パラディオン外伝 騎士と耳と尻尾の物語!   作:ウルトラ38

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〜前回のあらすじ〜
ジェノワーズと名乗る謎の3人組がミルヒを誘拐しようとしたが、蒼真の活躍によりミルヒを救出、ジェノワーズを撃破!そして蒼真は今回の騒動の首謀者であるガウルに挑戦状を叩きつけたのであった!


激闘!ミオン砦!前編

〜ダッダッダッダッ!〜

 

現在蒼真達はセルクルに乗り、ガウル殿下とガレット兵士達がいるミオン砦に向かっていた

 

エクレ:勇者、貴様セルクルに乗るのは初めてなのに上手だな?

 

リコ:であります

 

蒼真:まぁ元いた世界でも同じようなことをしたことあるからね、その経験が活かせてるのかも

 

リコッタ:そうなのでありますか!それにしてもまさかガウル殿下から勇者様に一騎討ちを申し込まれるとは…

 

蒼真:ところでさ、そのガウル殿下って誰なの?

 

エクレ:ガウル殿下はレオ閣下の弟だ

 

蒼真:えっ!?閣下の!?

 

エクレ:あぁ、おそらくレオ閣下が倒されたと聞いてその敵討ちをしようとしているのかもな

 

蒼真:そのために姫様を拐おうとしたのか…許せない…!

 

その時、ミオン砦に向かっている蒼真達を近くの丘から見ている和服姿で髪色は茶色でスタイルの良い1人の女性がいた

 

???:親方様〜!何か面白いものでもございましたか〜?

 

親方様と呼ばれた女性の後方から和服姿で髪色は金髪で同じくスタイルの良い女性と小狐が近づいてきた

 

親方様:お〜ユキカゼ、どうやら…戦のようでござるよ

 

その頃ミオン砦では、ミオン砦を囲うようにガレット兵士達が警備しており、中にも多くの兵士達が戦闘体制に入っていた

 

ゴドウィン:いや〜ガウル殿下にご指名いただき、このゴドウィン光栄でありますぞ

 

砦内部の一部屋にはガウルとその付き添いのメイドが1人、そしてゴドウィンがいた

 

ガウル:ヌハハハハハ!いや〜お前も今日の様子じゃ暴れ足りねぇだろうと思ってよぉ

 

ゴドウィン:いや〜全く、砦攻めも悪くありませんが自分はやはり…夜戦が得意でございます

 

ガウル:おう!ガッツリ暴れてくれよ…!あ、まぁお前も飲め!食え!

 

ゴドウィン:はっ!では遠慮なく…

 

ゴドウィンはガウルの付き添いのメイドからグラスを受け取り、そのグラスに酒が注がれる

 

ガウル:さて…ジェノワーズを倒した勇者の力がどれほどのものなのか…楽しみだぜ…!

 

その頃ミオン砦の外では、多数のガレット兵士達が門を警備していた

 

〜ダッダッダッダッ!〜

 

兵士達:おっ?

 

ガレットの兵士達は前方から向かってくる謎の音に気づく

 

〜ダッダッダッダッ!〜

 

蒼真、エクレの2人がミオン砦の正門目掛けてセルクルに乗り真っ直ぐ向かっていく!

 

エクレ:ガウル殿下の兵は悔しいが精鋭だ!夜戦で相手にするのはぶっちゃけ厳しい!

 

蒼真:うん!

 

エクレ:だが… かつての大戦では、千を越える騎兵隊を切り抜け、見事一騎だけで敵将に辿り着いた…伝説の騎士だって存在した!

 

蒼真:すごい…!そんな騎士がいたんだ…!

 

エクレ:それを思えば我々とて、百騎やそこらの相手など!

 

蒼真:うん!リコのサポートもあるし!

 

蒼真&エクレ:やってやれないことはない!

 

エクレ:やらねば時間に間に合わん!

 

蒼真:最短距離を…最高速で!

 

蒼真&エクレ:正面突破ァァァ!!

 

蒼真達を確認した兵士の1人は部隊長に報告する

 

兵士:垂れ耳隊長と勇者!マジで来ます!真っ正面!!

 

部隊長:よぉぉぉし!返り討ちじゃボケェ!弓兵!弓構えぇぇぇ!!

 

弓兵達:オォォォォォォ!!

 

〜ギギギ…!〜

 

弓兵達が弓を構えたその時!

