パラディオン外伝 騎士と耳と尻尾の物語!   作:ウルトラ38

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グラナ砦攻防戦 後編

蒼真達ビスコッティ2番隊はグラナ浮遊砦前で守護するガレットのゲートキーパー達と交戦距離に入ろうとしていた、するとパーシーからゲートキーパー達に関する情報が公開された

 

パーシー《なお、本陣を守る部隊には、レオ閣下の戦略により特選装備部隊が配置しております!》

 

蒼真:特選装備部隊?

 

エクレ:姫様、皆の中央に

 

ミルヒ:あ、はい!

 

エクレの指示でミルヒはビスコッティ騎士達の中央に移動する

 

エクレ:第一射…来るぞ!開放陣形!散開前進!姫を守れぇぇ!!

 

ビスコッティ騎士達:はっ!

 

〜ドッドッドッドッ!〜

 

エクレの指示により、ミルヒを守るためビスコッティ騎士達がミルヒを囲うように防御陣形に入る

 

ガレット騎士1:砲術士隊!銃兵隊!構えぇぇぇ!!

 

〜チャチャチャチャッ!〜

 

蒼真達の目の前には、銃や大砲を装備したガレット騎士達が待ち構えていた

 

蒼真:特選装備って銃と大砲のことだったの!?

 

エクレ:勇者!この間教えた紋章術、間違いなく出せるな!

 

蒼真:え?この間のってもしかして盾の?

 

エクレ:そうだ!貴様が攻撃を防げ、私が切り込む!

 

蒼真:わかった!

 

〜ドッドッドッ、キュイン!〜

 

蒼真は前に出ると、紋章を発動させる

 

蒼真:ディフェンダー!

 

〜バシュウン!〜

 

蒼真は紋章術で左腕に大きめの盾を出現させる

 

ガレット騎士1:てぇぇぇぇ!!

 

〜ドンドドンドン!〜

 

ガレット騎士1の指示で次々と弾丸や大砲の弾が放たれ、攻撃が外れることもあれば、命中することもあり、次々と土煙が上がる、蒼真は先ほどの盾でミルヒを守っている

 

〜カチャ〜

 

ガレット騎士1:砲術士、勇者を撃て!!

 

ガレット騎士2:了解!

 

すると、ガレット騎士達が蒼真に狙いを定め砲弾を放とうとしている

 

ガレット騎士2:発射!!

 

〜バシュウン!〜

 

大砲から放たれた迫撃砲弾が蒼真目掛けて飛んでいくが…

 

〜シュイン!パシッ!〜

 

蒼真:おぉぉぉりゃあぁぁぁ!!

 

〜ガン!〜

 

パーシー&カメラマン:っ!?(汗)

 

エクレ:えぇ!?

 

ミルヒ:まぁ…!

 

ガレット騎士達:はぁぁぁぁ!?(大汗)

 

〜ギャリン!〜

 

なんと蒼真は迫撃砲弾が放たれたと同時に出現させたロッド状態のパラディオンで迫撃砲弾を弾き飛ばしたのであった!

 

パーシー《なっなぁぁにぃぃぃ!?勇者蒼真!!迫撃砲弾を弾き飛ばしたぁぁぁ!!》

 

〜ドガーン!〜

 

弾き飛ばされた迫撃砲弾は空中で爆発した!

 

蒼真:やったよエクレ!!

 

エクレ:ふん、派手好きめ…だが上出来だぁぁ!!

 

〜ドッドッドッドッ!〜

 

エクレはセルクルを走らせその勢いでジャンプさせ蒼真の頭上を飛び越えると、自身の背中に収納していた短剣2本を掴む

 

エクレ:閃空…

 

〜キュイン!〜

 

エクレ短剣を掴んだままセルクルからジャンプし、紋章を発動させる

 

エクレ:二重、一文字!!

 

〜ズバン!〜

 

ガレット騎士達:うわぁぁぁぁ!?

 

エクレは2本の短剣を持ちながら腕を交差し、そのまま横一閃に水色の斬撃を飛ばし、ゲートキーパー達を一掃した!

 

〜シュタッ!チャキン…!〜

 

猫玉達:にゃあ〜…

 

エクレは着地し、短剣を収めると空から猫玉がたくさん落ちてきた

 

エクレ:騎士一同、残敵掃討!!

 

ビスコッティ騎士達:オォォォォォォ!!

 

パーシー《すんごいすごい!勇者蒼真と親衛隊長エクレール!ゲートキーパーを瞬時撃破!!砦内部に潜入となります!とっ…?》

 

すると、パーシーは空に黒い雲が現れたことに気づく

 

パーシー《お天気がわりでしょうか?東の空から、若干雲が出てまいりました!》

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

空に暗雲が広がっていく中、グラナ浮遊砦屋上でレオが疲れもあって寝ており、その様子をルージュが見ていた

 

レオ:すぅ…すぅ…

 

ルージュ:レオ様…

 

その時、レオは夢を観ていた、空にグラナ浮遊砦の武闘会と周りには瓦礫浮かんでいた

 

レオ(星も見えぬ曇天というのに、嫌な絵が視える…これは、この砦の武闘台か…)

 

すると、今度は涙を流しているミルヒが視界に映る

 

レオ(泣くな…泣かんでくれミルヒ…お前を悲しませるようなことは、お前を苦しめるようなものは…!)

