パラディオン外伝 騎士と耳と尻尾の物語!   作:ウルトラ38

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激闘!ミオン砦!後編(修正)

蒼真&ガウル:うぉぉぉぉぉぉ!!

 

〜ガキン!〜

 

蒼真&ガウル:くぅ…!

 

蒼真とガウルは激しい攻防戦を繰り広げており、お互いの武器が何度もぶつかり合う

 

〜ガン!ギン!ガン!ゴン!ガン!〜

 

2人は一旦お互いに距離を取る

 

ガウル:へっへへ…!

 

〜ブン!〜

 

ガウルは持っていた槍を蒼真に向けると

 

〜ボガン!〜

 

ガウル:おっ?

 

今までの激しい攻防によって槍がへし折れたのであった

 

蒼真:くっ…!

 

〜ボガン!〜

 

蒼真:ッ!

 

それは蒼真も同じで棒形態のパラディオンも折れてしまった

 

ガウル:良いねぇ…充分客を呼べる腕前だ…!

 

ガウルはそう言うと折れた槍を捨て、セルクルから降り、セルクルをここから離れさせる

 

ガウル:だが…もうちっと派手な技が欲しいとこだな、俺らの戦は、見せてなんぼの代物だ…!

 

〜ドォウン!〜

 

ガウルは自身の紋章を背後に出現させる

 

ガウル:強さと華麗さ・豪快さ…その辺が騎士と戦士の必須事項、そのための力が…この輝力だ!

 

〜ギュイン!ギュイン!〜

 

すると、ガウルの両手足に輝力のエネルギーが獣の爪のような形となって装備される

 

ガウル:輝力解放、獅子王爪牙!!

 

〜ダッ!〜

 

ガウルはそのまま蒼真に向かって突撃してくる

 

蒼真:くっ!

 

蒼真は折れて2本になったパラディオンで攻撃を防ごうとする

 

ガウル:へへっ!

 

〜ドオン!〜

 

蒼真:ぐぅ…!

 

ガウルの蹴りをパラディオンでなんとか防いだ蒼真だったがその衝撃でセルクルから落とされてしまった

 

ガウル:どぉぉぉりゃあぁぁぁぁ!!!

 

〜ビュビュビュビュビュビュン!〜

 

蒼真:ぐっ、ふっ、くっ…!

 

ガウルは連続パンチを繰り出し、蒼真はパラディオンで防ぐ

 

ガウル:天雷…!

 

〜ドォォン!〜

 

蒼真:ッ!?

 

ガウルは輝力の光弾を放ち蒼真はパラディオンで防ぐがそのまま吹き飛ばされ宙に浮いた

 

ガウル:へっへへ!

 

〜ビュン!〜

 

ガウルは蒼真の元までジャンプし一気に近づいた!

 

〜ビュウン!ガシャン!〜

 

蒼真:うっ!

 

ガウルはそのまま左手を突き出して攻撃し、蒼真は回避しようとしたが左手の手甲が破壊される

 

〜ドオン!〜

 

ガウルは両手を天井につけ、紋章を発動する

 

〜ドン!〜

 

蒼真:がぁ!?

 

ガウル:爆砕陣!!

 

〜ドガァァァ!〜

 

ガウルは勢いを利用して急降下キックを蒼真に喰らわせ、地面に叩きつけた!

 

そのままガウルは蒼真に乗りながら滑っていくが…

 

ガウル:…あれ?

 

〜ドゴーーーーン!〜

 

なんと2人揃って近くの柱に激突し、轟音が鳴り響き煙が舞う

 

ガウル:〜〜〜!!

 

ガウルは激突した衝撃に痛がっていたがすぐさま立ち上がる

 

ガウル:…ぐははははははははぁっ!どうよ!獅子王爪牙からの天雷爆砕陣!!街じゃ噂の輝力系必殺技だ!ふっ、終わったな…!

 

ガウルが鼻血を出した状態で自信満々に言ったその時!

 

〜バゴーン!〜

 

ガウル:ふっふぁ!?

 

蒼真:はぁ…はぁ…勝手に終わらすなぁぁぁぁ!!

