りをさせちまう…

 

ゴドウィン:なんの…こうして殿下のお供をできるなら何も文句はありませぬよぉ…!

 

ガウル:そうかい!

 

すると、ノワールがガウルの隣にやってくる

 

ノワール:ガウ様!先遣隊の報告によれば、スリーズ砦にミルヒ姫様はいらっしゃらないとのこと…!

 

ガウル:おぉ!それなら安心して砦を落とせるなぁ…大戦をサボってたって言われちゃ俺らの面目も立たねぇ…それなりに派手に、ほどほどに気合い入れていくぜ!

 

ジェノワーズ:オォォォォォ!!

 

ゴドウィン:オリャアァァァァ!!

 

ガウルの言葉を聞き、ジェノワーズとゴドウィンは気合いの声を出す!

 

そして同刻、シャパル湖沼地帯では総勢3万人の兵士や騎士が戦っており、様々な所で戦闘が起こっている、現在ポイント数はビスコッティ・5100、ガレット・4900となっており、ビスコッティが優勢である

 

すると、映像がグラナ浮遊砦近くが映し出される

 

パーシー《こちらはグラナ浮遊砦ルート!ビスコッティ2番隊が先ほどグラナ浮遊砦を視界に捉えました〜!》

 

蒼真達もグラナ浮遊砦に向かって、凄まじいスピードで進軍していたのであった

 

同刻シャパル湖沼地帯のビスコッティ本陣に繋がる橋ではダルキアン卿が橋を渡ろうとするガレット兵士達を次々と倒しており、橋の下は猫玉で溢れかえっていた

 

猫玉達:にゃう〜…

 

ダルキアン:さぁ…この橋を抜ければ本陣もすぐでござるよ!どんどん参られよ!!

 

ガレット兵士1:えぇいかかれぇぇ!!

 

ガレット兵士達:オォォォォォ!!

 

1人のガレット兵士の指示に従い、多くのガレット兵士が突撃する

 

〜ギャリン!〜

 

ダルキアンは巨大な剣を後ろに振りかぶりながら自身の背後に紋章を出現させる

 

ダルキアン:瞬光…蓮天砲!

 

ガレット兵士達:ウオォォォォォ!!

 

ダルキアン:おりゃあ!!

 

〜ズバン!ドゴーーン!!〜

 

ガレット兵士達:うわぁぁぁ!?

 

〜ボンボンボン!〜

 

ダルキアンは輝力を纏わせた巨大剣をそのまましたに振りかぶり衝撃波を放ち、攻撃を受けたガレット兵士達は上空に舞い上がり、そのまま猫玉化し川に落ちていく

 

ガレット兵士2:やっ…やっぱり無理だ!ここは撤退!撤退〜!!

 

ガレット兵士達:うわぁぁぁ!!!

 

勝てないと悟ったガレット兵士は他の兵士達に撤退を指示、ダルキアン卿の前から姿を消すのであった

 

ダルキアン:おろ?

 

ダルキアンはその様子を見て、楽しそうに振っていた尻尾も落ち込むように振るのをやめた

 

ダルキアン:もう終わりでござるか?もっと楽しみたかったのでござるが…

 

ビスコッティ騎士:ダルキアン卿〜!

 

ダルキアン:?

 

ダルキアンが声が聞こえた方向を見ると、1人の騎士がセルクルに乗ってこちらに向かっていた

 

ビスコッティ騎士:騎士団長より、作戦の伝令でございます!

 

ダルキアン:おう

 

ビスコッティ騎士はダルキアンの近くでセルクルを停止させる

 

ビスコッティ騎士:ダルキアン卿とパネトーネ筆頭、そして3番隊は先行2番隊の応援に向かって欲しいとのこと!

 

ダルキアン:うむ、心得た…

 

ダルキアンは周りを見る

 

ダルキアン:敵陣は薄く伸びておった、駆けて抜けるが速かろう…ユキカゼ!ビスコッティ3番隊一同、拙者につづけ!敵陣を抜け2番隊の援護に向かうぞ!

 

ユキカゼ&3番隊:はっ!

 

ジャン《おっと戦況動きます!ダルキアン卿率いる3番隊が、ここで攻めにまわります!》

 

エビータ《これはレオ閣下の本陣狙いか、先行2番隊の応援か…おっと!?だがしかし!!》

 

エビータは何かに気づき声を上げる

 

〜ズン!〜

 

バナード:お待ちあれ、ダルキアン卿

 

ダルキアン達の前に立ちはだかったのはバナード将軍とガレット戦士団であった

 

ダルキアン:おぉ久しいのう、バナード将軍

 

バナード:ご無沙汰ですね、申し訳ありませんが…ここはおとうし出来ませんゆえ…

 

ダルキアン:ほぅ…それは一騎打ちのご提案と受け取ってよろしいか…?

