一匹狼だった少女   作:桜水月

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0日目・無人島試験試験開始!

ー桜木葵視点ー

『生徒の皆様にお知らせします。お時間がありましたら、ぜひデッキにお集まりください。間もなく島が見えて参ります。暫くの間、非常に意義のある景色をご覧頂けるでしょう』

意義…意義ね。確かに見たほうが良いね。葛城君も分かったようだ。戸塚君も一緒に3人でデッキに向かった。前にはDクラスの人達がいた。

戸塚「おい邪魔だ、どけよ不良品ども」

Dクラスのみんなが、不良品だなんて、そんな事ない。今にも葛城君が戸塚君を制そうとしている。ここは彼に任せた方が良い。戸塚君は葛城君をかなり慕っているから葛城君の言葉の方が良いはずだ。

山内「何すんだよっ!」

戸塚「こっちはAクラス様なんだよ」

葛城「辞めろ、弥彦!うちの者が済まなかった。だが、少し開けてもらっても良いか?俺達も景色が見たいんだ」

櫛田「うん!綺麗な景色は皆んなで見たほうが良いもんね」

桜木「ごめんね」

そして全員で景色をみる

櫛田「綺麗だね〜」

桜木「この島、人の手が入っているね」

須藤「何でそんな事分かんだよ?」

桜木「森の木の生え方が綺麗過ぎる。まぁ、これから島に降りるのに人の手無しなら危ないもんね」

山内「まっ、俺も気づいてたけどなっ!」

川の位置や、見えた道を覚える。

池「あのさ!櫛田ちゃん!」

桔梗の隣りに立っていた池君が急に声を上げる

櫛田「どうしたの池君?」

池「そのさ、なんつーか、俺たち出会って4ヶ月くらい経つじゃん? だからそろそろ、下の名前で呼んでもいいんじゃないかなって。ほら、苗字だと他人行儀だしさ」

そういうものなのだろうか?

櫛田「そう言えば、山内くんたちとはいつの間にか名前で呼び合ったね」

池「ダメかな?き、桔梗ちゃんって呼んだら」

櫛田「もちろんオッケーだよ。私は寛治くんって呼べばいいかな?」

池「うおおおおおお!!! 桔梗ちゃあああああん!」

急に叫び出す池君、下の名前で呼ぶ事ってそんなにすごい事なのか?ふと同じクラスの2人をみると葛城君は島の風景をしっかりと記憶していて、戸塚君はそんな池君の様子をゴミを見るような目で見ている。まぁ、良くは無いけど何も言わない分にまだ良いか…

『これより、当学校が所有する孤島に上陸します。生徒たちは30分後、全員ジャージに着替え、所定のカバンと荷物をしっかり確認した後、携帯を忘れずに持ちデッキに集合してください。それ以外の私物は全て部屋に置いてくるようお願いします。またしばらくお手洗いにいけない可能性がありますので、きちんとすませておいてください』

櫛田「楽しみだねっ!」

桜木「そうだね。お互い頑張ろね」

櫛田「それって、どうい「桔梗ちゃん!早く行こうぜぇー!」あっ、うん!」

桔梗と別れた後

戸塚「お前、なんで情報を渡したんだ!」

戸塚君は私の肩を少し強く持つ

葛城「止めろ弥彦!」

私から戸塚君を離す

葛城「でも、教えてくれないか桜木。なぜ情報を渡したのか」

桜木「Dクラスがどれだけ考えているか知りたかっただけだよ。それに…今知ったとしても対策なんて出来ない。そうでしょ?」

戸塚「不良品がそんな考えている訳無いだろ」

葛城「分かった。時間を取らせてすまなかった。」

そうして各々の準備を始めた。

船から降りるが、列が中々進まない。どうやら端末を預けるのと、かなりの身体検査をされているようだ。不正させない為だろう。

身体検査を終えて、砂浜に立つ。1週間か…長いな…そしてこの暑さ。耐えれない人も出るかもしれない。けれど洞窟があったからそこを拠点にすれば多少マシになるだろう。

そんな事を考えていると真島先生が壇の上に上がってメガホンで挨拶をする。

 

ールール説明(原作変更無し)ーー

 

基本ルール

・1週間、無人島での集団生活を行う。

・配布された腕時計は1週間後の試験終了まで外してはいけない。この腕時計は時刻の確認、体温、脈拍、人の動きを探知するセンサー、GPS、緊急ボタンも備えている。

・テントや衛生用品は最低限配られるが、その他必要品は試験専用の300ポイントを消費して購入する必要がある。

・試験終了時、各クラスに残っているポイントはその全てをクラスポイントに加算した上で夏休み明けに反映される。

・マニュアルは1冊ずつクラスに配布される。紛失などの際には再発行も可能だが、ポイントを消費する。

 

追加ルール

・無人島内にはスポットと呼ばれる地点があり、占有したクラスのみ使用可能になる。スポットを占有するには専用のキーカードが必要である。

・1度の占有につき1ポイントを得る。占有したスポットは自由に使用できる。スポットの占有権は8時間しか効力を持たず、更新しないと自動的に権利が切れる。キーカードを使用することが出来るのはリーダーとなった生徒のみである。

・正当な理由無くリーダーを変更することは出来ない。

・7日目の最終日、点呼のタイミングで他クラスのリーダーを言い当てる権利が与えられる。

その際、見事他クラスのリーダーを的中させると的中させたクラス1つに付き50ポイントを得る。ただし間違えた場合、マイナス50ポイントとなる。そして逆に言い当てられたクラスは代償として50ポイントを支払わなければならない。

 

ペナルティ

・許可なく腕時計を外した場合にはペナルティが課せられる。

・著しく体調を崩したり、大怪我をし続行が難しいと判断された生徒はマイナス30ポイント。また、対象者はリタイアとなる。

・環境を汚染する行為を発見した場合、マイナス20ポイント。

・他クラスが占有しているスポットを許可無く使用した場合、マイナス50ポイント。

・毎日午前8時及び午後8時に行う点呼に不在の場合、一人につきマイナス5ポイント。

・他クラスへの暴力行為、略奪行為、器物破損などを行った場合、生徒の所属するクラスは即失格となる。また、対象者のプライベートポイントも全て没収される。

 

ーーーーーーーーーーー

我慢比べよりかはポイントの使い方って感じかな。更にスポットも重要そうに見えるけど、大事なのはリーダー。そしてリーダーの変更については「正当な理由」がなければ出来ない。逆に正当な理由さえ有れば変更はできるという事。つまり、リーダーを隠さない方法もある。私がリーダーになれば、それが簡単に出来る。

そして、今回避けなければならないのは、自滅。つまりクラス内の不和。皆んなの体調などに気をつけておこう。

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