 

同じく柱に激突して瓦礫に埋まっていた蒼真が瓦礫を吹き飛ばして立ち上がった

 

ガウル:あ、あ〜れぇぇ!?あっいや、今のは普通に終わりだろ!?

 

ガウルは蒼真が立ち上がってことに困惑していた

 

ガウル:何で立ってんだテメェ…?化け物か?化け物なのか!?お!?

 

ガウルは蒼真の身体見ていると、パラディオンの先がボロボロに傷ついていることに気づいた

 

蒼真は地面に叩きつけられる前に両手に持っていた折れて2本になっていたパラディオンを先に地面に突き刺して防御していたのだ!

 

ガウル:(へっ…こいつ…あの一瞬でそんな防御を…!)

 

ガウルが一瞬で防御姿勢を取った蒼真に感心していたその時

 

〜ブシャ!〜

 

蒼真:だぁ!?

 

ガウル:うぉ!?

 

蒼真の頭から血が噴き出たのであった

 

蒼真&ガウル:(やっぱり効いてたぁぁぁぁ!?)(汗)

 

蒼真:だぁぁぁぁえぇぇぇぇ!?

 

ガウル:あぁぁ!!ば、バカおめぇ!?(汗)

 

蒼真は頭から血を出しながら柱の周りを走り回り、ガウルはそれを追いかけて、蒼真のマントを掴み捕まえる

 

ガウル:怪我してんじゃねえか!? 異世界人はけもの玉になれねえんだから、あんまり無理な耐え方すっな…(汗)

 

ガウルは呆れた様子でそう言うと、蒼真は頭の血を祓うように頭を振る

 

蒼真:よ、余計な心配はNOサンキュー!それになんとなくわかってきたぞ…輝力ってのは…こんな感じ!

 

蒼真は両手のパラディオンに輝力を流すと2本パラディオンの先に輝力の刃が付与された!

 

ガウル:ほう…!

 

蒼真:僕は許さない…

 

ガウル:あん?

 

蒼真:姫様を誘拐して、コンサートを中止させようとした君を、僕は許さない!!

 

ガウル:へっ?こ、コンサート!?

 

〜ダン!〜

 

ガウル:!?

 

蒼真:はぁぁぁぁ!

 

ガウル:ッ!

 

〜ガッ、ガキン!〜

 

ガウルは近くにあった剣を手に取り蒼真の攻撃を受け止める

 

ガウル:いっや待て待て待て勇者!!コンサートって!?

 

蒼真:おぉぉぉりゃあぁぁぁぁ!!

 

ガウル:なッ!?

 

〜ドゴン!!〜

 

ガウルの立っていた場所に蒼真の輝力の力によって小さなクレーターを生み出した!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

猫玉達:にゃう〜…

 

その頃、ダルキアン達は迫り来るガレット兵士達を倒し、残るはゴドウィンのみとなっていた

 

ゴドウィン:ぬぅ…!

 

ダルキアン:……

 

ゴドウィンは苦い顔をしている中、ダルキアンは余裕のある表情を見せていたその時

 

ユキカゼ:親方様〜!!

 

ダルキアン:ん?

 

ゴドウィン:ぬぅ!?

 

ユキカゼ:大変でございます〜!敵増援が参ります!!

 

ダルキアン:数は?

 

リコッタ:それが…一騎のみなのであります!?

 

〜ダンダンダンダン!〜

 

リコッタ:レオ姫様が…一騎だけでいらしているのであります!!

 

レオ:……!

 

リコッタが持っていた望遠鏡には愛鳥のドーマに乗り砦に向かってくるレオの姿が映っていた

 

レオ:正門!開けぇぇぇぇい!!

 

ガレット兵士:は、ははぁぁぁ!!

 

〜ガコン!ゴゴゴゴゴ…!〜

 

レオの指示に従い正門に残っていたガレット兵士が門を開け、レオはそのまま砦内部に入ってきた

 

ゴドウィン:閣下!

