一匹狼だった少女   作:桜水月

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〈白波千尋の独白〉
いつからだったろうか、彼女を目で追うようになったのは…
思いを自覚してからは早かった。
けれど私は知らなかったんだ。
それが彼女から本当の笑顔を奪いかねない危うい行動だという事を…
今も彼女への気持ちは変わらない。
今度は私が彼女を助けるんだ


2人きりの勉強会、何もおきないはずは無く?

ー桜木葵視点ー

ショッピングモールで食材を買いに行った帰りに言い合い?をしている1年生がいた。Bクラスが1人でCクラスが3人。会話の内容的にどうやらぶつかってCクラスの子が怒ってるみたい。Bクラスの子は小さな声で「いや…でも…」と言ってる。ふむ…

桜木「ちょっと良いかな?」

「誰よあんた!っ…」

私を見て身を強張らせるCクラス女子

桜木「少し聞こえちゃって、ぶつかったんだよね。ならお互い様って事で2人共相手に謝ろ?」

Cクラスの人は少し悩んだがばつが悪そうして

「チッ……悪かったわね」

「こちらこそごめんなさい」

そう言って少し苛立ちながらもCクラスの子達はどこかへ行った。

桜木「大丈夫?」

「あの…大丈夫です」

まだ少し怯えている。3人がかりで怒られたから怖かったのだろう。

桜木「寮に帰るの?良かったら一緒に帰らない?」

「えっ…あっ…はい」

そうして歩き出す

「あの…どうして…」

桜木「言い合いしてたら止めるものじゃ無いの?まして同級生ならね。あっ、自己紹介して無かったね1年の桜木葵。よろしくね」

「白波千尋です。あの…ありがとうございます」

桜木「当たり前の事をしただけなんだけどなぁ。そういえば、そろそろテストだけど、勉強捗ってる?」

白波「わたしは……正直、勉強はそこまで得意じゃなくて…赤点はないと思うんですけど、クラスの足を引っ張っちゃいそうで不安です」

その気持ちは…

桜木「その気持ち凄く分かるよ…私ね、ここに来るまで人より勉強して来なかったんだよね、だから小テストの点もかなり悪くて、みんなの足引っ張っちゃいそうなんだ…ごめんね少し自分語りみたいな事しちゃって」

白波「失礼ですけど、意外だなって思っちゃいました。Aクラスの人ってみんなエリートみたいな感じかと思ってたから」

桜木「真面目ぽい人が多いけど意外にみんな面白いんだよ〜。あっ!そうだ!この後一緒に勉強しない?まぁ、私が教えられる事はないと思うけど他人がいると集中出来る人もいるらしいし、どうかな?」

白波「えっ!?いいんですか?私、Bクラスだからクラス違うし、メリットがないというか」

桜木「言ったでしょ、その気持ち凄く分かるって」

白波「じゃあ20時から、よろしくお願いします!」

桜木「そんなにかしこまらなくて良いのに」

もう暗い雰囲気は無いかな

ー白波千尋視点ー

この後桜木さんの部屋に行く。

やっぱり迷惑じゃ無いかな、私なんかが

という不安で一杯だった。けれど、行くと言ってしまった手前行くしか無いのだ…少し震える指でインターホンを押した。

桜木「こんばんは。どうぞどうぞ」

そう言って中に入る。部屋の中は殆ど備え付けの物で唯一真ん中に低い机とカーペットがあるくらいだ。

桜木「緑茶と牛乳どっちが良い?」

白波「緑茶でお願いします」

良く見るとベットの方に膨らみがあるから抱き枕もあるのかな…抱き枕を抱いて寝る桜木さん…そんな事を思ってるうちにお茶が出て来て勉強を始めた。桜木さん、確かにやっている内容は中学生の2年生くらいでやる内容だけど、自分でやって理解出来ている辺りやっぱり頭良いんだろうなぁ。にしても…考えている時の唇の下辺りに人差し指を軽く曲げて当てたり、人差し指をピンとして顎に当ててるの、めっちゃくちゃカッコ可愛い!

〜数時間後〜

桜木「今日はここまでかな」

白波「そうだね」

桜木「白波さん…連絡先貰っても良いかな?」

白波「勿論!」

桜木「それと、これ…」

端末にデータが送られて来た

白波「これって…テスト問題?」

桜木「一之瀬さんに渡してクラスのみんなに配って欲しい。絶対に役に立つからね」

絶対…そこまで言いきるのは何かあるのかな。

白波「分かった!ありがとうね!」

そうして私は自分の部屋に戻った。




作品ページに記載しましたが
今回から投稿頻度が変わります。
4日に1話が難しい為、毎週日曜日投稿になります。
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