 

バナード:ご無礼でなければ…是非…っ?

 

ダルキアン:?

 

すると、バナードとダルキアンが何かに気づき、互いに上を見上げる

 

〜ドゴーーン!〜

 

???:その勝負待った!!

 

ダルキアン&バナード:!

 

???→ロラン:バナード!一騎打ちなら私が受けよう!!

 

上から一本の槍が飛んできて地面に刺さると同時に声が聞こえ、2人は声が聞こえた方向を見るとそこにはビスコッティ騎士団長、ロランがいた

 

バナード:ロラン!?

 

ダルキアン:マルティノッジ卿…!

 

ジャン《おぉっと!状況が二転三転!ここでまさかの指揮官対決!!両軍騎士団長同士の対決か〜!?》

 

〜ズッ!〜

 

ロランは地面に刺さった槍を抜く

 

ロラン:すまんなぁ…ここは預かる、行ってくれダルキアン卿

 

ダルキアン:うむ、心得た…3番隊、行くでござるよ〜

 

ユキカゼ達&3番隊:はい!/おう!

 

ダルキアン達と3番隊は蒼真達2番隊の援護に向かっていった

 

バナード:やれやれ、君との一騎打ちなど、いったい何年振りになるやら

 

ロラン:私達が、騎士団長の職を拝命してからは初めてだ、もう3年以上前だな…

 

エビータ《両者とも生まれた時から騎士の家系、そしてプライベートでは季節の贈り物をお届けし合う友人同士でもあります!両軍騎士団長!!騎乗するセルクルもいずれ劣らぬ名騎の血統!そして両者とも武器は槍と盾!!さぁ両軍騎士団長誇りをかけた一戦か!!》

 

両者互いに紋章を発動し、槍に輝力を纏わせる

 

ロラン:うぉぉぉぉぉ!!

 

バナード:うぉぉぉぉぉ!!

 

両者共にセルクルを走らせる!

 

ロラン&バナード:うぉぉぉぉぉぉ!!!

 

〜ガキン!ギャリン!!〜

 

お互いに槍が盾に当たり、凄まじい衝撃波を生み出した!

 

エビータ《始まりました〜!!》

 

ロランとバナードの一騎打ちが始まった! 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜ドカーーーン!!〜

 

フランボワーズ《こちらスリーズ砦!》

 

同刻スリーズ砦でもガウル率いる親衛隊による攻撃が始まっていた

 

フランボワーズ《そうなんです!ガウル殿下をはじめとする親衛隊の攻撃が凄いんです!!》

 

ガウル:オラァァァァ!!

 

〜ズバン!ドガーン!〜

 

ビスコッティ兵士達1:うわぁぁぁ!?

 

ガウル:爪牙双剣!!

 

ビスコッティ兵士達2:ぐぁぁぁぁ!?

 

ガウルは輝力武装で両手に輝力の爪を装備し、爪牙双剣の最初の一撃でビスコッティ兵士達を薙ぎ払い、2度目の攻撃で残っていた兵士達を宙に舞い上げると…

 

ジョーヌ:はいやぁぁぁぁ!!ドッカーン!!

 

〜ドゴーーン!〜

 

ビスコッティ兵士達3:ギュアァァァァァァ!?

 

空からジョーヌが大斧を振りかぶりながら降下し、そのまま振り下ろしてビスコッティ兵士達3を吹き飛ばした!

 

ジョーヌ:へへへ♪

 

ベール:弓た〜い、う〜て〜!!

 

〜ビュンビュンビュンビュン!ドガーン!〜

 

犬玉達:わお〜ん…!?

 

別の場所ではベールが弓隊を率いてビスコッティ兵士達4を玉化させていく、その光景を4人のビスコッティ騎士達が見ていた

 

ビスコッティ騎士1:あ〜…

 

ビスコッティ騎士1が唖然としていると…

 

〜ビュン!〜

 

ビスコッティ騎士1:えっ?

 

ビスコッティ騎士1は後ろから気配を感じ振り向くと

 

〜スッ〜

 

ノワール:タッチ

 

〜キュイン!〜

 

ビスコッティ騎士達(犬玉):わうん!?

 

いつのまにか騎士達にタッチしたノワールによって玉化してしまった

 

ノワール:右翼防御陣切り崩し完了、将軍、よろしく

 

ゴドウィン:おぉぉよぉぉ!!

 

ゴドウィンが斧に繋がっている鉄球に輝力を流し込みながら頭上で振り回していた

 

ゴドウィン:ぬぅぅりゃあぁぁぁ!!