 

ゴドウィンはすぐさま膝をつけ頭を下げる

 

ダルキアン:これはレオ姫、ご無沙汰でござる

 

ダルキアンもレオの姿を確認すると挨拶と同時に頭を下げる

 

レオ:久しいのぅダルキアン…じゃが姫とは呼ぶな、今は領主じゃ

 

ダルキアン:これは失礼

 

ゴドウィン:か、閣下ぁ…これはそのぅ…(汗)

 

ゴドウィンはバツが悪そうな顔で何か話そうとしたがレオは聞く前にドーマから降りる

 

レオ:そこを退けダルキアン、わしはガウルに話がある

 

ダルキアン:申し訳ございませぬ…ここは戦場、そして拙者は若者達の殿(しんがり)を勤めております

 

レオ:推して通れと…

 

ダルキアン:御意…

 

〜キュイン!〜

 

レオ:ふん…わしを以前のわしと思うなよ、もはや…貴様が相手でも引けは取らぬ!

 

〜キュイン!ギャリン!〜

 

ダルキアン:お相手仕るでござる…!

 

お互いに武器に輝力を纏わせると…

 

〜ダン!ガキン!ギュイィィン!!〜

 

2人は同時に駆け出し武器がぶつかると大きな衝撃波を生み出した!

 

レオ:はぁ!

 

ダルキアン:ふっ!

 

〜ガガガギギギン!!〜

 

2人の攻撃が互いにぶつかり合い衝撃波が次々と起こる

 

〜ガキン!〜

 

レオ&ダルキアン:くぅ…!

 

2人の武器がぶつかり鍔迫り合いとなる

 

ダルキアン:時にレオ様、我が国に侵略繰り返されているそうでござるな…

 

レオ:それがどうした…いつも通りの我らガレットの戦興行じゃ!

 

ダルキアン:レオ様の侵攻に、我が国の真面目な騎士団長が頭を悩ませております…うちの姫様のコンサート興行や一般イベントが中々行えぬと

 

レオ:っ…それがどうしたぁ!!

 

ダルキアン:っ!?

 

レオ:だいたい貴様らの所の犬姫が開催する芋掘りバトルだの、海水浴もどきの水上戦などで若者の景気を癒してやれるか!!

 

ダルキアン:ん?いやぁ中々楽しそうでござるが…?

 

〜ガキン!〜

 

2人は鍔迫り合いをやめ互いに後ろに下り距離を取る

 

レオ:楽しくないとは言っておらん…それだけでは済まぬということもある…

 

ダルキアン:まぁうちの姫様も至らぬありましょう、歳と経験を重ね今よりも立派な領主になっていただきたい、家臣一同信じております…それいえどうか今しばらく…っ?

 

レオ:それが…そうできればどれだけ…!

 

ダルキアン:レオ姫…

 

ダルキアンはレオの内に秘める何かを感じた

 

レオ:っ!お喋りはここまでじゃ!誰に何を言われようと…わしはわしの道をゆく!!

 

〜ギュイン!〜

 

レオは紋章を発動し武器を構える

 

レオ:はぁぁぁぁぁ!!

 

ダルキアン:……!

 

〜カキン!〜

 

ダルキアン:……

 

レオ:くっ…!

 

ダルキアンは刀で防御しようとしたがレオの両手斧によりダルキアンは武器ごと吹き飛ばされた!

 

〜ビリィ!!ドサァ!〜

 

ダルキアンは壁にぶつかり上着を破壊されその場で横に倒れ込んだ

 

レオ:はぁ…はぁ…!

 

〜ヒュ〜

 

ダルキアン:う〜ん、お見事、降参でござる

 

ダルキアンは懐から小さな白旗を出して降参するのであった

 

レオ:ちっ!

 

〜ブン!ガシャン!〜

 

レオは持ってきていた両手斧をその場に投げ捨てる

 

レオ:おい!ゴドウィン!!

 

ゴドウィン:はっ、はっあぁぁぁぁ!!

 

ゴドウィンはレオに呼ばれるとレオの後ろに浮いていくのであった

 

ゴドウィン:さ、さすがでございますな閣下ぁ、あの騎士を一撃で…

 

レオ:たわけ…!

 

ゴドウィン:はっ?

 

レオ:奴は本気の2割も出しとらん!通してもらっただけじゃ…

 

ゴドウィン:そ、それは…

 

レオ:わしとて今ので3割…いや2割5部といったところじゃがな!

