〜チュンチュン〜
蒼真:うぅ…?
地球時間4月4日9時30分、蒼真は自室の部屋のベッドの上に寝ていた
〜ムクッ…〜
蒼真:あれ…?ここは…ん?
蒼真は目元に違和感を感じ触れると涙が出ていたことに気づく
蒼真:涙…?
〜ガチャ〜
蒼真:?
突如扉が開く音が聞こえ振り向くとそこには驚いた顔をした咲がいた
蒼真:あ、咲おは…
咲:そ、蒼真〜〜〜!?
蒼真:うぉ!?
咲がいきなり大声を出したので蒼真は驚く
咲:そ、蒼真!?いつ帰ってきたの!?
蒼真:え?か、帰ってきたって何…?
蒼真が困惑していると一階にいた他のメンバーも上がってきた
れいか:咲さんどうしました急に大声出して…!?
祈里:って蒼真くん!?
あかね:ほんまや蒼真や!
なお:蒼真!フロニャルドから帰って来れたんだ!!
蒼真:え…フロニャルド…?
あすか:とにかく無事で良かったぜ!
舞:ねぇ蒼真、帰ってきて早々悪いんだけどフロニャルドについて質問良いかな?絵の題材にしたいの!!
蒼真:あ、あのさみんな…
さあや:ん?どうしたの?
蒼真:さっきから言ってるフロニャルドって…何?
さあや達:………えっ?
ほまれ:な、何って蒼真が今日までいた場所の名前でしょ!?
蒼真:え?僕が?そんなところ行ってないんだけど…というか僕修行を終えてからどうしたんだっけ…?
しかし蒼真は本当に覚えてないのか疑問符を浮かべていた
灯:これはいったい…どういうことなの
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〜カチャカチャカチャカチャ〜
鏡夜:う〜ん…
さあや達は蒼真を鏡夜のラボに連れて行き、蒼真の身体に何か異常がないか調べていた
灯:どう鏡夜、何かわかったの?
鏡夜:一通り調べてみたがソウの身体には異常は見られねぇなぁ
さあや:では何故蒼真は記憶を失っているのですか…?
鏡夜:……これは俺様の推測になるが、おそらく蒼真がこっちに帰る際になんらかの力が働いてフロニャルドに関する記憶が無くなったのかもしれねぇな…
あすか:ま、マジかよ!
鏡夜:あくまで俺様の推測さ、本当の所はわからねぇ…ま、しばらくは様子見だな
舞:そうですか…
鏡夜達は検査のためにベットに寝かされている蒼真を見る
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〜ザッザッザッザ〜
あかね:いや〜にしても楽しみやな〜花見!
咲:お弁当たくさん食べるぞ〜!
なお:お〜!
蒼真:2人とも、まだ別荘についてないのに気が早いよ…(苦笑)
翌日、検査を終えた蒼真はお花見をするため、さあや達と礼堂家所有の別荘に向かっていた
さあや:蒼真、別荘は後どのくらいで着くの?
蒼真:後5分くらいで着くと思うよ
和泉:別荘に行くのも久しぶりだね〜
〜数分後〜
蒼真:あ、あれが別荘だよ
さあや達:おぉ〜!
蒼真達の視線の先には一軒のログハウスがあった
???1:蒼真〜!和泉〜!
蒼真&和泉:?
???2:2人とも〜久しぶり〜!
蒼真と和泉は名を呼ばれ視線を向けるとそこには2人の女の子がいた
1人はボーイッシュな見た目の黒髪で2人より年上に見える女の子、もう1人は長い茶髪のツインテール、目の色は碧眼で2人と同い年くらいの女の子
蒼真&和泉:七海!ベッキー!!
2人は嬉しそうに女の子達の名前を呼ぶ
さあや:七海…?
ほまれ:ベッキー?
さあや達が疑問符を浮かべていると七海と呼ばれた女の子が蒼真と和泉に向かって走り出しそのまま2人に抱きついてくる
???1→七海:にゃ〜♪
〜ギュッ!〜
蒼真:おぉぉ!?
和泉:わぁぁ!?
さあや達:!?
