次回は3日で出す!
生徒会の歓迎会
ー第三者(神)視点ー
桜木(今日は私の歓迎会…そこまでしなくてもと言ったが無理だった…)
少し緊張しながら待ってると全員が集まったようだ。
堀北「それでは今回生徒会に入った桜木葵。自己紹介を」
興味や期待といった視線が桜木に集まる。
桜木「はい、ご紹介に預かりました。1年Aクラスの桜木葵です。この度は、私ごときの為にお時間を頂きましたこと、誠にありがとうございます。私は少しでも多くの人の役に立ちたいと思っております。若輩者でありますが、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします」
「「「・・・」」」
桜木以外の全員が固まった…
数々の試験を乗り越え、数々の陰謀などに身を投じてきた彼らにとって彼女の純粋な思いは心に強い衝撃を与えた。ある者(クラス間の争いに疲れた者)は心が休まり、ある者(策略で相手を陥れたりした者)は心を痛めた。間を置いた後、笑顔で拍手をした副会長(南雲 雅)を皮切りに、何とか歓迎ムードを作ることに成功する。会長は桜木に着席する様にうながす。
桜木「ありがとうございます」
と礼を返し、着席する。
そして、会長から順に簡単な自己紹介と挨拶をしていく。桜木は各々の名前とクラス、特徴を記憶していく。最後に副会長の自己紹介が終わった。
堀北「何か気になる事や質問はあるか?せっかくの機会だ。遠慮せず質問して構わない」
と質疑応答の場を作る。
桜木「では…生徒会の方々は別のクラスの方もいますが、クラス単位の試験やテストの時にどうしているのですか?」
生徒会の空気が凍った。
堀北「学年ごとの試験の場合は、別の学年の生徒が対応することになる。全学年共通で行う場合は、学年主任などが主導となり生徒会は補助に徹する」
事前に先生から伝えられていた堀北と朝比奈なずなからそれとなく聞いていた南雲と質問者の桜木以外は以前ポカンとしてるが、直ぐに4月地点で明かされて無い情報を伝えたのではないかと咎めるような視線を生徒会長に送った。
堀北「彼女は1日目でこの学校の実態について解明し、2日目に学年全体に共有した。今年の1年の5月のポイントの減少考課も歴代最小になる見通しだ」
と話し、ほぼ全員が驚愕と警戒の眼差しを桜木に向ける。
堀北「他にはあるか?」
桜木「ありません」
南雲「生徒会長、こちらから葵に質問して良いでしょうか?」
堀北「桜木良いか?」
桜木「問題ありません」
堀北「本人が良いと言っているが、くれぐれも良識の範囲での質問にしろよ、南雲」
堀北はそう言い圧をかける。それをうけて、様子見をする南雲。桜木はそれに気づきながらも自分が世間に疎いからフォローしてくれてるんだと勘違いしている。
橘「では、私から良いでしょうか?」
それに対して勿論反対など出ない
橘「学校生活は楽しいですか?」
桜木「まだ1か月も経っておりませんが、仲良くしてくれるお友達やクラスメイトの皆さん、優しい先生方。そして、助けて下さる先輩方の御蔭で、楽しく過ごせています」
無意識に笑顔を浮かべる桜木。彼女の笑みを見て、過去を知る2人はほっこりとし、知らぬ者も庇護欲や母性がくすぐられた。そう、生徒会室がポワポワとした温かさに包まれていた。けれど、そんな平穏がいつまでも続く訳は無い…
橘「あっ、桜木さん。お茶無くなりましたか?入れますよ」
桜木「いえいえ!先輩にお茶を入れてもらうなんて!自分で入れますよ!」
そう言う桜木をまあまあと手で制し、湯呑みを持つ橘。
南雲「俺からも質問良いかな?」
一瞬で桜木以外が緊張感を持った
南雲「葵って今フリーだよな?」
女性陣(生徒会長含む)(南雲ぉ!!!貴様!!)
桜木「あの…すいません…フリーとは何の事ですか?」
南雲「恋人がいないって意味だ」
桜木「恋人ですか…居ませんね」
男性陣(生徒会長除く)は俺にもワンチャン!?と内心ガッツポーズをする。
南雲「じゃあさ、質問って訳じゃないけど、俺と恋人にならないか?どうだ?学校生活も、彼氏がいるともっと楽しいものになると思うし…ひとまず、お試しにさ。…そこから先は葵次第ってことで…」
作者(ナンパみたいだなぁ…)←された経験0
桜木「………申し訳ございません。副会長と恋人になる事は出来ません」
少しだけホッとする一同。
南雲「振られたかぁ〜理由を聞いてもいい?」
桜木「私が恋愛が良く分から無い事と」ガッシャーン
桜木「た…橘先輩!?大丈夫ですか!?」
湯呑みを落とした橘に近寄る桜木。橘の目のハイライトは消えていた。堀北の方も表情が消えていた。一同は桜木の発言や2人の反応で桜木葵には重い過去があると察した。
橘(そうだよね…分からないもんね…)
桜木(…割れて無いみたいだけどどこか怪我してないかな)
外傷が無いかをチェックする桜木。心配そうな顔をする桜木を見て橘は平静を装う。
橘「すいません。大丈夫です」
スッと立ち上がり、再度お茶を入れに行く。
南雲「もう一つあるんだろう?聞かせてくれないか?」
と続きを催促する南雲。
桜木「あっ、はい!それとですね、南雲先輩の言動や目が少し気になって…まるで、私を介して2年生と1年生を支配しようとしているように感じられたからですね」
それを聞き、南雲は更なる興味を持ち。生徒会のメンバーはその洞察力に驚いた。
南雲「なるほどな」(面白いな。けど今は多分堕とせないな…少しずつ堕とすか、まずは過去を知る所からだな)
そうして、歓迎会は終わったのだ。
堀北「こちらで片付けをしておくからもう帰れ」
桜木「いえ、そういう事は新人である私が」
橘「一緒にご飯行きませんか?」
女性陣「ねっ?一緒行こ?」
と半ば強引に桜木を連れて行った。
ドアが閉まると堀北は残ったメンバーに言った
堀北「桜木の過去への言及は禁止だ。分かったな?」ゴゴゴ
そう言い全力で圧をかける堀北。
南雲・男子陣「ウス…」
全員がその圧に負けた…
次!次!
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