 

ゴドウィン:ははぁ!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

蒼真:はぁぁぁぁ!

 

〜ガン!キン!ギャリン!〜

 

ガウル:ちっ…こいつさっきより力とスピードが…!

 

その頃蒼真は新たに習得した戦法でガウルを追い詰めていた

 

蒼真:ふん!

 

〜バキン!〜

 

ガウル:なっ!?

 

蒼真はガウルの剣をへし折った!

 

蒼真:デェヤァァ!

 

〜ドゴン!〜

 

ガウル:がはぁ!?

 

〜ビュン、ドゴーン!〜

 

蒼真はガウルの腹部に回し蹴りを食らわせ、壁まで蹴り飛ばした!

 

蒼真:トドメだ!

 

蒼真は再び紋章を発動させ、パラディオンに輝力を流し込む

 

蒼真:烈空…十文字!!

 

〜ズバン!〜

 

蒼真は十字のオレンジの斬撃をガウルに向けて放った!

 

ガウル:ててて…っ!?

 

〜ドゴーーーーン!!〜

 

ガウル:ガァァァァァ!?

 

蒼真の烈空十文字がガウルに命中し、煙が舞い上がった

 

ガウル:が、がぁぁぁ…!

 

煙が収まるとそこにはガウルが後ろから倒れていた

 

蒼真:どうする?まだやる?

 

ガウル:…いや…今回は俺の完敗だ…もう一歩も動かねぇよ

 

蒼真:そっか…

 

こうして、今回のミオン砦の蒼真VSガウルは蒼真が勝利したのであった

 

ガウル:ってそうだ勇者!!お前コンサートってどう言うことだ!!

 

蒼真:どうもこうも、今日は久しぶりの姫様のコンサートなのに君達が姫様を誘拐しようとしたから、危うく中止になるところだったんだぞ!

 

ガウルは蒼真から話を聞いて顔から大量の汗が流れ出ていた

 

蒼真:?ねぇ何とか言ったらどうな…

 

ガウル:ま、まじかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

蒼真:うぉびっくりした!?

 

蒼真は突然ガウルが叫んだことで驚いた

 

蒼真:えっ…まさかガウル…知らなかったの?

 

ガウル:あったりまえだ!!!コンサートがあること知ってたらそんなことするかっての!!!

 

〜ドガーーーン!〜

 

蒼真&ガウル:え?

 

すると、突然扉が破壊され、そこから見覚えのある1人の女性がやってきた

 

レオ:ガウル…貴様…!!

 

ガウル:あ、ああああ姉上ぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!

 

蒼真:レオ閣下!?どうしてここに!?

 

レオ:この…大馬鹿者がぁぁぁぁぁ!!!

 

〜ゴチーーーーン!!!〜

 

ガウル:ギャアァァァァァァァァァァ!!!

 

ガウルはレオから強烈な拳骨を喰らった

 

蒼真はレオの後ろを見るとそこにはエクレ、リコ、ユキカゼ、ダルキアンの4人と、既にお仕置きされたのか頭に大きなタンコブができたジェノワーズの3人とゴドウィンがいた

 

レオ:今回は勇者のお陰でどうにかなったが…もし誘拐してコンサートが中止になったらどう責任を取るつもりだったのじゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

ガウル:ご、ごめんなさいぃぃぃぃぃぃ!!!

 

ガウルは完全に怒っているレオの前ではまるで子犬のような感じに怯えていた

 

レオ:勇者よ、この度は愚弟(ガウル)が迷惑をかけたな…

 

蒼真:あ、えっと…最初は怒ってましたけど、ガウルのお陰でまた輝力の使い方がわかったので…その、なんというか…

 

レオ:そうか…犬姫に伝えてもらえぬか、今回のことについては後日謝罪すると…ゴドウィン!!そこの3バカを連れてこい!!

 

ゴドウィン:ハッ!!

 

ゴドウィンは気絶しているジェノワーズの3人を持ち上げる

 

レオ:行くぞ!!

 

ガウル:イデデデデデデ!!姉上頭掴まないでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!

