ミルヒを救出するため出撃した蒼真とエクレ、ミルヒは魔物の母親だという母狐から子狐を殺して解放して欲しいと頼んできたがそれをミルヒは断り子狐を助けることを選び、蒼真と共にエクセリードとパラディオンの力で子狐を救い出すのであった!
〜ゴゴゴゴゴゴ…!〜
魔物の身体はどんどん土に変わり崩壊していく、蒼真は再びゼロスタイルにチェンジし、2人を抱えてその場から飛翔し上空を飛んでいた
エクレ:勇者、このまま姫様を安全な場所に!
蒼真:うん!(そういえば…あの妖刀はどうなったんだ…?)
蒼真は先ほどの妖刀を気にしながらも先にミルヒを安全な場所に移動させることを優先し、その場から離れていく
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森の中に落ちたていた禍太刀は刀身を鞭のように動かしているとそこにダルキアンが現れる
ダルキアン:それにしても、我らの姫君と勇者殿には驚かされる…妖刀の苗となった魔物をあぁも見事に退治なされるとは
〜ザッザッザ〜
すると、禍太刀の背後にユキカゼが姿を見せ、続いて小さな小狐も姿を見せる
ユキカゼ:拙者は存じ上げておりましたよ、姫様も蒼真もあぁ見えてちゃんとできる子だと
ダルキアン:そうであったな、さて…
〜チャキン!〜
ダルキアンは手に持っていた刀を構える
ダルキアン:ここからは拙者らのお役目にござる!
ユキカゼ:はい!
禍太刀:・°$+:=°○!!
〜ビューーービューーー!!〜
禍太刀は刀身を伸ばしたり分けたりし2人に攻撃を仕掛ける!
ユキカゼ:ふっほっはっふっ!!
ダルキアン:ふっ!!
〜ドゴーン!〜
2人は妖刀の攻撃を軽々と避ける
〜チャキン!〜
ユキカゼは小刀を取り出すと詠唱を始める
ユキカゼ:浮世にあなだす下峰の刃、封じて周るが我らの務め…!
ユキカゼの周りにいる隠密隊の犬や狐が咥えている小刀とユキカゼの小刀が光り輝く
ユキカゼ:大地を渡っていく千里、浮世を巡っていく100年…!
〜キュイィィン!〜
禍太刀を中心に地面に光の魔法陣が描かれていく
ユキカゼ:「天狐の土地神ユキカゼ」と「討魔の剣聖ダルキアン!」
〜ギュルルルン!〜
禍太刀がユキカゼに攻撃を仕掛けたが…
〜キュイン!バシン!〜
ユキカゼのすぐ近くにいた小狐が結界を張り攻撃を封じた!
ユキカゼ:流れめぐった旅のうち、封じた禍太刀…
〜シャイィィィィィン!〜
2人の周りに無数に光の短刀が現れる
ユキカゼ:500と9本!!
〜ビュウゥゥゥゥ!〜
禍太刀が再び攻撃するが…
ユキカゼ:天地に下峰の華はなし!
〜キュイン!ビュビュビュビュ!!〜
無数の光の短刀が少し傾くとそのまま妖刀に刺さっていく!
禍太刀 ::*^〆°^+」$°〆%○=→+〒°!?
ユキカゼ:朽ちよ!禍太刀!!
〜シュウゥゥゥ、パリン!!〜
いくつかの光の短刀がダルキアンの刀に宿ると刀の刀身に紫の光の刃が誕生した!
ダルキアン:神狼滅牙…封魔断滅!!
ダルキアンは上に飛び、そのまま刀を妖刀めがけて刀を振り下ろした!
〜ビキビキバキバキ、ガシャーン!〜
妖刀を中心に空にまで届く巨大な光の柱が発生し、妖刀はその威力に耐えきれず粉々に砕けちり、空を覆っていた雲も一気に晴れ、その様子を蒼真達は先ほど砦で合流したレオ、ルージュ、リコッタと見ていた
蒼真:い、今のってもしかして…
〜ドゴーン…!〜
蒼真達:!
先程までいた場所から大きめの土煙が上がった、どうやら魔物の身体は完全に崩壊したようだ
ダルキアン:うん、無事に済んだか
ユキカゼ:はい親方様、封印刀の中にしっかりと封印しました
ユキカゼは自身の短刀を懐に収めると、目の前にある封印刀を手に掴む
ダルキアン:うむ、砦にいらっしゃる姫様達に報告に行かねばな…
ダルキアンは刀に纏わせたオーラを消すと鞘に刀を収める
ユキカゼ:はい!拙者が行って参ります!