れいか:あらあら♪
七海:お久しぶり〜♪にしても2人やっぱかわいいな〜♪
七海はそう言いながら2人を抱きしめながらじゃれついてくる
蒼真:久しぶりの挨拶がいきなりこれか〜?w
和泉:な、七海苦しいよ〜♪
七海:蒼真、ちゅ〜♪
蒼真:ちょっやめれ〜♪
蒼真と和泉は苦しそうにしながらも嬉しそうな表情だった
???2→ベッキー:もう七海ってば、2人に挨拶するのは良いけど他の人達ほったらかしにしちゃダメだよ
七海:あっそうだった!?2人に久しぶりに会えたのが嬉しくてつい!
七海は2人から離れると自己紹介を始める
七海:初めまして!蒼真と和泉の親戚でお姉ちゃんで幼馴染の高槻七海で〜す♪
ベッキー→レベッカ:私も蒼真と和泉の幼馴染で同い年のレベッカ・アンダーソンです、みんなからはベッキーって呼ばれてます
あかね:あぁこれはどうもご丁寧
れいか:七海さん、ベッキー
なお:久しぶりだね♪
七海:わぁ〜!れいかになお!
レベッカ:久しぶりだね!
咲:2人とも知ってるの?
れいか:えぇ、あれはまだ私達が小さい頃、お二人も当時七色ヶ丘に住んでいたのです
なお:みんな家が近かったからよく遊んでたんだ〜♪
椿:そうなんだ〜
七海:じゃあみんな!おじさん達もう来てるから早く行こう!
蒼真達:おぉ〜!
その後、蒼真達は父親の修也と母親のエリス、一緒に来ていた蒼真と和泉の弟と妹に挨拶したり、夜にはBBQをし、隠し芸などでみんな楽しく過ごしていた、みんなが寝静まった頃、蒼真まだ起きており1人考え事をしていた
蒼真:……(みんなが言っていたフロニャルド…聞いたことない場所の名前のはずなのに、何故か聞き覚えがある気がする…それにすごく大事なことを忘れてるこの感じ、とても大切な物がぽっかり抜け落ちたみたいな…不安な気持ち…)
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『フロニャルド』
〜ドサっ〜
リコッタ:うぅん…?
翌日の早朝、フロニャルドではフィリアンノ城にある図書館でリコッタが机に伏せて寝ていたが物音が聞こえ目を覚ます
リコッタ:ノワ…?
ノワール:ごめん…起こした?
物音の正体はノワールが置いた2冊の本の音だった
リコッタ:うぅん、平気であります…
ノワール:蒼真の里帰りがそんなに大変なこととは知らなくって…私ちゃんと気づけば良かった
リコッタ:それが…勇者様の望みでありましたから
ノワール:これ、ガレットの図書館から持ってきた召喚に関する書物…
リコッタ:ありがとうであります…!
〜グッ、ペラッ…〜
リコッタ:?手紙?
ノワールが本を持ち上げるとその間から手紙が落ちてきた
ノワール:え?この印璽、ビスコッティ領主のものじゃ…?
リコッタはその手紙を手に取り、裏面を見るとそこにはこう書かれていた
『王立研究院宛 勇者召喚について』
リコッタ:……!?
〜バタン!〜
その手紙をノワールと共に読んだリコッタはどこかに走っていく
ノワール「召喚した勇者を送還する際の注意事項…送還は勇者が召喚主やフロニャルドと正しい関わりを持つことを拒んだ場合のみ行う方法である…この場合、勇者はフロニャルドから記憶を含んだあらゆる物を持ち帰ることができない…ただしこの記憶はすぐ失われるわけではなく、送還後は言わば鍵をかけた状態となっておりその記憶が完全に失われるまでは半年余りの日時が必要である、このため送還した勇者を再召喚するためには以下の条件を満たす必要がある…その1『最初の期間から再召喚までは91日以上の時間を空けること」
リコッタ:エクレ!
騎士団の訓練場にやってきたリコッタはエクレの名を呼ぶ
エクレ:リコ?どうしたんだいったい…?
リコッタ:エクレ、勇者様から何か預かってないでありますか!?
エクレ:な、なんだいきなり…?
リコッタ:どうなんでありますか!?
エクレ:た、確かにおまえの言う通り勇者からこれを預かっているが…
エクレは蒼真から預かったリストバンドを見せる
リコッタ:はぁ…!
