ー桜木葵視点ー
大きな箱が砂浜に置いてあった。
桜木「龍園君。これがうちのクラスの?」
龍園「そうだが、お前まさか運ぶ気か?」
桜木「特にやる事無いからねぇ…」
龍園「相当重いから無理だろ。他の奴らに運ばせるからお前は料理でも作っとけ」
いや、クラス分の水だから500ml×39だから20キロくらい…龍園君よりは全然軽…ハッ!?龍園君気絶してたから分からないんだ。まぁ、私が運んでも監視がつくだろうし大人しく料理しますか!
桜木「分かった。というか、私が料理出来るって知ってたね。椎名さん経由?」
龍園「そうだ」
言いながらスっとマニュアルを手渡してくる
桜木「ちなみに、どんなのが食べたい?」
龍園「美味しければ何でも良い」
桜木「1番困る回答を…器具は?」
龍園「夜はバーベキューの予定だから、鉄板は置く」
桜木「なら…包丁が欲しいんだけど…」
龍園「良いぞ。その分良いもんが出来るならな」
桜木「そりゃ勿論。森で食料を一部調達する予定だけど監視は誰とか指定ある?」
龍園「それなら石ざ…あいつ倒れてたな…ならあそこにいる木下を連れていけ」
桜木「オッケー」
作者[木下誰やねんって思ったそこのあなたに補足説明!木下さんは一年時の体育祭の時に堀北さんをすっ転ばした人ですね。その後足が腫れてたCクラスの子…]
桜木「木下さん、少し手伝ってもらって良い?…………ありがとう!」
私達はカゴを持って川に向かいスポット外で魚を取った。えっ?どうやって?それは勿論素手だよ?木下さんは熊じゃないんだから無理だよと言っていたが実際に2、3匹取ると口を開けてポカンとしていた。帰り道、偶然見つけたとうもろこし畑からとうもろこしを数本取り、浜辺に戻る。後はマニュアルから包丁と食材、調味料を購入。少し贅沢かな?まぁ良いか!
魚はムニエルにして、残りの食材で焼きそばを作った。
海といえば焼きそばと船の上で誰かが言ってたような気がしたので焼きそばにした。みんな、汗などをかいている為塩分と言う意味でも、味濃ゆめで作った。
木下「おいしそうね」
桜木「まぁ学校に来てからは自炊頑張ってるから!」エッヘン!
木下「カワイイ…」ボソッ
龍園「出来たのか」
桜木「ドヤ!」
龍園「口で言うもんじゃ無いだろ…美味いな」
桜木「ドヤヤヤヤン!」
龍園「何だ、その活用は…」
龍園君は呆れているが関係無い!Cクラスに滞在中は特に考える事も無いし!更に、これを機に大幅に変えてみようと思った。けど、このテンション意外と疲れるかも…無人島ハイって事で今日か明日限りにしよう…そうしよう…
〜次の日〜
料理作って、Cクラスの人と交流して、楽しく過ごしていると龍園君に呼ばれた。
龍園「お前はここで立っとけ」
桜木「了解」
多分他クラスが来るとふんでの行動だろう。仲介役なのか?だから私だったのだろうか?確かに、Aクラスの中では他クラスとの交流は多い方だ、更に橋本君よりも客観的に見て弱いから私だったのかな?
桜木「誰か来たね…2人かな?」
龍園君から何で分かるんだよ的な目で見られる
桜木「耳が良いだけだよ」
だんだんと音が大きくなる
「桜木さん!?」「葵!?」
堀北さん体調悪そう…清隆は…気づいてそうだな。作戦か堀北さんが無理しているか。いや後者なら、最悪マイナス30Sポイントになると堀北さんは考えるはず。つまり、作戦。恐らく体調不良によるリタイヤからのリーダーの入れ替え。でも、無理する理由が分からないし、体調が悪い事がわかれば他クラスにリーダーの入れ替えを悟られる可能性だってあるのに、なぜ?堀北さんはリーダー説がそもそも間違ってる?うーーーん…
堀北「…あなたが龍園君ね?」
龍園「あぁ。龍園翔。Cクラスの王だ。てめえは?」
堀北「…堀北鈴音。それで、なぜ彼女がここにいるのかしら?」
チラッとこちらを見てからすぐに視線を戻しさ龍園君を睨む堀北さん
龍園「こいつはこいつの意思でここにいる。現にAクラスの奴らはここに来ていない、それが何よりの証拠だ」
堀北さんと清隆がこの言葉の真偽を確かめるようにこちらを見てくるので肯定の意で頷いた。
石崎「龍園さん!持ってきました!!」
龍園「チッ、温いぞ石崎。俺はキンキンに冷えたやつって言ったよなぁ…!?」
石崎「す、すいません…!直ぐ持ってきます!」ダッ
昨日は鼻血を出して倒れていたがここまで元気になって良かった。原因はいまだに分からないけど。堀北さんと龍園君はこの試験の挑み方について議論して、堀北さんと清隆は去っていた。ところで、龍園君…そんな堂々とトランシーバーを置いて置くのは危ないと思うよ…。清隆は確実に気がついてるから、Dクラスの方は何もしなくて良いかなぁ。でも、堀北さんの体調やDクラスのみんなの様子も知りたいから試験中にベースキャンプにお邪魔しようかな。