 

〜ドンドンドドン!〜

 

隊長:?

 

〜ヒュ〜…ドガァァァァァァァァァン!!〜

 

兵士達:にゃぁぁぁぁ!?

 

どこからか何かが打ち上がる音が聞こえると、空から無数の桃色の砲弾が降り注ぎ、ガレット兵士達に直撃し、猫玉化していく!

 

兵士:ほ、砲撃!!砲撃〜〜!!!

 

隊長:まさか…!砲兵がいるのか!?

 

隊長はそう言いながら蒼真達の近くの森を見る

 

森の中には無数の砲台を操作するリコがいた

 

リコ:いるでありますよ〜!ビスコッティ学術研究員主席、リコッタ・エルマール!

 

〜ギュイン!〜

 

リコは背後に紋章陣を発動させると砲台に紋章陣が現れ光り輝き、再び砲台から砲弾が次々と放たれガレット兵士達に降り注ぐ!

 

リコ:戦場では、砲術士をやらせていただいているであります!

 

蒼真&エクレ:うぉぉぉぉぉぉ!!

 

リコの支援を受けながら蒼真とエクレはそのまま砦まで向かっていく!

 

同時刻、ミオン砦近くの丘の上に先ほど蒼真達を観ていた2人、親方様とユキカゼがいた

 

親方様:はははは!これは凄い、暗がりゆえ誰が誰やらわからんが若い騎士達が頑張っているでござる

 

親方様は望遠鏡のようなもので戦の様子を見ていた

 

ユキカゼ:ですがお館様、ビスコッティとガレットの戦のようですから…我々も加勢するべきなのでは…?

 

親方様:若者同士楽しく戦をしているのでござろう…大人が邪魔をするのは無粋でござるよ

 

〜トクトクトク〜

 

親方様はお酒を盃に注ぐ

 

親方様:拙者はのんびり見物をさせてもらうでござる

 

そう断言した親方様はそのまま酒を飲むのであった

 

〜ガラガラガラ…!〜

 

蒼真達が門を開けるとそこには多数のガレット兵士達が待ち構えていた

 

蒼真:これはまた派手なお出迎えだね!

 

エクレ:望むところだ!

 

2人はセルクルから降りて、それぞれ兵士達と戦闘を開始する!

 

蒼真:はぁぁぁぁ!おりゃあぁ!!

 

〜ボフン、ボフン!〜

 

エクレ:ふっ!はっ!やぁぁぁぁ!

 

〜ズバババババババン!〜

 

兵士達:ぐわぁぁぁ!?

 

2人は次々と兵士達を倒していく!

 

蒼真:デェヤァァ!…そういえば、リコの砲撃が止んだような…?

 

エクレ:おそらく敵兵に見つかった可能性が高いな…砲術士は歩兵に詰め寄られれば無力なんだ、むしろここまでよく持ってくれたと褒めてやりたい…

 

ゴドウィン:フハハハハハハ!中々やるではないか小僧ども!

 

兵士達の後ろから黒い鎧を身に纏い、両手には鉄球が鎖で斧に繋がれた鉄球斧を持っているゴドウィンが現れた

 

蒼真:あの人は…?

 

エクレ:奴はゴドウィン・ドリュール!ガレットの将軍だ!

 

ゴドウィン:勇者の坊主は我らが主ガウル殿下のご指名なのだが…気が変わった、ここで貴様を倒してくれる!

 

エクレ:…おい勇者(小声)

 

蒼真:?なにエクレ…?(小声)

 

エクレ:お前は先にいけ、ゴドウィン将軍と兵士達は私が引き受ける…!(小声)

 

蒼真:わかった…!(小声)

 

ゴドウィン:お前ら何コソコソと話してやがる!!

 

〜ブウン!〜

 

ゴドウィンは鉄球を2人に投げてきたが

 

蒼真:オラァ!

 

〜ドゴン!〜

 

ゴドウィン:ぬぅ!?

 

〜ガシッ!〜

 

蒼真はその鉄球を蹴り返した!ゴドウィンは驚きつつもキャッチする

 

ゴドウィン:この俺の鉄球を蹴り返すとはな…!おもしろい!もっと俺を楽しませろ!!

 

ゴドウィンが大斧で攻撃しようとしたその時!