 

〜ギュイン!ドゴーーン!!〜

 

犬玉達:わぉぉぉぉん!?

 

ゴドウィンが振り回していた鉄球を投げ飛ばすと、鉄球か赤黒く巨大化しそのままビスコッティ兵士達に命中に玉化させた!

 

フランボワーズ《数の不利をもろともしません!中を舞うビスコッティのゲートキーパー達はまるで木の葉か花びらかぁぁ!!》

 

その頃スリーズ砦では、メイド服に着替えたリコッタがハーランに騎乗し、出撃しようとしており、その周りにはメイドが数名いた

 

メイド1:どうです主席、いけそうですか?

 

リコッタ:はい!風も追い風、一気に飛べそうであります!ハーラン、一緒に姫様の元に行くでありますよ!

 

ハーラン:クゥ

 

ハーランはリコッタの言葉を聴き頷くと飛び立つための体制になる

 

〜キュイン!〜

 

リコッタは右手の甲に紋章を発動させる

 

リコッタ:飛翔騎ハーランと学院砲術士リコッタ・エルマール!

 

〜ギュイン!〜

 

ハーランの足元にも紋章が浮かび上がり、ハーランは紋章の力を受け翼を羽ばたかせながら走り出す

 

リコッタ:出撃でありま〜〜〜す!!

 

ハーラン:クゥゥゥゥ!

 

リコッタとハーランが高台から飛び立ったと同時にメイド隊も弓を構えるが…

 

〜キュイィィィ…〜

 

ベール:行かせません…!

 

それを見ていたベールと弓隊がリコッタとハーランに狙いを定めていた

 

ベール:てぇぇぇぇ!!

 

〜ビュンビュンビュンビュン!〜

 

ベールの合図共に大量の矢がリコッタとハーランに向かって放たれていくメイド隊も頑張って撃ち落としているがそれでも数の差があって危ないことには変わりなかった

 

リコッタ:うわわわ!?あ、危ないでありますぅ!?

 

ベール:せ〜の…はい!

 

〜ビュイン!!〜

 

ベールは輝力を纏わせた矢を放ち、それはリコッタ目掛けて飛んでいく!

 

リコッタ:ふぇ!?

 

〜ガキィン!!〜

 

リコッタ:く…うぅ…!

 

リコッタは銃で矢を受け止めるが…

 

〜シュイン!!〜

 

リコッタ:っ!?

 

〜ビリ!ビリリリリ!〜

 

リコッタ:ふぅぇぇぇぇぇ!?///

 

矢はそのまま曲がりリコッタに命中し完全防具破壊する

 

ガレット兵士達:おぉぉぉぉぉ!!

 

ベール:やったぁ♪

 

弓兵:ベール隊長!前ぇぇ!!

 

ベール:はい?

 

ベールは命中したことに喜んでいると突如弓兵の1人が慌てた声を出し言われるまま前を見ると…

 

〜バシュウン!ドゴーーン!!〜

 

弓隊:うわぁぁぁ!?

 

前から一筋の光が向かって来て、ベールと弓隊はその光をまともにくらい、弓隊は全員玉化した

 

ベール:ごほ…ごっほごほ…ごっほ…

 

ベールが衝撃波の影響で出来た土煙でむせていると…

 

〜バキン!〜

 

ベール:へ?

 

〜バキン!ビリッ!ビリッ!!〜

 

ベール:は?えぇ?えぇぇぇぇ!?///

 

最初に弓が壊れると連鎖的にベールの戦闘服まで散り散りに破けてしまい、ベールは身につけていた薄い黄緑色の下着だけになってしまった、ベールは突然の出来事に戸惑いながらも下着を両腕で隠した

 

先ほどの光はスリーズ砦前にいたエミリオが輝力を纏わせ投げた槍だった

 

エミリオ:ジェノワーズ弓兵隊撃破!!主席の尊い犠牲…無駄にはしませんでしたよ!

 

〜ヒュウゥゥゥゥ…〜

 

リコッタ:うわぁぁぁぁぁ…!

 

ハーラン:クワッ!

 

〜ポスッ!〜

 

ベールに撃ち落とされたリコッタはそのまま地上に落ちていくがハーランが空中で背中で受け止める

 

リコッタ:あう〜…助かったでありますハーラン…!

 

ハーラン:クゥワァァァ!

 

リコッタ:さぁ!気を取り直して姫様と勇者様の所へ急ぐであります!!

 

リコッタは気合を入れてそう宣言する!しかし…

 

リコッタ:あぁでもその前にどこかで服と装備を…へ、へっくしゅ!

 

流石に布一枚だけの状態なので安全な場所で服と装備を調達することにしたのであった




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