ー桜木葵視点ー
テストが返却され、休憩時間になった瞬間スマホの通知が沢山来た。何事かと思い、見ると全て、[打ち上げするから来て欲しい]という内容だった。
坂柳「桜木さん、葛城君、少し良いですか?」
葛城「どうした?」
坂柳「良ろしければ、今日打ち上げをしませんか?」
坂柳さんが歩み寄っただと!?いや、まぁ多分次の試験が葛城君がリーダーだから求心力を高めておきたいって所なんだろうけど
葛城「………分かった」
桜木「問題ないけど、いつするの?」
坂柳「今日の放課後なんてどうでしょうか?場所はこちらで確保しておきます」
葛城「では俺は声をかけておこう」
私がする事は特に無いかな。そうして2人は派閥のメンバーに声を掛けて行く。まだクラス間で確執がありそうだ。でも、このまま頑張れば、きっとそれも無くなるはず…
あっ、それよりもチャットの返信をしないと…
えっと…一之瀬さんからはBクラス全体で食事会、龍園君からはCクラス全体でカラオケ(?)、桔梗からは数人で夜にパーティ、幸村君からは勉強会のメンバーで昼とかに軽く打ち上げ会をしようと……Aクラスのも含めて5つも打ち上げ会に参加しないといけないのか…かといって断るのは、申し訳無いしな…とりあえず、日程等を調節しよう。
今日 昼 勉強会のメンバー
夕方 Aクラス
夜 桔梗グループ?
明日夕方 Cクラス
夜 Bクラス
これで良し!
ー第三者視点ー
〜お昼ごっ飯〜
授業が終わり、桜木はDクラスの方へ行った。
幸村「来たか。じゃあ行くぞ」
そうして、学食の方へ行き、先に6人分の席を確保した。各々食券を買い料理を受け取り席につく。
幸村「今回赤点が出なくてよかったな」
そう安堵する幸村に
綾小路「そうだな。過去問が決め手だったな」
と桜木に視線を軽く送る綾小路
三宅「須藤の英語は危なかったよな」
長谷部「そうだね、後一点でも下だったら退学だったなんて…」
佐倉「ほんと…怖いですよね…」
桜木「確かに、一教科でもって所が特にね」
幸村「桜木は数学苦手だからな」
桜木「ごもっともです…」
須藤の赤点から桜木の数学の話しに変わる
長谷部「ふふっ、悪く無いよねこうゆう関係も」
突然笑い出す長谷部
桜木「どうしたの長谷部さん?」
長谷部「いや、私ね、1人でやって行こうって思ってたんだけど、思いの外勉強会は居心地が良いっていうか、この6人で新しいグループを作りたいなぁって思ったんだ」
三宅「そうだな。悪く無い」
長谷部「でしょでしょ!4人はどうな訳〜?」
幸村「俺はお前達の勉強を見る為だけに一緒にいる…けど、効率化の為にグループを認めても良い」
長谷部「なにそれ…分かりにくっ、でもありがとう」
綾小路「そうだな、ここにいるメンツは一緒にいて楽だな」
佐倉「私も…作りたいな…」
と小声で言う佐倉
桜木「私は別のクラスだけど良いの?」
長谷部「葵の事は信用しているから大丈夫だよ」
桜木「そっか…ありがとう…」
無意識に笑う桜木。そんな桜木を見て全員が可愛い、そう思った。
幸村「ただしあだ名呼びには付き合わないぞ」
長谷部「じゃあ下の名前ね。私が波瑠加で」
三宅「明人だ」
佐倉「愛里です」
桜木「私は葵」
綾小路「俺は清隆。幸村は輝彦だったか?」
幸村「辞めろ!俺を輝彦とは呼ぶな」
三宅「自分の名前が嫌いなのか?」
幸村「その名前は、母親がつけた。小さい頃に家族を置いて出ていた卑劣な人間だ…すまない余計な事を言ったな、代わりに俺の事は啓誠と呼んで欲しい」
桜木(家族…)
家族や置いて行くという言葉に心を曇らせる桜木。けれど、それを周りに悟らせないようにポーカーフェイスを維持する。その事には誰も気づかない。
明人「啓誠?」
幸村「父がつけようとしてくれた名前だ」
長谷部「啓誠ね、うん、良いんじゃない?」
長谷部「じゃあ、この6人のグループで」
桜木「グループ名はどうする?勉強会グループにする?」
長谷部「うーん、綾小路グループってのは?」
綾小路「なんで俺なんだ…」
長谷部「だってきよぽんが最初にゆきむーに声掛けてから始まったじゃん」
幸村「幸村グループと名乗られても困るしな」
長谷部「じゃあこの6人が綾小路グループという訳で」
そうして綾小路グループが出来たのだ!