 

〜キラン…!グルルルルルル!〜

 

ゴドウィン:あん?

 

〜ガアン!〜

 

ゴドウィンの背後から飛んでくる謎の紫色の円盤に気づきそれを大斧で防ぐ!

 

ゴドウィン:でゃあぁぁぁぁ!!

 

〜ガキン!ギュルルルルルルルル…!ザン…!〜

 

ゴドウィンが円盤を押し返すとその円盤は回転が弱まり、蒼真達の近くに刺さるとそれは大刀であった

 

エクレ:!この刀は…!

 

???:遠間より失礼仕った!

 

???2:アン!

 

蒼真達は上を向くとそこには砦の壁に立つ1人の女性と犬が1匹いた、女性は先ほどから蒼真達を見ていた親方様であった

 

親方様:おぉ、久しぶりでござるなエクレール…暫く見ないうちに大きくなった…!

 

エクレ:ダルキアン卿!!

 

蒼真:えっ?

 

ゴドウィン:ダルキアンだとぉ…!?

 

親方様→ダルキアン:以下にも…そこの斧将軍と勇者殿にはお初にお目にかかる…ビスコッティ騎士団自由騎士、隠密部隊頭領、ブリオッシュ・ダルキアン!

 

〜バッ!〜

 

ダルキアンは手に持っていた巻物を広げ蒼真達に見せる

 

ダルキアン:騎士団長、ロラン殿の要請を受け…助太刀に参った!

 

ホムラ:ワォォォォォン!

 

ホムラが吠えたその時、蒼真は後ろの塔からダルキアンを狙い、月の光を反射した弓矢を確認した

 

蒼真:はっ!危ない!後ろ!!

 

〜ビュンビュビュン、ビュン!〜

 

蒼真が危険を知らせたのと同時に無数の弓矢が放たれたが…

 

ダルキアン:紋章剣…

 

〜ギュイン!〜

 

ダルキアンが腰の刀に手を掛けたのと同時に紫の紋章が現れる

 

ダルキアン:烈空…一文字!

 

〜ズバン!〜

 

ダルキアンの紫の烈空一文字が無数の弓矢を全て斬り落としたその時…

 

〜ズズズズズズ…!〜

 

兵士達:うわぁぁぁぁぁぁぁ!?

 

〜ズシャアーン!!〜

 

なんとダルキアンは弓矢だけでなく塔までも真っ二つに斬り裂き、斬られた塔の上部分はそのまま地面に落ちた

 

ダルキアン:いや〜助かったでござるよ勇者殿♪

 

蒼真:あっ…いえ!

 

ダルキアン:おっ、登場の途中でござったな…えっと…どこまで話したか?

 

ダルキアンは足元のホムラに聞く

 

ホムラ:アン!

 

しかしホムラは犬なので吠えるしかできなかった

 

ダルキアン:まぁともかく、押しかけ助っ人の推参でござる、さぁ…いざ尋常に…!

 

〜ヒュ〜…ドパーン!〜

 

ダルキアンの後ろから花火が打ち上がる

 

ダルキアン:勝負でござる♪

 

同時刻砦の別の場所に待機していた部隊長は突然打ち上がった花火に驚く

 

部隊長:花火!?誰だあんなもの上げたのは!?

 

部隊長が後ろに待機している兵士達に振り向きながら聞いたその時

 

〜ボンボンボンボン!〜

 

突如兵士達が猫玉となりそこにはユキカゼがいた

 

部隊長:なぁがががぁ!?

 

ユキカゼ:拙者…ビスコッティ騎士団、隠密部隊…

 

ユキカゼが名乗り始めるが…

 

部隊長:おのれぇいつのまに!!

 

部隊長に名乗りを遮られた

 

ユキカゼ:うぅ…最後まで言わせて欲しいでござる…紋章拳!

 

〜ギュイン!〜

 

ユキカゼの右手の甲に黄色の紋章が現れる

 

部隊長:いいいいやぁぁぁ!

 

部隊長がユキカゼに突撃していくが

 

〜ビュウン!〜

 

部隊長:えっ…?

 

ユキカゼが凄まじいスピードで部隊長の懐に入り込む

 

ユキカゼ:ユキカゼ式体術… 狐流…!

 

〜ドゴン!〜

 

部隊長:がぁかぅ!?

 

ユキカゼは右ストレートで部隊長の鎧を破壊する!