 

その時!

 

〜ズバァァァァ!!〜

 

突如ミルヒが何かに斬られ身体から大量の血が流れ、レオの目の前で倒れてしまった!

 

レオ:………

 

レオは突然の出来事に声を出せなかった…さらに目の前には禍々しい謎の巨大な生物がレオを見下ろしていた

 

生物:グォォォォ…グアァァァ!!

 

レオ:ハッアァ!!はぁ…はぁ…!

 

生物が口を開けたところでレオは目を覚まし、息を整える

 

〜ピィィィィィィィィ…!〜

 

同刻、蒼真達二番隊の援護に向かうため移動していたダルキアン達だが、突如コノハの首輪についている宝玉から甲高い音色が聞こえてきた

 

ユキカゼ:親方様!!

 

ダルキアン:あぁ、コノハ砦の方角でござるな?

 

コノハ:コン…!

 

ユキカゼのセルクルに乗っていたコノハはダルキアンの質問に返事する

 

ビスコッティ騎士1:あの、ダルキアン卿、パネトーネ筆頭、この音色はいったい?

 

ビスコッティ騎士1が2人に質問する

 

ユキカゼ:あぁその、危険警報のようなものにござる

 

ダルキアン:一般参加の兵達が戦を楽しめなくなってしまう危険もあるゆえ、拙者らが先行して危険を排除して参る、隊の先導と指揮預けるでござるよ

 

ビスコッティ騎士1:はっ!

 

〜ドッドッドッドッ!〜

 

ダルキアンはビスコッティ騎士1に指揮を預けるとユキカゼ、隠密達と共にグラナ浮遊砦に急ぎ向かっていく

 

ダルキアン(これは…かなりの大物か…?)

 

ユキカゼ(フロニャの大地に害なす魔物…時には国を一つ丸ごと焼き滅ぼし…時には神さえ殺す…禍々しきもの…!)

 

〜ピシャーーン!ガシャーーン!〜

 

暗雲から次々と雷が発生し、雷鳴が鳴り響く

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜ダッダッダッダッ!〜

 

その頃、蒼真達は残存していたゲートキーパー達を倒し、砦内部に侵入し階段を駆け上がっていた

 

〜バーーン!〜

 

レオ《まったく待ちくたびれたぞ》

 

〜シュイン〜

 

蒼真達が扉を勢いよく開けると、目の前にあった映像板からレオが映し出される

 

レオ《そこにおるのは勇者とタレ耳じゃな…》

 

蒼真&エクレ:…!

 

蒼真とエクレは気を引き締める

 

レオ《ワシは今、この砦の最上部、天空武闘台におる、ここまで辿り着いた褒美に貴様らに一騎打ちのチャンスをくれてやろう!》

 

〜ガシャン!〜

 

レオは右手に持っていたグランベールを持ち上げる

 

レオ《グランベールもエクスマキナもここにある、これを奪えばポイント的に貴様らの勝利は確定と言って良いであろうなぁ…無論、1人ずつでは相手になるまい、2人纏めてでかまわんゆえ仲良くかかってくるが良かろう!ワシは貴様らを倒してパラディオンを奪い、その後ミルヒの陣をぶちのめしに向かう!》

 

ミルヒ:……!

 

ミルヒは蒼真の後ろに隠れている

 

レオ《さぁ上がってくるがよい!》

 

〜ブゥン…〜

 

そこで映像は消え、視点はレオ側に映る

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

レオ:ふぅ…

 

ルージュ:レオ様…

 

レオ:なに、問題ない、待っていれば何も知らぬ勇者とタレ耳がおとなしくパラディオンを運んでこよう、それだけでも、星が変わるやもしれん

 

ルージュ:…はい…

 

〜ガシャーーン!ピシャーーン!〜

 

暗雲から次々と雷が発生し雷鳴が響き渡る

 

レオ:それにしても、国の大戦の日というのに嫌な空じゃ…

 

〜チーン!〜

 

レオ:ッ!

 

すると、最上部までを繋ぐエレベーターが止まり、レオとルージュはエレベーター側を見る

 

〜ガチャン!〜

 

ミルヒ:…お邪魔いたします、レオミシェリ閣下

 

レオ:ッ!?

 

扉が開いたそこにいたのは蒼真とエクレではなくミルヒであり、そのことに驚いたレオは先ほど見た夢の光景を思い出していた

 

ミルヒ:レオ様が国の宝剣を掛けて闘うのであれば…私も宝剣を手に、この場に来なくてはいけないと思い、失礼ながら…勝手に推参しました!

 

レオ:はっ…あ…!?(馬鹿な…!何故、何故ぇ!)

 

ミルヒ:レオミシェリ閣下、どうか…お聞かせください、この戦の本当の理由…レオ様のお心の真実のありかを!

