騎士団長同士の激突やガウル達や蒼真達によるお互いの砦への攻撃によって激化する戦場、グラナ砦の最上階でミルヒとレオの一騎打ちが始まろうとしたが…突如天候が悪化し、その雷雲の中に禍々しい巨大な球体が姿を現した!
ミルヒとレオを乗せた天空闘技場は上昇を続けていた
その上に浮かんでいる巨大な球体はまるで生き物が丸まっているかのような状態で、ゆっくりと降下していた
ミルヒ:あれは…この辺りの土地神様?
レオ:いや…違う…!
ミルヒは謎の球体の正体を土地神と考えるが、それをレオが否定する
レオ:昔、ダルキアンに聞いたであろう…おそらくは、アレがかつて地の底に封じされたという…禍々しき魔物であろうよ…!
球体→魔物:がルゥアァァァァァァァ!!
レオ&ミルヒ:ッ!?
魔物は突如雄叫びをあげ、それを至近距離にいたミルヒ達はあまりの大きな雄叫びだったため耳を塞ぐ
〜ドゴーン!ドゴーン!〜
ガレット兵士達:うわぁぁぁ!?
すると、突如地面から謎の光が吹き出し、近くにいた兵士達は次々とその場から避難する
ルージュ:はっあぁ…レオ様〜!ミルヒ姫様〜!!
グラナ浮遊砦に残されたルージュは2人を心配し大きな声で2人の名を叫ぶ
〜ドゴーーン!〜
ミルヒ:うぅ…!
レオ:ミルヒ!?
地面から噴き出している光が天空闘技場にあたり、ミルヒはその衝撃で倒れレオは心配の声をあげる
魔物:グルゥアァァァァァ!!
再び魔物が雄叫びをあげると、球体の中から抜け出そうと身体を動かす
〜ピカーン!〜
ミルヒ:ッ!
ミルヒは魔物の身体光ったことに気づく、そこには一本の禍々しい剣が魔物の身体に刺さっており、鎖で縛られていた
ミルヒ(大きくて、怖い魔物かもしれないけど…)
魔物:グルゥアァァァァァ!!
ミルヒ(あの子、泣いてる…?)
魔物:グルウゥゥゥゥゥ!
〜バシュン!バシュン!〜
魔物:グルゥアァァァァァ!!
ミルヒ&レオ:!!
魔物はとうとう球体から抜け出し、その姿を現す、魔物の姿はまるで九尾の狐に似ており周りには薄紫色の霊のような狐が浮かんでいた
ミルヒ:くっ…
〜チャキ…〜
魔物:グルゥアァァァァァ!!
〜ドゴーーン!〜
レオ:はぁ…!?
〜ドゴンドゴーーン!〜
ミルヒ:!?
ミルヒはエクセリードを手に取り立ち上がるとそれを見た魔物が先端が鋭利な刃となった九本の触手を使いミルヒに攻撃する!
〜キュイン!〜
レオ:はぁぁぁぁ!
〜バシン!〜
レオはグランベールを手にして紋章を発動し上に上げるとバリアが展開され攻撃を防ぐ、触手は攻撃を防がれても再び攻撃を仕掛ける
レオ:はぁ!
〜ギュイン!〜
レオは再びバリアを貼り触手を防ぐ
レオ:でぇりゃあ!!
〜ズババババン!〜
レオはそのまま触手を斬る
レオ:ミルヒ無事か!?
ミルヒ:は、はい!はっ…!?
ミルヒはレオの後ろから攻撃しようとしている2本の触手に気づく
ミルヒ:レオ様危ない!!
ミルヒはレオを守るために前に出て、短剣のエクセリードで攻撃を防ごうとする!
レオ:ダメじゃ!!ミルヒィィ!!!
〜ガン!〜
ミルヒ:ッ…!
〜ズシャアァ…!〜
レオ:はぁっ…!?
エクセリードは折られ、そのままミルヒは二本の触手で斬られてしまった!!
その光景を見たレオは星詠みや夢で観た光景が脳裏に浮かんだ
レオ:ミル…!
〜ドゴン!〜
右側から飛んできた触手がミルヒをそのまま突き飛ばし、ミルヒは霊のような狐に捕まり魔物の元まで連れて行かれてしまった!!
レオ:ミルヒ…はぁ…くぅ…き、貴様ァァァァァ!!
レオは怒り、身体に輝力を纏わせる!!
レオ:オォォォォォォ!!ウアァァァァァァ!!!
〜ドゴーーン!〜
魔物:!!
〜ビュン!〜
レオが脅威と判断した魔物は自身の尻尾で攻撃を仕掛ける!
レオ:うぉぉぉぉぉぉぉ!!!
〜ドゴーーン!〜
尻尾はグランベールがぶつかり、ダメージを受けボロボロになった!レオはそのまま魔物に向かって走り出すが、魔物がそれを阻むため数本の触手で攻撃する!
レオ:ふっ!はぁ!!
レオは触手攻撃をジャンプしてかわし、触手を利用してさらに高くジャンプするが、今度は魔物が紫の鋭利な光弾を放ちレオに攻撃する!
〜ドガガガガン!〜
レオ:うぉぉぉぉぉぉ!!!
〜ドゴーーン!!〜
魔物:グルゥアァァァァァ!!!
レオは光弾をもろともせずそのまま魔物に攻撃しダメージを与えた!レオは近くに浮かんでいた岩に着地する
レオ:ミルヒ…ミルヒ!!