それを見たリコッタは笑顔になる
ノワール「その2『召喚主を含まない3名以上に対して勇者自身が再びフロニャルドに訪れるという誓約を行い勇者が身につけていた品を預けておくこと』品物の内容は問わないが勇者が元の世界から持ち込んだ品であることが望ましい…その3…」
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〜コンコン!〜
ミルヒ:?
リコッタ:姫様、姫様!こんな早朝に申し訳ないであります!
ミルヒの部屋にリコが慌ててやってきた
ミルヒ:リコ…どうしたんです?
リコッタ:姫様…勇者様から何か預かっていたでありますよね!?
ミルヒ:はい、式典の後に蒼真が元の世界に帰ってから開けてほしいとこれを…
〜コトッ〜
ミルヒはすぐ近くに置いてあった小箱持ち上げリコッタに見せる
リコッタ:中身は…?
ミルヒ:それはまだ…
リコッタ:開けてみてほしいであります!もしかしたら…もしかするのであります!!
ミルヒ:あっはい…
ミルヒはリコッタに催促され小箱を開ける
ノワール「召喚主に対しては誓約の品と約束の書を渡しておくこと、約束の書には必ず期間の約束と共に勇者と召喚主の名を記されていなければならない…」
小箱の中には蒼真の懐中時計と手紙が入っていた
ミルヒ:『親愛なる姫、ミルヒオーレ・F(フィリアンノ)・ビスコッティ様、勇者ソウマ・ライドウより感謝と愛と友情を込めて…追伸、きっとまた帰ってきます!勇者として約束を…』?リコ…?
手紙の内容を読み上げるとミルヒはリコが震えていることに気づく
リコッタ:…や……やったぁぁぁぁぁぁ!!姫様!!これならいけるであります!!勇者様の再召喚が可能になるであります!!!
ミルヒ:……本当…!
リコッタ:はい!勇者様、やっぱりちゃんと約束をちゃんと守ってくれたであります…!!
ミルヒ:……!
2人の目には嬉し涙が流れていた
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『地球・礼堂家別荘』
その頃蒼真は、別荘近くにある桜の木々の道で散歩をしていた
蒼真:……うん?
すると、目の前に1匹の犬がいた
〜ザッ〜
蒼真はしゃがむと右手を伸ばして犬にこっちに来るようにジェスチャーすると犬はそれに応じてこちらに走ってきて蒼真の前で座る
蒼真:よしよ〜し……ん?
蒼真は撫でていると犬の首に巻かれているスカーフに手紙が挟まっているのに気づきそれを取る
蒼真:手紙…?
〜カサッ…カチャ!〜
蒼真:!
蒼真は手紙を開けるとそこから一つの指輪が出てきた
蒼真:………
〜キラーン!〜
蒼真:はぁ……!
蒼真は指輪を見つめていると封じられていた記憶が開放された
蒼真:そうだ、僕は…!
〜ザッザッザッザ〜
さあや:あ、蒼真!
れいか:こんなところにいたのですね
すると蒼真を探していたさあやとれいかがやってきた
蒼真:さあや、れいか…僕思い出したよ
れいか:えっ?
さあや:思い出したって…まさか!
蒼真:うん!フロニャルドのこと…みんなのこと…全部!
れいか:まぁ!
さあや:よかったね、蒼真!
蒼真:夏休みみんなも一緒に行かない?
さあや:えっ?私達も…?
れいか:お誘いは嬉しいのですが…部活に入ってる私達は夏は忙しいですし…
蒼真:あ〜たしかに…
れいか:あ!でしたら七海さんやベッキーを連れて行くのはどうですか?
蒼真:え?七海とベッキーを?
れいか:えぇ、七海さんは蒼真とよく似てますし、ベッキーはファンタジー系が好きですから気に入ると思うんです!
蒼真:たしかに…後で話してみるよ!
さあや:それじゃあ早く戻りましょう!もう朝ごはんできてわ!
蒼真:わかった、早く戻らないとなおと咲に怒られそうだし♪
れいか:うふふ、蒼真ってば♪
3人は別荘に戻っていく
蒼真:(姫様…夏休みに僕は必ず帰ってきます!)
蒼真の手には先ほどの指輪が付けられていた
DOGDAYS編 終わり
今回でDOGDAYS編は終了となります!次回からはDOGDAYS'編に突入します!