 

その時!

 

ルージュ:ッ!

 

〜タッタッタ!〜

 

ミルヒ:っ!

 

ルージュ:ふぅ!

 

ミルヒ:ふっ!

 

〜ガキン!〜

 

突如ルージュがナイフでミルヒに攻撃を仕掛けるがそれに気づいたミルヒは持っていた剣でその攻撃を防ぐ!

 

ミルヒ:ルージュ!私は今レオ様と…!

 

ルージュ:お叱りは後でいくらでも!ですが今は説明をさしあげている時間がございません!!

 

〜ガキン!〜

 

ルージュはナイフでミルヒの剣を上に弾く!その時ルージュの視界にミルヒの右手の人差し指と中指にはめられているパラディオンとエクセリードが映る

 

ルージュ(これを奪えば…!)

 

〜バッ!〜

 

ルージュはエクセリードとパラディオンを奪おうと手を伸ばすが…

 

〜キュウン…キュイーーン!〜

 

ルージュ:きゃあぁ!?あぁ…!!

 

突如エクセリードとパラディオンが光り輝き、ルージュを弾き飛ばす!

 

ルージュ:あぁ!うぅ…

 

ルージュはその場に倒れ込んでしまう

 

〜パァァァァァ…〜

 

ミルヒ:はぁ…はぁ…はぁ…ッ!

 

光が収まるとミルヒの右手に短剣くらいの大きさのエクセリードが握られていた

 

ミルヒ:宝剣が必要なら、事情を説明していただければ、いくらでもお貸しします!

 

レオ:………

 

ミルヒ:なのにどうしてレオ様は私に何も教えてくださらないのですか…!昔はあんなに仲良くしてくださって…いつも優しくしてくださって…宝剣の事だけじゃないです、このところの戦の事だって…!レオ様は…レオ様はそんなに!私のことをお嫌いに…!!

 

レオ:!?……ワシは……

 

ミルヒから涙が流れ、それを見たレオは動揺していた

 

一方下で待機している蒼真はミルヒが心配で落ち着かず、その場をウロウロしていた

 

エクレ:落ち着け勇者、みっともない

 

蒼真:!そういうエクレこそ、尻尾

 

エクレ:ん?うわぁ!?う、うるさい!///

 

どうやらエクレも落ち着かず無意識尻尾を振っていたことに気づいておらず、蒼真に指摘され両手で尻尾を押さえる

 

エクレ:姫様はお一人で行くとおっしゃったのだ、我らは待つしかなかろう…

 

蒼真:でも、なんだかどうにも嫌な感じがするんだよね…

 

エクレ:どちらにしろ、昇降機はコチラから動かせないんだろ?

 

エクレは後ろいたビスコッティ騎士2に質問する

 

ビスコッティ騎士2:先ほど確認しましたが、ロックが…

 

エクレ:そうか…

 

蒼真:……(姫様…)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

《グラナ浮遊砦、攻略防衛戦に参加中の皆様にお知らせ致します、…雷雲の影響か、付近のフロニャ力が、若干ですが弱まっております、また、落雷の危険もありますので、みなさま、一旦戦闘行為を中断してください…!繰り返します…》

 

ルージュ:あの…お二方ともどうぞあちら、屋根のあるところへ

 

グラナ浮遊砦周辺に戦闘中断を呼びかけるアナウンスが流れ、それを聞いたルージュはミルヒ達を屋根のあるところに案内しようとしたその時!

 

〜ドゴーーン!〜

 

ミルヒ&レオ:ッ!?

 

突如大きな音が鳴り響いた!

 

蒼真&エクレ:!!

 

エクレ:な、なんだ!?

 

蒼真:上の方からだ!エクレ、僕姫様のところに行ってくる!!

 

〜バッ!〜

 

蒼真は外に走り出すとそのままブレイブライザーにゼロチップをセットした

 

ライザー《スタイルチェンジ!ウルトラマンゼロ!》

 

蒼真:ゼロスタイル!

 

蒼真はゼロスタイルに変身し上まで飛んで行こうと考えたのだ

 

エクレ:待て勇者!私もいく!!

 

〜ダッ!ギュッ!〜

 

エクレは蒼真を追いかけその時の走った勢いでジャンプし蒼真の体にしがみつく!

 

〜ビュン!〜

 

エクレが身体にしがみついたまま蒼真は最上部へ飛んでいく

 

最上部では、ミルヒとレオがいた天空武闘台が宙に浮き始めていた!

 

レオ:ミルヒ!!

 

ミルヒ:レオ様!!

 

ルージュ:レオ様〜!!ミルヒ姫様〜!!

 

1人武闘台から降りていたルージュが2人の名前を叫ぶ

 

パーシー《こ、これはいったい!?グラナ砦名物、天空武闘台が上昇しているように見えますが…!!》

 

カメラマン:ちょぉ!?あぁぁあれ!!

 

その時、カメラマンが何かに気づき、声を上げる

 

パーシー:え?

 

カメラマンの視線の先には、雷雲の中に黒く禍々しい巨大な球体が浮いていたのであった!!




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