 

レオはガウルの頭を思いっきり掴み、引き摺りながらその場を去っていき、ゴドウィンもそれにつづいていく

 

エクレ:勇者、大丈夫か?

 

蒼真:うん、なんとか

 

すると、ユキカゼが蒼真の近くまで歩いてくる

 

ユキカゼ:勇者殿、自己紹介がまだでござったな、拙者、ビスコッティの隠密隊筆頭ユキカゼ・パネトーネにてござる

 

蒼真:初めまして、ビスコッティの勇者、礼堂蒼真です!

 

〜ニコ〜!〜

 

蒼真は笑顔で元気よく返事をする

 

ダルキアン:しかしさすがは勇者殿でござるな、あのガウル殿下に勝利するとは…見事でござったよ

 

蒼真:ありがとうございます!…ところでユキカゼさん?

 

ユキカゼ:さんは不要でござる

 

蒼真:じゃあユキカゼ…なんで僕の頭を撫でてるの?

 

ユキカゼ:え?

 

ユキカゼは蒼真に指摘され自身の右手を見ると

 

〜なでなで、なでなで〜

 

ユキカゼは無意識に蒼真の頭を撫でていたようだ

 

ユキカゼ:おっと、これは失礼したでござるよ

 

蒼真:大丈夫だよ、僕も頭撫でられて気持ちよかったし、ユキカゼ撫でるの上手だね♪

 

ユキカゼ:ありがとうでござる〜♪

 

ユキカゼは蒼真に頭を撫でるのが上手だと褒められる嬉しそうだ

 

蒼真:さて、それじゃあみなさん、姫様に戦の勝利の報告と歌を聴くためにホールに向かいましょうか

 

エクレ:何を言ってる勇者、姫様のコンサートまで後20分、ここからホールまで1時間はかかる…どれだけ急いでも間に合わんぞ

 

蒼真:大丈夫、このウルトラマンのチップを使えば余裕で間に合うよ

 

蒼真はあるウルトラマンのチップを取り出す

 

〜ガシャン!〜

 

デバイス《スタイルチェンジ!ウルトラマンデッカー!》

 

〜ピカーーーン!〜

 

ダルキアン:こ、これはいったい!?

 

ユキカゼ:ま、眩しいでござる!?

 

光が収まるとそこには銀、赤、水色の三色のスーツとアーマー、胸には宇宙をイメージした模様と左胸に青い結晶が付いており、額にはにはウルトラマンデッカーの頭部のクリスタルが装備されていた

 

エクレ&リコッタ(あ、あの姿は…!)

 

2人はミルヒが勇者召喚を宣言した際に観せた映像に映っていた姿だと気づく

 

蒼真:デッカースタイル!からの…!

 

〜キュイィィィィィン!〜

 

蒼真は両腕を胸の前でクロスし、左右に広げると蒼真の周りの虹色の光が螺旋回転し囲み、消えると蒼真のスーツとアーマーの色が銀と水色の2色の姿に変わっていた

 

蒼真:ミラクルタイプ!

 

リコ:また姿が変わったであります!

 

エクレ:勇者、お前何を…

 

蒼真:まぁ見てて

 

蒼真はみんなの前に立ち、両手を伸ばした状態で胸の前でクロスし、右手を下に、左手を上にくるように回転させると、左手が水色に光り輝き、蒼真は水色の輪を描くように左手を回転させる

 

〜ブウゥゥゥン!〜

 

蒼真が描いた輪を中心に歪みが発生する

 

エクレ:勇者!貴様この輪でどうするというのだ!?

 

蒼真:それはこの輪に入ればわかるよ

 

ユキカゼ:この輪っかに入るのでござるか?

 

蒼真:うん、それじゃあみんな、僕について来て

 

〜シュイン!〜

 

蒼真が輪の中に入るとその場で消えてしまう

 

リコ:き、消えたであります!?

 

ユキカゼ:どうなっているのでござるか!?

