女装しながらダンジョン配信中にTSしてしまった俺の話   作:TSの虜

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「貴女誰?」

 

『何言ってんだ?確かに二、三週間ぐらい学校行ってなかったし、お前とも会ってなかったけど。それは酷いな』

 

幼馴染様の顔を忘れるか普通。そう思いながら、何かが引っかかる。何か忘れてる様な。何か大きな勘違いをしてる様な気がする。

 

そう思いながらも、起きたての頭ではそれが何か理解出来なかった。ってかそれよりも食欲を誘うカレーの方が魅力的だった。そう言えば飯食って無かったわ。飯の食い忘れか、なーんだ。

 

「はぁ?貴女が幼馴染?……知らないわね。確かに二、三週間連絡しないで学校休んだ挙句、謎の妹を生やして休もうとしたボケカスならいるけれどもアレは幼馴染じゃないし。貴女みたいな美少女の幼馴染は私にはいないわ。人間違いじゃない?」

 

そうか。何でこんなにキレて、意地悪をしてくるのかと思ったら俺のせいだった。確かに最近連絡無いなぁと思ったら、アレだわ。携帯代払えなかったんだった。やっべ、話す友達なんていないし別に良いやと思ってスルーしてたの忘れてた。

 

成程、これはボケカスだな。そりゃあ幼馴染の枠からも外れ……

 

美少女?

 

「取り敢えずカレー食べる?」

 

『あっ、イタダキマス』

 

 

 

美少女??

 

 

 

 

 

 

『それだぁぉぁぁあ!!』

 

「?」

 

『ッ待って、ゲホッ』

 

カレーを喉に詰まらせる所だった。そりゃあそうだわ、貴方誰って言われるわ。突然、美少女が幼馴染(ボケカス)の家にいるんだもんな。うーん、何で説明しよう。普通に説明してもなぁ、何とかなるか?

 

『実は、俺そのボケカスで昨日TSしたんだよねーアハハッ☆』

 

ハッ倒されそう。いや、間違い無く。俺ならハッ倒すね。よしそれなら完全に俺が悪いし、誠心誠意。真剣に話せば、相手も人間。伝わる筈だ。

 

 

 

 


 

「は?」

 

『え、と。いや、あの』

 

「……」

 

なんでそんなじっとりした目で見られてるんですか?

 

「私はそう言う趣味でも受け入れるから、本当の事言ってくれる?私の趣味知ってるでしょ?」

 

『いや、マジです。……綾乃の趣味って、普通にアニメとか漫画が好きなオタクじゃないの?』

 

「まぁ、そうだね。前に十八が付くだけだから普通かな」

 

エロ漫画じゃん。いや、それはこの際置いとこう。

 

『どうすれば分かって貰える?さっき説明した通り、あの勘違いダンジョンマスターにダンジョンでTSされて、こんな姿になったんだって』

 

それ以上でもそれ以下でも無い。

 

「勘違いなら、事情説明戻して貰えば良いでしょ?」

 

『勿論行ったさ、そしたら無かったんだって。何処かに移転したみたいだから、明日から探しに行こうかなって』

 

「成程ね、まぁ、貴方が湊多って言うのは認める……しか無いのかな。顔は変わってないし認めるわ」

 

『やったー』

 

よし、話は解決した。色々あって、止まっていた食事を再び進めようとスプーンを掴むと指差された。人に向かって指差すな。

 

「元に戻ったら学校に行きなさいよ?じゃないと面倒臭い事になるよ?タダでさえ、今生き別れの妹と再会した可哀想な兄妹だって学校内で騒がれてるんだから」

 

噂に尾ひれが付くのは分かるけど凄い付き方したなぁ。行っても面倒臭そうだな〜。

 

『へいへ〜い』

 

適当に返事して、カレーを食べ進める事にした。まぁ、なんかあれば綾乃に頼ろ(丸投げしよ)

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