レオはミルヒの名を叫ぶ
レオ:まだ無事のはずじゃ、すぐに助け出せばきっと…!
その時!
〜ブウゥン!〜
レオ:!
土煙が勢いよく晴れると魔物が再び尻尾でレオを攻撃する!
レオ:ぐっ!!
〜キュイン!ドゴーーン!〜
レオはグランヴェールで攻撃を防ぐが…
〜ドゴン!〜
レオ:っ!?
小さい足場だったため魔物の力に耐えきれず足場が崩壊してしまった!
〜ブウン!〜
レオ:うっ!!ぐぁぁぁぁ!!!
〜ドゴーーン!〜
魔物はそれを見逃さず尻尾でレオをグラナ浮遊砦屋上に叩き落とした!
ルージュ:レオ様!…レオ様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
〜ドシーン…!〜
魔物はゆっくりと地面に着地し、移動を開始した
〜ビュウン!〜
蒼真:着いた!!
すると、空を飛んで最上階を目指していた蒼真とエクレが屋上到着した、エクレは蒼真から降りると魔物がこの場から離れていくことに気づく
エクレ:なんだ…ここから立ち去ろうとしているのか?
蒼真:…!エクレ!!
エクレ:!
蒼真に呼ばれエクレは振り向くとそこには傷ついたレオとルージュがいた
エクレ:ルージュ殿!?
ルージュ:!親衛隊長!勇者様!!
蒼真:ッ!レオ閣下!!
エクレ:まさかあの魔物に…!?
ルージュ:はい…それに、ミルヒ姫様が…
蒼真&エクレ:!?
〜ズシン、ズシン…〜
蒼真達がルージュから話を聞いている間、魔物はグラナ浮遊砦から遠ざかるように移動しており、魔物の背中の上には無数の霊のような狐と球体に閉じ込められ宙に浮いていたミルヒがいた
エクレ:姫様はおそらく、あの魔物に取り込まれつつある…だが、今はまだ聖剣の守護が働いているそれも姫様の輝力次第だ…いつまでもはもたん…
蒼真:姫様の輝力が尽きたら…あの魔物に消化されるってこと…
エクレ:っ…そうなる…
蒼真:ッ!
蒼真は手を強く握る
蒼真:そんなの…絶対にさせない!!
その頃、魔物に取り込まれつつあるミルヒはある光景を観ていた
ミルヒ:…んん…はっ…!
ミルヒの視界には、荒れ果てた土地が映っていた…
???(姫君!)
ミルヒ:ッ!
何者かがミルヒを呼び、それを聞いたミルヒは後ろに振り向くと、そこには半透明の九尾の狐がいた
???:聖剣の姫君…
ミルヒ:あっ…はい!
???:申し訳ありません…我が子が、あなた方に酷いことをしてしまいました…
ミルヒ:えっ…!?
???:……
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蒼真とエクレは遠ざかっていく魔物を観ていた
エクレ:どんどん行ってしまう…
蒼真:大丈夫、僕が飛べば魔物の所まで一気に行ける!
エクレ:なっ!?馬鹿を言うな!!いま守護のフロニャ力が酷く弱まってる!!もし奴の攻撃をまともに受ければ死ぬぞ!
蒼真:それなら攻撃を受けなければいい!
〜ザッ!〜
蒼真は空を飛ぶ動作に入る
エクレ:待て勇者!私も一緒に行く!
蒼真:だと思った、でもさっきみたいに飛ぶわけにはいかないから抱きしめる感じになるけど大丈夫?
エクレ:か、構わん!さっきは勢いとはいえお前に抱きついたのに今更だ!!///
蒼真:了解!それじゃあ行こうか!
エクレ:あぁ!
蒼真:それじゃあルージュさん!
ルージュ:っ!
エクレ:うちの姫様の救出に…!
蒼真&エクレ:いってきます!!
〜ギュッ、ダン!〜
蒼真はエクレを抱きしめ、そのままジャンプし飛行すると魔物を追いかける
〜バシュン!バシュン!〜
蒼真&エクレ:!?
突如浮島から数本の触手が出現し2人に襲いかかってきた!
蒼真:ゼロスラッガー!!
〜シャキンシャキン!〜
蒼真は頭部に装備された2本の宇宙ブーメラン「ゼロスラッガー」で触手を切り裂く
〜バシュバシュン!〜
エクレ:今度は私が!
〜スチャ!〜
エクレ:はぁぁぁぁ!!
〜ズバン!ドガーーーン!!〜
エクレは短剣を一本取り出すとそのまま斬撃を飛ばし霊達を一掃する!
エクレ:私が言うのもなんだが…勇者、お前こんなスピードで飛んで怖くないのか…?
蒼真:何回もこのくらいのスピードで飛んでるから慣れてるよ…だけど、少しくらい怖いのより、少しくらい痛いのより、期待に応えられない方がずっと辛い!
再び複数狐霊が襲いかかってくるが…
蒼真:はぁ!!
〜ズバババババン!〜
蒼真は脳波でゼロスラッガーを操り狐霊達を倒す
蒼真:僕やみんなを信じて待ってくれている誰かのために…悲しい思いをさせる方が1番辛いんだ!!
エクレ:勇者…
蒼真:っ!見えてきた!!
エクレ:っ!
蒼真の言う通りエクレは前を見るともう少しの距離に魔物の姿があった!
蒼真(待っててね…姫様!!)
はたして、2人は無事にミルヒを救出することが出来るのだろうか…次回につづく!
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