ダルキアン:あぁ、頼むでござるよ
ユキカゼ:隠密一同!着いて来たい者、拙者につ〜づけ〜!
隠密達:あん!わんわん!!
ユキカゼの号令に隠密の犬や狐達がユキカゼを追って走っていく
〜数分後〜
ユキカゼは砦に到着するとミルヒに禍太刀を封印したことを報告し、ミルヒは自身に起きたことを皆に説明していた
ミルヒ:というわけで、私はこの子の母親に頼まれてそれで妖刀の事を聞いて…
蒼真:エクセリードとパラディオンが力を貸してくれて今に至る
ユキカゼ:なるほど、そうでござったか…
ユキカゼはミルヒの前で膝をつく
ユキカゼ:姫様、改めてお見事にございます、魔物の多くは呪いに見舞われた悲運な存在、それをただ退治するのみにあらず拙者の同胞を救ってくださいました…
ミルヒ:いいえ、私1人では何も…蒼真やレオ様達のおかげです
ユキカゼ:勇者殿もお見事でござる!あとでうんと撫でてあげるでござるよ♪
ユキカゼはそう言うと左手を頭を撫でるように動かす
蒼真:あはは、ありがとう♪
エクレ:むぅ…
それを聞いたエクレは面白くなさそうに顔を膨らませていた
ミルヒ:ねぇユキカゼ、この子の母親はやっぱり、もう…
ミルヒの質問を聞いたユキカゼはその場から立ち上がる
ユキカゼ:姫様がお会いになったその子の母親は、魔物の血肉に取り込まれた中、我が子を想う一心で心を繋いでいたと思われます…魔物としての母体が滅びこの子が助かった今母狐の魂は天に帰ったのではと…
ミルヒ:そうですか…
ユキカゼの結論を聞いたミルヒと蒼真は悲しそうな表情を浮かべていた…
ユキカゼ:姫様、その子狐拙者がお預かりしてもよろしいでしょうか?
ミルヒ:は、はい…!
ミルヒはユキカゼに抱っこしていた小狐を託す
ユキカゼ:喧嘩になるまで我が家で面倒みたいと存じます
ミルヒ:はい、お願いします!
エクレ:あとはレオ様か、お怪我の具合、悪くないと良いのだが…
蒼真:そうだね…
ミルヒ:……
エクレの発言を聞き、皆心配な表情を浮かべる
ルージュ:砦の防衛隊とビスコッティ二番隊の兵士達、負傷者は出ていますが死者や行方不明者は出ていません、魔物の様子が中継されていたため各地の戦闘は停止中、両国民とも皆レオ様やミルヒ姫様達の安否を心配しております
レオ:そうか…
レオは一室の部屋でベットに横になりながら治療を受け、現在の状況をメイドのルージュから聞いていた
レオ:ホールを開け報道陣を呼べ、代表放送を行う
ルージュ:あ、はい!
リコッタ『心配するビスコッティ、ガレット両国民に向けて急遽行われた代表放送、その内容はレオ様による謝罪とこの日の戦を中止するというものでした、中止の原因は巨大な魔物が現れた事、それによる負傷者が出た事、魔物出現の原因調査と安全確保のため…』
レオ《魔物が現れた原因はまだわからんが…今回はワシが調子に乗って、国の宝剣を賭けようなどと言い出した事に対する、天罰やもしれん…皆が楽しみにしていた大戦をこのような形で終了せざるおえなかった事、興行主として心から謝罪したい、すまなかった…》
レオは頭を下げ、両国民や両国戦士達に謝罪をした
レオ《次はこのような事がない楽しい戦を、近々に用意する、無論ビスコッティ側ともキチンと協議してな、ワシは今回のことを経て、領主としてより一層精進していくことを心に決めた、こんな頼りない領主ではあるがガレットの皆は今後も、ワシについて来てくれるであろうか?》
ガレット国民&兵士:オォォォォォォォ!!!
ガレット国民と兵士は当然だと言わんばかりの声を上げる!
レオ《ビスコッティの皆も、ワシの戦に参加してくれるであろうか?》
ビスコッティ国民&兵士:オォォォォォォォ!!!
ビスコッティの国民と兵士も勿論と言わんばかりの声を上げる!
レオ《感謝する、ありがとう!》
ガレットとビスコッティの国民と兵士達の声を聞き、レオは感謝の言葉を述べ、報道陣とミルヒ、蒼真達はその光景を見て拍手をするのであった
リコッタ『レオ様の謝罪があって…そしてその日の夜には、中断した戦の埋め合わせも兼ねて姫様の臨時ライブが開催される事になったのであります!』
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