 

ユキカゼ:…蓮華昇!

 

ユキカゼはそのまま左足で部隊長を空高く蹴り上げる!

 

部隊長:うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぇ…!?

 

部隊長は月に重なるくらいの高さまで蹴り上げられ、ユキカゼも飛び上がり部隊長と同じ高さに辿り着く

 

ユキカゼ:斬!

 

〜ジャキン!ボフン!〜

 

ユキカゼは懐の小刀を取り出し、部隊長を一刀両断し猫玉にした!

 

〜シュタ!〜

 

ユキカゼは着地し、小刀を懐に戻した

 

ユキカゼ:ビスコッティ騎士団、隠密部隊筆頭…ユキカゼ・パネトーネにござる!にん♪

 

ユキカゼは名乗り終えると左手の甲に紋章を出す

 

リコ:ユッキー〜!

 

ユキカゼ:?

 

リコ:花火も砲弾もゲットしてきたでありま〜す!

 

リコが火薬などを集めてユキカゼの元にやってきた

 

ユキカゼ:ナイスでござるよリコ!

 

部隊長:おんぐ…がぁ…

 

ユキカゼ:あっちなみに、リコを捕まえようとした兵士達は全員眠ってもらっているでござるよ、後で助けてあげるとよろしいかと

 

ユキカゼ:ではリコ、早速親方様とエクレ達の支援に向かうでござるよ〜

 

ユキカゼはリコを背負いながら今度の任務を伝える

 

リコ:了解でありますよユッキー!

 

〜ギュイン!…ビュウン!〜

 

ユキカゼは足元に紋章を発動させ、壁を軽々とジャンプする!

 

2人の視界には蒼真達が兵士達と戦っている様子が映る

 

ユキカゼ:おぉ〜やってるでござるな〜

 

リコ:応援の1発、ドカンといくでありますよ〜!

 

ユキカゼ:ござる♪

 

〜バッ!〜

 

ユキカゼとリコは砦から集めた花火と砲弾を空中にばら撒く

 

ユキカゼ:リコ&ユッキー式砲術…!

 

リコは右手の甲にユキカゼは左手の甲に紋章を発動させる

 

ユキカゼ&リコ:繚乱、大百花!!

 

〜キラ〜〜〜ン!〜

 

2人が紋章を出した拳をぶつけさせると、2つの紋章が共鳴し波動が起き、その波動は花火玉と砲弾に伝わり、点火した

 

〜ヒュ〜…ドガガガガガガガガン!〜

 

花火玉と砲弾は一気に爆発し、次々と兵士達を猫玉にしていき、砦内部は火の海になっていた

 

蒼真:なんかすごいことになってる!?

 

エクレ:勇者!今のうちに殿下のところに行け!

 

蒼真:わ、わかった!

 

〜ダッダッダッダッ!〜

 

蒼真はセルクルに乗り、ガウルのいる場所へ向かっていく

 

エクレ:我々はゴドウィン将軍達をここで倒す!

 

ゴドウィン:おのれぇぇぇぇぇ!よくもやってくれたなぁぁぁぁ!!

 

ダルキアン:エクレール、いくでござるよ!

 

エクレ:はい!

 

ダルキアンとエクレはゴドウィン将軍達と戦闘や開始する!

 

その頃砦内部に潜入した蒼真は通路のような場所にたどり着いた

 

蒼真:ここは…?

 

ガウル:よう

 

蒼真:っ!

 

蒼真は前を見るとそこには同じようにセルクルに乗り、槍を持ったガウルがいた

 

ガウル:お前がビスコッティの勇者だなぁ…俺はガレットのガウル・ガレット・デ・ロアだ!お前の名前はなんて言うんだ?

 

蒼真:僕は蒼真…礼堂蒼真!ビスコッティの勇者だ!

 

ガウル:蒼真か…良い名前だな!

 

蒼真:それはどうも…!

 

ガウル:さて…お互い名乗ったことだし…勝負といこうじゃねぇか!

 

〜ダッダッダッダッ!〜

 

蒼真:望むところだ!

 

〜ダッダッダッダッ!〜

 

蒼真とガウルはセルクルに乗ったままお互いに突撃していく!

 

蒼真&ガウル:はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

〜ガキン!〜

 

蒼真のパラディオンとガウルの槍が激突し、今2人の一騎打ちが始まる!




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