一匹狼だった少女   作:桜水月

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箝口令

ー桜木葵視点ー

「失礼するよ」

佐倉「理事長先生!?」

この人が理事長先生か。どことなく、坂柳さんと似ている気がする。

理事長「怪我の具合は大丈夫かい?」

心配そうにいうが心配しておらず、哀れんだように見つめてくる。私の事情を知っている上で聞いているんだ。

桜木「大丈夫です」

理事長「じゃあ、本題に入っても良いかな」

一之瀬「本題…ですか?」

帆波ちゃんと愛里ちゃんは疑問を浮かべるが、清隆はやはり分かっている

桜木「この件の口止めですよね」

理事長「流石ですね。この一件については口外を禁止します。理由としては二つ、一つ目はみなさんが今まで通りの学校に通えるように。二つ目は、やはり国立の学校ですからね、世間体というものがあるのですよ。こればかりは政府の方からも言われてまして、私はどうする事も出来ないのですよ。代わりと言ってはなんですが、ポイントを渡すように言われてますが、どうですか?納得してくれますか?」

そもそも拒否をする選択肢は無いのだろう。更に政府ね…私の事を隠したいのもあるのかな?いや、一事件程度でそこまで調べられるわけ無いか。

桜木「私は大丈夫です」

佐倉「葵ちゃんが大丈夫なら私も大丈夫です」

一之瀬「当事者の2人がそういうなら大丈夫です」

綾小路「俺も一之瀬と同様大丈夫です」

理事長「そうか、それは良かった」

桜木「あの、今回の件と全く関係無いんですが、質問したい事があるので、お時間大丈夫でしょうか?」

理事長「なんだい?」

桜木「ごめん、3人は先に帰っててもらっても良いかな?」

3人は少し驚いたが部屋の外へ出ていき、聞こえない位置に行ってくれたようだ

理事長「君の過去に関する事は知ってるよ」

まぁ皆んなを外に出した地点でそっちの話の可能性もあるだろう。しかし、私が聞きたい事はそれでは無い。

桜木「理事長先生。もし、クラスポイントが並んだ場合クラスはどうなりますか?」

驚きを隠せない様子の理事長先生

理事長「そうだね、クラスの表記は同じになるね。でも、そんな偶然がおこる事はまず、ありえませんし、調節にはクラス間の協力が不可欠で裏切りが出る可能性が大きい」

桜木「それでは、----を---事は可能ですか?」

更に焦る理事長先生

理事長「まさか…その発想に辿り着いたのは君が初めてだよ。でもね、その作戦をするなら、条件がある」

桜木「何でしょうか?」

理事長「生徒が社会に送り出す点で一定の水準を満たしている事。その一定水準は教えれない。それでも君はやるのかい?」

桜木「やって見せますよ」

理事長「そうかい。でも、この事は卒業間際まで口外してならないよ」

桜木「分かってます。私も皆さんが成長出来ればと思っていますので、しかし、協力者は作っても良いですか?」

理事長「3人までなら許そう。質問はこれで終わりかい?」

桜木「はい。ありがとうございました」

理事長「私は、君の成長にも期待しているからね」

去り際に理事長先生はそう言った。

成長か…したところで私は…

とにかく、この3年で皆んなを出来るだけ成長させなければいけない。3年…長いようで短い、手段を選んでいる余裕は無い。協力者は…誰にしようかな…

病院からは問題無いという事で今日中に寮に帰ることができました。後日、Aクラスのみんなに少し怪我の心配をされた。

怪我については料理中に包丁で自分の手を深く切ってしまった事にした。

一週間後に愛里ちゃんや帆波ちゃんから左手が完治したので見せに行くと「良かった」と安堵してくれた。清隆にも見せたが、彼の場合は手を取ってジッと見つめていた。流石に気づかれてしまった気もするけど、なんの問題も無いのでその事は放置で良いかな。

 

ポイントの増加

綾小路清隆 10万pp

一之瀬帆波 10万pp

佐倉愛里  250万pp

桜木葵   750万pp

 

おまけ 「コードネーム:ベルフラワー」

桜木が手に包帯をして登校していると割と直ぐに事は起きた。ある人物が人気の無い所に彼女を連れて行く。

桜木「えっと何かな?」

「ちょっと!手!どうして!?」

と焦ったように桜木の手を首をグッと目の前に持ってくる

桜木「あーと、説明すると、一之瀬さん達と料理してたら包丁が刺さっちゃって」

「……傷は?」

桜木「知ってるでしょ?」

少女は桜木の左手をとる

ベル「…痛みはあるんでしょ…気をつけてよ….」

桜木「うん。わかった」




ベルフラワー…一体誰なんだ!?
次回から無人島試験!
なのですが、
一部プロットが完成していない為、来週はお休みさせていただきます。
大変申し訳ございません…
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