 

ダルキアン:うむ、拙者達も入るでござるよ

 

〜シュイン〜

 

ダルキアンを筆頭にエクレ達も恐る恐る輪に入り、最後に蒼真が輪の中に入る

 

〜コンサートホール〜

 

その頃ミルヒは控え室で衣装などに着替えて、ライブの時間まで待機していた

 

ミルヒ:…(勇者様達…大丈夫でしょうか…)

 

ミルヒが蒼真達を心配していたその時

 

〜シュイン!〜

 

ミルヒ:っ!?

 

ミルヒの後ろに水色の輪が出現した

 

ミルヒ:こ、これはいったい?

 

〜シュイン!〜

 

蒼真:よっと!

 

〜スタッ〜

 

すると輪の中から先に入った蒼真が出てきた

 

ミルヒ:勇者様!

 

蒼真:姫様…勇者蒼真、無事戦に勝利し、戻って参りました!

 

〜シュイン〜

 

続いて輪の中から後から入って来たダルキアン達も出て来た

 

ミルヒ:リコ、エクレール!それにユキカゼにブリオッシュまで!!

 

ダルキアン:これは姫様、お久しぶりでございます

 

エクレ:姫様がここにおられるということは…ここはホール!?

 

リコ:ミオン砦からここまで一気に移動したということでありますか!?

 

ユキカゼ:すごいでござるな〜

 

みんなが驚いている間に蒼真は変身を解除すると同時に水色の輪も消える

 

ミルヒ:とっても心配しました…でも、無事に戻ってこられてよかったです!

 

〜ガチャ〜

 

すると、控え室のドアが開く

 

アメリタ:失礼します…って勇者様方!?いつお戻りに!?

 

ミルヒ:アメリタ!

 

赤髪の彼女はアメリタ・トランペ、ミルヒの秘書である

 

蒼真:つい先ほど戻ってきました!

 

アメリタ:そうでしたか…姫様、あと20分でコンサートのお時間です、準備お願いします!

 

ミルヒ:はい!

 

アメリタ:勇者様方は特等席の方にご案内いたします

 

蒼真:ありがとうございます!

 

蒼真達が移動しようとすると

 

ミルヒ:勇者様

 

蒼真:?どうされました?

 

ミルヒ:少し、お話をしたいのですがよろしいでしょうか?

 

蒼真:わかりました、みんなは先に行っててください

 

エクレ:わかった、先に行っているぞ

 

エクレ達は先に特等席に向かい、蒼真とミルヒは近くにあった椅子に座る

 

蒼真:それで姫様、お話とは?

 

ミルヒ:…あのね、勇者様…

 

蒼真:はい

 

ミルヒ:お話ししようととしてたこと…

 

蒼真:うん

 

ミルヒ:私、ビスコッティの領主になったばっかりなんです…騎士団のみんなも、みんな父様の代からの騎士の人達ばっかり、両者としては全然ひよっこでダメダメなんです…ですから、勇者様にも本当にいろんなご迷惑…

 

〜ギュッ〜

 

ミルヒ:ッ…!

 

ミルヒが続きを言おうとしたその時、蒼真がミルヒの手を両手で優しく握った

 

蒼真:ぜぇんぜん!もう全く迷惑なんかじゃない!こっちに呼んでもらって、たった1日でもうこんなにすっごい体験ができてるし、こんなかわいい姫様にも会えてしね♪

 

蒼真は笑顔でミルヒにそう言い、ミルヒは嬉しそうな顔を浮かべる

 

蒼真:それにひよっこでもいいじゃん、僕だって勇者歴1日目のひよっこ勇者!ひよっこだって頑張れば飛べる…毎日一生懸命ならきっと立派な大人になれる、これ僕の幼馴染の1人の教え、ですから姫様は立派は領主ですよ♪

 

ミルヒ:ッ…!勇者様…!

 

〜コンコン〜

 

蒼真&ミルヒ:?

 

アメリタ:姫様、あと10分で始まりますので、着替えの方をお願いします

 

ミルヒ:はい、わかりました!

 

蒼真:それじゃあ姫様、また後で

 

ミルヒ:はい!

 

こうして、姫様のコンサートは無事に開催され、ビスコッティは2度の勝利を納めたのであった!

 

ちなみにミルヒの歌を聴いていた蒼真はこう思った

 

蒼真:姫様…歌もそうだけど、とても綺麗だなぁ




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